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構文ed [-p string] [-s|-]
[-x] [file] red [-p string] [-s|-]
[-x] [file] 説明ed コマンドは行指向のテキストエディタを実行します。 ed は、主にスクリプトや対話なしの編集アプリケーションで使用します。
対話的にも使用できますが、 対話型環境では、通常 vi および ex などの他のエディタの方が使いやすいからです。 file を指定すると、 ed は指定ファイルに対して e コマンド (以下を参照) を実行します。
つまり、このファイルは、エディットできるように ed バッファに読み込まれます。 オプション以下のオプションが認識されます。 | -p string | | コマンドモードのとき、 string をプロンプト文字列として使用します。 デフォルトでは、プロンプト文字列はありません。 | | -s|- | | e, E, r, および w コマンドによるバイトカウントのプリントを行わないようにし、 ! コマンド の後に ! プロンプトを出さないようにします。 - は古い形式のオプションで、今後のリリースでは廃止される方向にあります。 | | -x | | X コマンドを最初に実行して暗号化ファイルを処理します。 |
ファイル処理ed は、エディット対象のファイルのコピーに対して処理を行います。コピーに行った変更は、 w (書き込み) コマンドを与えるまでオリジナルファイルに影響を与えません。 エディット対象のテキストのコピーは、 バッファ というテンポラリファイルに置かれます。 バッファは 1 つだけです。 red は ed の制限付きバージョンです。
編集可能なファイルは現在のディレクトリにあるファイルだけで、 !シェルコマンド を介したシェルコマンドの実行は禁止されます。 これらの制限を無視しようとすると、エラーメッセージ restricted
shell が発行されます。 ed および red は fspec(4) フォーマッティング機能をサポートします。 file の先頭行としてフォーマット指定を入れ、 stty
-tabs または stty tab3 モード ( stty(1) を参照) の制御ターミナルを使って ed を呼び出した後、指定したタブストップが file のスキャン時に自動的に使用されます。 例えば、ファイルの先頭行に以下の指定がある場合、 タブストップは、カラム 5、10、および 15 に設定され、最大行長は 72 になります。 注記: テキストの入力時、 ed は、デフォルトとして 8 番目のカラムごとにタイプされるようにタブ文字を展開します。 エディタコマンド構造ed へのコマンドには、単純で規則的な構造があります。つまり、ゼロ、1、または 2 個の アドレス とその後の 1 文字の コマンド があり、場合によってはその後にそのコマンドへのパラメータが続きます。
これらのアドレスは、バッファ内の単一または複数の行を指定します。
アドレスが必要な各コマンドには、多くの場合アドレスを省略できるよう、デフォルトアドレスがあります。 一般に、1 行に 1 つのコマンドだけが可能です。 追加、変更、および挿入コマンドはテキスト入力を受け付け、これらのテキスト入力は次に適宜バッファに入れられます。 ed が、追加、変更、または挿入コマンドの後にあるテキストを受け付けている場合、 入力モード にあるといいます。 入力モードのとき、 エディタコマンドは認識されません。入力はすべて、単に収集されるだけです。
入力モードを終了するには、行の先頭でピリオド (.)
だけをタイプします。 正規表現ed は、以下の仕様を追加した基本正規表現 (RE) 構文 ( regexp(5) を参照) をサポートします。 ヌル RE (例えば、 //) は、最後に出現した
RE と等価です。 RE または置換文字列 (例えば、 /)
のクローズデリミタが改行の前の最後の文字であれば、そのデリミタは省略できます。この場合、アドレス指定した行がプリントされます。
以下の各対のコマンドは等価です。 s/s1/s2 g/s1 ?s1 s/s1/s2/p g/s1/p ?s1?
行アドレス行アドレスを理解するには、 ed が 現在の行 へのポインタを保守することを忘れないでください。
一般に、現在の行はコマンドによって影響を受ける最後の行です。 与えられたコマンドの現在の行への正確な影響については、各コマンドごとに説明します。
アドレスは次の規則に従って解釈されます。 | 1. | | 文字 . は現在の行を参照します。 | | 2. | | 文字 $ はバッファの最終行を参照します。 | | 3. | | 10 進数 n はバッファの n 行目を参照します。 | | 4. | | 'x はマーク名文字 x でマーク付けした行を参照します。 x は小文字英字でなければなりません。 行へのマーク付けには、以下に説明のある k コマンドを使います。 | | 5. | | スラッシュで囲んだ RE (/RE/ ) は、現在の行に続く行からバッファの終端まで
順方向に検索し、 /RE/ に一致する文字列を含む最初の行で停止することによって見つかった、最初の行を参照します。
必要ならば、検索はバッファの先頭にラップアラウンドし、現在の行自身まで続行します。
したがって、バッファ全体が検索されます (この後の「 『警告』 」も参照してください)。 | | 6. | | 疑問符で囲まれた RE (?RE? ) は、現在の行の前の行からバッファの先頭まで
逆方向に検索し、 RE に一致する文字列を含む最初の行で停止することによって見つかった、最初の行をアドレス指定します。
必要ならば、検索はバッファの終端にラップアラウンドし、現在の行自身まで続行します (この後の「 『警告』 」も参照してください)。 | | 7. | | プラス (+) またはマイナス (-)
符号の後に 10 進数が続くアドレスは、そのアドレスに示された行数を加えるか、あるいは引いたアドレスを指定します。
プラス符号は省略できます。 | | 8. | | アドレスが + または - から始まると、加算または減算は現在の行に関して計算されます。
例えば、 -5 は .-5 と解釈されます。 | | 9. | | アドレスが + または - で終わると、そのアドレスにそれぞれ 1 を加算するか、または減算します。
これと上記の規則 8 との結果として、アドレス - は、現在行の前の行を参照します
(旧バージョンのエディタとの互換性を保守するために、脱字符号 (^)
および - 文字は、アドレス内にあったときとまったく同じに解釈されます)。
さらに、複数の後置 + および - 文字には累積的効果があるため、 -- は、現在行の 2 行前の行を参照します。 | | 10. | | 便宜上、コンマ (,) はアドレスペア 1,$ を表しますが、セミコロン (;)
はペア .,$ を表します。 |
コマンドには、ゼロ、1、または 2 個のアドレスが必要です。 アドレスを使用しないコマンドは、アドレスの存在をエラーとして処理します。
1 個または 2 個のアドレスを受け付けるコマンドは、指定したアドレス数が不十分な場合にはデフォルトアドレスを仮定します。与えたコマンドが必要とする以上のアドレスを指定すると、適宜最後の 1 個あるいは 2 個を使用します。 アドレスは通常、コンマ (,) で相互を区切ります。また、セミコロン
(;) で区切ることもできますが、この場合には、現在の行
(.) が最初のアドレスに設定され、その後に第 2 アドレスが計算されます。
この特徴を使って、順方向および逆方向検索の開始行を決定できます (上記の規則 5 および 6 を参照)。
任意の 2 アドレスシーケンスの第 2 アドレスは、最初のアドレスに対応する行の後ろにあるバッファの行に対応しなければなりません。 エディタコマンドed コマンドの次のリストでは、デフォルトアドレスを小かっこで囲んで示します
(小かっこはアドレスには含まれないため、他の目的で使用する場合を除いて実際のコマンドに入れないようにしてください)。 一般に、複数のコマンドを 1 行に記述することはできません。ただし、 e, f, r,
および w を除く任意のコマンドには、 l, n,
または p のサフィックスを付けることができます。この場合、以下の l, n,
および p コマンドの説明に従って、現在の行はそれぞれリストされるか、番号を付けられるか、プリントされます。 | (.)a | | | | text | | | | . | | a (追加) コマンドは、 text を読み取って、アドレス指定した行の後にそれを追加します。
正常終了すると、新しい現在行は最後に挿入した行か、またはテキストが追加されなかった場合にはアドレス指定した行になります。
このコマンドについては、アドレス 0 は正当であり、追加した text はバッファの先頭に入れられます。
| | (.,.)c | | | | text | | | | . | | c (変更) コマンドは、アドレス指定した行を削除し、次に削除した行を置き換える入力テキストを受け付けます。正常終了すると、新しい現在行は text の最終行に、テキストを与えなかった場合には削除した単一または複数の行の後の先頭行になります。 | | (.,.)d | | d (削除) コマンドはアドレス指定した行をバッファから削除します。 正常終了すると、新しい現在行は削除したテキストの後の先頭行に、削除した単一または複数の行がバッファの終端であった場合にはファイルの最終行になります。 | | e file | | e (エディット) コマンドはバッファの内容全体を削除し、次に指定した file を読み込みます。 正常終了すると、新しい現在行はバッファ内の最終行になります。
ファイル名を与えない場合、記憶しているファイル名があれば、それが使用されます ( f コマンドを参照)。
読み込んだ文字数が表示され、 file は、これ以降の e, r,
または w コマンドでデフォルトファイル名として使用できるように記憶されます。 file 名が ! から始まる場合、残りの行はシェルコマンドとみなされ、その標準出力が読み込まれます。
このようなシェルコマンドは、カレントファイル名として記憶されません。 この後の 「 『診断』 」も参照してください。 | | E file | | E (強制的なエディット) コマンドは e と同じですが、最後の w コマンド以降に現在のバッファが変更されていないかを確かめるためのチェックは行われません。 | | f file | | file を指定すると、 f (ファイル名) コマンドは、記憶しているファイル名を file に変更します。そうでなければ、記憶しているファイル名をプリントします。 | | (1,$)g/RE/command-list | | | | g (グローバル) コマンドはまず、与えられた
RE に一致する各行をマークします。次に、初めに現在行をマークされた行に設定して、その行ごとに与えられた command-list が実行されます。 単一のコマンドあるいはコマンドリストの最初のコマンドは、グローバルコマンドと同じ行に表示されます。
最終行を除いて複数行リストの行はすべて、行末にバックスラッシュ (\)
がなければなりません。 a, i,
および c コマンドとそれに伴う入力は可能です。
通常は入力モードを終了させる . が command-list の最終行にある場合には、これを省略できます。 空の command-list は p コマンドと等価です。 g, G, v,
および V コマンドは command-list では使用できません (この後の「 『警告』 」を参照してください)。 | | (1,$)G/RE/ | | 対話型 G (グローバル) コマンドは、まず与えられた
RE に一致する各行をマークします。 次に、マークされた行ごとに、行の内容がプリントされ、
現在行はその行に変更され、任意の 1 つのコマンド ( a, c, i, g, G, v,
または V) を入力し実行することができます。 そのコマンドの実行後に次のマークした行がプリントされ、というように行われます。
改行文字はヌルコマンドとして機能し、 & により、現在の G の呼び出し内で実行した最新コマンドが再実行されます。 G コマンドの実行の一部として入力されるコマンドが、バッファ内の 任意の 行をアドレス指定したり、影響を与えることがあるので注意してください。 G コマンドは、割込みシグナル (ASCII
DEL または BREAK) によって終了できます。 | | h | | h (ヘルプ) コマンドは、最新の ? 診断の理由を説明する短いエラーメッセージを示します。 | | H | | H コマンドにより、 ed は、後続するすべての ? 診断に対してエラーメッセージがプリントされるモードに入ります。
また、前に ? があった場合には、それについても説明します。 H コマンドは、このモードを交互にオン、オフします。
初期デフォルトは off です。
| | (.)i | | | | text | | | | . | | i (挿入) コマンドは、与えられた text をアドレス指定した行の前に挿入します。 正常終了すると、現在行は最後に挿入した行か、何も挿入されなかった場合にはアドレス指定した行になります。
このコマンドは、入力テキストの配置の点においてのみ a コマンドと異なります。
このコマンドについては、アドレス 0 は不当です。 | | (.,.+1)j | | j (結合) コマンドは、適切な改行文字を削除することにより隣合う行を結合します。
アドレスを 1 つだけ与えても、このコマンドは何も行いません。 | | (.)kx | | k (マーク) コマンドは、アドレス指定した行に名前 x でマークを付けます。 x は小文字英字でなければなりません。 次からはアドレス 'x はこの行をアドレス指定します。 正常終了すると、新しい現在行は以前と変わりません。 | | (.,.)l | | l (リスト) コマンドは、アドレス指定した行を標準出力に視覚的に明確な形式で書き出します。
以下の表にある文字は、対応するエスケープシーケンスとして書き出されます。表にないプリント不可能な文字は、(最上位バイトを最初に) 文字のバイトごとに (前にバックスラッシュ文字を付けて)3 桁の 8 進数として書き出されます。 長い行は、バックスラッシュ文字に続く改行で示された位置で折り返します。
各行の終端には $ のマークが付けられます。 l (エル) コマンドは、 e, E, f, q, Q, r, w,
または ! 以外のすべてのコマンドに追加できます。
現在の行番号は最後に書き出した行のアドレスに設定されます。 | エスケープ | | ASCII | エスケープ | | ASCII |
|---|
| シーケンス | 意味 | 名称 | シーケンス | 意味 | 名称 |
|---|
| \\ | バックスラッシュ | \ | \r | 復帰 | CR | | \a | 警報 | BEL | \t | 水平タブ | HT | | \b | バックスペース | BS | \v | 垂直タブ | VT | | \f | フォームフィード | FF | | | |
| | (.,.)ma | | m (移動) コマンドは、 a でアドレス指定した行の後にアドレス指定した (単一または複数の) 行の再位置決めをします。 a については、アドレス 0 は正当であり、アドレス指定した (単一または複数の) 行は、ファイルの先頭に移動されます。
アドレス a が移動させられる行の範囲内に収まると、エラーになります。
正常終了すると、新しい現在行は最後に移動した行になります。 | | (.,.)n | | n (番号) コマンドは、各行の前にその行番号とタブ文字を付けてアドレス指定した行をプリントします。
正常終了すると、新しい現在行は最後にプリントした行になります。 n コマンドは、 e, f, r,
または w 以外のすべてのコマンドに追加できます。 | | (.,.)p | | p (プリント) コマンドは、アドレス指定した行をプリントします。
正常終了すると、新しい現在行は最後にプリントした行になります。 p コマンドは、 e, E, f, q, Q, r, w,
または ! 以外のすべてのコマンドに追加できます。
例えば、 dp は現在の行を削除して新しい現在行をプリントします。 | | P | | P (プロンプト) コマンドにより、 ed は、後続するすべてのコマンドに対してアスタリスク
(*) (コマンド行で -p オプションを指定する場合には string ) でプロンプトを示します。 P コマンドは、このモードを交互にオン、オフします。
このモードの初期状態は、 -p オプションが指定された場合はオンであり、
指定されなかった場合はオフです。 現在の行番号は変更されません。 | | q | | q (終了) コマンドにより、 ed は終了します。
ファイルの自動書き込みは行われません (ただし、この後の「 『診断』 」を参照)。 | | Q | | エディタは、最後の w コマンド以降にバッファ内に変更があるかどうかをチェックせずに、無条件に終了します。 | | ($)r file | | r (読み込み) コマンドは、指定した file をアドレス指定した行の後のバッファに読み込みます。
ファイル名を与えない場合、記憶しているファイル名があれば、これを使用します ( e および f コマンドを参照)。 file が、 ed が呼び出されてから最初に言及されたファイル名でない限り、記憶しているファイル名は変更されません。 r では、アドレス 0 は正当であり、 file の内容をバッファの先頭に入れます。 読み込みが正常終了すると、読み込んだ文字数が表示されます。
正常終了すると、新しい現在行は最後にバッファに読み込んだ行になります。 file 名が ! から始まる場合、残りの行はシェルコマンドとみなされ、その標準出力が読み込まれます。
例えば、 $r !ls は、カレントディレクトリのファイルのリストをエディット対象のファイルの終端に追加します。
シェルコマンドはカレントファイル名として記憶されません。 | | (.,.)s/RE/replacement/flags | | | | s (置き換え) コマンドは、それぞれのアドレス指定した行から指定した
RE の出現を検索します。 グローバル置換インディケータ g がコマンドの後にある場合、一致のある行ごとに、すべての (オーバラップしない) 一致した文字列は replacement で置き換えられます。 グローバルインディケータがなければ、一致した文字列の最初のものだけが置き換えられます。
番号 n がコマンドの後にある場合、アドレス指定した行ごとに一致した文字列の n 番目のものだけが置き換えられます。 置換えが すべての アドレス指定した行に対して異常終了すると、エラーになります。 / の代わりにスペースまたは改行以外の任意の文字を使って
RE および replacement を区切ることができます。 正常終了すると、新しい現在行は、最後に置換えが発生した行になります
(以下の「 『警告』 」も参照してください)。 アンパサンド (&) が replacement にある場合、これは、現在行の RE に一致する文字列で置き換えられます。
このコンテクストにおける & の特殊な意味は、この前に \ を付けることにより打ち消すことができます。 さらに一般的な特徴として、文字 \n (ただし、 n は数字) は、 指定した RE の \( と \) で囲まれた n 番目の正規の部分式に一致するテキストで置き換えられます。
ネストした小かっこで囲まれた部分式が存在すると、 n は、左から順に \( の数を数えることで決まります。 文字 % だけが replacement における文字の場合、最新の置換えコマンドで使用した replacement を、現在の置換えコマンドの replacement として使用します。 % は、複数の文字を含む置換文字列にあるか、または \ が前に付いているときには、その特殊な意味を持ちません。 行は、改行文字をこれに置き換えることによって分割できます。 replacement における改行は、その前に \ を付けることによってエスケープしなければなりません。
このような置換えは、 g または v コマンドリストの一部として行うことはできません。 flags の値は、以下の指定のゼロ個以上のものです。 | n | | アドレス指定した行ごとにある RE の n 番目のものだけを置き換えます。 | | g | | アドレス指定した行ごとに、オーバーラップしないすべての
RE を置き換えます。 | | l | | 置換えが行われた最終行を標準出力に書き出します。
行は l コマンドに指定したフォーマットで書き出されます。 | | n | | 置換えが行われた最終行を標準出力に書き出します。
行は n コマンドに指定したフォーマットで書き出されます。 | | p | | 置換えが行われた最終行を標準出力に書き出します。
行は p コマンドに指定したフォーマットで書き出されます。 |
| | (.,.)ta | | m コマンドと同じですが、アドレス指定した行の
コピーがアドレス a (0 も可能) の後に入れられる点が異なります。 正常終了すると、新しい現在行はコピーの最終行になります。 | | u | | u (取消し) コマンドは、バッファ内の何らかの内容を変更した最新コマンド、つまり最新の a, c, d, g, i, j, m, r, s, t, v,
または V コマンドの効果を無効にします。 g, G, v,
または V グローバルコマンドによってバッファに行われた変更はすべて、単一の変更として「取り消されます」。
変更がグローバルコマンド ( g/RE/p など) によって行われなかった場合には、 u コマンドは効果を持ちません。
現在の行番号は、コマンドが起動される直前にその行に付いていた値に設定されます。 | | (1,$)v/RE/command-list | | | | グローバルコマンド g の相補的なコマンドで、最初のステップでマークされる行は、
RE に一致 しない 行です。 | | (1,$)V/RE/ | | 対話型グローバルコマンド G の相補的なコマンドで、最初のステップでマークされる行は、
RE に一致 しない 行です。 | | (1,$)w file | | w (書き込み) コマンドは、アドレス指定した行を指定ファイルに書き込みます。
ファイルが存在しなければ、 umask 設定 ( umask(1) を参照) が特に指定しない限り、666 モード (すべてのユーザーが読み書き可能) で作成されます。 file が、 ed が呼び出されてから最初に出会うファイル名でない限り、現在記憶しているファイル名は変更されません。
ファイル名を与えない場合、記憶しているファイル名があれば、それが使用されます ( e および f コマンドを参照)。
正常終了すると、現在行のアドレスは変わりません。 このコマンドが正常終了すると、書き込まれた文字数が表示されます。 file 名が ! から始まる場合、残りの行はシェルコマンドとみなされ、その標準出力がアドレス指定した行になります。
このようなシェルコマンドはカレントファイル名として記憶されません。 | | X | | キー文字列は標準入力から要求されます。 後続する e, r,
および w コマンドは、 crypt(1) のアルゴリズムを使ってこのキーでテキストの暗号化と解読を行います。
明示的に空のキーにより、暗号化はオフになります。 | | ($)= | | アドレス指定した行の行番号が表示されます。 現在の行アドレスはこのコマンドによって変化しません。 | | !shell-command | | ! の後の行の残りの部分は シェルに送られ、コマンドとして解釈および実行されます。
このコマンドのテキストの中で、エスケープしていない文字 % は、記憶されているファイル名と置き換えられます。 シェルコマンドの最初の文字として ! があると、これは前のシェルコマンドのテキストと置き換えられます。
したがって、 !! は最後のシェルコマンドを繰り返します。
何らかの展開が行われると、展開された行はエコーされます。 正常終了すると、現在の行アドレスは不変です。 | | (.+1) newline | | 行にアドレスのみがある場合、そのアドレス指定した行がプリントされます。
改行のみは、 .+1p. と等価です。 このテクニックは、バッファ内を順方向に移動するのに便利です。 割込みシグナル ( ASCII DEL または BREAK ) が送信されると、 ed は、 ? をプリントし、
コマンドレベルに戻ります。 次のサイズ制限、つまり グローバルコマンドリスト当たり 256 文字、 ファイル名当たり 64 文字、
およびバッファ内の 32M 文字が適用されます。 行数への制限は、ユーザーメモリの量によって決まります。
各行には 1 つのワードが必要です。 |
多言語化対応環境変数SHELL により、すべての ! 型のコマンドで使用するコマンド行インタプリタを決定します。
この変数がヌルであるか、または設定されていなければ、 POSIX シェル、 /usr/bin/sh,
が使用されます (sh-posix(1) を参照)。 TMPDIR は、設定されている場合、一時ファイル用のディレクトリを指定します。
これは、デフォルトのディレクトリ /tmp より優先されます。 LANG は、未設定またはヌルのインターナショナル変数に対するデフォルト値を提供します。 LANG が未設定またはヌルの場合は、デフォルト値は"C"( lang(5) を参照) です。 インターナショナル変数のいずれかの設定が不適当な場合には、
すべてのインターナショナル変数がデフォルトの"C"となります。 environ(5) を参照してください。 LC_ALL が空でない文字列値に設定されている場合は、 LANG も含めて他のすべてのインターナショナル変数の値が無効になり、
この値が適用されます。 LC_CTYPE は、テキストの解釈方法 (シングルバイト文字、マルチバイト文字、またはその両方)、
プリント可能な文字の種別、 および正規表現の中の文字クラス表現に一致する文字を決定します。 LC_MESSAGES は、標準エラーに書き込まれる診断メッセージおよび標準出力に書き込まれる
情報メッセージの、フォーマットと内容を制御するために使用すべき ロケールを決定します。 NLSPATH は、 LC_MESSAGES の処理用のメッセージカタログの位置を決定します。 サポートされるコードセットシングル/マルチバイトの文字コードセットがサポートされています。 診断| ? | | コマンドエラー。 詳細な説明を表示するには、 h または H を使用してください。 | | ?file | | アクセス不能なファイル。 詳細な説明を表示するには、 h または H を使用してください。 |
バッファ全体を書き込んだ最後の w コマンド以降にバッファで変更が行われている場合、
ユーザーが e または q コマンドでバッファを破壊しようとすると、 ed は警告を発行します。 ed は ? または warning:
expecting `w' を表示し、それから通常の編集処理を続行しますが、
ユーザーが再度 e または q コマンドを入力すると、この 2 回目のコマンドが実行されます。 -s または - コマンド行オプションはこの機能を禁止します。 例シェルスクリプトによって file_1 で簡単な置換えを行います。
任意の行で最初に現れる abc を xyz に変更し、その変更を加えたファイルを file-2.
にセーブします。 cat - << EOF | ed -s file-1 1,$ s/abc/xyz/ w file-2 q EOF コマンドが異常終了すると、エディタは即座に終了します。 警告ed(1) は、 4096 バイトまでを Maximum
Line Length として許可します。 使用可能なキャラクタ数以上の行を作成しようとすると、 ed(1) は、 Line
too long のエラーメッセージを表示します。 ! コマンドは、 g または v コマンドを伴うことはできません。 エディタが制限されたシェルから呼び出されると、 ! コマンドと、 e, r,
および w コマンドからの ! エスケープは使用できません ( sh(1) を参照)。 正規表現における \n シーケンスは改行文字と一致しません。 l コマンドにより、 DEL は正しく処理されません。 ヌルキーがある crypt コマンドで直接暗号化したファイルはエディットできません ( crypt(1) を参照)。 エディタ入力がコマンドファイルから得られる (つまり、 ed
file < ed-cmd-file) 場合、エディタは、コマンドファイルにおけるコマンドの最初の異常終了時に終了します。 ファイルの読み込み時に ed は、 ASCII NUL
文字と、最後の改行後の文字をすべて廃棄します。 このため、正規表現を使ってファイルの終端付近で
NUL 文字またはテキストが入っている文字シーケンスを検索すると、予期しない動作が発生することがあります。 ファイル| /tmp/ep | | 一時バッファファイルです。ここで p はプロセス番号です。 | | ed.hup | | 端末がハングアップした場合、ここにワークが保存されます。 |
参照awk(1), csh(1), crypt(1), ex(1), grep(1), ksh(1), sed(1),
sh(1), sh-posix(1), stty(1), vi(1), fspec(4), environ(5), lang(5),
regexp(5) Text Processing: User's Guide の ed の項 標準準拠ed: SVID2, SVID3, XPG2, XPG3, XPG4, POSIX.2 red: SVID2, SVID3, XPG2, XPG3
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