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HP-UX リファレンス: セクション 1 : ユーザーコマンド (A~M) > eelm(1)HP-UX 11i Version 2: September 2004 |
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名称elm ― スクリーン指向のインタフェースによる電子メール処理 説明elm はスクリーン指向の電子メール処理システムです。 テキスト以外のメールをサポートするために業界で広く使われている MIME 標準、特別な書式メッセージやリプライ機構、および個人、グループ用の使いやすい別名システムをサポートします。 elm の主な使用方法は、次の 3 つです。
3 つのモードとも、 elm は、ユーザーの elmrc 初期ファイル、ユーザーの elm 別名データベースおよびシステムの elm 別名データベースに設定された値を反映します。 これらのモードについての詳細は、 下記に (短い説明から長い説明の順に) 説明しています。 オプション次のオプションを使用できます。
引き数次の引き数を使用できます。
用語次の用語が、このマンページで使われています。
ファイルモード標準入力をパイプあるいはファイルへ接続し、 address-list を指定した場合、 elm はファイルモードで動作します。 パイプの場合は、その前のコマンドの出力が、ファイルの場合はその内容が、 address-list のメンバーにメールされます。 address-list は、ユーザーの elm 別名データベースとシステムの elm 別名データベースに基づいて展開され、 To: ヘッダエントリーに配置されます。 -s オプションあるいは、 subject がない場合は、 subject はデフォルトで、次のようになります。 no subject (file transmission) subject の指定値あるいはデフォルト値は、 Subject: ヘッダエントリーに配置されます。 『例』 の項を参照してください。 メッセージモード標準出力が、ターミナルに接続されており、 address-list が指定されている場合、 elm はメッセージモードで動作します。 address-list は、ユーザーの elm 別名データベースとシステムの elm 別名データベースに基づいて展開され、 To: ヘッダエントリーに配置されます。 To: ヘッダエントリーは、対話モードのメッセージメニューにある m (メール) コマンドと同じ書式で表示されます。 subject の値は、null であろうとなかろうと、 Subject: ヘッダエントリーに配置され、 Subject: 行が修正のために表示されます。 askcc が、ユーザーの elmrc で ON の場合、 コピー (Cc): と入力を求められます。 次に、ユーザーがメッセージを作成できるように、シグニチャファイルが添付されていない場合は、 editor 文字列変数で定義されたエディタが、また、シグニチャファイルが添付されている場合は、 alteditor 文字列変数で定義されたエディタが起動されます。 エディタを終了すると、送信メニューに入ります。送信メニューについては、対話型メニューで説明されます。 送信メニューで、 s (送信) メニューを選択した場合、メッセージが送信され、プログラムが終了します。 送信メニューで、 f (破棄) コマンドを選択した場合、メッセージは、 $HOME/Canceled.mail に保存され、プログラムは終了します。 別のコマンドを選んだ場合は、適切なアクションが起動されます。 『例』 の項を参照してください。 対話モード標準出力が、ターミナルに接続されており、 address-list が指定されている場合、 elm は、スクリーン指向の対話モードで起動します。 ユーザーが、 $HOME/.elm ディレクトリを持っていない場合、あるいは maildir 文字列変数で定義されたメールディレクトリを持っていない場合、それらを作成するかどうかを順番に尋ねられます。 はい の場合は、 y と、 いいえ の場合は、 n と、 終了 する場合は、 q と応えます。 y と n の場合、その応答に従ってディレクトリが作成されたり、されなかったりします。そのあと、プログラムは続行します。 q を選択した場合、プログラムは終了します。 概要elm は起動されると、パラメータを初期化するために、(存在するならば) $HOME/.elm/elmrc ファイルからカスタマイズされた変数を読み込みます。 このファイルは、 elm から保存できます。また、メッセージメニューで o (オプション) コマンドで変数のいくつかを修正することもできます。 elm は、まずメインメニューあるいはメッセージメニューを表示します。これは、受信メールボックスか選択したメールフォルダにあるメッセージのインデックスエントリーを表示します。 他のオプションを使うと、他の人宛の新規メールメッセージを作成したり、今あるメッセージを読んだり、印刷、返信、転送することができます。 また、このメニューから、別名メニューに入ることができます。別名メニューでは、ユーザー個人用の別名を作成、修正、削除できます。 別名メニューから 1 つまたは複数の別名を選択し、その関係する人にメッセージを送信できます。 メッセージ送信時、プレーンテキストと同様にポストスクリプト、イメージ、音声やビデオなど、各種のフォーマットファイルを添付できます。 添付ファイルは、送信者と受信者の両方が都合がいいように、別々に管理されます。 メッセージの送信メッセージを送るとき、 editor または alteditor 文字列変数で定義したエディタを使用できます。 builtin をエディタとする場合、メッセージを作成する際、「ビルトインエディタ」の項で説明するコマンドを使用できます。 elmheaders ファイルが存在する場合 ( 『ヘッダファイル』 の項を参照)、そのファイルにある非空白行はすべて、すべての送信メールのヘッダにコピーされます。 この機能は、 X-Organization:、 X-Phone: などのような特別な情報をヘッダに追加するときに有用です。 MIME サポートelm は、ヘッダとメッセージに対して MIME プロトコルをサポートします (RFC 1521 および RFC1522)。 それによって、普通の ASCII テキスト以外のものを含むメールを表示したり送信したりできます。 例えば、メールの内容には、音声、ビデオ、イメージ、またはそれらが混合したものを含めることができます。 また、MIME サポートにより、8 ビットデータを 7 ビットに変換する MIME エンコーディング (base64 および quoted-printable) を使って、SMTP (RFC821) に準拠します。RFC821 では、メッセージには 7 ビットキャラクタのみ認められています。 elm は、またマルチパート MIME メッセージを表示する機能も持っています。 elm は、メッセージタイプが text/plain でないメッセージを受け取った場合、 metamail を起動します。 metamail は、適切なユーティリティ (例えば、 ghostview、 xv、 オーディオエディタ、 mpeg) を起動し、その content タイプ (例えば、 application/postscript、 image、 audio、 video) に従って、別々のメールパートを表示します。 別名elm は、個人レベルに限った別名とシステム全体に適用する別名をサポートします。 ユーザー個人の別名は、各ユーザーに適用が限られ、システム別名は、それが存在するシステム上のすべてのユーザーに適用されます (newalias(1) を参照)。 メッセージメニューから a (別名) コマンドを実行すると、別名メニューに入ります。 そのメニューから、現在のメッセージに対する別名を作成/保存、別の別名を作成/確認、および 1 つまたは複数の別名にメッセージを送信できます。 別名データは、2500 バイトが限界です。 2500 バイトを超えるグループ別名を作成したい場合、 sendmail システム別名ファイル /etc/mail/aliases にその別名を作成してもらうようにシステム管理者に相談してください (sendmail(1M) を参照)。 対話モードメニューとコマンドこの項では、対話モードのメインスクリーンであるメッセージメニューから始めます。 メニューの残りは、アルファベット順で説明します。 メッセージメニューメッセージインデックスは、メッセージメニューに表示されます。 次のコマンドを使って、メッセージを操作したり送信したりできます。 いくつかのメッセージは、ユーザーが応答を行って、そのアクションを完了します。 これらの操作を取り消すには、 Ctrl-D を使用します コマンド :
メッセージインデックス現在のフォルダ内の一連のメッセージは、メッセージメニューでは次の形式に従って 1 行に 1 つずつインデックス付きで表示されます。 sssnum mmm d from (lines) subject 意味は、次のとおりです。
現在のメッセージインデックス エントリーは、反転ビデオで強調表示されるか、または左マージンに矢印 (->) が付けられます。 「オプション」の項の -a オプションと、 『ELM の設定』 の項の arrow 文字列変数を参照してください。 メッセージステータス各メッセージインデックス エントリーの最初の 3 文字は、そのメッセージのステータスを表しています。 各文字は、空白または下記の値のどれかになります。値は優先度の高い順に並んでいます。 1 つのメッセージに対して、複数のタイプのステータスフラグが設定されている場合は、その中で優先度の最も高い文字がインデックス行に表示されます。 例えば、フォームメッセージ (F) が同時に機密情報 (C) としてもマークされている場合は、ステータス文字としては F ではなく C が表示されます。 1 列目 : 可変ステータス
2 列目 : 固定ステータス
ビルトインエディタbuiltin ビルトインエディタを使って送信メッセージを作成する場合、エディタは空白の行にテキスト行を入力するよう要求するプロンプトを表示します。 メッセージを終了するにはピリオド (.) を入力してください。続いて送信メニューが表示されます。 ビルトインエディタ コマンドは、 escape 文字列変数で定義されるエスケープ文字で始まる行です。 デフォルトのエスケープ文字は、波形記号 (~) です。 注記 : リモートログイン プログラムの中には、行頭に波形記号を指定した場合に、波形記号をデフォルトのエスケープ文字として使用するものがあります。 (波形記号が表示されないので判断できます。) 一般に、波形記号が伝送されるのは、波形記号の次にプログラムによって認識されない文字を入力した場合、または波形記号の次に波形記号を入力した場合です。 詳細は、プログラムのドキュメンテーションを参照してください。) ビルトインエディタのコマンドは、次のとおりです。
別名メニュー別名メニューは、メッセージメニューの a コマンドを使って呼び出します。 別名ファイルのソーステキストは、ファイル $HOME/.elm/aliases.text に保存されています。 このファイルは直接編集することもできますし、以下のコマンドを使って操作することもできます。 ユーザーのデータベースおよびシステムデータベースに現在登録されている別名が、メッセージメニューに似たインデックス付きのリストで表示されます。 エントリーの形式は、 『別名インデックス』 の項を参照してください。 インデックスは、 aliassortby 文字列変数で定義される順序に従ってソートされています。 コマンドは、次のとおりです。
別名インデックス現在のデータベース内の一連の別名は、別名メニューでは 1 行に 1 つずつ、インデックス付きで表示されます。 データベース値の定義は、 newalias(1) で行います。
意味は、次のとおりです。
添付ファイル設定メニュー添付ファイル設定メニューは、添付ファイル送信メニューの a (追加) または m (変更) コマンドを使って呼び出します。 このメニューでは、添付ファイルのデフォルトおよび現在の設定が表示されます。 このメニューを a コマンドで呼び出した場合、ファイル名を尋ねるプロンプトが自動的に表示されます。 コマンドは、次のとおりです。
添付ファイル送信メニュー添付ファイル送信メニューは、送信メニューの a コマンドを使って呼び出します。 このメニューでは、メッセージとともに送信される添付ファイルが、「添付ファイルインデックス」の項で説明した形式の 1 行に 1 つずつのリストで表示されます。 コマンドは、次のとおりです。
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