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swinstall(1M)

HP-UX 11i Version 3: February 2007
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名称

swinstall, swcopy ― ソフトウェア製品のインストールおよび構成、今後のインストールまたは配布に備えたソフトウェア製品のデポ作成

構文

swinstall [XToolkit Options] [-i] [-p] [-r] [-v] [-c catalog] [-C session_file]
[-f software_file] [-J jobid] [-Q date] [-s source] [-S session_file] [-t target_file]
[-x option=value] [-X option_file] [software_selections] [@  target_selections]

swcopy [XToolkit Options] [-i] [-p] [-v] [-C session_file] [-f software_file] [-J jobid]
[-Q date] [-s source] [-S session_file] [-t target_file] [-x option=value] [-X option_file]
[software_selections] [@  target_selections]

特記事項

  • このコマンドは、リモートシステムの操作をサポートしています。 詳細は、後述の『リモート操作』 の項を参照してください。

  • swinstall および swcopy は、単独あるいは sd コマンドによって実行できる対話型ユーザーインタフェースをサポートしています。後述の『対話型操作』 を参照してください。

  • すべての SD コマンドの概要は、sd(5) マンページ (コマンド行で man 5 sd と入力) を参照してください。

説明

swinstall コマンドは、ソフトウェアソース source からローカルホストまたは 1 つ以上の target_selections (ルートファイルシステム) のどちらかに software_selections をインストールします。デフォルト設定では、インストール後にターゲットで使用することを前提にソフトウェアが構成されます (代替ルートディレクトリにインストールした場合、ソフトウェアは構成されません)。

swcopy コマンドは、software_selections をソフトウェアソース source から 1 つ以上の target_selections (ソフトウェアデポ) にコピーまたはマージします。それにより、これらのデポは swinstall コマンドからソフトウェアソースとしてアクセスできるようになります。

リモート操作

Software Distributor (SD) を使用可能にすると、ソフトウェアをリモートシステムで管理できるようになります。ルートユーザーが中央 SD コントローラー (中央管理サーバ またはマネージャノード とも呼びます) からリモート ターゲット (ホスト またはエージェント とも呼びます) で操作を実行できるようにするには、次のようにします。

1) 

ルート、ホスト、テンプレートのアクセス制御リスト (ACL) を設定し、コントローラーシステムからのルートアクセスを許可します。 許可するには、それぞれのリモートシステムで次のコマンドを実行します。

/usr/lib/sw/mx/setaccess controller

注記:

  • controller は、中央管理サーバの名前です。

  • リモートシステムが 11.00 の場合は、setaccess を実行する前に、SD パッチ PHCO_22526、または累積パッチがシステムにインストール済であることを確認してください。

  • リモートシステムが 11.00 より前のものであったり、何らかの理由で setaccess が存在しない場合は、11.11 以降のシステムからリモートシステムへ setaccess スクリプトをコピーしてください。

2) 

swinstallswcopy および swremove は、リモート操作のための拡張 GUI インタフェースを用意してます。 コントローラーで .sdkey ファイルを作成して、リモート操作用の GUI インタフェースを使用可能にします。これには、次のコマンドを使用します。

touch /var/adm/sw/.sdkey

注記: swacl コマンドをリモートマシンで直接実行してリモートアクセスを設定し、コントローラーシステムからルートアクセスまたは非ルートアクセスをユーザーに許可する方法もあります。

対話型操作

swinstall および swcopy はそれぞれ、グラフィカルユーザーインタフェース (GUI) をサポートしています (端末またはディスプレイが GUI をサポートしていない場合は、これらのコマンドに備わっているターミナルユーザーインタフェースから、マウスを使用せずキーボードで画面のナビゲーションを行います)。

GUI を実行するには、コマンド行でコマンド行オプションなしで

swinstall

または

swcopy

と入力します。

他のコマンド行オプションとともに -i オプションを指定して、GUI を実行することもできます。

sd コマンドは、ソフトウェアジョブを監視およびスケジューリングするための対話型インタフェースです。sd コマンドを使用して、swinstallcopy および swremove の GUI を実行することもできます。

SD のリモート操作機能を使用可能にしてあると、swinstallswcopy および swremove の GUI が拡張され、リモートターゲットで操作できるようになります。リモート操作を使用可能にする場合や、拡張 GUI の詳細については、前述の『リモート操作』 を参照してください。

ask オプションを true に設定して、コマンド行形式の swinstall を対話型で動作させることもできます。 このオプションは対話型の 要求スクリプト を実行します。 要求スクリプトは、swconfig および swask によっても実行できます。 詳細については、swconfig(1M) および swask(1M) ならびにデフォルトオプション ask=false を参照してください。

オペレーティングシステムのアップデート

オペレーティングシステムのアップデートを行うには update-ux コマンドをお使いください。これは swgettools に置き換わるコマンドで、オペレーティングシステムを HP-UX 11.11 以降にアップデートします。 update-ux は 11.00 のシステムでは使用できません。オペレーティングシステムメディアから update-ux をインストールすると、11.00 から 11.11 以降へのオペレーティングシステムのアップデートを行うことができるようになります。詳細については、update-ux(1M) を参照してください。

SD の再インストール

SD のコピーを使用できない場合、あるいは新しいバージョンの SD をインストールする場合には、install-sd コマンドを使用します。このコマンドは、SD をインストールし、ソースデポにある SD のパッチもすべてインストールします。 install-sd コマンドは HP-UX 11.00 のシステムには存在しません。11.00 では swgettools コマンドを使用して、SD と SD のパッチをインストールします。詳細については、install-sd(1M) あるいは swgettools(1M) を参照してください。

カーネルソフトウェアのインストール

このプロセスは、/stand/vmunix にあるカーネルを使用してシステムがブートされていることを要求します。カーネルソフトウェアのインストールやオペレーティングシステムの更新を行う前に、システムが /stand/vmunix カーネルにブートされていることを確認します。

ソフトウェア間の依存関係

swinstall コマンドは依存関係 をサポートします。依存関係とは、他のソフトウェアのインストール前またはインストール時に存在する必要がある、あるいは存在してはならないという、 ソフトウェアの条件のことです。依存関係は、ファイルセットと別のファイルセットの間、および製品の間で適用されます。SD は、3 種類の依存関係をサポートしています。前提ソフトウェア (prerequisites) は、依存関係にあるファイルセットをインストールおよび構成する前にインストールおよび構成する必要があるソフトウェアです。並列ソフトウェア (corequisites) は、依存関係にあるファイルセットが使用可能になる前にインストールおよび構成する必要があるソフトウェアです。除外ソフトウェア (exrequisites) は、存在すると依存関係にあるファイルセットをインストールまたは構成することはできないソフトウェアです。

software_selection で他のファイルセットや製品に対する依存関係を指定すると、該当するソフトウェアが swinstall コマンドで自動選択されます。

デフォルトの設定では、swinstall コマンドの実行前に依存関係をすべて決定しておく必要があります。 enforce_dependencies オプションを使用すると、この依存関係を上書きできます。

ファイルセットの依存関係を指定すると、パッチの一環としてファイルセットを別のファイルセットで取り消しても swinstall では依存関係が認識されます。

swinstall と swcopy の違い

swinstallswcopy の主な違いは、swinstall がソフトウェアをインストールするのに対し、swcopy はソフトウェアをデポにコピーして swinstall によるインストールの際のソースとして使用できるようにすることにあります。

注意: テープへのコピーについては、swpackage(1M) マンページを参照してください。

そのほかに、両コマンドには以下のような機能 (相違) があります。

  • swinstall コマンドは、software_selections のインストールと構成の際にいくつかのベンダー提供スクリプトを実行します。 swcopy コマンドはこれらのスクリプトを実行しません。 swinstall コマンドは以下のスクリプトをサポートしています。

    request 

    ユーザーに質問を行い、その応答を response ファイルに保存するスクリプトです。この応答ファイルは、後で、構成用スクリプトまたはその他のスクリプトによって使用することができます。

    checkinstall 

    target_selection の解析の際に実行されるスクリプトです。このスクリプトは、インストールを実行できるかどうかをチェックします。このチェックがエラーを返した場合、ソフトウェア製品はインストールされません。

    preinstall 

    ソフトウェアのファイルがインストールされる直前に実行されるスクリプトです。

    postinstall 

    ソフトウェアのファイルがインストールされた直後に実行されるスクリプトです。

    configure 

    target_selection の構成時に実行されるスクリプトで、ターゲットをソフトウェアに合わせて (またソフトウェアをターゲットに合わせて) 構成します。 preinstall および postinstall スクリプトは構成作業に使用することを目的とはしていません。 これらのスクリプトは、前のリビジョン (今アップデートされたリビジョン) の古いファイルを削除するなどの単純なファイル管理を実行するために使用するものです。

    unpreinstall 

    ソフトウェアのインストールが失敗し、autorecover_product オプションが true に設定されていた場合に、ソフトウェアの元のファイルが復元された直後に実行されるスクリプトです。 preinstall スクリプトが実行したステップを元に戻すスクリプトです。

    unpostinstall 

    ソフトウェアのインストールが失敗し、autorecover_product オプションが true に設定されていた場合に、ソフトウェアの元のファイルが復元される直前に実行されるスクリプトです。 postinstall スクリプトが実行したステップを元に戻すスクリプトです。

  • swcopy を使用してデポを作成または変更すると、デポを記述するカタログファイル (swinstall コマンドで作成される インストール済み製品データベース (IPD) ファイルに相当) が構築されます。

  • デフォルトの場合、swinstall コマンドでは互換性のあるソフトウェアだけを source から選択できます。この制約により、ソフトウェアのアーキテクチャが target_selections のアーキテクチャと適合することが保証されます。swcopy コマンドは互換性のチェックを実行しません (したがって、各種のアーキテクチャやオペレーティングシステムをターゲットとしたソフトウェアのリポジトリとしてデポを使用することができます)。

  • デフォルトの場合、swinstall はリビジョンが高いソフトウェアへのアップデートをサポートしています。同じリビジョンの software_selection が既にインストールされている場合、swinstall はそれを再インストールしません。 software_selection のリビジョンが、既にインストールされている同じソフトウェアより低い場合も、swinstall はそれを再インストールしません (ただし、ユーザーはオプションの値を変更することでこれらの動作を変更できます)。

  • swinstall コマンドは、ユーザーの指定に従って、ソフトウェアへのハードリンクとシンボリックリンクを作成します。通常ファイルの代わりにシンボリックリンクが見つかると、swinstall はシンボリックリンクをたどって、リンクが参照しているファイルをアップデートします。

  • swinstall コマンドは、新しい製品ファイルのインストールを開始する前には、製品の現行ファイルを削除しません。 この操作を (必要に応じて) 実行できるのは、ファイルセットのインストールスクリプトです。置き換えられるファイルは、可能ならば上書きされます。ただし、autorecover_product オプションが true に設定されている場合は、#<file> に一時的に保存されます。また、上書きできないファイルも #<file> に名前が変更されます。

  • swinstall コマンドは、カーネル生成スクリプトと再ブートをサポートしています。swinstall は、カーネルを変更するソフトウェアのインストール (またはアップデート) の前または後に、システム固有のスクリプトを実行して、 新しいバージョンのカーネルを生成 (または生成準備) します。それ以外の software_selections はその後でインストールされます。これらのスクリプトは swagent のオプションで定義されます。定義できるスクリプトは install_setup_cmdsystem_prep_cmdkernel_build_cmd および install_cleanup_cmd です。

    注記: HP-UX 11i v3 以降のリリースでは移行リンクが存在しないため、実行する インストールセットアップ手順およびインストールクリーンアップ手順が存在せず、install_setup_cmd および install_cleanup_cmd が実行されることはありません。

    システムの再ブートを必要とするソフトウェアをインストール (またはアップデート) した後、swinstall は自動的にシステムを再ブートします。再ブートコマンドは、swagent のオプション reboot_cmd で定義されます。

    オペレーティングシステムをアップデート (詳細については、update-ux(1M) を参照) する際には、カーネルソフトウェアをまずインストールし、残りのオペレーティングシステムをアップデートする前に新しいカーネルが確実に生成できることを確認します。swinstall は、software_selections のアップデートまたはインストールがすべて完了してから、 新しいカーネルを使って再ブートし、software_selection ごとに構成スクリプトを実行します。swinstall は、スクリプトの完了後に、システムをもう一度再ブートしてシステムを通常の状態に復元します。

  • swcopy はカーネル生成やシステムの再ブートを実行しません。

  • swinstall コマンドと swcopy コマンドは、どちらも software_selections のインストール/コピーに先立ってさまざまなチェックを実行します (例えば、ディスクスペースの解析など)。

オプション

swinstall および swcopy コマンドは以下のオプションをサポートします。

XToolKit オプション 

swinstall および swcopy コマンドは、GUI の表示形式を制御する標準 X ツールキットオプションの一部をサポートしています。サポートしているオプションは、-bg-background-fg-foreground-display-name-xrm および -synchronous です。これらのオプションの定義については、man X を入力して、マンページの X(1) を参照してください。

-i  

コマンドを対話型モード (GUI) で実行します。詳細については、前述の対話型操作 およびリモート操作 の項を参照してください。

-l  

(HP-UX 10.X でのみ対応 )。コマンドを linkinstall モードで実行します。これは、サーバーの共有ルート (ディスクレスクライアントのプライベートルート としてアクセス可能なルート) の下にソフトウェアをインストールするモードです。(HP-UX のみ)

swinstalllinkinstall モードで実行すると、以下の処理が実行されます。

  • ソフトウェアへの NFS マウントを作成して、ターゲットからソフトウェアにアクセスできるようにします。代替ルートへのマウントも後で実行されることがあります。

  • ターゲットの fstab ファイルを変更します。

  • ソースの exports ファイルを変更して、ターゲットに対するマウントパーミッションを追加します。

マウントの作成は、share_link プロダクト属性を調べることで実行されます。すべての製品が linkinstall をサポートしているわけではありません。一部の製品は、古いマウントの下に存在していれば、新しいマウントを作成しなくても参照可能です。

-p  

インストールタスクをプレビューします。すなわち、セッションを解析フェーズだけ実行します。

-r  

swinstall コマンドが代替ルートディレクトリで動作するようになります。代替ルートディレクトリは、@ target_selections オプションで指定する必要があります。構成スクリプトは、代替ルートでは動作しません (代替ルート操作にはこのオプションは必須ではありませんが、旧製品との互換性のために維持されています。詳細については、sd(5) にある代替ルートディレクトリとデポディレクトリ の項を参照してください)。

-v  

標準出力 (stdout) への出力を冗長形式にします (swinstall または swcopy のログファイルは、このオプションの影響を受けません)。デフォルトでは、出力は冗長形式となっています。下記の verbose オプションを参照してください。

-c catalog 

要求スクリプトによって作成された 1 つまたは複数の応答ファイルのコピーを保存する、エクスポートされたカタログのパス名を指定します (-x ask=true または -x ask=as_needed の場合)。 応答ファイルは、インストール処理が完了した後、インストール済み製品データベース の中にも保存されます。

-C session_file 

現在のオプションとオペランドを session_file に保存します。ファイル名に相対パスおよび絶対パスを指定することができます。セッションファイルのデフォルトのディレクトリは、$HOME/.sw/sessions/ です。-S オプションを使用して、セッションファイルを再び呼び出すことができます。

-f software_file 

software_selections のリストを、コマンド行からではなく (あるいはコマンド行からだけでなく)、software_file から (も) 読み取ります。

-J jobid 

前にスケジュールされたジョブを実行します。これは、デーモンがジョブを起動するときに使用する構文です。

-Q date 

この日付でジョブをスケジュールします。 /var/adm/sw/getdate.templ ファイル を修正して、日付形式を変更できます。

-s source 

ソフトウェアをインストールまたはコピーしてくる元のソースデポ (またはテープ) を指定します (SD は tar および cpio の両形式のテープデポを読み取ることができます)。デフォルトのソースタイプは directory です。 構文は次のとおりです。

[host][:][/directory]

ホストは、ホスト名、ドメイン名、またはインターネットアドレスによって指定することができます。ディレクトリは絶対パスで指定しなければなりません。

-S session_file 

session_file での定義に従って、前のセッションで保存されたオプションとオペランドに基づいて swinstall または swcopy を実行します。-C session_file オプションを使用して、コマンド行セッションからのセッション情報を保存できます。

-t target_file 

target_selections のリストを、コマンド行からではなく (あるいはコマンド行からだけでなく)、target_file から (も) 読み取ります。

-x option=value 

セッションの option の値として value を設定し、デフォルト値 (または -X オプションで指定された代替の option_file の中の値) を無効にします。複数の -x オプションを指定できます。

-X option_file 

セッションのオプションと動作を option_file から読み取ります。

オペランド

swinstall および swcopy コマンドは、ソフトウェアセレクション 、およびその後に続くターゲットセレクション という 2 種類のオペランドをサポートします。 オペランドは "at" (@) 文字で区切ります。この構文は、コマンドが「ターゲットでのソフトウェアセレクション」で動作することを意味します。

ソフトウェアセレクション

selections オペランドはソフトウェアセレクション で構成されます。

swinstall および swcopy は、それぞれのソフトウェアセレクション に対して次の構文をサポートします。

bundle[.product[.subproduct][.fileset]][,version]

product[.subproduct][.fileset][,version]

  • = (等号) 関係演算子を使用すると、次のシェルワイルドカードおよびパターンマッチの表記法を使って選択を指定できます。

    • [ ]*?

    例えば、次の式はタグが "man" で終了するバンドルと製品をすべてインストールします。

    • swinstall -s sw_server *man

  • bundlessubproducts は再帰的に指定できます。bundles は、他の bundles を含むことができ、subproducts は、他の subproducts を含むことができます。 例えば、

    • swinstall bun1.bun2.prod.sub1.sub2.fset,r=1.0

    または (ワイルドカードを使って)、

    • swinstall bun[12].bun?.prod.sub*,a=HP-UX

  • \* というソフトウェア指定では、すべての製品が選択されます。ただし、この指定は注意して使用する必要があります。

version 項目は次の形式で指定します。

[,r <op> revision][,a <op> arch][,v <op> vendor]
[,c <op> category][,q=qualifier][,l=location]
[,fr <op> revision][,fa <op> arch]

  • location はインストールされているソフトウェアのみに適用され、デフォルトのプロダクトディレクトリ以外の場所にインストールされているソフトウェアのみを参照します。

  • fr および fa は、ファイルセットにのみ適用されます。

  • ravc および l は、バンドルとプロダクトだけに適用されます。また、ソフトウェア仕様の一番左のバンドルまたはプロダクトに適用されます。

  • <op> (関連演算子) には次の項目を指定できます。

    • =, ==, >=, <=, <, >, または !=

    これらの演算子は、ドットで区切られた各フィールドについて個別に比較を実行します。

    例えば、r>=B.10.00 は、B.10.00 より大きいリビジョンと等しいリビジョンすべてを選択することを意味します。システムは、ドットで区切られた各フィールドを比較して一致を捜します。

  • = (等号) 比較演算子を使用して、以下のシェルワイルドカードおよびパターンマッチング表記法により選択対象を指定することができます。

    • [ ], *, ?, !

    例えば、式 r=1[01].* は、バージョン 10 または バージョン 11 の中のすべてのリビジョンを返します。

  • バージョン項目はすべて 1 つのソフトウェア仕様の中で繰り返し指定することができます (例えば、r>=A.12, r<A.20) 。複数のバージョン項目を指定した場合は、すべての項目と一致したものだけが選択対象となります。

  • 完全修飾ソフトウェア仕様 では、文字列が空であっても、r=a= および v= というバージョン構成要素が含まれています。インストール済みのソフトウェアの場合は、l= も含まれています。

  • ソフトウェアセレクションの中で、空白またはタブ文字を使用することはできません。

  • バージョン項目の代わりに、ソフトウェア instance_id を指定することができます。これは、エクスポートされたカタログのコンテキスト内に次の形式で指定します。

    [instance_id]

    この instance_id は、同じタグを持つプロダクトおよびバンドルのバージョンを区別する整数です。

\* というソフトウェア仕様は、すべての製品を選択します。ルートディレクトリ / からソフトウェアを削除する場合には、指定しないでください。

ターゲットセレクション

swinstall および swcopy コマンドでは、各 target_selection の指定に次の構文を使用します。ホストとディレクトリの両方を指定する場合は、コロン (:) が必要です。

[host][:][/directory]

ホストは、ホスト名、ドメイン名、またはインターネットアドレスによって指定することができます。ディレクトリは絶対パスで指定しなければなりません。

HP-UX 10.X システムの場合、linkinstall モードでは、セレクション指定の [directory] 部分が相対パスである場合、default.shared_root=true の値がソースの前に付加され、default.private_root=true の値がターゲットの前に付加されます。通常、これらの値はそれぞれ /export/shared_roots および /export/private_roots です。

他の設定による影響

デフォルトオプション

標準オプションのほかに、以下のファイルに指定されているデフォルト値を編集することにより、SD のいくつかの動作と操作方針オプションを変更することができます。

/var/adm/sw/defaults
  

システム全体のデフォルト値

$HOME/.swdefaults
  

ユーザー固有のデフォルト値

デフォルトファイルでは、次の構文を使用して値を指定しなければなりません。

[command_name.]option=value

任意指定の command_name 接頭辞は、SD のコマンドの 1 つであることを示します。この接頭辞を使用すると、デフォルト値の変更がそのコマンドに制限されます。接頭辞を付けないと、変更はすべてのコマンドに適用されます。

デフォルト値は、-x または -X オプションをコマンド行で指定することで無効にすることができます。

command -x option=value

command -X option_file

次の項では、swinstall および swcopy コマンドがサポートするすべてのキーワードのリストを記載します。デフォルト値が存在する場合は = の後に示しています。

admin_directory=/var/adm/sw (標準モード)
  

admin_directory=/var/home/LOGNAME/sw (非特権モード)
  

インストール済みのソフトウェアカタログの SD ログファイルとデフォルトの親ディレクトリの位置を指定します。標準の SD 操作でのデフォルト値は /var/adm/sw です。SD を非特権モードで操作する場合 (run_as_superuser デフォルトオプションを true に設定) は、次のようになります。

  • デフォルト値は強制的に /var/home/LOGNAME/sw になります。

  • パス要素 LOGNAME は、SD がシステムのパスワードファイルから読み取る実行ユーザー名に置き換えられます。

  • このオプションの値を $HOME/path に設定すると、$HOME が実行ユーザーのホームディレクトリ (システムのパスワードファイルから取得) に置き換えられ、そのディレクトリの相対 パス が決定します。例えば、$HOME/my_admin と指定すると、ホームディレクトリにある my_admin ディレクトリになります。

  • installed_software_catalog のデフォルトオプションの値を相対パスに設定すると、このオプション値に相対するパスになります。

SD の非特権モードは、設計とパッケージ化が特別に行われるアプリケーションを管理するときにのみ使用するためのものです。 HP-UX オペレーティングシステムまたはそのパッチの管理には、このモードを使用できません。非特権の SD の詳細については、http://docs.hp.com/ja にある『 Software Distributor 管理者ガイド』 を参照してください。

installed_software_catalog および run_as_superuser オプションも併せて参照してください。

agent_auto_exit=true
  

実行フェーズの終了後、または解析フェーズの異常終了後に、ターゲットエージェントを自動的に終了させます。 このオプションは、コントローラーが対話型 UI を使用している場合、または -p (プレビュー) を使用している場合は、強制的に false に設定されます。これにより、ネットワークの信頼性とパフォーマンスが向上します。デフォルトは true です (すなわち、状況に応じて、ターゲットエージェントは自動的に終了します)。false に設定すると、ターゲットエージェントはコントローラーがセッションを終了するまで終了しません。

agent_timeout_minutes=10000
  

ターゲットエージェントが指定された時間中アクティブでない場合に、そのターゲットエージェントを終了させます。 これは、RPC が消失したネットワーク接続を検知するのに 130 分間かかる場合があるため、 ターゲットエージェントがより速く消失したネットワーク接続を検知できるようにするために使用されます。 お薦めできる値は、使用環境で予測されるアクティブでない最長の期間です。コマンド行の呼び出しの場合、10 分から 60 分の間の値が適切です。GUI が使用される場合には、 60 分以上の値をお薦めします。デフォルト値の 10000 は、7 日間よりもわずかに短い期間です。

allow_downdate=false
  

(swinstall にのみ適用されます 。) このオプションは、ターゲットに既に存在しているファイルセットの古いリビジョンのインストールを禁止します (多くのソフトウェア製品は 「ダウンデート」機能をサポートしていません)。このオプションが true に設定されている場合は、古いリビジョンをインストールできます。

allow_incompatible=false
  

(swinstall にのみ適用されます 。) このオプションは、インストールするソフトウェア製品がターゲットセレクションとの「互換性」を備えていなければならないことを指定します (すなわち、すべてのターゲットセレクションが、選択された各製品で定義されているサポート対象システムのリストと一致していなければなりません)。このオプションが true に設定されている場合、ターゲットとの互換性は要求されません。

allow_multiple_versions=false
  

(swinstall にのみ適用されます 。) このオプションは、ある特定の製品が既にインストールされているとき、それと異なるバージョンのインストールを禁止します。

このオプションが true に設定されている場合は、既存製品の別のバージョンを新しい位置にインストールできます。複数のバージョンをインストールできるのは、 製品を任意の場所に配置できる場合だけです。複数のバージョンを同時に構成して正しく動作するのは、製品が複数バージョン構成をサポートしている場合だけです。

allow_split_patches=false
  

「親が同じ」ファイルセットのない単一パッチファイルセットを使用できるようにします。デフォルト状態である false では、マルチファイルセットパッチから 1 つのファイルセットをインストール、コピー、または削除すると、ターゲットファイルセットの祖先のファイルセットに基づいて、 パッチに含まれる他のファイルセットが自動的に操作の対象になります (この動作は、 ユーザーが直接選択したファイルセットおよび SD がソフトウェアの依存関係から自動選択したファイルセットに適用されます)。

true に設定すると、親が同じファイルセットを操作に含めないで、1 つのパッチファイルセットをインストール、コピー、または削除できます。 これにより、構成要素であるファイルセットに「分割」したパッチをターゲットに含めることができます。 警告: パッチを分割すると、親が同じグループの 1 つのファイルセットを更新または削除しても、他のファイルセットが旧リリースのままの状態に残ったり削除に失敗したりすることがあります。

ask=false  

(swinstall にのみ適用されます 。) ask=true の場合、ユーザーの応答を要求する要求スクリプトを実行します。 ask=as_needed の場合、swinstall は 、最初に応答ファイルが -c オプションで指定したカタログまたはソースデポに既に存在しているかどうかを調べて、応答ファイルがない場合にだけ要求を実行します。

ask=true または ask=as_needed に設定した場合は、-c catalog オプションを使用して、要求スクリプトによって作成された 1 つまたは複数の応答ファイルのコピーを保存する、エクスポートされたカタログのパス名を指定することができます。

要求スクリプトの詳細については、swask(1M) を参照してください。

autoreboot=false
  

(swinstall にのみ適用されます 。) 非対話型インタフェースで、再ブートを要求するソフトウェアをインストールしないようにします。 true に設定した場合、このソフトウェアがインストールされ、ターゲットシステムが自動的に再ブートされます。

対話型セッションでは、再ブートを必要とするソフトウェアをインストールする前に常に確認を行います。

autorecover=false
  

このオプションは、インストールエラーが発生した場合に、元のファイルセットを自動回復できるようにします。 ただし、ディスクスペースの使用量が一時的に増え、性能が低下するという不都合もあります。デフォルト値の false では、swinstall はファイルセットの更新時に元のファイルを削除します。インストール時にエラー (ネットワーク障害など) が発生すると、 元のファイルは失われてしまうので、ファイルセットを再インストールしなければなりません。

true に設定すると、現在のファイルセットのロードが完了するまで、すべてのファイルがバックアップコピーとして保存されます。 インストール時にエラーが発生すると、ファイルセットの元のファイルに置き換えられ、swinstall は製品内の次のファイルセットまたは製品の postinstall スクリプトを引き続き処理します。

true に設定すると、スクリプトにも影響を及ぼします。例えば、preinstall スクリプトが失敗すると、対応する unpreinstall スクリプトが実行されます。詳細については『 Software Distributor 管理者ガイド』 を参照してください。

autorecover_product=false
  

(swinstall にのみ適用されます このオプションにより、インストール時にエラーが発生した場合に元のプロダクトファイルを自動復元できます。 ただし、一時的にディスクスペースが消費されてパフォーマンスが低下します。デフォルトの false の場合、swinstall は存在するアップデート対象のプロダクトファイルをすべて削除します。インストールの際にエラー (ネットワーク障害など) が発生すると、 元のファイルは失われるので、インストールを再実行しなければなりません。

このオプションが true に設定されている場合は、そのときロードしているプロダクト内の全ファイルセットをロードし終わるまで、 すべてのファイルがバックアップコピーとして保存され、完了後に削除されます。インストール中にエラーが発生すると swinstall は、元のプロダクトファイルを復元して終了します。

true に設定すると、スクリプトにも影響を及ぼします。例えば、preinstall スクリプトが失敗すると、対応する unpreinstall スクリプトが実行されます。詳細については『 Software Distributor 管理者ガイド』 を参照してください。

autoremove_job=false
  

完了したジョブに対する、自動ジョブ削除を制御します。ジョブが自動削除された場合、ジョブ情報 (ジョブステータスまたはターゲットログファイル) を swjob で問い合わせることはできません。

autoselect_dependencies=true
  

ソフトウェアを選択するときに、依存関係にあるソフトウェアを自動的に選択します。この値を true に設定した場合に、他のソフトウェアへの依存性があるソフトウェアをインストール対象として選択すると、swinstall または swcopy はその依存条件が満たされるように処理します。すなわち、条件がまだ満たされていない場合は、必要なソフトウェアを自動的に選択します。false に設定すると、必須ソフトウェアは、明示的に選択されていない限り、操作対象として自動的には選択されません。 as_needed に設定すると、ターゲットで依存条件が満たされていない場合にのみ、必要なソフトウェアが自動的に選択されます。

autoselect_patches=true
  

swinstall または swcopy 操作の対象にユーザーが選択したソフトウェアオブジェクトへの最新のパッチ (置き換わる先祖の属性に基づいた) を自動的に選択します。false に設定されている場合は、選択するオブジェクトに対応するパッチが自動的に選択されることはありません。

patch_filter= オプションは、autoselect_patches とともに使用することができます。

autoselect_reference_bundles=true
  

この値が true に設定されている場合は、スティッキー (sticky) バンドルが、その構成要素であるソフトウェアに自動的に付随してインストールまたはコピーされます。 false の場合は、ソフトウェアを単体でインストールまたはコピーできるようになり、そのソフトウェアが属するスティッキー ( sticky ) バンドルが自動的には付随しなくなります。

codeword=  

保護された HP CD-ROM ソフトウェアのロックを解除するために必要な「コードワード」を定義します。

一部の HP ソフトウェア製品は、「プロテクト付き」の CD-ROM 製品として出荷されています。 これは、「コードワード」と「顧客 ID」を入手しないとインストールやコピーができない製品です。 このコードワードは、HP から受け取る CD-ROM 使用許可証明書に記載されています。 このデフォルト指定構文をコマンド行または SD-UX 対話型ユーザーインタフェースで使用すれば、コードワードを入力することができます。

このデフォルトは、コードワードを将来の参照のために保存します。コードワードの入力は 1 回だけ行うことが必要です。 新しい HP 製品を購入した際、その CD-ROM に対して前のコードワードが既に入力されている場合は、 新しいコードワードを普通に入力すれば、それらのコードワードが内部で結合されます。

注意: HP-UX B.10.10 以降のシステムでは、SD は .codewords ファイルを、プロテクト付きソフトウェアを他のホストに提供しているサーバー上で捜します。SD は customer_id とコードワードの有効なペアを捜します。この方式により、SD ではソフトウェアを「受け取る」すべてのホスト上でコードワードと customer_id を入力する必要性が解消されています。

CD-ROM の customer_id とコードワードを正しく格納するためには、その CD-ROM に対応するホスト上で swinstall -p または swcopy -p を実行してください。コードワードが格納されると、それ以後、そのホストと CD-ROM をソースとして使用してソフトウェアをインストール (またはコピー) するクライアントは、 コードワードと customer_id を必要としなくなります。

compress_files=false
  

true に設定すると、圧縮されていないファイルを圧縮した上でソースから転送します。これにより、低速ネットワークでの swcopy および swinstall の性能が向上し、uncompress_files オプションを true に設定していない限り、swcopy および swpackage のデポは小規模なものになります。

compress_index=false
  

SD コマンドがターゲットデポまたはルートへの書き込み時に圧縮された INDEX と INFO カタログを作成するかどうかを決定します。デフォルトの false では圧縮ファイルを作成しません。 true に設定すると、SD は INDEX と INFO ファイル、およびそれぞれを圧縮したファイルの両方を作成します。圧縮ファイルは、INDEX.gzINFO.gz という名前で圧縮されてないファイルと同じディレクトリに作成されます。

圧縮ファイルにより低速ネットワークで性能が改善します。ただし、インストール済み製品データベースのディスクスペースの使用量とデポカタログのスペースの使用量は、それぞれ増加します。HP-UX 11.01 以降では次の場合に、SD コントローラとターゲットエージェントが自動的にソースエージェントから圧縮された INDEX と INFO ファイルをロードします。

  • ソースエージェントがこの機能をサポートしている

  • ソースデポに INDEX.gz あるいは INFO.gz が存在する

  • INDEX.gzINFO.gz が対応する圧縮されてない INDEX および INFO ファイルより古くない

INDEX.gz または INFO.gz のアクセス中、転送中、あるいは解凍中に何らかの問題が発生すると、ソースエージェントは圧縮されてない INDEX や INFO ファイルを使用します。

controller_source=
  

選択対象を決定するためにコントローラーがアクセスするデポの位置を指定します。このオプションを設定すると、コントローラーとターゲット間のネットワーク通信量を減少させることができます。この位置を指定するには、次のように、ターゲットセレクション構文を使用します。 [host][:][/directory]

controller_source_option は、-s source オプションと同じ構文をサポートします。このオプションは、ターゲットがどのソースを使用するかについては影響しないので、対話型ユーザーインタフェースで使用された場合には無効です。

create_target_path=true
  

エージェントにターゲットディレクトリを作成させます (まだ存在していない場合)。このオプションが false に設定されている場合、新しいターゲットディレクトリは作成されません。 このオプションにより、新しいターゲットデポや新しい代替ルートディレクトリが誤って作成されるのを防ぐことができます。

create_time_filter=0
  

累積ソースデポの場合、このオプションを指定すると、swlistswcopy および swinstall によるソフトウェアセレクションを長期的に一貫して行うことができます。 デフォルトのゼロでは、ソフトウェアセレクションおよび他のオプションに基づいて、ソースデポにあるすべてのバンドル、製品、サブ製品、 ファイルセットが選択 (依存ソフトウェアやパッチの自動選択も含む) の対象になります。 時間 (ゼロ時間からの秒数で指定) に設定すると、create_time が指定値以下となっているバンドル、製品、 ファイルセット (製品内のサブ製品を含む) のみが選択 (または自動選択) の対象になります。 バンドル、製品、およびファイルセットの create_time を表示するには、次のように指定します。

swlist -a create_time -a create_date

customer_id=  

この番号もソフトウェア使用許諾書に記載されており、保護されたソフトウェアを「ロック解除」するために使用されます。 これにより、このソフトウェアのインストール権限が特定のサイトやオーナーだけに限定されます。この値の入力は、-x customer_id= オプション、または対話型ユーザーインタフェースを使用して行います。customer_id は、HP-UX 10.X 以降のどのシステムにも使用できます。

defer_configure=false
  

(swinstall にのみ適用されます。) swinstall は、software_selections をインストールした後で、その構成スクリプトを自動的に実行します (代替ルートディレクトリは構成されません)。

true に設定すると、swinstall は構成スクリプトを実行しません。ソフトウェアを後で構成するときには、swconfig コマンドを実行します。

注記:

  • 製品に複数のバージョンがある場合は、別のバージョンが構成済みであると、自動的には構成されません。複数のバージョンを個別に構成するには、swconfig コマンドを使用します。

  • システムの再ブートが必要なソフトウェアをインストールする場合は、このオプションは無視されます。

distribution_source_directory=/var/spool/sw
  

source_typeディレクトリ の場合に、ソースデポのデフォルト位置を定義します。host:path という構文も使用できます。 -s オプションの方がこの値より優先されます。

distribution_target_directory=/var/spool/sw
  

(swcopy にのみ適用されます。) ターゲットデポのデフォルトの配布ディレクトリを定義します。

enforce_dependencies=true
  

software_selections によって指定されているすべての依存条件が、指定されたソースの中か、または target_selections 自体のどちらかで解決されていなければならないことを指定します。

swinstall および swcopy コマンドは、依存関係にあるソフトウェアも選択されているか、既にターゲット内に適切な状態 (INSTALLED または AVAILABLE) で存在している場合に限って、処理を続行します。これにより、使用不可能なソフトウェアがシステムにインストールされることが防止されます。また、デポの中に保存されているソフトウェアセットが使用可能であることが保証されます。

このオプションが false に設定されている場合、依存条件のチェックは行われますが、条件の満足は強制されません。実行時の依存条件 (corequisite) が満たされていない場合には、選択されたソフトウェアが正しく動作しないことがあります。インストール時の依存条件 (prerequisite) が満たされていない場合には、インストールや構成が正しく実行できないことがあります。

enforce_dsa=true
  

必要なディスクスペースが使用率の高いファイルシステムの未使用スペースを超えている場合に、コマンドが解析フェーズの先に進まないようにします。このオプションが false に設定されている場合は、インストールまたはコピーの処理でファイルシステムの最小フリー (minfree) スペースを使用しますが、この処理はファイルシステムの最終的な限界に達することによって異常終了する可能性があります。

enforce_kernbld_failure=true
  

(swinstall にのみ適用されます 。) このオプションは、カーネル生成プロセスが異常終了した場合は swinstall がカーネル生成フェーズの先の処理を実行しないように指示します。このオプションが false に設定されている場合は、システム生成準備プロセスまたはカーネル生成プロセスのどちらかで障害や警告が発生した場合でも、インストール処理が (対話型モードでは一時停止せずに) 続行されます。

このオプションをデフォルト値の true に設定すると、再配置不可能なファイルセットを再配置しようとしたときにエラーが発生します (再配置可能なファイルセットは is_relocatable 属性を true に設定してパッケージ化します)。 false に設定すると、通常のエラー処理が変更され、コマンドはファイルセットを再配置できるようになります。

enforce_scripts=true
  

スクリプトで発生したエラーの処理を制御します。 true に設定したときにスクリプトからエラーが戻されると、コマンドは中断し、実行が失敗したことを示すエラーメッセージが表示されます。 false に設定すると、swinstall は操作を続行します。警告メッセージが表示され、解析または実行が終了したことが示されます。エラーのあった swinstall フェーズ (checkinstall、preinstall、postinstall、または configure) がメッセージに含まれます。

fix_explicit_directories=false
  

明示的にパッケージ化したソフトウェア (明示的なファイル指定でパッケージ化したソフトウェア) に対する swinstall の応答を制御します。デフォルト値の false では、swinstall は新しいディレクトリに関するパーミッションを (製品仕様ファイルの指定に基づいて) 設定しますが、あらかじめ存在するディレクトリに関しては設定しません。true に設定すると、あらかじめ存在するディレクトリに関してもパーミッションを設定します。

installed_software_catalog=products
  

(swinstall にのみ適用されます。) インストール済み製品データベース (IPD) が保存されているディレクトリパスを定義します。この情報は、インストール済みのソフトウェアについて説明しています。 このオプションを絶対パスに設定すると、IPD の位置を定義できます。このオプションに相対パスを指定すると、SD コントローラーは admin_directory オプションで指定されている値に相対パスを追加して、IPD のパスを決定します。代替ルートの場合には、このパスが代替ルートの位置を示す相対パスになります。 このオプションは、ソフトウェアのインストール場所には何ら影響を及ぼしません。

このオプションでは、個々のアプリケーションまたはアプリケーショングループで異なる IPD を使用することで、 複数のユーザーまたは複数のプロセスで複数のソフトウェアアプリケーションを同時にインストールおよび削除できるようになります。

注意: 特定のアプリケーションを管理するには、特定の installed_software_catalog を使用してください。SD では、いくつもの IPD で同じアプリケーションの記述を複数扱うことができません。

SD の非特権モードを制御する admin_directory および run_as_superuser オプションも参照してください (このモードは、設計とパッケージ化が特別に行われるアプリケーションを管理するときにのみ使用するためのものです。 HP-UX オペレーティングシステムまたはそのパッチの管理には、このモードを使用できません。非特権の SD の詳細については、http://docs.hp.com/ja にある『 Software Distributor 管理者ガイド』 を参照してください)。

job_title=  

これはジョブのタイトルを指定する ASCII 文字列です。これは swjob または sd の起動時にジョブ ID とともに表示されるので、ジョブを識別するための追加の情報として参照できます。 デフォルト値はタイトルなしです。タイトルを指定する場合は、タイトル文字列を引用符で囲んでください。

layout_version=1.0
  

(swcopy にのみ適用されます 。) 記述子および swlist 出力を書き込む際に SD コマンドが準拠する POSIX の layout_version を指定します。サポートされている値は、"1.0" (デフォルト値) および "0.8" です。

SD オブジェクトおよび属性構文は、『IEEE POSIX 1387.2 Software Administration』 標準の layout_version 1.0 仕様に準拠します。SD コマンドは、まだ以前のレイアウトバージョンに対応するキーワード名 layout_version=0.8 も受け入れますが、これを使用するのは、以前のバージョンの SD によって読み取り可能な記述子を作成するためだけにしてください。

詳細については、sd(5)layout_version オプションを参照してください。

logdetail=false  

logdetail オプションは、ログファイルに書き込む詳細情報の量を管理します。 true に設定すると、このオプションは、詳細のタスク情報 (指定されたオプション、進行したステートメント、およびほかの要約情報など) をログファイルに追加します。この情報は、ログ情報とともに、loglevel オプションにより制御されます。

詳細については、loglevel=1 を参照するか、man 5 sd と入力して sd(5) マンページを参照してください。

logfile=/var/adm/sw/swremove.log
  

swinstall コマンドのデフォルトのコマンドログファイルです。

loglevel=1  

コマンドのログファイル、ターゲットエージェントのログファイル、およびソースエージェントのログファイルに記録するイベントのログレベルを制御します。この情報は、詳細情報とともに、logdetail オプションにより制御されます。(詳細については、logdetail=false および sd(5) マンページを参照してください。) 以下の値を指定することができます。

0  

ログファイルに何も情報が記録されません。

1  

冗長なログがログファイルに記録されます。

2  

ファイル毎のメッセージを含む、非常に冗長なログがログファイルに記録されます。

log_msgid=0  

SD のログファイルメッセージの前に識別番号を付けます。

0  

(デフォルト) メッセージに識別番号は割り当てられません。

1  

エラーメッセージのみに識別番号を付けます。

2  

エラーメッセージと警告メッセージに識別番号を付けます。

3  

エラー、警告、および注記の各メッセージに識別番号を付けます。

4  

エラー、警告、および注記の各メッセージに加えて、一部の情報メッセージにも識別番号を付けます。

match_target=false
  

(swinstall にのみ適用されます 。) この値が true に設定されている場合、ソース上のファイルセットの中からターゲットシステムのインストール済みファイルセットと一致するものを捜すことでソフトウェアの選択が行われます。複数のターゲットが指定されている場合は、リストの最初のターゲットが選択の基準として使用されます。

max_targets=25  

このオプションを正の整数に設定すると、インストールまたはコピーの並列操作が指定の数までに制限されます。1 つのコピー操作またはインストール操作が終了した時点で、次のターゲットが選択され操作が開始されます。すべてのターゲットが終了するまでこれが繰り返されます。

最適な設定は、サーバとネットワークの性能によって決まります。まずはデフォルト値の 25 を使用することを推奨します。このオプションに 1 より小さい値を指定すると、すべてのターゲットに対して同時にインストールまたはコピーが行われます。

mount_all_filesystems=true
  

解析フェーズの開始時に、/etc/fstab ファイルに記述されているすべてのファイルシステムをマウントしようとします。これにより、処理を進める前に、リストされているすべてのファイルシステムが必ずマウントされるようになります。この操作方針により、将来、マウントポイントの下になる可能性があるディレクトリにファイルがロードされるのを防止できます。

このオプションが false に設定されている場合、マウント操作は実行されず、現在のマウントのチェックも実行されません。

os_name  

(swinstall にのみ適用されます 。) このオプションを os_release とともに使用すると、HP-UX のアップデート中に希望の OS 名を指定することができます。os_name オプションは、コマンド行からだけ指定することができます。適切な構文については、SD の readme ファイルを参照してください。この readme ファイルは、次のように入力して表示することができます。

swlist -a readme -l product SW-DIST

os_release  

(swinstall にのみ適用されます 。) このオプションを os_name とともに使用すると、HP-UX アップデート中に希望の OS のリリースを指定することができます。os_release オプションは、コマンド行からだけ指定することができます。適切な構文については、SD の readme ファイルを参照してください。この readme ファイルは、次のように入力して表示することができます。

swlist -a readme -l product SW-DIST

patch_filter=software_specification
  

このオプションを autoselect_patches または patch_match_target オプションとともに使用すると、software_specification で指定した基準を満足するように選択したパッチをフィルタリングすることができます。このオプションのデフォルト値は *.* です。

patch_match_target=false
  

true に設定すると、このオプションは、ターゲットルートまたはデポ上のソフトウェアに対応する最新のパッチ
(is_patch=true 属性によって指定されるソフトウェア) を選択します。

patch_filter= オプションは、patch_match_target とともに使用することができます。

patch_save_files=true
  

(swinstall にのみ適用されます 。) パッチされたファイルを保存して、以後のパッチのロールバックを可能にします。パッチされたファイルは /var/adm/sw/save に保存されます。false に設定すると、パッチによって変更された基本ソフトウェアを同時に削除しなければ、パッチをロールバック (削除) することはできません。

該当する保存ファイルを削除してパッチをコミットする場合は、swmodify コマンドの patch_commit オプションを使用してください。

polling_interval=2
  

コントローラーの対話型 GUI および TUI で使用するポーリング間隔 (分単位) を定義します。これは、実行中のタスクに関するステータス情報を得るために各ターゲットエージェントに対してポーリングを行う頻度を指定します。広域ネットワークにまたがって動作している場合は、ポーリング間隔を大きくすることによってネットワークのオーバーヘッドを減らすことができます。

preserve_create_time=false
  

(swcopy にのみ適用されます。) デポをコピーする際に本来の作成日時を保持します。これによって、そのコピーを使用するときに、一貫性のある結果を得ることができます。デフォルトは false で、ソフトウェアのバンドル、プロダクト、およびファイルセットの create_time はオブジェクトがデポで作成された日時となります。true に設定すると、ソフトウェアのバンドル、プロダクト、およびファイルセットの create_time はソースデポに指定されている日時となります。マスタデポにコピーする際にこのオプションを使用すると、create_time_filter オプションを使用した場合に現れるオブジェクトを変更できます。

recopy=false  

(swcopy にのみ適用されます 。) ターゲット上で、既に使用可能になっているファイルセットが同じバージョンの場合、コピーを行ないません。 recopy=true とすると、どんな場合でもファイルセットのコピーが行われます。

register_new_depot=true
  

(swcopy にのみ適用されます 。) このオプションは、swcopy に対して、新たに作成されたデポをローカルな swagentd に登録するように指示します。このアクションにより、他の SD コマンドがこのデポを自動的に認識できるようになります。このオプションが false に設定されている場合、新しいデポは自動的には登録されません (これは後で swreg コマンドで登録できます)。

register_new_root=true
  

(swinstall にのみ適用されます 。) swinstall の中で代替ルートを登録するように指示します。登録されたルートは swlist でリストできます。

reinstall=false  

再インストール (または再コピー) するファイルセットが既存のバージョンである場合はそのファイルセットを除外するように (つまり、再インストールしないように) 指示します。 true に設定すると、ファイルセットは再インストールされます。 recopy=false を参照してください。

reinstall_files=false
  

ファイルを上書きするかどうかを制御します。上書きすることによって、速度の遅いネットワークまたはディスク上での性能が高まることがあります。デフォルト値の false では、SD はソースファイルセット中の各ファイルをターゲットシステム上の対応する各ファイルと比較します。ファイルの比較は、サイズ、タイムスタンプ、および (オプションで) checksum (reinstall_files_use_cksum を参照) に基づいて行われます。ファイルセット中のファイルがターゲットシステム上のファイルと同一であれば、上書きは行われません。

true に設定すると、SD はファイルの比較を行わず、ターゲットシステム上のファイルが同一であってもすべて上書きします。

reinstall_files_use_cksum=true
  

reinstall_files オプションが false の設定となっているときに、チェックサムによる比較を行うかどうかを制御します。デフォルト値である true に設定すると、SD はチェックサムを算出した上で比較を行い、古いファイルを新しいファイルで上書きする必要があるかを判定します。チェックサムを使用すると比較に要する時間が長くなりますが、サイズとタイムスタンプだけ比較するチェックよりもはるかに確実なチェックが行われます。

false に設定すると、SD はチェックサムを計算せず、サイズとタイムスタンプだけを使用してファイルを比較します。

remove_obsolete_filesets=false
  

(swcopy にのみ適用されます。) swcopy が、ターゲットのデポ中のターゲットプロダクトから、使用されなくなったファイルセットを自動的に削除するかどうかを制御します。 true に設定されている場合、swcopy はコピー処理中に書き込まれたターゲットプロダクトから、使用されなくなったファイルセットを削除します。 削除は、コピーが完了してから行われます。 ファイルセットは、ソースデポ上にあるそのプロダクトの最新パッケージの一部でない場合に、使用されなくなったと定義されます。

retry_rpc=1  

swinstall または swcopy で、ファイル転送の間に切断されたソースとの接続を再試行する回数を定義します。接続の切断は通信のタイムアウトによって起こります。このオプションを rpc_timeout オプションと組み合わせて使用すると、低速なネットワークや利用度の高いネットワークを通じたインストールが成功する可能性が高くなることがあります。この回数としてゼロを設定した場合は、rpc_timeout の指定に応じてソースへの RPC 接続がタイムアウトになると必ずタスクが打ち切られます。1 から 9 までの値を設定すると、各ファイルセットのインストールがその回数だけ試みられます。その際、既に正常にインストールされたファイルセット内のファイルがインストールされるのを避けるには、reinstall_files オプションも false に設定する必要があります。

このオプションはエージェントとやり取りするコントローラーにも適用されます。エージェントセッションの開始が何らかの理由で失敗した場合、コントローラーは retry_rpc に指定されている回数だけエージェントへの接続を試みます。その際に、retry_rpc_interval オプションの値を使用して次回の再試行までの待機時間を判定します。

retry_rpc_interval={0}
  

ターゲットとの最初の接続に失敗した後で繰り返す再試行の間隔を分単位で指定します。このオプションは、retry_rpc オプションとともに使用します。このオプションの値の個数が retry_rpc の値と等しいと、SD は retry_rpc に指定されている回数だけソース接続を確立しようと試みます。 retry_rpc_interval の値の個数が retry_rpc の値よりも少ないと、SD は再試行の回数が retry_rpc の値となるまで、最後の間隔値を繰り返し使用します。

例えば、エージェントセッションの開始に失敗したときに、retry_rpc が 9 に設定されており、一時的なネットワーク障害に対応するために長時間待機できるよう retry_rpc_interval が {1 2 4 8 15} に設定されているとすれば、SD コントローラーはエージェントへの接続の 1 回目の再試行まで 1 分間待機し、 その後で 2 分間待機して 2 回目の再試行、その後で 4 分間待機して 3 回目の再試行、その後で 8 分間待機して 4 回目の再試行、 そして 9 回目の再試行まではそれぞれ 15 分ずつ待機します。このように値が設定されていると、 ファイルのロード障害によって操作は 90 分間 (1+2+4+8+15+15+15+15+15) 休止することになります。 retry_rpc が 5 に設定されており、retry_rpc_interval が {1 2 4 8 15} に設定されていると、コントローラーは 30 分間の中で 5 回ターゲットへの接続を再試行することになります。

rpc_binding_info=ncacn_ip_tcp:[2121] ncadg_ip_udp:[2121]
  

デーモンがリスンし、他のコマンドがデーモンとやり取りする際に使用するプロトコルシーケンスとエンドポイントを定義します。 1 つのプロトコルシーケンスでの接続に失敗すると、次のシーケンスで接続が試みられます。 SD はほとんどのプラットフォームで tcp (ncacn_ip_tcp:[2121]) と udp (ncadg_ip_udp:[2121]) の両方のプロトコルシーケンスをサポートします。 詳細については、man 5 sd と入力して sd(5) マンページを参照してください。

rpc_binding_info_source=
  

コマンドがソースアクセスだけのためにデーモンとやり取りするプロトコルシーケンスとエンドポイントを定義します。 プロトコルシーケンスとの接続に失敗すると、再試行されます。 値を指定しなければ (デフォルト)、rpc_binding_info の値を使用して、ソースアクセスのためにデーモンとやり取りします。 詳細は上述の rpc_binding_info を参照してください。

rpc_binding_info_target=
  

コマンドがターゲットアクセスだけのためにデーモンとやり取りするプロトコルシーケンスとエンドポイントを定義します。 プロトコルシーケンスとの接続に失敗すると、再試行されます。 値を指定しなければ (デフォルト)、rpc_binding_info の値を使用して、ターゲットアクセスのためにデーモンとやり取りします。 詳細は上述の rpc_binding_info を参照してください。

rpc_timeout=5.  

通信のタイムアウトの相対的な長さです。これは 0 〜 9 の範囲の値で、DCE RPC によって解釈されます。 値が大きいほど時間は長くなります。大きい値が必要になるのは、低速なネットワークや利用度の高いネットワークの場合です。小さい値を指定すると、停止中のホストや swagentd を実行していないホストに対する接続試行をより速く検知することが可能になります。各値が表す秒数は、それぞれ 1 つ前の値が表す秒数の約 2 倍になります。5 という値は ncadg_ip_udp では約 30 秒に相当します。このオプションは ncacn_ip_tcp プロトコルシーケンスが使用されている場合は特に影響を与えないことがあります。

run_as_superuser=true
  

SD の非特権モードを制御します。実行ユーザーがスーパーユーザーの場合には、このオプションは無視されます (true とみなします)。

デフォルト値の true に設定すると、SD の操作は通常どおりに実行されます。 つまり、操作のパーミッションはローカルのスーパーユーザーに与えられるか、SD ACL によって設定されます (ACL の詳細については、swacl(1M) を参照してください)。

false に設定すると、実行ユーザーがローカルユーザーでかつスーパーユーザーでは ない ときに、非特権モードで実行されます。

  • 操作のパーミッションはユーザーのファイルシステムパーミッションに基づいて決定されます。

  • SD ACL は無視されます。

  • SD で作成されたファイルには実行ユーザーの uid と gid が付き、実行ユーザーの umask に応じてファイルのモードが設定されます。

SD の非特権モードは、設計とパッケージ化が特別に行われるアプリケーションを管理するときにのみ使用するためのものです。 HP-UX オペレーティングシステムまたはそのパッチの管理には、このモードを使用できません。非特権の SD の詳細については、http://docs.hp.com/ja にある『 Software Distributor 管理者ガイド』 を参照してください。

また、admin_directory オプションおよび installed_software_catalog オプションを参照してください。

select_local=true
  

target_selections の指定がない場合に、ローカルホスト上のデフォルトルートディレクトリ / (swinstall の場合) か、またはデフォルト ターゲットディレクトリ target_directory (swcopy の場合) を、コマンドのターゲットとして選択します。

software=  

デフォルトの software_selections を定義します。このオプションにデフォルト値はありません。複数のソフトウェアセレクションがある場合は、空白で区切って指定しなければなりません。

software_view=all_bundles
  

GUI で表示されるソフトウェアのソフトウェアビューを、デフォルトレベルで指定します。この値として指定できるのは、all_bundlesproducts またはバンドルカテゴリタグ (そのカテゴリのバンドルのみを表示するように指定) です。

source=  

GUI および CLI ソース選択ダイアログボックスを自動的にバイパスするソースを指定します。このオプションは、-ssource コマンド行オプションと同じ効力を持っています。ソースを指定するには、次の構文を使用します。

[path]

source_cdrom=/SD_CDROM
  

ソースとなる CD-ROM のデフォルト位置を定義します。構文は [host]:[path] です。

source_tape=/dev/rmt/0m
  

ソースとなるテープのデフォルト位置を定義します。通常は、ローカル テープデバイスのキャラクタ型特殊ファイルです。 [host]:[path] の構文も使用できますが、その場合は、host をローカルホストと一致させなければなりません。-s オプションの方がこの値より優先されます (SD は tarcpio の両形式のテープデポを読み取ることができます)。

source_type=directory
  

デフォルトのソースタイプを定義します。これは cdromdirectory または tape のいずれかです。-s オプションで指定されたソースタイプの方がこの値より優先されます (SD は tarcpio の両形式のテープデポを読み取ることができます)。

targets=  

デフォルトの target_selections を定義します。このオプションにデフォルト値はありません (上記の select_local を参照)。複数のターゲットセレクションがある場合は、空白で区切って指定しなければなりません。

uncompress_files=false
  

(swcopy にのみ適用されます 。) true を設定すると、ソースから転送されるファイルが swcopy によりターゲットデポに保存される前に、ファイルが圧縮解除されます。

use_alternate_source=false
  

各ターゲットエージェントに対して、ユーザーが指定したソースの代わりに、そのエージェント固有に設定された代替ソースを使用する権限を与えます。値が false の場合、各ターゲットエージェントは同一のソース、すなわちユーザーによって指定され、コマンドによって承認されたソースを使用することになります。値が true の場合、各ターゲットエージェントはこれの代わりに、各エージェントごとに設定された固有のソースを使用することになります。

verbose=1  

標準出力 (stdout) の冗長性を制御します。

0  

標準出力 (stdout) への出力が抑止されます (エラーおよび警告メッセージは常に標準エラー (stderr) に書き込まれます)。

1  

冗長メッセージが標準出力に出力されるようになります。

write_remote_files=false
  

リモートファイルシステム上に存在するターゲットへのファイルのインストールまたはコピーを抑止します。リモートファイルシステム上にインストールされる予定のファイルは、すべてインストールの対象から除外されます。

このオプションが true に設定され、しかもスーパーユーザーがリモートファイルシステムへの書き込みパーミッションを持っている場合は、リモートファイルは操作から除外されず、インストールやコピーが行われます。

セッションファイル

swinstall または swcopy コマンドを起動するたびに、インストールまたはコピーのセッションが定義されます。インストールまたはコピーのセッションが実際に開始される前に、起動オプション、ソース情報、ソフトウェアセレクション、およびターゲットホストが保存されます。これによって、セッションが異常終了した場合でもコマンドを再実行することができます。

各セッションは、ファイル $HOME/.sw/sessions/swinstall{swcopy}.last に保存されます。このファイルは、swinstall または swcopy を起動するたびに上書きされます。

対話型またはコマンド行セッションからセッション情報を保存することもできます。対話型セッションから、File メニューの Save Session または Save Session As オプションを選択することによって、いつでもファイルにセッション情報を保存することができます。コマンド行セッションから、-C session__file オプションを指定して、swinstall または swcopy を実行することによって、セッション情報を保存することができます。

セッションファイルはデフォルトのファイルと同じ構文を使用します。セッションファイルには、絶対パスを指定しますが、ディレクトリを指定しない場合、デフォルトの位置として $HOME/.sw/sessions/ が指定されます。

保存したセッションファイルを対話型セッションから再実行するには、File メニューの Recall Session オプションを使用します。コマンド行から再実行するには、swinstall または swcopy-S session__file オプションの引き数としてセッションファイルを指定します。

セッションファイルを再実行するとき、セッションファイル内の値はシステムデフォルトファイルの値より優先されます。同様に、swinstall