名称
top ― システム上の最上位のプロセスに関する情報の表示およびアップデート
構文
top [-s time] [-d count] [-q] [-u]
[-w] [-h] [-P]
[-n number] [-f filename] [-p pset_id]
説明
top は、システム上の最上位のプロセスを表示し、 その情報を定期的にアップデートします。
raw CPU パーセンテージがプロセスのランク付けを行うのに使用されます。
オプション
top は以下のコマンド行オプションを認識します。
| -s time | | スクリーンアップデート間の遅延を time 秒に設定します。 アップデート間のデフォルトの遅延は
5 秒です。 |
| -d count | | count 回の表示のみを行い、終了します。 表示は画面の 1 回のアップデートであると解釈されます。
このオプションは、 指定した回数だけ表示した後に、プログラムを終了する場合に使用します。 |
| -q | | このオプションがより高速に実行できるように、nice
-20 コマンド経由で実行された場合と同じ優先順位で top プログラムを実行します (nice(1) を参照)。
これは、システムの応答が悪いとき、 システムの問題点を発見するのに非常に役立つことがあります。
このオプションは、適切な特権を持つユーザーのみ利用できます。 |
| -u | | ユーザー ID (uid) 番号がユーザー名の代わりに表示されます。
これにより、uid 番号をユーザー名にマップするのに 必要とされる追加時間を除去することにより、実行速度を速めます。 |
| -h | | 複数のプロセッサを持つシステムで、 個々の CPU 状態を非表示にします。
平均の CPU 状態だけが表示されます。 |
| -n number | | 1 画面当たり number 個のプロセスのみを示します。 number が 1 画面当たりに表示できるプロセスの最大数より大きい場合、
このオプションは無視されることに注意してください。 ただし、 -f オプションと一緒に使うと、
表示できるプロセスの最大数は制限されません。 |
| -f filename | | 出力が、 filename に追加されます。 デフォルトでは、このオプションは
16 個のプロセスをリダイレクトします。 -f が指定された場合、 -d のデフォルト値は
1 に、 -n のデフォルト値は 16 になります。 |
| -p pset_id | | システムおよびプロセッサセット pset_id の負荷平均とプロセス状態の詳細を示します。 プロセッサセット pset_id 上で実行されているプロセスだけが示されます。 このオプションは、
カーネルがプロセッサセット機能をサポートしている場合だけサポートされます。 |
| -P | | 各 CPU 情報では、 CPU カラムの前に PSET カラムを追加します。 各プロセス情報では、 CPU カラムの前に、 PSET カラムを追加します。 このオプションは、 カーネルがプロセッサセット機能をサポートしている場合だけサポートされます。 |
| -w | | 個々の CPU の情報を表示します。 デフォルトでは、 top は、個々の CPU
の情報を表示しません。 個々のプロセスの情報と個々の CPU の情報のどちらを表示するかを、
画面制御キー w を使って切り替えることができます。 -h オプションと一緒に指定すると、 -w オプションが -h より優先されます。 |
画面制御コマンド
複数の画面データを表示する際、 top は以下のキーボード画面制御コマンドを認識します。
| j | | 現在の画面が最後の画面でなければ、次の画面を表示します。 |
| k | | 現在の画面が最初の画面でなければ、前の画面を表示します。 |
| t | | 最初の (最上位の) 画面を表示します。 |
プログラム終了
プログラムを終了し、通常のユーザー処理を再開するには、随時 q とタイプしてください。
ディスプレイ説明
3 つの汎用クラスの情報が top によって表示されます。
| システムデータ | | ディスプレイの最上部にある最初の数行には、 以下のようなシステムの状態に関する汎用情報が示されます。 システムの全アクティブプロセッサの最後の 1 分、5
分、および 15 分の負荷平均値 既存のプロセスの数、および各状態 (休眠中、待機中、動作中、起動時、ゾンビ、および停止時)
におけるプロセスの数 システムのアクティブプロセッサ当たりの各プロセッサ状態
(ユーザー、nice、システム、アイドル、割込み、およびスワッパー) における消費時間のパーセンテージ 各アクティブプロセッサ状態の平均値 (マルチプロセッサシステムのみ)
|
| メモリーデータ | | ユーザプロセスが使用している (「アクティブ」とみなされるメモリーの量を小かっこで囲んだ)
仮想メモリーおよび実メモリー、および未使用メモリー量を報告します。 |
| プロセスデータ | | システム上の個々のプロセスに関する情報。 プロセスデータが単一の画面に収まらないとき、top はデータを 2 つ以上の画面に分割します。 複数の画面データを表示するには、以前に説明した j, k,
および t コマンドを使用してください。 システムデータ表示およびメモリーデータ表示が
複数の画面プロセスデータの画面ごとに存在することに注意してください。 プロセスデータは ps によって使用されるフォーマットに似たフォーマットで表示されます。 | CPU | | (マルチプロセッサシステム上でのみ) プロセスが動作するプロセッサ番号 | | TTY | | プロセスによって使用されるターミナルインタフェース | | PID | | プロセス ID 番号 | | PSET | | プロセッサが属しているプロセッサセットの ID。 この情報は、 -P オプションを使った場合だけ表示されます。 | | USERNAME | | プロセスの所有者の名前。 -u オプションを指定すると、ユーザー
ID (uid) が USERNAME の代わりに表示されます。 | | PRI | | プロセスの現在の優先順位 | | NI | | -20 から +20 までの範囲の nice 値 | | SIZE | | K バイト単位のプロセス全体の仮想サイズ。 これには、テキスト、データ、スタック、uarea
領域、map 領域、 共有メモリー領域、および IO マップ領域が含まれます。
また、他のプロセスと共有される仮想メモリー領域も含まれます。 | | RES | | K バイト単位のプロセスの常駐サイズ。 このサイズには、プロセス内のすべてのプライベート領域のサイズが含まれます。
常駐サイズ情報は近似値にすぎません。 | | STATE | | プロセスの現在の状態。 各種の状態は、 sleep、 wait、 run、 idl、 zomb、
または stop です。 | | TIME | | システムの番号および CPU プロセスが消費した秒数 | | %WCPU | | 加重 CPU (セントラルプロセッシングユニット) パーセンテージ | | %CPU | | raw CPU パーセンテージ。 このフィールドは最上位のプロセスを並び換えるのに使用されます。 | | COMMAND | | プロセスが現在実行中のコマンドの名前 |
|
例
top は、コマンド行オプションを付けるか、または付けずに実行することができます。
2 秒間隔で 5 画面のデータを表示して自動的に終了するには、
次のコマンド行を使用します。
Pset 2 の情報を表示するには、次のコマンド行を使用します。
個々のプロセスではなく、個々の CPU の情報を表示するには、
次のコマンド行を使用し、
著者
top は、HP、および Rice 大学の William
LeFebvre によって開発されました。