本文に進む 日本−日本語
日本HPホーム 製品とサービス お客様サポート/ ダウンロード ソリューション ご購入の方法
≫ お問い合わせ
詳細検索オプション
日本HPホーム
HP-UX リファレンス: セクション 1 : ユーザーコマンド (A~M) > c

ci(1)

HP-UX 11i Version 2: September 2004
≫ 

テクニカル ドキュメント

PDF版
フィードバック
ここから本文が始まります

 ≫ 目次

 ≫ 索引

名称

ci ― RCS リビジョンのチェックイン

構文

ci [options] file ...

説明

ci は新しいリビジョンを RCS ファイルにストアします。 ,v で終わる各ファイルは RCS ファイルとして処理されます。 その他すべてはワークファイルであると仮定されます。 ci は、各ワークファイルの内容を、対応する RCS ファイルに保管します rcsintro(5) を参照)。

RCS ファイルが存在しない場合、 ci はそれを作成し、初期リビジョンとしてワークファイルの内容を保管します。 デフォルトの番号は"1.1"です。 アクセスリストは初期化で空にされます。 ci はログメッセージではなく、 説明テキストを要求します (以下の -t オプションを参照)。

ci で作成される RCS ファイルは、読出しおよび実行パーミッションをワークファイルから継承します。 RCS ファイルが存在する場合、 ci はその読出しおよび実行パーミッションを保存します。 ci は常に、 RCS ファイルの書き込みパーミッションをすべてオフにします。

コマンドの呼び出し元は、 RCS ファイルおよびワークファイルがあるディレクトリに対して読み書きパーミッションが、また RCS ファイル自体に対して読出しパーミッションが必要です。 多数のテンポラリファイルが作成されます。 セマフォファイルは RCS ファイルがあるディレクトリに作成されます。 ci は常に、新しい RCS ファイルを作成して、古いもののリンクを切ります。 したがって、 RCS ファイルに対するリンクは無意味です。

ci が動作するためには、アクセスリストが空でない場合、ユーザーがファイルの所有者ではない場合、またはユーザーがスーパーユーザーでない場合に限り、ユーザーのログインがアクセスリストになければなりません。

通常 ci は、保管するリビジョンが前のものと異なるかどうかをチェックします。 同じである場合、 ci は保管を打ち切るか (-q を与えた場合)、または打ち切るかどうかを確認します (-q を省略した場合)。 保管は、 -f オプションで強行できます。

保管するリビジョンが前のものと異なるかどうかをチェックするために十分なメモリが使用できない場合は、 swap または maxdsiz の値を増やします。

保管されたリビジョンごとに、 ci はログメッセージを求めます。 ログメッセージは、変更を要約して、"."だけの行または control-D で終わらなければなりません。 複数のファイルをチェックインする場合、 ci は前のファイルからログメッセージを再使用するかどうかを確認します。 標準入力がターミナルでない場合、 ci はプロンプトを抑止し、すべてのファイルに対して同じログメッセージを使用します (以下の -m オプションを参照)。

保管されたリビジョンの数は、任意のオプション -r, -f, -k, -l, -u, または -q で与えられます (以下の -r オプションを参照)。

新しいリビジョンを既存の分岐に追加するには、その分岐上のヘッドリビジョンを呼び出し元でロックしなければなりません。 そうでなければ、新しい分岐のみ作成できます。ロックが strict に設定されない限り、この制限はファイルの所有者に対して強制されません rcs(1) を参照)。他に保有されるロックは、 rcs コマンドでブレークできます rcs(1) を参照)。

オプション

-f[rev] 

保管を強行します。新しいリビジョンは、前のものと同じでも保管されます。

-k[rev] 

ワークファイルからそのリビジョン番号、作成日、作成者、および状態を決定するキーワード値を検索し co(1) 参照)、 これらの値をローカルに計算するのではなく、これらの値を保管されたリビジョンに割り当てます。 コマンドオプションで与えたリビジョン番号は、ワークファイル内の番号を置き換えます。 このオプションは、ソフトウェア配布に便利です。複数のサイトに送られるリビジョンは、その元の番号、日付、作成者、および状態を保存するために、各サイトにおいて -k オプションでチェックインしなければなりません。

-l[rev] 

保管されたリビジョンに対して、さらに co -l を実行する点を除いて、 -r と同じ動作をします。 したがって、保管されたリビジョンは再び即座にチェックアウトされ、ロックされます。 これは、チェックイン後にエディットを続行したい場合にリビジョンをセーブするのに便利です。

-m"msg"  

チェックインされたすべてのリビジョンのログメッセージとして文字列 msg を使用します。

-n"name"  

シンボリック名 name をチェックインされたリビジョンに割り当てます。 name が別の番号にすでに割り当てられた場合、 ci はエラーメッセージをプリントします。

-N"name"  

name の前の割当てに置き換える点を除いて、 -n と同じです。

-q[rev] 

無表示モード。診断出力はプリントされません。 前のものと同じリビジョンは、 -f を与えない限り保管されません。

-r[rev] 

リビジョン番号 rev を、チェックインされたリビジョンに割り当て、対応するロックをリリースしてワークファイルを削除します。 これはデフォルトです。

rev を省略する場合、 ci は新しいリビジョン番号を呼び出し元の最後のロックから取ります。 呼び出し元が分岐のヘッドリビジョンをロックした場合、新しいリビジョンはその分岐の先頭に追加され、新しいリビジョン番号が新しいリビジョンに代入されます。 新しいリビジョン番号は、ヘッドリビジョン番号の増分によって得られます。 呼び出し元が先頭以外のリビジョンをロックした場合、新しい分岐はロックされたリビジョンで起動され、ロックされたリビジョンの番号は増分します。 デフォルトの初期分岐およびレベル番号は 1 です。 呼び出し元がロックを保持しないけれども、ファイルの所有者であり、ロッキングが strict に設定されていない場合、リビジョンはもとのままの先頭に追加されます。

rev がリビジョン番号を示す場合、それは rev が所属する分岐で最新のものより上位であるか、または新しい分岐を開始しなければなりません。

rev がリビジョンではなく分岐を示す場合、新しいリビジョンはその分岐の先頭に追加されます。 レベル番号は、その分岐のヘッドリビジョン番号の増分により得られます。 rev が存在しない分岐を示す場合、その分岐は番号 rev.1 付きの初期リビジョンで作成されます。

注記: トランクの先頭に、リビジョンを追加することはできますが、挿入することはできません。

-s"state"  

チェックインされたリビジョンの状態を識別子 state に設定します。 デフォルトは、 Exp です。

-t[txtfile] 

記述テキストを RCS ファイルに書き込みます (既存のテキストを削除します)。 txtfile を省略した場合、 ci. のみの行または Ctrl-D で終わるテキストを、標準入力からユーザーに求めます。 それ以外の場合、説明テキストはファイル txtfile からコピーされます。 初期化中に、 -t を与えなくても説明テキストは要求されます。 標準入力がターミナルでない場合、プロンプトは抑止されます。

-u[rev] 

保管されたリビジョンがロックされない点を除いて -l に類似します。 チェックインの直後にリビジョンを処理 (例えば、コンパイル) したい場合に有効です。

アクセス制御リスト (ACL)

オプションの ACL エントリーは、削除されるので RCS ファイルに追加しないでください。

診断

各リビジョンについては、 ci は RCS ファイル、ワークファイル、および保管されたリビジョンと前のリビジョンの両方の番号をプリントします。 終了ステータスは、チェックインする最後のファイルを常に参照し、操作が正常終了の場合は 0、正常終了でない場合は 1 です。

カレントディレクトリに RCS ファイル io.c,v を持つサブディレクトリ RCS がある場合、以下のすべてのコマンドは最新のリビジョンを io.c から RCS/io.c,v に保管します。

ci io.c 
ci RCS/io.c,v 
ci io.c,v 
ci io.c RCS/io.c,v 
ci io.c io.c,v 
ci RCS/io.c,v io.c 
ci io.c,v io.c 

Bug fix というメッセージが表示された、バージョン 1.2 の RCS ファイル (foo.c,v) をチェックインします。

ci -r1.2 -m"Bug Fix" foo.c,v 

警告

RCS ファイル名は ,v をワークファイル名の終端に追加することにより生成します。生成される RCS ファイル名が、 RCS ファイルの属するファイルシステムには長すぎる場合、 ci はエラーメッセージで終了します。

ログメッセージは 2046 バイトを超過できません。

約 240 のリビジョンがあるファイルでは、ハッシュテーブルがオーバフローする可能性があります。 古いリビジョンの一部が削除されるまで、 ci は別のリビジョンをファイルに追加できません。 古いリビジョンを削除するには、 rcs -o (旧版の) コマンドオプションを使用します。

RCS は TEXT ファイルのみの使用に設計されています。 非テキスト (バイナリ) ファイルのある RCS を使用しようとすると、データは破損されます。

著者

ci は Walter F. Tichy によって開発されました。

参照

co(1), ident(1), rcs(1), rcsdiff(1), rcsmerge(1), rlog(1), rcsfile(4), acl(5), rcsintro(5)

印刷用画面へ
プライバシー 本サイト利用時の合意事項
© 1983-2004 Hewlett-Packard Development Company, L.P.