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Ignite-UX 管理ガイド: HP-UX 11i > 第7章 クライアントコンソールを使用したサーバーからの HP-UX のブートとインストール

Itanium ベースシステムのダイレクトブートプロファイル

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パーティション化可能な Itanium ベースシステムではすべて、ダイレクトブートプロファイルの定義が可能です。 パーティション化がサポートされていないシステムでも、この EFI 機能を利用できるものがあります。

一部のシステムでは、ダイレクトブートプロファイルのサポートのためにファームウェアの更新が必要なものもあります。お使いのシステムで dbprofile コマンドが提供されてない場合、コマンドを使用可能にするファームウェアの更新がないか確認してください。 また、システムのハードウェアマニュアルを参照して、dbprofile がサポートされているかどうかを確認することもできます。

dbprofile コマンドを使用することで、lanboot EFI コマンドと組み合わせて使用可能なダイレクトブートプロファイルを作成することができます。ダイレクトブートプロファイルには、ネットワークを介したインストールサーバーとのやり取りに必要な情報が含まれます。

注記: インストールカーネルの起動後にインストールプロセスと Ignite-UX サーバーが通信できるようにするために、前もって DHCP を構成する必要がある場合もありますが、その DHCP サポートには、ダイレクトブートプロファイルは影響しません。 ダイレクトブートプロファイルは、bootp/DHCP サーバーをセットアップしなくても、EFI からネットワークブートが実行できるようにするためだけに使用します。

EFI から実行する場合は、以下の dbprofile コマンドを実行します。

dbprofile -dn testprofile -sip 192.1.2.1 -cip \

192.1.1.20 -gip 192.1.1.1 -m 255.255.255.0 -b \

"/opt/ignite/boot/nbp.efi"

これにより testprofile と呼ばれる新しいダイレクトブートプロファイルが作成 (プロファイルがすでにある場合はアップデート) されます。 このプロファイルには、以下の情報が含まれます。

Ignite-UX サーバーの IP アドレス (-sip)

192.1.2.1

Ignite クライアントの IP アドレス (-cip)

192.1.1.20

ゲートウェイの IP アドレス (-gip)

192.1.1.1

ネットワークマスク (-m)

255.255.255.0

ブートファイル名 (-b)

/opt/ignite/boot/nbp.efi

重要: ダイレクトブートプロファイル内にクライアント IP アドレスを定義していない場合、EFI はダイレクトブートプロファイルの代わりに DHCP を使用してブートプロセスを開始します。

ダイレクトブートプロファイルを作成するときは、常に-b オプションを使用して値を /opt/ignite/boot/nbp.efi に設定するようにブートファイルを定義します。 この値は HP-UX をインストールするのに必要です。

dbprofile コマンドではゲートウェイの IP アドレスを指定できます。 このことは次のことから重要です。ゲートウェイが定義されたダイレクトブートプロファイルを使用すると、EFI のネットワークスタックは、ローカルでないトラフィックを転送するための宛先を保持することになります。 この場合、Ignite-UX サーバーはクライアントと同じ LAN セグメントに存在する必要はありません。トラフィックはゲートウェイを経由して転送されます。 このクライアントはローカル LAN セグメント上のブートヘルパーを必要としません。

ダイレクトブートプロファイルを使用してネットワークブートを実行するには、以下の例のように-dn オプションと共に EFI lanboot コマンドを使用します。

lanboot select -dn testprofile

この結果、選択すべき LAN インタフェースのリストが表示されます。 ただし、インタフェースを選択すると、DHCP 要求は送信されません。 その代わりにネットワークブートはダイレクトブートプロファイル testprofile からの情報を使用して行われ、すぐに Ignite-UX サーバーからのブートが開始されます。

注記: 複数の LAN インタフェースがある場合、ダイレクトブートプロファイルを適用する LAN インタフェースを選択する必要があります。 192.1.1.x (上記の例で使用) 以外のネットワーク上で LAN インタフェースを選択すると、クライアントが Ignite-UX サーバーと通信できなくなります。

dbprofile コマンド

ここでは、dbprofile コマンドについて説明します。 このコマンドは EFI Shell の一部であり、システムがアクティブで、オペレーティングシステムをまだブートしていない状態のときに、システムコンソールからアクセスできます。詳細は、『nPartitions 管理者ガイド』か、ご使用のシステムのマニュアルを参照してください。このガイドは、次の HP テクニカルドキュメント Web サイトから入手可能です。

http://docs.hp.com/ja

構文

dbprofile [-dn name [-dhcp] [-sip server_ip] [-cip client_ip] [-gip gateway_ip] [-m subnet_mask] [-b "boot_file"] [-od "optional_data"]] | [-h] dbprofile [rm name] | [-h] dbprofile [cp src_name dst_name] | [-h]

オプションとオペランド

-dn name

名前 name を持つダイレクトブートプロファイルの表示/作成/変更を行う

-dhcp

DHCP サーバーを使用してクライアント情報を取得する

-sip server_ip

ブートサーバーの固定 IP アドレスを server_ip に設定する

-cip client_ip

クライアントの固定 IP アドレスを client_ip に設定する

-gip gateway_ip

ゲートウェイの固定 IP アドレスを gateway_ip に設定する

-m subnet_mask

ローカルネットワークのサブネットマスクを subnet_mask に設定する

-b "boot_file"

ブートサーバーからブートファイルをロードする。 boot_file はブートサーバー上のブートファイルへの絶対パス

-od "optional_data"

オプションのコマンド行引き数をブートファイルに渡す

-rm name

名前 name を持つダイレクトブートプロファイルを削除する

-cp src_name dst_name

db-profile を src_name から dst_name にコピーする

-h

このコマンドのヘルプを表示する

注記: ダイレクトブートプロファイル名は最大 12 文字まで指定できます。空白文字は指定できません。 既存のダイレクトブートプロファイル名を指定した場合は、このコマンドの引き数で指定した新しい値で、そのダイレクトブートプロファイルが更新されます。

クライアントの IP アドレス情報がダイレクトブートプロファイルにない場合は、DHCP がデフォルトで使用されます。

サポートされるのは、IPv4 のみです。

boot_file optional_data フィールドは、二重引用符 (" ") で囲みます。

  • ダイレクトブートプロファイル (複数可) 内の設定を表示する

    Shell> dbprofile

    または

    Shell> dbprofile -dn test

  • ダイレクトブートプロファイル内の設定を作成または変更する

    Shell> dbprofile -dn test -dhcp -sip 192.168.0.1 \ -m 255.255.255.0

    Shell> dbprofile -dn test -b "tmp/nparsys1/loader.efi" \ -od "optional data"

    ここで、optional data はブートファイルに渡す実際のデータです。

  • ダイレクトブートプロファイルをコピーする

    Shell> dbprofile cp test profile

  • ダイレクトブートプロファイルを削除する

    Shell> dbprofile rm test

lanboot コマンド

ここでは、lanboot コマンドについて説明します。 このコマンドは EFI Shell の一部であり、システムがアクティブで、オペレーティングシステムをまだブートしていない状態のときに、システムコンソールからアクセスできます。詳細は、『nPartitions 管理者ガイド』か、ご使用のシステムのマニュアルを参照してください。このガイドは、次の HP テクニカルドキュメント Web サイトから入手可能です。

http://docs.hp.com/ja

構文

lanboot [select] [-od "optional_data"] | [-dn name]

オプションとオペランド

select

使用可能な LAN デバイスのリストから選択する

-od "optional_data"

オプションのコマンド行引き数をブートファイルに渡す

-dn name

LAN ブートに使用する ダイレクトブートプロファイル名を指定する

注記: デフォルトの LAN デバイスが提供されていない場合は、select を使用すると、使用可能な LAN デバイスのリストが表示され、そこから選択できます。

ブートファイルに渡されるオプションのデータを指定するには、-od を使用します。

LAN ブートを処理するために使用するダイレクトブートプロファイルを指定するには、-dn を使用します。ダイレクトブートプロファイルの作成と管理には、dbprofile コマンドを使用します。

  • セットアップ済みのブートサーバーから LAN ブートを実行する

    Shell> lanboot

    または

    Shell> lanboot select

  • ブートサーバーからロードされるブートファイルに渡すオプションのデータを指定する

    Shell> lanboot -od "optional data"

    または

    Shell> lanboot select -od "optional data"

    ここで、optional data はブートファイルに渡す実際のデータです。

  • 作成済みのダイレクトブートプロファイルを使用して直接 LAN ブートを実行する

    Shell> lanboot -dn profile1

    または

    Shell> lanboot select -dn profile1

システムをブートした後、クライアントコンソールからの HP-UX インストールの構成に関する方法については、「クライアントコンソールからの HP-UX のインストール」を参照してください。

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