構文
command command_name [argument ...]
説明
command は、引き数を単純なコマンドとしてシェルで処理できるようにし、
シェル関数の参照を抑制します。
command_name が関数の名前でなければ、 command の効果は command を省略した場合と同じです。
オペランド
command は、以下のオペランドを認識します。
| command_name | | HP-UX コマンドまたはシェルの組込みコマンドの名前 |
| argument | | command_name への引き数として解釈される単一または複数の文字列 |
command コマンドは、コマンドと同じ名前の関数で
(その関数への再帰的な呼び出しではなく) コマンドを呼び出す ために必要です。
command の記述は、このコマンド行が、その他の単純なコマンドと異なる構文解析を 受けることを意図していません。
たとえば
は、 | または ; をパイプ演算子やセミコロン以外で処理する特殊な方法、 b または c の関数参照を防止する特殊な方法では構文解析されません。
多言語化対応
環境変数
PATH は、コマンド検索時に使用する検索パスを決定します。
戻り値
以下の値のいずれかで終了します。
異常終了する場合は以下のとおりです。
| 126 | | command_name によって指定されるユーティリティがありますが、実行可能ではありません。 |
| 127 | | command ユーティリティでエラーが発生したか、 command_name によって指定されたユーティリティが見つかりません。 |
command の終了ステータスは、以下の引き数によって指定される、単純なコマンドの終了ステータスと同じです。
command_name [argument ...]
例
使用するときは新しいワークディレクトリの名前をプリントする cd コマンドのバージョンをつねに作成します。
cd() {
command "$@" >/dev/null
pwd
}
再定義された上記の cd コマンドを回避し、新しいワークディレクトリの名前をプリントすることなく、
ディレクトリを以下のように変更します。
参照
sh-posix(1), getconf(1), confstr(3C)
標準準拠
command: XPG4, POSIX.2