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HP-UX リファレンス: セクション 1 : ユーザーコマンド (A~M) > c

crontab(1)

HP-UX 11i Version 2: September 2004
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テクニカル ドキュメント

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名称

crontab ― ユーザージョブファイルのスケジューラ

構文

crontab [file]

crontab -e [username]

crontab -l [username]

crontab -r [username]

概要

crontab は、ユーザーの crontab ファイルを管理するコマンドです。 crontab ファイルを使用して、 cron が定期的に自動実行するジョブをスケジュールすることができます ( cron(1M)) cron(1M) を参照)。 コマンドには次の 4 つの形式があります。

crontab [file] 

指定された file を (また file を省略するか file として-を指定した場合は 標準入力を) crontab ディレクトリ /var/spool/cron/crontabs にコピーして、 crontab ファイルを作成します (または入れ替えます)。 crontab ディレクトリにある crontab ファイルは、 実効ユーザ名と同じです。

crontab -e [username]
  

ユーザーの crontab ファイルのコピーを編集し、crontab ファイルが存在しない場合は編集用に空のファイルを作成します。編集が完了すると、ファイルは crontab ファイルとして crontab ディレクトリにコピーされます。

crontab -l [username]
  

ユーザーの crontab ファイルをリストします。

crontab -r [username]
  

crontab ディレクトリからユーザーの crontab ファイルを削除します。

特権ユーザーだけが、 -e、-l、-r オプションの後に username を使用して、 特定のユーザーの crontab ファイルを編集、リストあるいは削除することができます。 crontab ファイルは、各行 6 フィールドで構成されます。 フィールドは、スペースまたはタブで区切られます。 各行の形式は次のとおりです。

minute  hour  monthday  month  weekday  command

最初の 5 フィールドは、第 6 フィールドの command を実行する日時を指定する整数パターンです。 各フィールドの値は次の範囲で指定できます。

minute 

0-59

hour 

時間 0-23

monthday 

1-31

month 

1-12

weekday 

曜日 0-60=Sunday

各パターンには、アスタリスクで (*) すべての有効値を指定することも、 各要素をそれぞれカンマで区切ってリストすることもできます。

要素には、上記の範囲内にある値を 1 つ指定しても、 また上下の範囲を表す値を 2 つ指定 (上限値と下限値も含む) して間にハイフンを置いてもかまいません。 なお、日にちの指定は 2 つのフィールド ( monthdayweekday ) に分けることもできます。 1 つのエントリーに両方を指定する場合は、 両方とも有効になります。 例えば、

0   0   1,15   *   1   command

の場合、 command は、毎月 1 日と 15 日と、毎週月曜日に実行されます。 1 つのフィールドに日にちを指定する場合は、 もう 1 つのフィールドにはアスタリスク (*) を入れます。 例えば、

0   0   *   *   1   command

の場合、 command は月曜日にのみ実行されます。

第 6 フィールドの command ( crontab ファイルでブランクを含む行 ) には、指定された日時にシェルが実行する文字列を指定します。 このフィールドにパーセント文字 (%) を入れる ( バックスラッシュ (\) でエスケープした場合を除き) と、 改行文字に変換されます ( このフィールドは複数の行になります)。 コマンドフィールドの最初の行 ( % または行の終端まで) だけがシェルで実行されます。 その他の行は、標準入力としてコマンドに送られます。

空白行、または非空白キャラクタが # である行は、無視されます。

cron では、POSIX シェル (/usr/bin/sh) により、ユーザーの HOME ディレクトリからコマンドが起動されます。 c 待ち行列の中で実行されます ( queuedefs(4) 参照)。

cron は、各シェルに対してデフォルトの環境を設定し、次のように定義します。

HOME=user's-home-directory
LOGNAME=user's-login-id
PATH=/usr/bin:/usr/sbin:.
SHELL=/usr/bin/sh

実行する .profile は、crontab エントリーの中で、あるいは このエントリーで呼び出すスクリプトの中で明示的に実行 する必要があります。

/usr/lib/cron/cron.allow ファイルに該当する名前がある場合は、 crontab を実行することができます。 このファイルが存在しない場合で、 /usr/lib/cron/cron.deny に該当する名前がなければ、 crontab を使用することができます。 cron.deny だけが存在し、これが空白の場合は、すべてのユーザー が crontab を使用できます。 いずれのファイルもない場合は、 root ユーザーだけが crontab を使用できます。 allow/deny ファイルは、1 行に 1 つのユーザー名で構成されます。

多言語化対応

環境変数

LC_CTYPE ファイル内のテキストをシングルあるいはマルチバイトキャラクタとして解釈することを決定します。

LC_MESSAGES は、メッセージの表示に使われる言語を指定します。

LC_CTYPE または LC_MESSAGES が環境内で指定されていないか空白文字列に設定されている場合、 未指定または空白の各変数に対して LANG の値がデフォルトとして使われます。 LANG が指定されていないか空白文字列に設定されている場合、 LANG の代わりに C がデフォルトとして使われます ( lang(5) を参照)。

国際化変数のどれかが無効な設定を含む場合、 crontab は全ての国際化変数が"C"に設定されているように振る舞います。 environ(5) を参照してください。 EDITOR-e オプションが指定されたときに起動するエディタを決定します。デフォルトエディタは vi です。

国際コードセットのサポート

1 バイト文字コードセットおよびマルチバイト文字コードセットがサポートされています。

警告

コマンドの標準出力および標準エラーはリダイレクトしてください。 これを行わなければ、生成された標準出力または標準エラーはすべてユーザーに送られます。

ファイル

/var/adm/cron 

メイン cron ディレクトリ

/var/adm/cron/cron.allow
  

許可ユーザーのリスト

/var/adm/cron/cron.deny
  

拒否ユーザーのリスト

/var/adm/cron/log
  

アカウンティング情報

/var/spool/cron/crontabs
  

crontab ファイルのあるディレクトリ

参照

sh(1), cron(1M), queuedefs(4)

標準準拠

crontab: SVID2, SVID3, XPG2, XPG3, XPG4

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