名称
ct ― リモートターミナルへの getty の spawn 生成 (ターミナルへの電話接続)
構文
ct [-w n] [-x n] [-h] [-v]
[-s speed] telno...
説明
ct は telno (ターミナルに接続したモデムの電話番号) をダイアルし、 getty(1M) プロセスをそのターミナルに対して spawn 生成します。
ct は、適切な属性をもった利用可能な回線が見つかるか、
エントリーの終わりに達するまで、ファイル /etc/uucp/Devices にリストされた各回線を調べます。
使用可能な回線がまったくない場合、 ct は回線が見つかるまで待機すべきかどうか、
もしそうならば、中止するまでに何分間待機すべきかを問い合わせます。
指定した制限時間を過ぎるまで、 ct は利用可能な回線を 1 分間隔で再度検索します。
通常、 ct は現在の tty 回線を切り離すので、 その回線は着信に応答できることに注意してください。 ct が、 getty プロセスを生成するために現在の tty 回線はターミナルに接続されているものとみなすからです。
telno 引き数は、文字 0 から 9, -, =, *,
および # で構成できる電話番号を指定します。 2 次発信音を示すには等号を、
適切な場所にポーズを入れるにはマイナス符号を使用してください。 telno の最大の長さは 31 文字です。 複数の電話番号を指定すると、 ct はどれか 1 つが応答するまで 1 つずつダイアルするので、
これは別の通信経路を指定するのに便利です。
ct が現在の回線を切断したときは、 ct が再接続のため同じ回線を使用する場合、 getty を spawn 生成してはなりません。
そうしたい場合は、 inittab ファイルにあるこの回線のエントリーを getty ではなく uugetty に設定してください ( inittab(4) を参照)。
オプション
ct は以下のオプションおよびコマンド行引き数を認識します。
| -wn | | 回線がビジーのとき、回線に対して最大 n 分だけ待機するように ct に指示します。
このオプションを指定すると、 ct は、回線に対して待機すべきかどうかをユーザーに問い合わせません。 |
| -xn | | 標準エラー出力にプログラム実行の詳細な出力を生成します。
このオプションはデバッギングに使用します。 デバッギングレベル n は 1 桁の数字で、最も便利な値は -x9 です。 |
| -h | | ct が現在の tty 回線を切り離す (「電話を切る」) のを防ぎます。 ct が getty の生成に使用する回線と異なる tty 回線をユーザーが使用している場合は、このオプションが必要です。 |
| -v | | 冗長モード。 -v オプションは -h オプション
とともに用し、 ct は実行状況を標準エラー出力ストリームへ送ります。 |
| -sspeed | | データ通信速度を設定します。 speed はボー単位で表します。 デフォルトの通信速度は 1200 baud
です。 |
宛先ターミナル上のユーザーがログアウトした後、 ct は、 Reconnect? のプロンプトを出します。応答が文字 n で始まる場合は、その回線は切られます。
そうでなければ、 getty が再起動され、 login: プロンプトがプリントされます。
もちろん、宛先ターミナルは、外部からの呼び出しに自動応答できるモデムでなければなりません。
ファイル
| /var/adm/ctlog | | |
| /etc/uucp/Devices |
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参照
cu(1), login(1), uucp(1), getty(1M), uugetty(1M)