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HP 9000 rp3410/rp3440 インストールガイド > 第4章 ケーブル接続

管理プロセッサ (Management Processor :MP)

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管理プロセッサ (MP) は、サーバーをサポートする独立したシステムです。 HP サーバーに接続され、サーバーのハードウェアの管理や監視を行います。

MP は、電源、リセット、および TOC (Transfer of control : 転送制御) 機能を制御し、コンソールへのアクセス、システムイベントの表示と記録を行い、各種の内部サブシステムの詳細情報を表示します。 MP には仮想前面パネルの機能もあり、前面パネルの LED をリモートで監視することができます。

MP は、システムが入力電源に接続されていればいつでも使用できます。 サーバーのメイン電源スイッチがオフになっていても使用できます。

MP へのアクセスは、ユーザーアカウントの種類によって制限されます。 ユーザーアカウントはパスワードによって保護され、サーバーおよび MP のコマンドに対するアクセスを制限します。

複数のユーザーが MP へアクセスできます。 ユーザーは MP メインメニューで以下のオプションを選択できます。

  • MP のコマンドモードの設定

  • コンソールでの入力

  • イベントログの表示

  • コンソール履歴の表示

  • 仮想前面パネルの表示

  • コンソールセッションの入力

  • 他の MP への接続

複数のユーザーが MP メインメニューから同時にいろいろなオプションを選択することができます。 ただし、MP のコマンドモードとコンソールモードは、全員に反映されます。 また、MP は、共有コンソールへの書き込みアクセスを、一度に 1 人のユーザーに対してのみ許可します。

iLO 機能

MP のファームウェアを E.03.13 バージョンにアップデートすると、 Integrated Lights-Out MP (iLO MP) の以下の機能が使用できるようになります。

  • 電源コードが接続されていると、iLO 機能は常時使用できます。

  • 次のようなマルチアクセスが可能。ローカル、リモート、telnet、および SSH で iLO テキストインタフェースが使用できます。Web アクセスでは GUI を使用します。

    • ローカルシリアルポート: 端末またはラップトップコンピュータで直接接続

    • リモート/モデムシリアルポート: 専用モデムの RS-232 ポートおよび外部モデムを使用

    • LAN: telnet、Web、または SSH を使用して iLO LAN にアクセス

  • リモートでの電源のオフとオン、電源オンまたは電源オフ、リセット

  • ミラー化コンソール: システムコンソールの出力ストリームは、コンソールに接続されているすべてのユーザーに伝達され、すべてのユーザーが取り込むことができます。

  • ローカルおよびモデムのポートに依存しない、非ミラー化セッションを実行できます。

    • MP コマンドの SE を使用して、OS と直接セッションを実行できます。

    • MP コマンドの CSP を使用して、他の iLO に接続できます。

  • 種々の内部サブシステムに関する情報を表示できます。

    • 現地交換ユニット (FRU) 情報

    • システム電源の状態、温度情報、およびファンステータス

    • プロセッサのステータス

  • 下記の情報の記録、表示、キーワード検索

    • システムコンソールの履歴

    • システムイベント

  • ユーザーのアクセスコントロール

  • DHCP および DNS のサポート

  • LAN での IPMI

  • ライセンス付与

  • SSH アクセス、グループアクション機能、および LDAP などの iLO Advanced Pack 機能

注記: MP の説明は、『HP Integrity and HP 9000 Integrated Lights-Out Management Prcessor Operations Guide』に網羅されています。

MP LAN ポートの IP アドレス設定

MP LAN ポートをアクティブネットワークに接続する場合、 IP アドレスの設定方法は 2 つあります。1 つは、IP アドレスを自動的に割り当てる DHCP サーバーを使用する方法です。もう一方は、同じサブネットの別のホストから ping コマンドを使って、MP のスタティック IP アドレスを設定する方法です。 IP アドレスを設定すると、telnet セッションが確立されてその他のパラメータを設定することができます。

DHCP サーバーを使用してドメイン名が生成され、しかも 一次 DNS サーバーが ダイナミック DNS (DDNS) のアップデート情報を受け入れる場合、または DHCP サーバーを使ってすでに設定されている場合には、デフォルトのホスト名を使って、telnet で MP に接続できます。 デフォルトのホスト名は 14 文字で、"mp" に続く 12 文字の Media Access Control (MAC) で構成されています。「IP アドレスの設定」 を参照して MAC アドレスを決定してください。 DNS アクセスが使用できない場合、telnet セッションでは割り当て済の IP アドレスを使用できます。

DHCP を使用する場合は、「管理プロセッサへのアクセス」に進んでください。DHCP 設定の詳細については、『 HP Integrity and HP 9000 Integrated Lights-Out Management Processor Operations Guide』を参照してください。 DHCP を使用しない場合は、下記の手順でスタティック IP アドレスを設定してください。

スタティック IP アドレスの設定 (DHCP を使用しない場合)

MP LAN ポートのスタティック IP アドレスは、下記の手順で設定します。

  1. ローカルターミナルアクセスを設定します。

  2. IP アドレスを設定します。

ローカルターミナルアクセスの設定

ターミナルに電源を投入してから通信に関する設定情報を確認します。

  • 8/none (パリティー)

  • 9600 ボー

  • None(受信)

  • None(送信)

ターミナルがReflection 1 を使用している PC の場合は、以下の手順で通信に関する設定情報の確認または変更を行います。

  1. Reflection 1 のメイン画面で、[Connection] メニューをプルダウンし、[Connection Setup] を選択します。

  2. [Serial Port] を選択します。

  3. [Com1] を選択します。

  4. 設定情報を確認し、必要に応じて変更します。

    [More Settings] ウィンドウに移動して Xon/Xoff を設定します。 [OK] をクリックして [More Settings] ウィンドウを閉じます。

  5. [OK] をクリックして [Connection Setup] ウィンドウを閉じます。

  6. [Setup] メニューをプルダウンして、[Terminal] ([Emulation] タブの下) を選択します。

  7. サポートするターミナルのタイプを選択します。

    優先されるタイプは、VT100 です。

  8. [Apply] をクリックします。

    選択するターミナルタイプが選択済みの場合には、このオプションは強調表示されません。

  9. [OK] をクリックします。

IP アドレスの設定

MP LAN のスタティック IP アドレスを設定するには、以下の手順を実行します。

  1. サーバー背面にあるラベルの表示を見て、MP の LAN インタフェースの MAC アドレスを調べます。

  2. ローカルサブネットにある LAN ケーブルをコア I/O LAN ポートに接続します。

  3. ARP テーブルのエントリーをローカルサブネット上の別のホストに追加します。 この ARP テーブルのエントリーによって、コア I/O LAN インタフェースの MAC アドレスがそのインタフェース用に選択した IP アドレスにマッピングされます。

    注記: ARP テーブルにエントリーを追加するときは、通常適切なオプションを指定して ARP コマンドを使います。 たとえば、Windows の場合は、arp -s を使用します。詳細は、ご使用中のオペレーティングシステムのマニュアルを参照してください。
  4. 追加された ARP テーブルのエントリーを持っているホストで ping コマンドを使います。 宛て先アドレスは、MP の MAC アドレスにマッピングされた IP アドレスです。 以上で、MP の LAN ポートに適切な IP アドレスが設定されます。

  5. ローカルサブネット上のホストから MP に接続するには、telnet コマンドを使います。

管理プロセッサへのアクセス

MP へは次の方法で接続できます。

  • ローカルターミナルによるローカルシリアルポートへの接続

  • リモートモデムアクセスが設定されている場合、外部モデム (ダイヤルアップ) アクセスによるリモートのカスタマサービスモデム (CSM) ポートへの接続

  • MP LAN を使ったログインアクセスが有効になっている場合、Web インタフェース、telnet または SSH を使った MP LAN ポートへの接続

管理プロセッサへのローカルターミナルアクセス

ターミナルをローカルの CSM I/O シリアルポートに接続すると、MP と通信ができるようになります。

スタンドアロンのターミナル、または HyperTerm、Putty、あるいは Reflection 1 のようなターミナルエミュレータを実行している PC を使って、ターミナルセッションが開始できます。

取り付け作業時に MP と通信することによって、以下の作業が行えます。

  • コンポーネントの有無と正しくインストールされていることの確認

  • LAN ポートの設定

管理プロセッサでの操作

MP のコマンド行インタフェースで操作するには、以下の手順を実行します。

重要: Admin のようなデフォルトユーザーを削除すると、HP Systems Insight Manager のグループアクション機能は使用できません。
注記: 最初のシステムインストール時には、MP には次の 2 つのデフォルトのユーザーアカウントが設定されています。
  • すべての権利を持つ (管理者) レベルのユーザー用: login = Admin, password = Admin (ともに大文字と小文字の区別が必要です)

  • コンソールの権利を持つ (オペレータ) レベルのユーザー用: login = Oper, password = Oper (ともに大文字と小文字の区別が必要です)

デフォルトのパスワードを変更する場合には、最初のログオンセッションでは、セキュリティ上の理由から、UC コマンドを使うことをお勧めします (MP> プロンプトに対し CM コマンドを入力し、MP:CM> プロンプトに対して UC と入力します)。

  1. MP のユーザーアカウントの名前とパスワードを使ってログインします。

    注記: ログインすると、MP メインメニューが表示されます。 以下の手順に従って、MP メインメニューが表示されていることを確認してください。CTRL+B を使って MP メインメニューに戻ります。
  2. 必要に応じて MP メニューおよびコマンドを使用します。メインメニューコマンドは、「MP メインメニュー」を参照してください。コマンドモードでは、 MP プロンプトで CM コマンドを使って、MP メインメニューには表示されないコマンドにアクセスできます。 MP のヘルプ機能を使って、使用可能なコマンドの一覧を表示することができます。 HE コマンドに続けて LI コマンドを入力して、MP メインメニューまたはコマンドメニューのプロンプトでヘルプ機能を起動します。 Ctrl-B を押すと、MP メインメニューに戻ることができます。

  3. MP メインメニューに戻り、X コマンドを使ってログアウトします (MP> プロンプトで X と入力)。

MP メインメニュー

MP メインメニューコマンドは次のようになります。

   MP MAIN MENU:
CO: Console
VFP: Virtual Front Panel
CM: Command Menu
CL: Console Logs
SL: Show Event Logs
CSP: Connect to Service Processor
SE: Create OS Session
HE: Main Menu Help
X: Exit Connection
注記: 前述の例は、ローカルシリアルポートまたはリモートモデムポートを使ってアクセスした Main メニュー画面を示しています。 表示されているコマンドの一覧は、MP へのアクセス方法によって異なることがあります。

管理プロセッサの LAN 情報の設定

LAN 情報は、MP のネットワーク名、IP アドレス情報、および DHCP サービスと DNS サービスの設定情報で構成されています。

MP の LAN IP アドレスを設定するには、以下の手順を実行します。

  1. MP メインメニューのプロンプト (MP>) で、CM と入力しコマンドモードを選択します。

  2. コマンドモードのプロンプト (MP:CM>) で、LC (LAN 設定) と入力します。

    画面にはデフォルト値が表示され、変更するかどうかを確認するメッセージが表示されます。 デフォルト値をメモしておくことをお勧めします。後でトラブルシューティングの際に必要になる場合があります。「LC コマンド画面」を参照してください。

    注記: [IP address] フィールドのデフォルト値は工場出荷時に設定されています。 この値は、実際の MP の LAN IP アドレスに変更する必要があります
  3. 現在の LC データが表示されます。 パラメータ名を入力するためのプロンプトが表示されたら、すべてを変更する場合はA 、終了する場合はQ を入力します。 A を入力した場合は、すべてのパラメータが選択できます。

  4. 現在の DHCP ステータスが表示されます。 DHCP を使って IP アドレス情報を取得する場合、有効にするには E、無効にするには D、ローカルシリアルポートを使用しない場合には Q を入力します。

    ローカルシリアルポートの DHCP を無効にするには、次の手順を実行します。

    1. LC コマンドを使って DHCP を無効にします。

    2. DHCP の変更を適用します。

    3. 再度 LC コマンドでネットワークパラメータを設定します。

    注意: DHCP、IP アドレス、ゲートウェイ IP アドレス、またはサブネットマスクパラメータを変更すると、現在のすべての LAN および Web 接続が無効になります。
    注記: DHCP ステータスを有効にしたり無効にすると、IP アドレス、ゲートウェイ IP アドレス、およびサブネットマスクパラメータはリセットされて、工場出荷時のデフォルト設定値になります。 IP アドレス、ゲートウェイ IP アドレス、およびサブネットマスクパラメータを DHCP 経由で取得する場合、最初に DHCP を無効にしないと変更できません。
  5. 現在の IP アドレスが表示されます。 新しい値または Q の入力についてプロンプトが表示されたら、新しい IP アドレスを入力します。

  6. 現在のホスト名が表示されます。 新しい値または Q の入力についてプロンプトが表示されたら、新しい MP のネットワーク名を入力します。

    これは、コマンドプロンプトで表示される MP LAN のホスト名です。 また、DNS データベース内の MP LAN インタフェースの識別にも使用されます。名前は最大 64 文字で、文字、数字、およびダッシュを指定することができます。また、文字で始まり、文字または数字で終了する必要があり、使用できるのは文字、数字、またはダッシュのみです。

    注記: ホスト名は大文字でも小文字でも構いません。
  7. 現在のサブネットマスク名が表示されます。 新しい値または Q の入力についてプロンプトが表示されたら、新しいサブネットマスク名を入力します。

  8. 現在のゲートウェイアドレスが表示されます。 新しい値または Q の入力についてプロンプトが表示されたら、新しいゲートウェイアドレスを入力します。

  9. 現在のリンクステータス情報が表示されます。 新しい値または Q の入力についてプロンプトが表示されたら、[Enter] キーを押します。 「-> Current Link State has been retained」というメッセージが表示されます。

  10. 現在の Web コンソールのポート番号が表示されます。 新しい値または Q の入力についてプロンプトが表示されたら、[Enter] キーを押します。 「-> Current Web Console Port Number has been retained」というメッセージが表示されます。

  11. 現在の SSH コンソールのポート番号が表示されます。 新しい値または Q の入力についてプロンプトが表示されたら、[Enter] キーを押します。 「-> Current SSH Console Port Number has been retained」というメッセージが表示されます。

    注記: Intergrated Lights-Out Advanced Pack のライセンスがない場合には、SSH 設定情報は表示されません。
  12. 上記の手順で入力した値を含む新しい LC の一覧が表示されます。 指定した値が受け付けられていることを確認してください。 パラメータを変更するか尋ねられたら、了解の場合は Y、変更せずに終了する場合は Q を入力してください。 Y を入力すると、すべてのパラメータについて変更が受け付けられます。

    > LAN Configuration has been updated-> Reset MP (XD command option `R') for configuration to take effect.MP Host Name: mpserver
  13. XD -reset を入力して MP をリセットします。

  14. MP をリセットしたら再び MP にログインします。 次に MP コマンドモードに切り替えます (MP:プロンプトに対し CM と入力)。

  15. MP:CM> プロンプトで、LS と入力し、新しい LAN 設定情報を確認します。

  16. SA と入力し、MP をリセットした後の Web コンソールと telnet アクセスを有効/無効にします。

LC コマンド画面

LC コマンドの出力は次のように表示されます。

MP:CM> LC -ncCurrent LAN Configuration:     MAC Address             : 0x0060b0f54c51     DHCP Status             : Enabled     IP Address              : 127.1.1.1     MP Host Name            : maestro     Subnet Mask             : 255.255.248.0     Gateway Address         : 127.1.1.1     Link State              : Auto Negotiate     Web Console Port Number : 2023      SSH Access Port Number  : 22      IPMI/LAN Port Number    : 626LAN status: UP and RUNNING-> Command successful.MP:CM>
注記: Integrated Lights-Out Advanced Pack ライセンスがない場合には、SSH コンソールのポート番号は表示されません。

MP コマンドリファレンス

コマンドは 2 つのメニューから実行できます。MP メインメニューとコマンドメニューです。コマンドメニューでアクセスする場合は、MP> プロンプトで最初に CM コマンドを実行します。

以下の表に、コマンド行インタフェースで使用できるコマンドを示します。

MP メインメニューコマンド

表 4-1 「MP メインメニューコマンドと説明」にコマンド一覧を示します。

表 4-1 MP メインメニューコマンドと説明

コマンド説 明
CLコンソールログを表示
CMコマンドモードを入力
COコンソールモードを選択
CSP別のサービスプロセッサに接続
HEメニューまたはコマンドのヘルプを表示
SEOS セッションを起動
SLイベントログを表示
VFP仮想前面パネルを表示
X

終了

 

コマンドメニューのコマンド

表 4-2 「コマンドメニューのコマンドと説明」にコマンド一覧を示します。

表 4-2 コマンドメニューのコマンドと説明

コマンド説 明
BPBMC パスワードをリセット
CA非同期またはシリアルポートを設定
DATE現在の日付を表示
DCデフォルトの設定
DF現地交換ユニット (FRU) 情報の表示
DIリモートコンソールまたは LAN コンソールを切断
DNSDNS 構成の設定
FWMP ファームウェアをアップグレード
HEメニューまたはコマンドのヘルプを表示
IDシステム情報を表示または変更
ITMP の非動作タイマーを変更
LCLAN の設定
LDAPLDAP の設定
LMライセンス管理
LOCロケータ LED の表示と設定
LSLAN ステータス
MRモデムをリセット
MSモデムステータス
PCリモート電源制御
PGページングパラメータの設定
PR電源の復旧
PS電源管理モジュールのステータス
RBBMC をリセット
RSRST シグナルでシステムをリセット
SAアクセスオプションを設定
SOセキュリティオプションを設定
SSシステムプロセッサのステータスを表示
SYSREVすべてのファームウェアのバージョンを表示
TC転送制御 (TOC) によるリセット
TETell (他のユーザーにメッセージを送信)
UCユーザー設定
VDP仮想診断パネル LED を表示
WHO接続中の MP ユーザーを表示
XDMP の診断またはリセット
 
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