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HP-UX リファレンス: セクション 1 : ユーザーコマンド (A~M) > aadjust(1)HP-UX 11i Version 2: September 2004 |
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名称adjust ― 簡単なテキストフォーマッタ 説明adjust コマンドは、テキストパラグラフの詰め込み、センタリング、左右の位置調整、または右側の位置調整のみを行う、単純なテキストフォーマッタであり、対話的に使用することを目的として設計されています。このプログラムは、一連の入力ファイル (または、何も与えなければ標準入力) を読み取り、各パラグラフを個別にフォーマットしてその入力のフォーマット済みバージョンを標準出力に生成します。 - を入力ファイル名として与えると、 adjust はその時点から標準入力を読み取ります ( - をオプションから区別するために、引き数として -- を使用します)。 adjust は、スペース文字、タブ、または改行で区切られた一連のワードとしてテキストを入力行から読み取ります。テキスト行は、ブランク行で区切られたパラグラフにまとめられます。デフォルトでは、テキストは直接出力にコピーされ、右マージン 72 の簡単な詰め込み (以下を参照) だけが行われます。また、先頭部分のスペースは、可能な場合にはタブに変換されます。 オプションadjust コマンドのコマンドラインオプションは次のようになります。
1 行のコマンド行で使用できるオプションは、 -c、 -j、 および -r オプションのいずれか 1 つだけです。 詳細入力行テキストに他の操作を行う前に、 adjust は通常の方法で前にある文字をバックスペース処理で消去します。 次に、タブ以外のプリント不可能な文字をすべて無視します。そのあと、タブをすべてスペースに展開します。 簡単なテキストの詰め込みについては、各パラグラフの先頭行にある最初のワードが、入力行と同じだけ字下げされます。 次に、各ワードが後ろに 1 つのスペースを付けて出力されます。 terminal_character[quote][closing_character] で終わる「ワード」の後ろには、2 つのスペースが付きます。ただし、 terminal_character は .、 :、 ?、 または ! のいずれかです。 quote は、閉じる側の一重引用符 (') 文字または二重引用符文字 (") です。また、 close は )、 ]、 または } のどちらかです。 例をいくつか示します。 end. of? sentence.' sorts!" of.) words?"] (adjust は、 terminal_character に続く一対の閉じる側の一重引用符 ('') の後に 2 つのスペースを入れません)。 adjust は、(最初のワード以外の) ワードを現在の行に追加すると、右マージンを超えるときは常に新しい出力行から始めます。 adjust は、詰め込みされる際にパラグラフの字下げされた先頭行 (この行など) を認識しています。各パラグラフの 2 行目以降の行は、第 2 行があれば入力パラグラフの第 2 行と同じだけ、なければ先頭行と同じだけ字下げされます。
タグワードは、右マージンを超えても、カラム位置を変更せずに通されます。行の残りは、最初の非タグワードの位置から、詰め込みまたは右揃えされます。 -j を指定すると、 adjust は、インテリジェントアルゴリズムを使用して、行が右マージンに達するまでスペースが最も多く必要とされる出力行にスペースを挿入します。まず、すべての 1 スペースのワードセパレータが検査されます。各セパレータとその前後のセパレータとの間で文字が最も多いものから始め、変更後の行が右マージンに達するまで、各セパレータに 1 つずつスペースが追加されます。 すべての 1 スペースセパレータが 2 つのスペースに増え、さらに多くのスペースを挿入しなければならない場合、このアルゴリズムは、2 スペースセパレータを使用して繰り返され、以下同様に行われます。 出力行のインデントは右マージンよりも 1 つだけ小さいものに保持されます。1 つのワードが行サイズ (右マージンからインデントをマイナスしたもの) よりも大きい場合には、適当に字下げされて、その 1 ワードが右マージンを超して、同じ行に表示されます。 ただし、 -r が指定された場合は、このようなワードも (可能ならば) 右側が位置揃えされます。 現在のロケールがクラス名 ekinsoku および bkinsoku ( iswctype(3C) 参照) を定義する場合、 adjust は、 ekinsoku/bkinsoku 文字種別およびマージン設定に従って、テキストをフォーマットします。 ( -r, -j, および -m オプションを参照)。 多言語化対応環境変数LANG は、未設定またはヌルのインターナショナル変数に対するデフォルト値を提供します。 LANG が未設定またはヌルの場合は、デフォルト値の"C"( lang(5) を参照) が使われます。 インターナショナル変数のいずれかの設定が不適当な場合には、 adjust は、すべてのインターナショナル変数が "C"に設定されているものとして動作します。 environ(5) を参照してください。 LC_ALL が空でない文字列値に設定されている場合は、 他のすべてのインターナショナル変数の値が無効になり、 この値が適用されます。 LC_CTYPE は、テキストの解釈方法 (シングルバイト文字、マルチバイト文字、またはその両方)、 プリント可能な文字の種別、 および正規表現の中の文字クラス表現に一致する文字を決定します。 LC_MESSAGES は、標準エラーに書き込まれる診断メッセージおよび標準出力に書き込まれる 情報メッセージの、フォーマットと内容を制御するために使用すべき ロケールを決定します。 NLSPATH は、 LC_MESSAGES の処理用のメッセージカタログの位置を決定します。 診断どの入力ファイルもオープンできない場合、 adjust は、まず標準エラーに警告を発し、次にゼロ以外の値を戻します (これにより、ファイルが処理されません)。 -m または -t への引き数が範囲外であるか、またはプログラムが不適当に呼び出されると、同じ処理を行います (が即座に終了します)。 BUFSIZ よりも長い入力行は、(タブ展開の前に) 表示を行うことなく分割されるか、または (その後に) 切り捨てられます。中央に表示するには長すぎる行は 1 カラム目から (先頭にスペースが入らない状態で) 始まります。 例このコマンドを使用して、 vi(1) 実行中に、テキストのフィルタリングを行うことができます。 次に例を示します。 !}adjust これは、現在のパラグラフの残り部分 (現在行以降) をフォーマットし直し、各行を調整します。 次の vi コマンドは :map ^X {!}adjust -j^V^M 便利な「簡易マクロ」をセットアップします (ここで ^ はコントロール文字を表します)。 ^X (Ctrl-X) をタイプ入力すると、 現在のパラグラフ全体がフォーマットし直されます。 adjust -m1 は、テキストを個々のワードに分解するための簡単な方法です。 このとき、タグ付きパラグラフのタグを除き、空白は付きません。 警告このプログラムは簡単で高速に動作するように設計されています。これは、空白などの文字をエスケープさせるバックスラッシュを認識しません。また、タグが単独で行にあるパラグラフも認識しません。 このプログラムは、行が改行またはヌルで終了することやタブおよびバックスペースの処理方法を認識していますが、フォームフィードなどの他の文字については何も特別な処理を行いません (これらは単に無視されます)。複雑な操作については、標準的なテキストプロセッサの方がより適している場合があります。 このプログラムは、詰め込み、センタリング、および ( -r オプションによる) 位置揃えを行う独立したプログラムの集合として改良することも可能です。 ただし、これは、特にタグ付きパラグラフやパラグラフの最終行についてプログラムが特に対応しているとしても、実用にそれほど効果的ではありません。 |
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