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swremove(1M)

HP-UX 11i Version 3: February 2007
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名称

swremove ― ソフトウェア製品の構成解除と削除

構文

swremove [XToolkit Options] [-d|-r] [-i] [-p] [-v] [-C session_file] [-f software_file]
[-J jobid] [-Q date] [-S session_file] [-t target_file] [-x option=value] [-X option_file]
[software_selections] [@ target_selections]

特記事項

  • swremove は、単独で、または sd コマンドを実行して呼び出すことのできる対話型ユーザーインタフェース (GUI) をサポートしています。後述の『対話型操作\c』 の項を参照してください。

  • このコマンドは、リモートシステムの操作をサポートしています。 詳細は、後述の『リモート操作\c』 の項を参照してください。

  • すべての SD コマンドの概要は、sd(5) マンページ (コマンド行で man 5 sd と入力) を参照してください。

説明

swremove コマンドは software_selectionstarget_selections (例えば、ルートファイルシステム) から削除します。 インストール済みのソフトウェアを削除するとき、swremove はそのソフトウェアを削除する前に構成解除も実行します。ただし、代替ルートディレクトリから削除するときはソフトウェアの構成解除を行いません (代替ルートディレクトリ内のソフトウェアは、インストール時に自動構成されていないからです)。配布可能ソフトウェア (デポ内のソフトウェア) を削除するときも、swremove は構成解除タスクを実行しません。

注記: 削除のためにバンドルを選択しても、そのバンドル内のすべてのファイルセットが削除されるとは限りません。 特定のファイルセットが別のバンドルによって必要とされている場合には、そのファイルセットは削除されません。 例えば、バンドル PascalFORTRAN の両方がファイルセット Debugger.Run を使用している場合に、FORTRAN を削除しようとすると、バンドル Pascal もファイルセット Debugger.Run を使用しているので、このファイルセットは削除されません。これにより、1 つのバンドルを削除したために、 他のバンドルが必要とする ファイルセットが誤って削除されてしまうというトラブルを防止できます。

リモート操作

SD を使用可能にすると、リモートシステム上のソフトウェアを管理できます。ルートユーザーが中央の SD コントローラー 中央管理サーバまたはマネージャノードとも呼びます) からリモートターゲット ホストまたはエージェントとも呼びます) で操作を実行できるようにするには、次のようにします。

1) 

ルート、ホスト、テンプレートのアクセス制御リスト (ACL) を設定し、コントローラーシステムからのルートアクセスを許可します。 許可するには、それぞれのリモートシステムで次のコマンドを実行します。

/usr/lib/sw/mx/setaccess controller

注記:

  • controller は、中央管理サーバの名前です。

  • リモートシステムが 11.00 の場合は、setaccess を実行する前に、SD パッチ PHCO_22526、または累積パッチがシステムにインストール済であることを確認してください。

  • リモートシステムが 11.00 より前のものであったり、何らかの理由で setaccess が存在しない場合は、11.11 以降のシステムからリモートシステムへ setaccess スクリプトをコピーしてください。

2) 

swinstallswcopy および swremove は、リモート操作のための拡張 GUI インタフェースを用意してます。 コントローラーで .sdkey ファイルを作成して、リモート操作用の GUI インタフェースを使用可能にします。これには、次のコマンドを使用します。

touch /var/adm/sw/.sdkey

注記: swacl コマンドをリモートマシンで直接実行してリモートアクセスを設定し、コントローラーシステムからルートアクセスまたは非ルートアクセスをユーザーに許可する方法もあります。

対話型操作

swremove は、グラフィカルユーザーインタフェース (GUI) をサポートしています。また、端末またはディスプレイが GUI をサポートしていない場合でも、 ターミナルユーザーインタフェース (マウスを使用せずキーボードで画面のナビゲーションを行います) をサポートしています。

GUI を呼び出すには、コマンド行に (コマンド行引き数を指定せずに)

  • swremove と入力するか、コマンド行から swremove を呼び出すときに他の必要なコマンド行オプションと共に -i を指定します。

sd コマンドは、ソフトウェアジョブを監視する際の対話型インタフェースとして機能します。また、このコマンドを使って swinstallswcopy または swremove の各 GUI を呼び出すこともできます。

SD の中央管理機能を使用可能にすると、swinstallswcopy および swremove は、リモートマシンでの操作をサポートする拡張 GUI を提供します。前述の リモート操作 の項を参照してください。

パッチまたはパッチロールバック ファイルの削除

パッチソフトウェアを削除するには、そのパッチに対応するロールバックファイルがロールバックのために使用可能でなければなりません 。パッチによって変更される基本ソフトウェアを削除する必要があります (基本ソフトウェアの削除によって、そのソフトウェアに対応するパッチも削除されます)。

パッチをコミットする (恒久的なものにする) には、swmodify コマンドの patch_commit オプションを使用してパッチのロールバックのために保存されているファイルを削除するか、swinstall コマンドの save_patch_files オプションを使用して最初にこれらのファイルを保存しないようにします。詳細については、swmodify(1M) および swinstall(1M) を参照してください。

制御スクリプト

インストール済みソフトウェアを削除するとき、swremove コマンドは、ベンダーから提供されたスクリプトがあれば、software_selections を削除する処理の中でそれらのスクリプトを実行します。swremove コマンドは以下のスクリプトをサポートしています。

checkremove 

target_selection の解析時に実行されるスクリプトで、削除を正しく実行できるかどうかを チェックします。このチェックで問題が見つかった場合、ソフトウェア製品は削除されません。

preremove 

ソフトウェアのファイルが削除される直前に実行されるスクリプトです。

postremove 

ソフトウェアのファイルが削除された直後に実行されるスクリプトです。

unconfigure 

target_selection の構成解除時に実行されるスクリプトで、そのソフトウェア対応のホスト構成を解除します (また、そのホスト対応のソフトウェア構成を解除します)。 preremove および postremove スクリプトは構成解除タスクに使用することを目的とはしていません。 これらのスクリプトは、インストール時に移動されたファイルを 元に戻すなどの単純なファイル管理を実行するために使用するものです。unconfigure スクリプトにより、swremove コマンドは、指定されたソフトウェアを削除する前に、そのソフトウェアが動作していたホストを構成解除することができます。

オプション

swremove コマンドは以下のオプションをサポートします。

XToolKit Options 

swremove コマンドは、GUI の表示形式を制御する標準 X ツールキットオプションの一部をサポートしています。サポートしているオプションは、-bg
-background-fg-foreground-display-name
-xrm および -synchronous です。これらのオプションの定義については、X(1) マンページを参照してください。

-d  

インストール済みソフトウェアではなく、デポを操作対象とします。

-r  

コマンドが代替ルートディレクトリで動作するようになります。代替ルートディレクトリは、
@ target_selections オプションで指定する必要があります。構成解除スクリプトは、削除するソフトウェアが代替ルートディレクトリにある場合、実行されません。 (代替ルート操作にはこのオプションは必須ではありませんが、旧製品との互換性のために維持されています。詳細については、sd(5) の『代替ルートディレクトリとデポディレクトリ\c』 の項を参照してください。)

-i  

コマンドを対話型モード (グラフィカルユーザーインタフェース) で実行します。 詳細については、前述の『対話型操作\c』 および『リモート操作\c』 の項を参照してください。

-p  

削除タスクをプレビューします。すなわち、セッションを解析フェーズだけ実行します。

-v  

標準出力 (stdout) への出力を冗長形式にします (swremove のログファイルは、このオプションの影響を受けません)。冗長出力はデフォルトの verbose=x で制御されます。

-C session_file 

現在のオプションとオペランドを session_file に保存します。ファイル名には相対パスおよび絶対パスを指定することができます。セッションファイルのデフォルトのディレクトリは、$HOME/.sw/sessions/ です。-S オプションを使用して、セッションファイルを再び呼び出すことができます。

-f software_file 

software_selections のリストを、コマンド行からではなく (あるいは コマンド行からだけでなく)、software_file から (も) 読み取ります。

-J jobid 

前にスケジュールされたジョブを実行します。これは、デーモンがジョブを起動するときに使用する構文です。

-Q date 

指定された日付にジョブをスケジュールします。 ファイル /var/adm/sw/getdate.templ を編集して、日付形式を変更することができます。

-S session_file 

session_file での定義に従って、前のセッションで保存された オプションとオペランドに基づいて swremove を実行します。 -C オプションを使用して、セッション情報をファイルに保存することができます。

-t target_file 

target_selections のリストを、コマンド行からではなく (あるいは コマンド行からだけでなく)、target_file から (も) 読み取ります。

-x option=value 

セッションの option の値として value を設定し、デフォルト値 (または -X オプションで指定された代替の option_file の中の値) を無効にします。複数の -x オプションを指定できます。

-X option_file 

セッションのオプションと動作を option_file から読み取ります。

オペランド

swremove コマンドは、software selections 、およびその後に続く target selections という 2 種類のオペランドをサポートします。 オペランドは "at" (@) 文字で区切ります。この構文は、コマンドが「ターゲットでのソフトウェアセレクション」で動作することを意味します。

ソフトウェアセレクション

selections オペランドは software_selections で構成されます。

swremove コマンドでは、各 software_selection の指定に次の構文を使用します。

bundle[.product[.subproduct][.fileset]][,version]

product[.subproduct][.fileset][,version]

  • = (等号) 関係演算子では、シェルのワイルドカードおよびパターンマッチ表記による選択を指定できます。

     

    [ ]*?

    例えば、*man という表現は、タグ名が "man" で終了しているすべてのバンドルと製品を削除します。

     

    swremove sw_server *man

  • bundlessubproducts は、再帰的に指定できます。 bundles は、他の bundles を含むことができ、subproducts は、他の subproducts を含むことができます。 例えば、

     

    swremove bun1.bun2.prod.sub1.sub2.fset,r=1.0

    または (ワイルドカードを使って)、

     

    swremove bun[12].bun?.prod.sub*,a=HP-UX

  • \* というソフトウェア指定では、すべての製品が選択されます。ただし、この指定は注意して使用する必要があります。

version 項目は次の形式で指定します。

[,r <op> revision][,a <op> arch][,v <op> vendor]
[,c <op> category][,q=qualifier][,l=location]
[,fr <op> revision][,fa <op> arch]

  • location はインストールされたソフトウェアに対してのみ適用され、デフォルトの製品ディレクトリ以外の場所にインストールされたソフトウェアのみを参照します。

  • fr および fa はファイルセットに対してのみ適用されます。

  • ravc および l は、バンドルとプロダクトだけに適用されます。また、ソフトウェア仕様の一番左のバンドルまたはプロダクトに適用されます。

  • <op> (関係演算子) には次の式を指定できます。

     

    =, ==, >=, <=, <, >, または !=

    これらの演算子は、ドットで区切られた各フィールドについて個別に比較を実行します。

    例えば、r>=B.10.00B.10.00 より大きいリビジョンと等しいリビジョンすべてを選択することを意味します。システムは、ドットで区切られた各フィールドを比較して一致を捜します。 これらの演算子とともにシェルのパターンを使用することはできません。

  • = (等号) 比較演算子を使用して、以下のシェルワイルドカードおよびパターンマッチング表記法により選択対象を指定することができます。

     

    [ ], *, ?, !

    例えば、式 r=1[01].* は、バージョン 10 または バージョン 11 の中のすべてのリビジョンを返します。

  • バージョン項目はすべて 1 つのソフトウェア仕様の中で繰り返し指定することができます (例えば、r>=A.12 、\c r<A.20 )。複数のバージョン項目を指定した場合は、すべての項目と一致したものだけが選択対象となります。

  • 完全に有効なソフトウェア仕様には、r=a=v= のバージョン項目が含まれ、これらの項目は空の文字列でもかまいません。

  • ソフトウェアセレクションの中で、空白またはタブ文字を使用することはできません。

  • バージョン項目の代わりに、ソフトウェア instance_id を指定することができます。これは、エクスポートされたカタログのコンテクスト内に次の形式で指定します。

     

    [instance_id]

    この instance_id は、同じタグを持つ製品およびバンドルのバージョンを区別する整数です。

ターゲットセレクション

swremove コマンドでは、各 target_selection の指定に次の構文を使用します。

  • [host][:][/directory]

  • ホストとディレクトリの両方を指定する場合は、コロン (:) が必要です。

他の設定による影響

デフォルトオプション

標準オプションのほかに、以下のファイルに指定されている デフォルト値を編集することにより、swremove のいくつかの動作と操作方針オプションを変更することができます。

/var/adm/sw/defaults
  

システム全体のデフォルト値

$HOME/.swdefaults
  

ユーザー固有のデフォルト値

デフォルトファイルでは、次の構文を使用して値を指定しなければなりません。

[command_name.]option=value

任意指定の command_name 接頭辞は、SD のコマンドの 1 つを示します。この接頭辞を使用すると、デフォルト値の変更がそのコマンドに制限されます。接頭辞を付けないと、変更はすべてのコマンドに適用されます。

デフォルト値は、-x または -X オプションをコマンド行で指定することで無効にすることができます。

command -x option=value

command -X option_file

次の項では、swremove コマンドがサポートするすべてのキーワードのリストを記載します。デフォルト値が存在する場合は、"=" の後に示します。

swremove に適用される操作方針オプションは次のとおりです。

admin_directory=/var/adm/sw (標準モード)
  

admin_directory=/var/home/LOGNAME/sw (非特権モード)
  

インストール済みのソフトウェアカタログの SD ログファイルとデフォルトの親ディレクトリの位置を指定します。標準の SD 操作でのデフォルト値は /var/adm/sw です。SD を非特権モードで操作する場合 (run_as_superuser デフォルトオプションを true に設定) は、次のようになります。

  • デフォルト値は強制的に /var/home/LOGNAME/sw になります。

  • パス要素 LOGNAME は、SD がシステムのパスワードファイルから読み取る実行ユーザー名に置き換えられます。

  • このオプションの値を HOME/path に設定すると、HOME が実行ユーザーのホームディレクトリ (システムのパスワードファイルから取得) に置き換えられ、そのディレクトリの相対パス\c が決定します。例えば、HOME/my_admin と指定すると、ホームディレクトリにある my_admin ディレクトリになります。

  • installed_software_catalog のデフォルトオプションの値を相対パスに設定すると、このオプション値に相対するパスになります。

SD の非特権モードは、設計とパッケージ化が特別に行われるアプリケーションを管理するときにのみ使用するためのものです。 HP-UX オペレーティングシステムまたはそのパッチの管理には、このモードを使用できません。非特権の SD の詳細については、http://docs.hp.com/ja にある『 Software Distributor 管理者ガイド』 を参照してください。

installed_software_catalog および run_as_superuser オプションも併せて参照してください。

agent_auto_exit=true
  

実行フェーズの終了後、または解析フェーズの異常終了後に、ターゲットエージェントを自動的に終了させます。 このオプションは、コントローラーが対話型ユーザーインタフェースを使用している場合、または -p (プレビュー) を使用している場合は、強制的に false に設定されます。これにより、ネットワークの信頼性とパフォーマンスが向上します。 デフォルトは true です (すなわち、上記の条件の場合、ターゲットエージェントは自動的に終了します) 。 false に設定すると、ターゲットエージェントは コントローラーがセッションを終了するまで終了しません。

agent_timeout_minutes=10000
  

ターゲットエージェントが指定された時間中アクティブでない場合に、そのターゲットエージェントを終了させます。 これは、RPC が消失したネットワーク接続を検知するのに 130 分間かかる場合があるので、 ターゲットエージェントがより速く消失したネットワーク接続を検知できるようにするために使用されます。 お薦めできる値は、使用環境で予測されるアクティブでない最長の期間です。 コマンド行の呼び出しの場合、10 分から 60 分の間の値が適切です。GUI が使用される場合には、60 分以上の値をお薦めします。 デフォルト値の 10000 は、7 日間よりもわずかに短い期間です。

allow_split_patches=false
  

「親が同じ」ファイルセットのない単一パッチファイルセットを使用できるようにします。デフォルト状態である false では、マルチファイルセットパッチから 1 つのファイルセットを削除すると、ターゲットファイルセットの祖先のファイルセットに基づいて、 パッチに含まれる他のファイルセットが自動的に操作の対象になります (この動作は、ユーザーが直接選択したファイルセットおよび SD がソフトウェアの依存関係から自動選択したファイルセットに適用されます)。

true に設定すると、親が同じファイルセットを含めないで、1 つのパッチファイルセットを削除できます。 これにより、一部の構成要素であるファイルセットに「分割」したパッチをターゲットに含めることができます。 警告: パッチを分割すると、親が同じグループの 1 つのファイルセットを削除しても、同時に削除すべき他のファイルセットが残ることがあります。

auto_kernel_build=true
  

通常、true に設定します。カーネルファイルセットを削除する際、カーネルの再生成を行うかどうかを指定します。 カーネルの再生成が正しく行われた場合、システムは自動的に再ブートします。false に設定した場合、システムは現在のカーネルの実行を継続します。

auto_kernel_build オプションを true に設定した場合、autoreboot オプションも true に設定しなければなりません。auto_kernel_build オプションを false に設定した場合、autoreboot オプションの値は無視されます。

autoreboot=false
  

非対話型インタフェースからの再ブートを必要とするソフトウェアの削除を禁止します。true に設定された場合、このソフトウェアは削除することができ、ターゲットシステムは自動的に再ブートされます。

対話型セッションは、再ブートを必要とするソフトウェアを削除する際には必ず確認を要求します。

auto_kernel_build オプションが true に設定された場合、autoreboot オプションも true に設定しなければなりません。auto_kernel_build オプションが false に設定された場合、autoreboot オプションの値は無視されます。

autoremove_job=false
  

このオプションは、ジョブの自動削除を制御します。ジョブが自動的に削除されると、ジョブ情報 (ジョブステータスや コントローラー/エージェントのログファイル) を swjob で照会することはできなくなります。

autoselect_dependents=false
  

指定されたソフトウェアに依存するすべてのソフトウェアを自動的に選択します。値として true が設定され、削除対象として選択されたソフトウェアに 依存する他のソフトウェアがある場合は、swremove はその依存するソフトウェアも自動的に選択します。値として false が設定されている場合は、自動選択は行われず、依存条件は解決されません。

autoselect_reference_bundles=true
  

この値が true に設定されている場合、is_sticky 属性が true に設定されているバンドルは、その最後の内容が削除された時点で自動的に削除されます。false に設定されている場合、スティッキーバンドルは自動的には削除されません。

compress_index=false
  

SD コマンドがターゲットデポまたはルートへの書き込み時に圧縮された INDEX と INFO カタログを作成するかどうかを決定します。デフォルトの false では圧縮ファイルを作成しません。true に設定すると、SD は INDEX と INFO ファイル、およびそれぞれを圧縮したファイルの両方を作成します。圧縮ファイルは、INDEX.gzINFO.gz という名前で圧縮されてないファイルと同じディレクトリに作成されます。

圧縮ファイルにより低速ネットワークで性能が改善します。ただし、インストール済み製品データベースのディスクスペースの使用量とデポカタログのスペースの使用量は、それぞれ増加します。HP-UX 11.01 以降では次の場合に、SD コントローラとターゲットエージェントが自動的にソースエージェントから圧縮された INDEX と INFO ファイルをロードします。

  • ソースエージェントがこの機能をサポートしている

  • ソースデポに INDEX.gz あるいは INFO.gz が存在する

  • INDEX.gzINFO.gz が対応する圧縮されてない INDEX および INFO ファイルより古くない

INDEX.gz または INFO.gz のアクセス中、転送中、あるいは解凍中に何らかの問題が発生すると、ソースエージェントは圧縮されてない INDEX や INFO ファイルを使用します。

controller_source=
  

選択対象を決定するためにコントローラーがアクセスするデポの位置を指定します。 このオプションを設定すると、コントローラーとターゲット間のネットワーク通信量を減少させることができます。 この位置を指定するには、次のように、ターゲットセレクション構文を使用します。

 

[host][:][path]

このオプションは、ターゲットがどのソースを使用するかについては影響しないので、対話型ユーザーインタフェースで使用する場合には無効です。

distribution_target_directory=/var/spool/sw
  

ターゲットデポのデフォルト位置を定義します。

enforce_dependencies=true
  

software_selections によって指定されているすべての依存条件が、target_selections で解決されていなければならないことを指定します。swremove は、選択されたファイルセットに依存するソフトウェアがあり (すなわち、他のソフトウェアがそのファイルセットに依存しており)、 しかも そのソフトウェアが選択されていない場合は、選択されたファイルセットを削除しません。しかし、このオプションを false に設定した場合は、依存条件のチェックは行われますが、その条件の解決は保証されません。

enforce_scripts=true
  

スクリプトで発生したエラーの処理を制御します。true に設定したときにスクリプトからエラーが戻されると、swremove は中断し、実行が失敗したことを示すエラーメッセージが表示されます。false に設定すると、スクリプトで発生したエラーは警告として扱われ、swremove は処理を続行します。警告メッセージが表示され、コマンドの処理続行を示します。 メッセージには、エラーが発生したフェーズ (configure/unconfigure、checkremove、preremove/postremove など) が含まれます。

force_single_target=false
  

このオプションは、SD-OV ライセンスがディスクレスサーバーのシステム上で有効でない場合、対話型ユーザーインタフェースだけに適用されます。 このオプションを使用すると、ディスクレスサーバーでは通常 swremove がマルチターゲットモードで実行する場合でも、swremove はシングルターゲットモードで実行します。

installed_software_catalog=products
  

インストール済み製品データベース (IPD) が保存されているディレクトリパスを定義します。 この情報は、インストール済みのソフトウェアについて説明しています。このオプションを絶対パスに設定すると、IPD の位置を定義できます。 このオプションに相対パスを指定すると、SD コントローラーは admin_directory オプションで指定されている値に相対パスを追加して、IPD のパスを決定します。代替ルートの場合には、このパスが代替ルートの位置を示す相対パスになります。 このオプションは、ソフトウェアのインストール場所には何ら影響を及ぼしません。

このオプションでは、個々のアプリケーションまたはアプリケーショングループで異なる IPD を使用することで、 複数のユーザーまたは複数のプロセスで複数のソフトウェアアプリケーションを同時にインストールおよび削除できるようになります。

注意: 特定のアプリケーションを管理するには、特定の installed_software_catalog を使用してください。SD では、いくつもの IPD で同じアプリケーションの記述をいくつも扱うことができません。

SD の非特権モードを制御する admin_directory および run_as_superuser オプションも参照してください (このモードは、設計とパッケージ化が特別に行われるアプリケーションを管理するときにのみ使用するためのものです。 HP-UX オペレーティングシステムまたはそのパッチの管理には、このモードを使用できません。非特権の SD の詳細については、http://docs.hp.com/ja にある『 Software Distributor 管理者ガイド』 を参照してください)。

job_title =  

ジョブのタイトルを指定する ASCII 文字列です。これは swjob の起動時にジョブ ID とともに表示されるので、ジョブを識別するための追加の情報として参照できます。

log_msgid=0  

SD のログファイルメッセージの前に識別番号を付けます。

0  

(デフォルト) メッセージに識別番号は割り当てられません。

1  

エラーメッセージのみに識別番号を付けます。

2  

エラーメッセージと警告メッセージに識別番号を付けます。

3  

エラー、警告、および注記の各メッセージに識別番号を付けます。

4  

エラー、警告、および注記の各メッセージに加えて、一部の情報メッセージにも識別番号を付けます。

logdetail=false  

ログファイルに書き込む詳細情報の量を管理します。 true に設定すると、このオプションは、詳細のタスク情報 (指定されたオプション、進行中のステートメント、およびほかの要約情報など) をログファイルに追加します。 この情報は、ログ情報とともに、loglevel オプションにより制御されます。

詳細については、loglevel オプションおよび sd(5) マンページを参照してください。

logfile=/var/adm/sw/swremove.log
  

swremove コマンドのデフォルトのコマンドログファイルです。

loglevel=1  

コマンドのログファイルとターゲットエージェント、およびソースエージェントのログファイルに記録するイベントのログレベルを制御します。この情報は logdetail オプションを追加することにより、更に細かく設定できます。

0  

ログファイルに何も情報が記録されません。

1  

冗長なログがログファイルに記録されます。

2  

非常に冗長なログがログファイルに記録されます。

詳細は logdetail オプションと sd(5) マンページを参照してください。

mount_all_filesystems=true
  

デフォルトの場合、swremove コマンドは、解析フェーズの開始時に /etc/fstab ファイルに記述されているすべてのファイルシステムを自動的にマウントしようと します。これにより、処理を進める前に、 リストされているすべての ファイルシステムが必ずマウントされるようになります。この操作方針により、 削除対象のファイルがまだマウントされていないファイルシステム上にあった場合でも、そのファイルを削除することが可能になります。

このオプションが false に設定されている場合、マウント操作は実行されず、現在のマウントのチェックも実行されません。

polling_interval=2
  

コントローラーの対話型ユーザーインタフェースで使用する ポーリング間隔を定義します。 これは、実行中のタスクに関するステータス情報を得るために 各ターゲットエージェントに対してポーリングを行う頻度を指定します。 広域ネットワークにまたがって動作している場合は、ポーリング間隔を大きくすることによってネットワークのオーバーヘッドを減らすことができます。

remove_empty_depot=true
  

最後のプロダクト/バンドルが削除された時点でデポを削除するかどうかを制御します。 デポが削除されても、デフォルトではデポの swagent.log もディレクトリ構造も削除されません。swagent.log やディレクトリ構造を削除する必要がある時は、remove_empty_depot_directory オプションに true を設定しなければなりません。 既存のデポの ACL を後でそのデポを再使用するときのために残しておきたい場合は、このオプションを false に設定すると便利です。

remove_empty_depot_directory=false
  

デポを削除するときに、デポの swagent.log ファイルやディレクトリも削除するかどうかを制御します。 このオプションに trueremove_empty_depot オプションに true を設定し、デポから最後のプロダクト/バンドルが削除されていると、swagent.log とディレクトリも削除されます。

rpc_binding_info=ncacn_ip_tcp:[2121] ncadg_ip_udp:[2121]
  

デーモンが従い、他のコマンドがデーモンと接続するために使用するプロトコルのシーケンスおよびエンドポイントを定義します。 あるプロトコルシーケンスで接続に失敗した場合、次のプロトコルシーケンスが試されます。 SD はほとんどのプラットフォームで tcp (ncacn_ip_tcp:[2121]) と udp (ncadg_ip_udp:[2121]) の両方のプロトコルシーケンスをサポートします。

詳細については、man 5 sd と入力して sd(5) マンページを参照してください。

rpc_timeout=5  

通信のタイムアウトの相対的な長さです。これは 0 〜 9 の 範囲の値で、DCE RPC によって解釈されます。値が大きいほど 時間は長くなります。 大きい値が必要になるのは、低速なネットワークや利用度の高いネットワークの場合です。小さい値を指定すると、停止中のホストや swagentd を実行していないホストに対する接続試行をより速く検知することが 可能になります。各値が表す秒数は、それぞれ 1 つ前の値が表す 秒数の約 2 倍になります。5 という値は ncadg_ip_udp プロトコルシーケンスでは約 30 秒に相当します。このオプションは ncacn_ip_tcp プロトコルシーケンスが使用されている場合は特に影響を与えないことがあります。

run_as_superuser=true
  

SD の非特権モードを制御します。実行ユーザーがスーパーユーザーの場合には、このオプションは無視されます (true とみなします)。

デフォルト値の true に設定すると、SD の操作は通常どおりに実行されます。 つまり、操作のパーミッションはローカルのスーパーユーザーに与えられるか、SD ACL によって設定されます (ACL の詳細については、swacl(1M) を参照してください)。

false に設定すると、実行ユーザーがローカルユーザーでかつスーパーユーザーではない\c ときに、非特権モードで実行されます。

  • 操作のパーミッションはユーザーのファイルシステムパーミッションに基づいて決定されます。

  • SD ACL は無視されます。

  • SD で作成されたファイルには実行ユーザーの uid と gid が付き、実行ユーザーの umask に応じてファイルのモードが設定されます。

SD の非特権モードは、設計とパッケージ化が特別に行われるアプリケーションを管理するときにのみ使用するためのものです。 HP-UX オペレーティングシステムまたはそのパッチの管理には、このモードを使用できません。非特権の SD の詳細については、http://docs.hp.com/ja にある『 Software Distributor 管理者ガイド』 を参照してください。

また、admin_directory オプションおよび installed_software_catalog オプションを参照してください。

software=  

デフォルトの software_selections を定義します。このオプションにデフォルト値はありません。複数のソフトウェアセレクションがある場合は、空白で区切って指定しなければなりません。

software_view=products
  

コントローラーの対話型ユーザーインタフェースで使用するソフトウェアビューを指定します。この値として指定できるのは、productsall_bundles またはバンドルカテゴリタグ (そのカテゴリの バンドルのみを表示するように指定) です。

targets=  

デフォルトの target_selections を定義します。このオプションにデフォルト値はありません (上記の select_local を参照)。複数のターゲットセレクションがある場合は、空白で区切って指定しなければなりません。

target_shared_root=
  
 

このオプションは HP-UX 10.X のみに適用されます。

代替ルートディレクトリのデフォルト位置を定義します。

verbose=1  

標準出力 (stdout) の冗長性を制御します。次のような値があります。

0  

標準出力 (stdout) への出力が抑止されます (エラーおよび警告メッセージは常に標準エラー (stderr) に書き込まれます)。

1  

冗長メッセージが標準出力に出力されるようになります。

write_remote_files=false
  

リモート (NFS) ファイルシステムからのファイルの削除を抑止します。 false が設定された場合、リモートファイルシステム上のファイルは、削除対象から除外されます。

このオプションが true に設定され、しかもスーパーユーザーがリモートファイルシステムへの書き込みパーミッションを持っている場合は、リモートファイルは 操作から除外されず、削除が行われます。

セッションファイル

swremove を起動するたびにタスクセッションが定義されます。このタスクが実際に開始される前に、オプション、ソース情報、ソフトウェアセレクション、 およびターゲットセレクションが自動的に保存されます。これによって、このタスクの完了前にセッションが異常終了した場合でもコマンドを再実行することができます。 対話型またはコマンド行セッションからセッション情報を保存することもできます。

セッション情報は、ファイル $HOME/.sw/sessions/swremove.last に保存されます。このファイルは、このコマンドを起動するたびに上書きされます。このファイルはデフォルトのファイルと同じ構文を使用します。

対話型またはコマンド行セッションからセッション情報を保存することもできます。対話型セッションから File メニューの Save Session または Save Session As オプションを選択することによって、いつでもセッション情報をファイルに保存することができます。

コマンド行セッションから、-C session__file オプションを指定して swremove を実行することによって、セッション情報を保存することができます。 セッションファイルには、絶対パスを指定しますが、ディレクトリを指定しない場合、デフォルトの位置として $HOME/.sw/sessions/ が指定されます。

保存したセッションを対話型セッションから再実行するには、File メニューの Recall Session オプションを使用します。

コマンド行からセッションを再実行するには、swremove-S session__file オプションの引き数としてセッションファイルを指定します。

セッションファイルを再実行するとき、セッションファイル内の値はシステムデフォルトファイルの値より優先されます。 同様に、あらゆるコマンド行オプションまたはパラメータは、セッションファイル内の値より優先されます。

ソフトウェアおよびターゲットのリスト

swinstall および swcopy コマンドでは、別個の入力ファイルからソフトウェアセレクションとターゲットセレクションの指定を入力できます。

-f および -t オプションを使用して、ソフトウェアおよびターゲットセレクションのリストを指定することができます。 これらのファイルの中で指定されるソフトウェアおよびターゲットは、コマンド行にリストされるファイルの代わりに (またはそのファイルに合わせて) 操作対象として選択されます。(詳細については、-f および -t オプションを参照してください。)

更に、swremove 対話型インタフェースは、操作対象となるホストのリストを 次のファイル内に指定された値から読み取ります。

/var/adm/sw/defaults.hosts
  

システム全体のデフォルトのホストリスト

$HOME/.swdefaults.hosts
  

ユーザー固有のデフォルトのホストリスト

各対話型コマンドごとに、ルートを含むターゲットホストと デポを含むホスト が、別々のリストとして指定されます (それぞれ、hosts および hosts_with_depots です)。ホストのリストは中括弧 {} で囲まれており、空白 (ブランク、タブ、および改行) で区切られています。次に例を示します。

swremove.hosts={hostA hostB hostC hostD hostE hostF}
swremove.hosts_with_depots={hostS}

環境変数

swremove コマンドに影響する環境変数は以下の通りです。

LANG  

メッセージの表示で使用する言語を決定します。LANG が指定されていないか、空白の文字列が設定されている場合、デフォルトの値 C を使用します。詳細については、man 5 sd を入力して lang(5) を参照してください。

注意: SD エージェントおよびデーモン ログメッセージで表示される言語は、システム設定変数スクリプト /etc/rc.config.d/LANG で設定されます。例えば、エージェントおよびデーモン ログメッセージを日本語で表示するには、/etc/rc.config.d/LANGLANG=ja_JP.SJIS または LANG=ja_JP.eucJP に設定します。

LC_ALL  

LANG 環境変数または LC_ で始まる環境変数の設定値で指示されているロケールカテゴリのすべての値よりも優先して使用するロケールを決定します。

LC_CTYPE  

テキストデータのバイトシーケンスを文字としてどのように解釈するかを決定します (例えば、ベンダー定義の属性の値が単一バイト文字とマルチバイト文字のどちらであるかなど)。

LC_MESSAGES  

メッセージを書き込む際の言語を決定します。

LC_TIME  

swlist で表示される日付のフォーマット create_datemod_date) を決定します。 日付と時刻を stdoutstderr および logging に出力する際にすべてのユーティリティで使用されます。

TZ  

日付と時刻を表示する際に使用するタイムゾーンを決定します。

スクリプトに影響する環境変数は以下の通りです。

SW_CATALOG  

インストール製品データベース (IPD) へのパスを、環境変数 SW_ROOT_DIRECTORY で設定されているパスの相対パスで保持します。IPD のパスは、installed_software_catalog のデフォルトオプションを使用して指定できます。

SW_CONTROL_DIRECTORY
  

実行中のスクリプトの現在のディレクトリが一時カタログディレクトリであるか、インストール製品データベース (IPD) 内のディレクトリであるかを定義します。 この変数はスクリプトに対し、ソフトウェアの他の制御スクリプト (サブスクリプトなど) がどこにあるかを指示します。

SW_CONTROL_TAG  

実行中の control_file のタグ名を保持します。ソフトウェアをパッケージ化する際には、デポにある制御ファイルの物理名とパスを定義できます。 そのため、control_file をタグとは別の名前で定義でき、1 つの同じファイルを指すのに複数の制御ファイル定義を使用することができます。control_file は SW_CONTROL_TAG 変数を照会して実行中のタグを判断できます。

SW_LOCATION  

デフォルトの製品ディレクトリから変更された、製品の位置を定義します。 SW_ROOT_DIRECTORY と組み合わせて使用すると、この変数はスクリプトに製品ファイルがどこにあるかを通知します。

SW_PATH  

制御スクリプトで使用できる最小限のコマンドセットを定義する PATH 変数です (例えば /sbin:/usr/bin)。

SW_ROOT_DIRECTORY
  

セッションが実行するルートディレクトリ "/" あるいは代替ルートディレクトリを定義します。 この変数は、製品がインストールされるルートディレクトリを制御スクリプトに通知します。 スクリプトは、製品のインストールされたファイルの位置を決定するために、このディレクトリを SW_LOCATION の接頭辞として使用しなければなりません。 構成スクリプトは、SW_ROOT_DIRECTORY/ の場合にだけ実行されます。

SW_SESSION_OPTIONS
  

特定のコマンド (ソフトウェアおよびターゲットのセレクションを含む) の各オプションの値を含むファイルのパス名を定義します。 これによりスクリプトは、他の環境変数によって明示的には渡されなかったコマンドオプションおよび値を取り出すことができます。 例えば、SW_SESSIONS_OPTIONS で指定されたファイルを request スクリプトから使用できるようにした場合、targets オプションには、コマンドで指定したすべてのターゲットについて software_collection_specs のリストが含まれます。 SW_SESSIONS_OPTIONS で指定されたファイルを他のスクリプトから使用できるようにした場合、targets オプションには、スクリプトが実行されるターゲットについて software_collection_spec が 1 つ含まれます。

SW_SOFTWARE_SPEC
  

この変数は、現在の製品もしくはファイルセットの完全修飾ソフトウェア仕様です。このソフトウェア仕様によって製品もしくはファイルセットが一意に識別されます。

swremove のスクリプトに影響を与える他の環境変数は次の通りです。

PRE_UNIX95  

この変数は、UNIX95 変数に基づいた処理ではなく、「従来の」 swremove コマンドによる処理を強制する値が設定された状態で、UNIX95 変数とともにエクスポートされます。 HP-UX 10.30 以降では、この変数は "1" に設定されています。

SW_SESSION_IS_KERNEL
  

現在インストールまたは削除対象となっているセッションに対して、カーネル生成がスケジュールされているかどうかを示します。 TRUE は、カーネルファイルセットがカーネル生成をスケジュールし、/stand/system への変更が必要であることを示します。ヌル値は、カーネル生成がスケジュールされていないため、/stand/system への変更も必要でないことを示します。

この変数の値は、常に SW_SESSION_IS_REBOOT の値と等しくなっています。

SW_SESSION_IS_REBOOT
  

削除を選択したファイルセットが再ブートをスケジュールしているかどうかを示します。 HP-UX カーネルファイルセットはすべて再ブートファイルセットでもあるため、この変数の値は、常に SW_SESSION_IS_KERNEL の値と等しくなります。

SW_SESSION_IS_UPDATE
  

この変数に 1 を設定すると、オペレーティングシステムのアップデート時に SD コマンドが実行されます。この変数は update-ux コマンドによって設定されます。

UNIX95  

この変数は、UNIX95 変数に基づいた処理ではなく、「従来の」 swremove コマンドによる処理を強制する値が設定された状態で、PRE_U95 変数とともにエクスポートされます。 HP-UX 10.30 以降のリリースでは、この変数はクリアされます。

シグナル

swremove コマンドは SIGQUIT、SIGINT、および SIGUSR1 の各シグナルをキャッチします。コマンドはこれらのシグナルを受け取ると、メッセージを出力し、 処理の完了を知らせるためにエージェントにリモートプロシージャコール (RPC) を送信してから終了します。

エージェントは SIGHUP、SIGINT、および SIGQUIT を無視します。エージェントは、SIGTERM、SIGUSR1、または SIGUSR2 を受け取ると、 ただちに猶予付きで終了します。エージェントを抹消すると、壊れたソフトウェアがシステムに残ることがあるので、絶対に必要なときにだけ抹消するようにします。 SD コマンドを抹消しても、進行中のタスクが完了するまでエージェントは終了しないことに注意してください。

デーモンは SIGHUP、SIGINT、および SIGQUIT を無視します。デーモンは、SIGTERM または SIGUSR2 を受け取ると、ただちに猶予付きで終了します。 また、SIGUSR1 を受け取ると、必要であればデポの登録または登録解除ができるように、デポセッションからのコピーや削除の完了を待ってから終了します。 この待ち状態の間、新しいセッションの起動要求は拒否されます。

各エージェントは、実行フェーズが既に開始されている場合は、削除タスクを完了させてから終了します。これは、ソフトウェアが正しくない状態で残されるのを防ぐためです。

ターミナルサポート

ターミナルサポートに関する詳細を参照するには次のようにしてください。

  • Software Distributor 管理者ガイド』 を参照してください。

  • GUI または TUI を起動して、Help メニューを選択します。その後 Keyboard... オプションを選択し、『キーボード リファレンスガイド\c』 にアクセスしてください。

戻り値

対話型の swremove セッションは常に 0 を返します。非対話型の swremove セッションは次の値を返します。

0  

software_selections が正常に削除されました。

1  

削除操作がすべての target_selections について失敗しました。

2  

削除操作が一部の target_selections について失敗しました。

診断

swremove コマンドは、標準出力 (stdout)、標準エラー (stderr)、および特定のログファイルに書き込みを行います。

標準出力

対話型の swremove セッションは標準出力への書き込みを行いません。非対話型の swremove セッションは重要なイベントに関するメッセージを書き込みます。次に例を示します。

  • セッション開始および終了メッセージ

  • target_selection ごとの選択、解析、および実行タスクのメッセージ

標準エラー

対話型の swremove セッションは標準エラーへの書き込みを行いません。非対話型の swremove セッションはすべての警告およびエラー状態に関するメッセージを標準エラーに書き込みます。

ロギング

対話型と非対話型の swremove セッションは両者とも、コマンドが起動されたホスト上の要約イベントをログに記録します。また、詳細イベントを各 target_selection に対応する swagent ログファイルに記録します。

コマンドログ 

非対話型の swremove セッションは、標準出力と標準エラーへのすべてのメッセージをログファイル /var/adm/sw/swremove.log に記録します。対話型の swremove セッションも同様のメッセージを記録します (logfile オプションを変更すれば別のログファイルを指定できます)。

ターゲットログ 

swagent プロセスは、実際の削除操作を各 target_selection で実行します。インストール済みソフトウェアの削除の場合、swagent はルートディレクトリ (例えば、/ または代替ルートディレクトリ) の下にあるファイル var/adm/sw/swagent.log にメッセージを記録します。配布可能ソフトウェア (デポ内のソフトウェア) の削除の場合、swagent はデポディレクトリ (例えば、/var/spool/sw) の下にあるファイル swagent.log にメッセージを記録します。

コマンドとターゲットのログファイルは、sd または swjob コマンドを使用して表示できます。

停止中の swagentd

ホスト上で swagentd デーモンが停止している場合、ホストシステムの管理者が /etc/rc.config.d/swconfig 内の SW_ENABLE_SWAGENTD エントリを 1 に設定し、/usr/sbin/swagentd -r を実行すると、デーモンが起動します。

ローカルホストにインストールされている C 製品と Pascal 製品の 削除をプレビューします。

swremove -p cc pascal

C 製品と Pascal 製品をいくつかのリモートホストから削除します。

swremove cc pascal @ hostA hostB hostC

HP Omniback の特定バージョンを削除します。

swremove Omniback,l/opt/Omniback_v2.0

ローカルデポの内容全体を削除します。

swremove -d \* @ /var/spool/sw

ファイル

$HOME/.swdefaults
  

SD オプションの一部または全部に適用されるユーザー固有のデフォルト値を保存します。このファイルが存在しない場合、SD は $HOME/.sw/defaults/defaults で、ユーザー固有のデフォルト値を検索します。

$HOME/.sw/defaults.hosts
  

管理対象のホストのユーザー固有のデフォルトリストを保存します。

$HOME/.sw/sessions/
  

SD コマンドによって自動的に保存された (またはユーザーによって 明示的に保存された) セッションファイルが格納されるディレクトリです。

/usr/lib/sw/sys.defaults
  

現行の SD オプションとそのデフォルト値のマスターリストを保存します。

/var/adm/sw/  

SD 用の構成可能な (および構成不可能な) すべてのデータが 入っているディレクトリです。このディレクトリはログファイルの デフォルト位置でもあります。

/var/adm/sw/defaults
  

SD オプションの一部または全部に適用される システム全体の現行のデフォルト値を保存します。

/var/adm/sw/defaults.hosts
  

管理対象のホストのシステム全体のデフォルトリストを保存します。

/var/adm/sw/getdate.templ
  

ジョブをスケジュールするときに使用される日付/時刻のテンプレートを保存します。

/var/adm/sw/products/
  

インストール製品データベース (IPD)、すなわち、システム上にインストールされている全製品のカタログ (一覧) です。

/var/spool/sw/  

ターゲット ソフトウェアデポのデフォルト位置です。

著者

swremove は HP で開発されました。

参照

swacl(1M), swagentd(1M), swask(1M), swconfig(1M), swcopy(1M), swinstall(1M), swjob(1M), swlist(1M), swmodify(1M), swpackage(1M), swreg(1M), swverify(1M), install-sd(1M), sd(4), swpackage(4), sd(5)

http://docs.hp.com/ja にある『 Software Distributor 管理者ガイド

SD の Web サイト: http://docs.hp.com/en/SD/

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