構文
bdiff file1 file2 [n] [-s]
説明
bdiff は 2 つのファイルを比べて、 diff ( diff(1) 参照) によって生成される出力と同じ出力を作成し、
ファイルを同一にするための変更を指定します。 bdiff は diff には大きすぎるファイルを処理するために設計されていますが、
任意の長さのファイルに使用できます。
bdiff はファイルを次のように処理します。
指定した各ファイルの残りを n-line セグメントに分割し、次に 対応するセグメントに対して diff を実行します。 n のデフォルト値は 3500 です。
コマンド行引き数
bdiff は次のコマンド行引き数を認識します。
| file1 | | |
| file2 | | bdiff によって比較される 2 つのファイルの名称。 file1 または file2 (どちらか一方) が - ならば、標準入力がその代わりに使用されます。 |
| n | | 第 3 の引き数として数値が存在する場合には、 ファイルは diff の処理の前に n-line セグメントに分割されます。 n のデフォルト値は 3500 です。 このオプションは 3500 行のセグメントが diff による処理に大きすぎる場合に有効です。 |
| -s | | サイレントオプションは、 bdiff による診断メッセージは出さないようにしますが、 diff から生じるエラーメッセージは表示します。 n および -s の引き数が併用されている場合は、 n 引き数は、コマンド行の -s オプションの前に置かなければなりません。
そうしないと、 n 引き数は適切に認識されません。 |
多言語化対応
環境変数
LC_MESSAGES は、メッセージの表示に使われる言語を指定します。
LC_MESSAGES が環境内で指定されていないか空白文字列に設定されている場合、
未指定または空白の各変数に対して LANG の値がデフォルトとして使われます。 LANG が指定されていないか空白文字列に設定されている場合、 LANG の代わりに
C がデフォルトとして使われます ( lang(5) を参照)。
国際化変数のどれかが無効な設定を含む場合、 bdiff は全ての国際化変数が"C"に設定されているように振る舞います。 environ(5) を参照してください。
サポートされるコードセット
シングル/マルチバイトの文字コードセットがサポートされています。
診断
| both
files standard input (bd2) |
| | | 両方のファイルに対して標準入力が指定されています。
1 つのファイルのみを標準入力として指定できます。 |
| non-numeric limit (bd4) |
| | | 数値でない値が n (第 3) 引き数に対して指定されています。 |
例
2 つの大きなファイル、 file1 と file2 との相違を探して、その結果を diffs_1.2 という名前の新しいファイルに書き込みます。
bdiff file1 file2 >diffs_1.2
同じ操作を行いますが、ファイルの長さを 1400 行までに制限して診断メッセージを出さないように指定します。
bdiff file1 file2 1400 -s >diffs_1.2
警告
bdiff は、 出力が diff によって処理されたものと同じになるように、 diff からの出力と同じ出力を作成し
必要な行番号修正を行います。 ただし、どこでファイルが分割されるかに応じて、 bdiff が必要最小限のファイル相違を探し出せる場合と探し出せない場合があります。