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HP-UX リファレンス: セクション 1 : ユーザーコマンド (A~M) > e

elm(1)

HP-UX 11i Version 2: September 2004
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名称

elm ― スクリーン指向のインタフェースによる電子メール処理

構文

elm [-aKkmtVz] [-f folder]

elm [-s subject] address-list

elm -c [alias-list]

elm -h

elm -v

説明

elm はスクリーン指向の電子メール処理システムです。 テキスト以外のメールをサポートするために業界で広く使われている MIME 標準、特別な書式メッセージやリプライ機構、および個人、グループ用の使いやすい別名システムをサポートします。 elm の主な使用方法は、次の 3 つです。

  • 対話モード。対話型メールインタフェース プログラムとして実行されます。 (1 番目の構文)

  • メッセージモード。シェルコマンド行からメールアドレスのリストに一回の対話でメッセージを送信します。 (2 番目の構文)

  • ファイルモード。コマンド行パイプかリダイレクションによって、メールアドレスのリストに対してファイルまたは コマンドの出力を送信します。 (3 番目の構文)

3 つのモードとも、 elm は、ユーザーの elmrc 初期ファイル、ユーザーの elm 別名データベースおよびシステムの elm 別名データベースに設定された値を反映します。

これらのモードについての詳細は、 下記に (短い説明から長い説明の順に) 説明しています。

オプション

次のオプションを使用できます。

-a 

arrow=ON を設定します。 さまざまなインデックスで現在の項目をマークするとき、反転表示の代わりに矢印 (->) を使用します。 arrow 論理変数の設定よりも、このオプションが優先されます ( 『ELM の設定』 の項を参照してください)。

-c 

別名検査。 ユーザー個人の elm 別名データベースおよび システム elm 別名データベースに対して、 alias-list にある別名を検査します。 結果は、標準出力に出力されます。 エラーがまず、次の書式で報告されます。

  • (alias "\c alias\c " is unknown)

正しい場合は、メンバー名に置き換えられたグループ別名でヘッダエントリー フォーマットで報告されます。書式は、次のとおりです。

Expands to: alias-address (fullname),
        alias-address (fullname),
        ...
        alias-address (fullname)

fullname がない場合は、" (fullname)\c " 部分は省略されます。

-f folder 

受信メールボックスでなく、指定した folder ファイルからメールを読み取ります。 フォルダファイルは、メールシステムによって作成されるか elm 自体によって保存されるような標準メールファイル フォーマットです。

-h 

ヘルプ。コマンド行オプションに関する説明をリストします。

-k 

softkeys=OFF に設定します。 ソフトキー (HP 2622 ファンクションキー) を使用不能にします。 softkeys 論理変数の設定よりも、このオプションが優先されます ( 『ELM の設定』 の項を参照してください)。

-K 

keypad=OFFsoftkeys=OFF に設定します。 ソフトキーと矢印カーソルキーを使用不能にします。 使用中のターミナルに HP 2622 ファンクションキー プロトコルが設定されていない場合は、このオプションが必要になります。 keypadsoftkeys 論理変数の設定よりも、このオプションが優先されます ( 『ELM の設定』 の項を参照してください)。

-m 

menu=OFF に設定します。 いくつかの対話モード画面でコマンドメニューを表示しません。 menu 論理変数の設定よりも、このオプションが優先されます ( 『ELM の設定』 の項を参照してください)。

-s subject 

サブジェクト。 ファイルモードまたはメッセージモードでメッセージを送る際、件名を指定するときに使用します。

-t 

usetite=OFF を設定します。 termcap ti/teterminfo cup カーソルポジション エントリーを使用しません。 usetite 論理変数の設定よりも、このオプションが優先されます ( 『ELM の設定』 の項を参照してください)。

-V 

冗長モード送信。 送信メッセージを -v オプションを使って、 sendmail メールトランスポート エージェントに受け渡します (sendmail(1M) を参照)。

-v 

バージョン。 elm バージョン情報を表示します。 このオプションを指定すると、コンパイル時に指定および除外された機能やバージョン番号を表示します。

-z 

ゼロ。 受信メールボックスにメッセージがなければ、 elm を起動しません。

引き数

次の引き数を使用できます。

address-list  

空白で区切られた 1 つまたは複数のメールアドレスのリスト、個人の elm ユーザー別名、または、 elm システム別名。

alias-list  

空白で区切られた 1 つまたは複数のメールアドレスのリスト、個人の elm ユーザー別名、または、 elm システム別名。

用語

次の用語が、このマンページで使われています。

空白 

空白またはタブキャラクタ。リニア空白ともいわれます。

ボディ 

メッセージの本文。 message を参照

論理変数 

設定変数 を参照

設定変数 

elm メールシステムにあるデフォルトの動作を定義する論理、英数字、文字列変数。 『ELM の設定』 の項を参照してください。

elm システム別名テキストファイル
  

elm システム別名データベース用ソースファイル /var/mail/.elm/aliases.text

elm ユーザー別名テキストファイル
  

elm ユーザー自身の別名データベース用ソースファイル $HOME/.elm/aliases.text

elm ユーザーヘッダ ファイル 

ユーザーがすべての送信メッセージに含まれる特別ヘッダエントリーを指定するファイル $HOME/.elm/elmheaders

elmrc 設定ファイル 

elm 設定変数用の初期値を定義するファイル $HOME/.elm/elmrc

環境変数 

elm を呼び出すシェルにあるグローバル変数。 『外部からの影響』 の項を参照。

フォルダ 

sendmail または elm で作成されたフォーマットのメールメッセージを含むファイル。

フルネーム (full name)
  

ユーザーの姓と名前。別名テキストファイルや /etc/passwd ファイルなどから入手する。

ヘッダ 

メッセージのヘッダ。 message を参照。

ヘッダエントリー 

ヘッダフィールドとも呼ばれるメッセージのヘッダ部分にあるエントリー。

受信メールボックス 

ユーザーがメールを受信するメールボックス。一般には、 /var/mail/loginname

メールディレクトリ 

maildir 文字列変数で定義されるディレクトリ。ユーザーが一般にフォルダにメールメッセージを保存するディレクトリです。

メール トランスポート エージェント (MTA)
  

他のシステムへメールメッセージを送ったり、受け取ったりするプログラム。 HP-UX システムでは、MTA は、 sendmail です (sendmail(1M) を参照)。

mailcap 

7 ビットおよび 8 ビット ASCII キャラクタだけでないメールメッセージを作成したり、表示する方法に関する情報を含んだファイル。

metamail 

テキスト以外のメールメッセージを処理するシステムプログラム。

メッセージ 

フォルダ内の、メッセージ区切り記号、ヘッダ、ボディからなる一連のテキスト行。 メッセージ区切り記号は、次の書式にある 1 行です。

From sender date

ヘッダ は、メッセージ区切り記号から始まり、最初の null 行で終わります。 ボディ は、その null 行から始まり、次のメッセージ区切り記号で終わります。 ボディは、サブセクションを持つことができます。これらは、 添付 (attachments) あるいは、 ボディパート と呼ばれます。これらも、境界区切り記号、ヘッダ、ボディから構成されます。 このプロセスは、再帰可能です。 詳細は、 『METAMAIL の設定』 の項を参照してください。

英数字変数 

設定変数 を参照。

sendmail 別名データベース
  

ローカルのメールの方向を指定するために、 sendmail MTA で使用される別名データベースファイル /etc/mail/aliases

signature file 

一般にユーザー自身の情報を含むファイル。メッセージ送信時に 添付される。 ユーザーは、シグニチャファイルを 2 つ持つことができます。1 つは、ローカルシステムにメッセージを送る場合、もう 1 つは別のシステムにメッセージを送る場合に用いられます。 localsignatureremotesignature 文字列変数を参照してください。

文字列変数 

設定変数 を参照。

ユーザー名 

一般に、ユーザーがメールを送信する人のログイン名またはメールボックス名。

変数 

設定変数 および 環境変数 を参照。

ファイルモード

標準入力をパイプあるいはファイルへ接続し、 address-list を指定した場合、 elm はファイルモードで動作します。

パイプの場合は、その前のコマンドの出力が、ファイルの場合はその内容が、 address-list のメンバーにメールされます。 address-list は、ユーザーの elm 別名データベースとシステムの elm 別名データベースに基づいて展開され、 To: ヘッダエントリーに配置されます。

-s オプションあるいは、 subject がない場合は、 subject はデフォルトで、次のようになります。

no subject (file transmission)

subject の指定値あるいはデフォルト値は、 Subject: ヘッダエントリーに配置されます。

』 の項を参照してください。

メッセージモード

標準出力が、ターミナルに接続されており、 address-list が指定されている場合、 elm はメッセージモードで動作します。

address-list は、ユーザーの elm 別名データベースとシステムの elm 別名データベースに基づいて展開され、 To: ヘッダエントリーに配置されます。 To: ヘッダエントリーは、対話モードのメッセージメニューにある m (メール) コマンドと同じ書式で表示されます。

subject の値は、null であろうとなかろうと、 Subject: ヘッダエントリーに配置され、 Subject: 行が修正のために表示されます。

askcc が、ユーザーの elmrcON の場合、 コピー (Cc): と入力を求められます。

次に、ユーザーがメッセージを作成できるように、シグニチャファイルが添付されていない場合は、 editor 文字列変数で定義されたエディタが、また、シグニチャファイルが添付されている場合は、 alteditor 文字列変数で定義されたエディタが起動されます。

エディタを終了すると、送信メニューに入ります。送信メニューについては、対話型メニューで説明されます。

送信メニューで、 s (送信) メニューを選択した場合、メッセージが送信され、プログラムが終了します。 送信メニューで、 f (破棄) コマンドを選択した場合、メッセージは、 $HOME/Canceled.mail に保存され、プログラムは終了します。 別のコマンドを選んだ場合は、適切なアクションが起動されます。

』 の項を参照してください。

対話モード

標準出力が、ターミナルに接続されており、 address-list が指定されている場合、 elm は、スクリーン指向の対話モードで起動します。

ユーザーが、 $HOME/.elm ディレクトリを持っていない場合、あるいは maildir 文字列変数で定義されたメールディレクトリを持っていない場合、それらを作成するかどうかを順番に尋ねられます。 はい の場合は、 y と、 いいえ の場合は、 n と、 終了 する場合は、 q と応えます。 yn の場合、その応答に従ってディレクトリが作成されたり、されなかったりします。そのあと、プログラムは続行します。 q を選択した場合、プログラムは終了します。

概要

elm は起動されると、パラメータを初期化するために、(存在するならば) $HOME/.elm/elmrc ファイルからカスタマイズされた変数を読み込みます。 このファイルは、 elm から保存できます。また、メッセージメニューで o (オプション) コマンドで変数のいくつかを修正することもできます。

elm は、まずメインメニューあるいはメッセージメニューを表示します。これは、受信メールボックスか選択したメールフォルダにあるメッセージのインデックスエントリーを表示します。 他のオプションを使うと、他の人宛の新規メールメッセージを作成したり、今あるメッセージを読んだり、印刷、返信、転送することができます。

また、このメニューから、別名メニューに入ることができます。別名メニューでは、ユーザー個人用の別名を作成、修正、削除できます。 別名メニューから 1 つまたは複数の別名を選択し、その関係する人にメッセージを送信できます。

メッセージ送信時、プレーンテキストと同様にポストスクリプト、イメージ、音声やビデオなど、各種のフォーマットファイルを添付できます。 添付ファイルは、送信者と受信者の両方が都合がいいように、別々に管理されます。

メッセージの送信

メッセージを送るとき、 editor または alteditor 文字列変数で定義したエディタを使用できます。 builtin をエディタとする場合、メッセージを作成する際、「ビルトインエディタ」の項で説明するコマンドを使用できます。

elmheaders ファイルが存在する場合 ( 『ヘッダファイル』 の項を参照)、そのファイルにある非空白行はすべて、すべての送信メールのヘッダにコピーされます。 この機能は、 X-Organization:X-Phone: などのような特別な情報をヘッダに追加するときに有用です。

MIME サポート

elm は、ヘッダとメッセージに対して MIME プロトコルをサポートします (RFC 1521 および RFC1522)。 それによって、普通の ASCII テキスト以外のものを含むメールを表示したり送信したりできます。 例えば、メールの内容には、音声、ビデオ、イメージ、またはそれらが混合したものを含めることができます。

また、MIME サポートにより、8 ビットデータを 7 ビットに変換する MIME エンコーディング (base64 および quoted-printable) を使って、SMTP (RFC821) に準拠します。RFC821 では、メッセージには 7 ビットキャラクタのみ認められています。

elm は、またマルチパート MIME メッセージを表示する機能も持っています。 elm は、メッセージタイプが text/plain でないメッセージを受け取った場合、 metamail を起動します。 metamail は、適切なユーティリティ (例えば、 ghostviewxv、 オーディオエディタ、 mpeg) を起動し、その content タイプ (例えば、 application/postscriptimageaudiovideo) に従って、別々のメールパートを表示します。

別名

elm は、個人レベルに限った別名とシステム全体に適用する別名をサポートします。 ユーザー個人の別名は、各ユーザーに適用が限られ、システム別名は、それが存在するシステム上のすべてのユーザーに適用されます (newalias(1) を参照)。 メッセージメニューから a (別名) コマンドを実行すると、別名メニューに入ります。 そのメニューから、現在のメッセージに対する別名を作成/保存、別の別名を作成/確認、および 1 つまたは複数の別名にメッセージを送信できます。

別名データは、2500 バイトが限界です。 2500 バイトを超えるグループ別名を作成したい場合、 sendmail システム別名ファイル /etc/mail/aliases にその別名を作成してもらうようにシステム管理者に相談してください (sendmail(1M) を参照)。

対話モードメニューとコマンド

この項では、対話モードのメインスクリーンであるメッセージメニューから始めます。 メニューの残りは、アルファベット順で説明します。

メッセージメニュー

メッセージインデックスは、メッセージメニューに表示されます。 次のコマンドを使って、メッセージを操作したり送信したりできます。 いくつかのメッセージは、ユーザーが応答を行って、そのアクションを完了します。 これらの操作を取り消すには、 Ctrl-D を使用します

コマンド :

!command 

シェルエスケープ。 elm を終了せずに、 shell 文字列変数で定義されたシェルをコマンドに送る場合に使用します。

# 

現在のメッセージに関する既知の情報をすべて表示します。

$ 

elm を終了せずに、メッセージを再調整します。 すでに削除用としてマークされたメッセージをここで実際に削除するかどうかを決定できます。 メッセージが削除されたり、ステータスフラグが変更された場合、メッセージは、メールボックスファイルに書き込まれます。 すべてタグは削除されます。

% 

現在のメッセージへの返信アドレスを表示します。

* 

現在のメッセージのポインタを最後のメッセージに設定します。

+ 

次のメッセージインデックス ページ (次ページがある場合) を表示します。

- 

直前のヘッダインデックス ページ (前ページがある場合) を表示します。

/pattern 

パターンマッチ。 現在のメールボックス インデックスの from および subjectpattern に関する行を検索できます。 検索は現在のメッセージから開始され、インデックスの 最初に戻ります。 現在のメッセージポインタはパターンが一致した最初のメッセージに設定されます。 大文字と小文字の区別はされません。

//pattern 

パターンマッチ。 現在のフォルダ内のメールのすべての pattern を検索します。 検索は現在のメッセージから開始され、フォルダの 最初に戻ります。 現在のメッセージポインタはパターンが一致した最初のメッセージに設定されます。 大文字と小文字の区別はされません。日本語の検索はサポートされません。

< 

カレンダ。 メッセージをカレンダエントリーを走査し、calendar ファイルをそれらに追加します。 カレンダエントリーは、最初が空白でないキャラクタで、 -> で始まる行として定義されます。例えば次のようになります。

->calendar-entry

区切り記号 -> と次の空白は、エントリーが calendar ファイルに追加される前に削除されます。 残りの空白行は無視されます。 calendar ファイル名は、 elmrc ファイルまたはオプションメニューで定義できます。

= 

現在のメッセージポインタを最初のメッセージにセットします。

> 

フォルダに保存。 メッセージメニューの s (保存) コマンドと同じです。

?key ... 

キーのヘルプ。 key に関する簡単な説明が表示されます。 ? を押すと、使用できる各コマンドに関する要約リストが表示されます。 ピリオド (.) を押すと、メッセージメニューに戻ります。

@ 

現在のスクリーン上にインデックスされたメッセージの要約を表示します。

| 

現在のメッセージまたはタグ付けされたメッセージのセットを、希望する別のフィルターへパイプします。 shell 文字列変数で定義されたシェルを使用します。

n  

現在のメッセージを新たに指定。 現在のメッセージポインタを n としてインデックスされるメッセージに変更します。 そのメッセージがヘッダの現在のページに存在しない場合は、該当するページが表示されます。

Return 

現在のメッセージの読み取り。 スクリーンがクリアされ、 pager 文字列変数で定義されるページャーによってメッセージが表示されます。

a 

別名。 別名メニューに切り替えます。

b 

メールの再送。 このコマンドは、メッセージを編集せず、返信アドレスをユーザー自身ではなく元の送信者に設定することを除けば、転送コマンドと同様です。

c 

フォルダの変更。 このコマンドは、メッセージメニューでメッセージの表示元のファイルを変更するため使用します。 ファイル名を尋ねるプロンプトが表示されます。 ファイルはメッセージ形式になっている必要があります。そうでない場合、 elm は異常終了します。 シェルを表す通常のワイルドカード、および以下の特殊名を使用できます。

! 

受信メールフォルダ。

> 

receivedmail 文字列変数で定義される、受信済みフォルダ。

< 

sentmail 文字列変数で定義される、送信済みフォルダ。

. 

前に使用したフォルダ。

@alias 

alias 別名に対応するログイン名のためのデフォルトのフォルダ。

=filename 

maildir 文字列変数で定義されるディレクトリ内のファイル。

C 

メッセージのコピー。 現在のメッセージまたはタグ付けされたメッセージのセットを、フォルダに保存します。 ファイル名を尋ねるプロンプトがデフォルト値付きで表示されます。 デフォルト値は、 maildir ディレクトリ内のファイルで、保存するセットの最初のメッセージの送信者のユーザー名を持つものです。 タグはすべてクリアされます。 > および s コマンドとは異なり、メッセージは削除用にマークされず、現在のメッセージポインタは移動しません。

d 

削除。 現在のメッセージを削除用にマークします。 Ctrl-Du、 および Ctrl-U も参照してください。

Ctrl-D 

削除。 From: および Subject: ヘッダエントリーに特定のパターンを含むすべてのメッセージを、削除用にマークします。 du、 および Ctrl-U も参照してください。

e 

編集。 editor 文字列変数で定義されるエディタを使って、対象となるメールフォルダを物理的に編集できるようにします。 エディタを終了する時点で、 elm はメールフォルダを再調整します ($ コマンドを参照)。

f 

現在のメッセージの転送。 送信メッセージを編集するかどうかを尋ねるプロンプトが表示されます。 y と応えると、 prefix 文字列変数で定義される文字がメッセージの各行の先頭に付けられ、 editor 文字列変数で定義されるエディタが起動されて、メッセージを編集できるようになります。 n と応えると、各行の先頭に文字は付けられず、エディタは起動されません。 どちらの場合にも、 To: に指定する受信者を尋ねられ、 Subject: ヘッダエントリーが編集できるようになり、さらに、 askcc 論理変数が ON の場合は、 Cc: に指定する受信者を尋ねられます。

userlevel 数値変数が 1 (中級) または 2 (上級) であり、かつ、このセッション中に前に送信されたか送信を取り消されているメッセージがある場合は、次のプロンプトが表示され、代わりに最後に保存したメッセージを使用するかどうか尋ねられます。

Recall last kept message instead? (y/n) 

y と応えると、前のメッセージが送信バッファに返されます。 n と応えると、現在のメッセージが送信バッファにコピーされ、ユーザーのシグニチャファイル (もしあれば) が付加されます。

送信メッセージの編集を選択している場合 (上記) は、エディタが起動されます。 エディタの終了時、またはエディタを起動しなかった場合は、送信メニューが表示されます。

g 

グループ応答。 To: にはメッセージの送信者を指定し、 Cc: には元のメッセージの To: および Cc: に指定されていたすべての受信者を指定して、自動的に応答が送信されます。 それ以外の点は、このコマンドは r コマンドと同様です。

h 

メッセージにすべてのヘッダを付けて表示する点を除き、 Return と同じです。

j 

下へ移動。 現在のメッセージポインタを次のメッセージに移動します。

J 

下へ移動。 現在のメッセージポインタを削除を取り消された次のメッセージに移動します。

k 

上へ移動。 現在のメッセージポインタを前のメッセージに移動します。

K 

上へ移動。 現在のメッセージポインタを削除を取り消された前のメッセージに移動します。

l (エル) 

特定の文字列値を含むメッセージだけを表示するよう限定します。 Enter criteria: というプロンプトが表示されます。 次のどれかを入力して、メッセージを限定するための基準を設定、追加、またはクリアします。

all 

すべての基準をクリアし、通常の表示に戻します。

from string 

From: ヘッダの中に string を含むエントリーだけに限定します。

subject string 

Subject: ヘッダの中に string を含むエントリーだけに限定します。

to string 

To: ヘッダの中に string 文字列を含むエントリーだけに限定します。

l コマンドを繰り返して、限定基準を追加していくことができます。

Ctrl-L 

スクリーンの再描画。

m 

メール。 1 つ以上のアドレスにメールを送信します。 To: に指定する受信者と Subject: を尋ねられ、さらに、 askcc 論理変数が ON の場合は、 Cc: に指定する受信者を尋ねられます。

userlevel 数値変数が 1 (中級) または 2 (上級) であり、かつ、このセッション中に前に送信されたか送信を取り消されているメッセージがある場合は、次のプロンプトが表示され、代わりに最後に保存したメッセージを使用するかどうか尋ねられます。

Recall last kept message instead? (y/n) 

y と応えると、前のメッセージが送信バッファに返されます。 n と応えると、ユーザーのシグニチャファイル (もしあれば) が送信バッファにコピーされます。

次に、 editor 文字列変数で定義されるエディタが起動されます。 エディタを終了した時点で、送信メニューが表示されます。

n 

次のメッセージ。 現在のメッセージポインタを次のメッセージに進め、 Return コマンドと同様にそのメッセージを表示します。

o 

オプション。 オプションメニューを呼び出し、ある種の設定オプションを変更できるようにします。 変更可能なオプションは、 configoptions 文字列変数によって定義されます。

p 

プリント。 現在のメッセージまたはタグ付けされたメッセージのセットを、 print 文字列変数で定義されるコマンドを使って表示します。 現在のメッセージポインタは移動しません。 タグ付けされたメッセージは、タグ付きのままです。

q 

中止。 プログラムを正しく終了し、ユーザーが定義した指定形式に応じてメッセージ クリーンアップを実行します。 削除用にマークされたメッセージを実際に削除するかどうかを選択できます。 受信メールボックスについては、未削除のメールをメールボックスに残すか、それとも receivedmail 文字列変数で定義される受信メール用のフォルダに移動するかを選択できます。

ask 論理変数が ON の場合は、下記の一連のプロンプトが表示されます。 これらの質問すべてに応えた後で、指定したアクションがすべて実行されます。

Delete messages? (y/n)
  

この質問は、削除用にマークされたメッセージがある場合に表示されます。 デフォルトの応答は、 alwaysdelete 論理変数により決定されます (ONy (はい) を意味し、 OFFn (いいえ) を意味します)。

y と応えると、削除用にマークされたすべてのメッセージが削除されます。

n と応えると、削除用にマークされたすべてのメッセージが、以前の既読、未読、または新規の状態に戻されます。

Move read messages to "received" folder? (y/n)
  

この質問は、受信メールボックスを読み取り中で、既読のメッセージがある場合に表示されます。 デフォルトの応答は、 alwaysstore 論理変数により決定されます (ONy (はい) を意味し、 OFFn (いいえ) を意味します)。

y と応えると、既読になっている削除を取り消されたメッセージは、 receivedmail 文字列変数で定義されるフォルダに移動され、次の質問も表示されます。

n と応えると、削除を取り消されたすべてのメッセージが受信メールボックスに返され、次の質問は表示されません。

Keep unread messages in incoming mailbox? (y/n)
  

受信メールボックスを読み取り中のとき、 Move read messages... の質問に対して y と応えた場合 (または、この質問が表示されなかった場合)、未読のメッセージがあれば、この質問が表示されます。 デフォルトの応答は、 alwayskeep 論理変数により決定されます (ONy (はい) を意味し、 OFFn (いいえ) を意味します)。

y と応えると、削除を取り消された未読の (新規および古い) メッセージはすべて、受信メールボックスに返されます。

n と応えると、削除を取り消された未読のメッセージはすべて、 receivedmail 文字列変数で定義されるフォルダに移動されます。

ask 論理変数が OFF の場合、これらの質問 (いずれも表示されない) への応答はそれぞれ、 alwaysdeletealwaysstore、 および alwayskeep 論理変数の値が自動的に使用されます。

Q 

クイック終了。 このコマンドは、 ask 論理変数を OFF に設定した状態で q コマンドを実行する場合と同じです。

r 

現在のメッセージの送信者への応答。 autocopy 論理変数が OFF の場合、元のメッセージをエディットバッファにコピーするかどうか尋ねられます。 この論理変数が ON の場合は、メッセージは自動的にコピーされます。 メッセージをコピーする場合、すべてのメッセージの行頭に prefix 文字列変数で定義されるプレフィックスが付けられます。 To: ヘッダは、メッセージの送信者 (または Reply-To: ヘッダが設定されている場合は、そのヘッダで指定されるアドレス) に設定され、 Subject: は、メッセージのサブジェクトの前に Re: を付けたものに設定され、編集可能です。 askcc 論理変数が ON の場合、 Cc: に指定する受信者を尋ねられます。 その後、 editor 文字列変数で定義されるエディタが起動されます。 エディタを終了すると、送信メニューが表示されます。

s 

フォルダへの保存 (> と同様)。 現在のメッセージまたはタグ付けされたメッセージのセットを、フォルダに保存します。 ファイル名を尋ねるプロンプトがデフォルト値付きで表示されます。 デフォルト値は、 maildir ディレクトリ内のファイルで、保存するセットの最初のメッセージの送信者の名前を持つファイルです。 タグはすべてクリアされ、メッセージは削除用にマークされます。 現在のメッセージポインタは、最後に保存されるメッセージの後の最初の削除を取り消されたメッセージに移ります。

t 

タグのトグル。 現在のメッセージを後で操作するためタグ付けし、メッセージポインタを削除を取り消された次のメッセージに移動します。 操作としては、 |Cp、 および s を実行できます。

または、タグ付けされたメッセージからタグを削除します。 Ctrl-T コマンドも参照してください。

T 

タグのトグル。 現在のメッセージを後で操作するためタグ付けし、メッセージポインタは移動しません。 操作としては、 |Cp、 および s を実行できます。

または、タグ付けされたメッセージからタグを削除します。 Ctrl-T コマンドも参照してください。

Ctrl-T 

指定したパターンを持つすべてのメッセージにタグを付けます。 または、タグ付けされたすべてのメッセージからタグを削除します。

タグの付いたメッセージが 1 つでもある場合、タグを削除するかどうかを尋ねるプロンプトが表示されます。 y と応えると、古いタグが削除されます。 n と応えると、タグが残されます。 どちらの場合にも、各メッセージの From: または Subject: 行でパターンマッチすべき文字列を尋ねるプロンプトが表示されます。 この基準を満たすすべてのメッセージがタグ付けされます。 ヌル文字列 (改行だけ) を入力すると、メッセージのタグ付けは終了となります。

u 

削除取り消し。 現在のメッセージから削除マークを除去します。 dCtrl-D 、 および Ctrl-U も参照してください。

Ctrl-U 

削除取り消し。 From: および Subject: ヘッダエントリーに指定されたパターンを持つすべてのメッセージから、削除マークがあればそれを削除します。 dCtrl-D 、 および u も参照してください。

v 

添付ファイルの表示。 現在のメッセージに対して添付ファイル表示メニューを呼び出します。

x 

終了。 メールボックスを変更せず、プログラムを終了します。 削除などの変更がペンディング中の場合は、その変更を破棄していいかどうかを尋ねるプロンプトが表示されます。 y と応えると、変更は破棄され、プログラムが終了します。 n と応えると、終了が破棄され、メッセージメニューのコマンドプロンプトに戻ります。

X 

メールボックスを変更せず、即座にプログラムを終了します。 ペンディング中の変更はすべて破棄されます。

メッセージインデックス

現在のフォルダ内の一連のメッセージは、メッセージメニューでは次の形式に従って 1 行に 1 つずつインデックス付きで表示されます。

sssnum mmm d from (lines) subject

意味は、次のとおりです。

sss  

3 文字のステータスフィールド。ステータスについては 『メッセージステータス』 の項を参照してください。

num  

通し番号のメッセージインデックス番号。

mmm  

最後の Date: ヘッダエントリーまたは From メッセージヘッダから取った月。

d  

最後の Date: ヘッダエントリーまたは From メッセージヘッダから取った日。

from  

最後の From: ヘッダエントリーまたは From メッセージヘッダから取った送信者名。

lines  

メッセージの行数。

subject  

最初の Subject: ヘッダエントリーから取ったサブジェクト名を、スクリーンに収まる文字数に切り捨てたもの。

現在のメッセージインデックス エントリーは、反転ビデオで強調表示されるか、または左マージンに矢印 (->) が付けられます。 「オプション」の項の -a オプションと、 『ELM の設定』 の項の arrow 文字列変数を参照してください。

メッセージステータス

各メッセージインデックス エントリーの最初の 3 文字は、そのメッセージのステータスを表しています。 各文字は、空白または下記の値のどれかになります。値は優先度の高い順に並んでいます。

1 つのメッセージに対して、複数のタイプのステータスフラグが設定されている場合は、その中で優先度の最も高い文字がインデックス行に表示されます。 例えば、フォームメッセージ (F) が同時に機密情報 (C) としてもマークされている場合は、ステータス文字としては F ではなく C が表示されます。

1 列目 : 可変ステータス

D 

削除。 メッセージは削除用にマークされています。

E 

期限切れ。 Expires: ヘッダエントリーに指定された日付が、今日の日付より古くなっています。 elm では次の日付フォーマットを使用できます。

Mon, 11 Jun 90 

(elm がヘッダメニューに表示するフォーマット)

Jun 11, 90 

11 Jun, 90 

9006111324GMT 

(ISO X.400 フォーマット : YYMMDDhhmmzzz)

N 

新規。 最後の elm セッションの後、または現在のセッション中に受信したメッセージです。 このメッセージは未読です。

O 

古い。 最後の elm セッションより前か、そのセッション中に受信したメッセージです。 最後のセッションでは N とマークされていましたが、未読です。

 

空白。 メッセージは既読です。

2 列目 : 固定ステータス

C 

機密情報。 Sensitivity: 3 ヘッダエントリーが指定されたメッセージです。 このメッセージは ISO X.400 標準で規定される会社の機密文書と見なされます。 送信メールに対してこの値を設定するには、ヘッダメニューのユーザー定義オプションを使用します。

U 

緊急。 Priority: ヘッダエントリーが指定されたメッセージです。

P 

私信。 Sensitivity: 2" ヘッダエントリーが指定されたメッセージです。 このメッセージは ISO X.400 標準で規定される私信と見なされます。 送信メールに対してこの値を設定するには、ヘッダメニューのユーザー定義オプションを使用します。

A 

アクション。 Action: ヘッダエントリーが指定されたメッセージです。

F 

フォーム。 elm のフォームメッセージです。 このメッセージには、 Content-Type: mailform ヘッダエントリーが指定されています。

M 

MIME。 メッセージまたはその添付ファイルが、 metamail を使って表示できる MIME 形式になっています。

? 

MIME。 メッセージまたはその添付ファイルが、サポートされないバージョンの MIME 形式になっています。

 

空白。 通常のステータス。

3 列目 : タグのステータス

+ 

タグ付き。 タグ付けされたメッセージは、一部のコマンドではグループとして処理されます。 「メッセージメニュー」の項の t およびその他のコマンドを参照してください。

 

空白。 このメッセージにはタグは使われていません。

ビルトインエディタ

builtin ビルトインエディタを使って送信メッセージを作成する場合、エディタは空白の行にテキスト行を入力するよう要求するプロンプトを表示します。 メッセージを終了するにはピリオド (.) を入力してください。続いて送信メニューが表示されます。

ビルトインエディタ コマンドは、 escape 文字列変数で定義されるエスケープ文字で始まる行です。 デフォルトのエスケープ文字は、波形記号 (~) です。

注記 : リモートログイン プログラムの中には、行頭に波形記号を指定した場合に、波形記号をデフォルトのエスケープ文字として使用するものがあります。 (波形記号が表示されないので判断できます。) 一般に、波形記号が伝送されるのは、波形記号の次にプログラムによって認識されない文字を入力した場合、または波形記号の次に波形記号を入力した場合です。 詳細は、プログラムのドキュメンテーションを参照してください。)

ビルトインエディタのコマンドは、次のとおりです。

~! [command] 

command で指定するシェルコマンドを実行する (例えば ~!ls) か、または shell 文字列変数で定義されるシェルを使って対話形式のシェルを起動します。

~< command 

command で指定するシェルコマンドを実行し、そのコマンドの出力をエディタバッファに入れます。 例えば、"~< who\c " は who コマンドの出力をメッセージに挿入します。

~? 

簡単なヘルプメニューを表示します。

~~ 

行頭を 1 つの波形記号 (~) 文字にします。

~b 

ブラインド カーボンコピー (Bcc:) リストを変更するためのプロンプトを表示します。

~c 

カーボンコピー (Cc:) リストを変更するためのプロンプトを表示します。

~e 

もし可能なら、 easyeditor 文字列変数で定義されるエディタをメッセージに対して起動します。

~f [options] 

指定するメッセージのリスト、または現在のメッセージを追加します。 このエスケープシーケンスでは readmail が使用されるので、 readmail オプションがすべて使用できます (readmail(1) を参照)。

~h 

使用できるヘッダ (To:Cc:Bcc:、 および Subject:) をすべて変更するためのプロンプトを表示します。

~m [options] 

~f と同様ですが、各行の先頭に現在のプレフィックスが付けられます。 prefix 文字列変数を参照してください。

~o 

メッセージに対して使用するエディタ名を尋ねるプロンプトを表示します。

~p 

その時点までにタイプされたメッセージを表示します。

~r filename 

指定するファイルの内容を取り込み (読み込み) ます。

~s 

Subject: 行を変更するためのプロンプトを表示します。

~t 

To: リストを変更するためのプロンプトを表示します。

~v 

もし可能なら、 visualeditor 文字列変数で定義されるエディタをメッセージに対して起動します。

別名メニュー

別名メニューは、メッセージメニューの a コマンドを使って呼び出します。 別名ファイルのソーステキストは、ファイル $HOME/.elm/aliases.text に保存されています。 このファイルは直接編集することもできますし、以下のコマンドを使って操作することもできます。

ユーザーのデータベースおよびシステムデータベースに現在登録されている別名が、メッセージメニューに似たインデックス付きのリストで表示されます。 エントリーの形式は、 『別名インデックス』 の項を参照してください。 インデックスは、 aliassortby 文字列変数で定義される順序に従ってソートされています。

コマンドは、次のとおりです。

$ 

newalias を実行して別名テキストファイルから別名データベースを再構築することにより、テキストファイルとデータベースを再調整します。 削除用にマークされた別名は削除され、タグ付きの別名はタグが外され、新規および変更された別名が認識されます。 これらの変更を反映して、別名スクリーンが更新されます。

+ 

次の別名インデックスページ (もしあれば) を表示します。

- 

前の別名インデックスページ (もしあれば) を表示します。

/pattern 

パターンマッチ。 別名リストの別名およびユーザー名フィールドで、 pattern を検索します。 検索は現在の別名から始まり、折り返して別名リストの最初に戻ります。 別名ポインタは、パターンが一致した最初の別名に設定されます。 大文字と小文字の区別はされません。

//pattern 

パターンマッチ。 別名リストのすべてのフィールド (別名、ユーザー名、コメント、およびアドレス) で、 pattern を検索します。 検索は現在の別名から始まり、折り返して別名リストの最初に戻ります。 別名ポインタは、パターンが一致した最初の別名に設定されます。 大文字と小文字の区別はされません。 /pattern パターンマッチ。 このコマンドでは、別名リストで現在の別名から末尾まで、すべての別名およびユーザー名のエントリーを対象に検索することができます。 パターンの最初の文字が / であれば、コメントおよび完全に展開されたアドレスフィールドも検索の対象となります。 この検索では、大文字と小文字の区別があります。 別名の数が多い場合、特定の別名を検索するのに役立ちます。

?key ... 

キーのヘルプ。 key に関する簡単な説明が表示されます。 ? を押すと、使用できる各コマンドに関する要約リストが表示されます。 ピリオド (.) を押すと、別名メニューに戻ります。

a 

現在のメッセージの別名。 このコマンドにより、現在のメッセージの返信アドレスをアドレスフィールドとして持つ別名が作成できます。 表示されるプロンプトに対して、ユニークな別名を入力したり、コメントおよびアドレスフィールドを編集することできます。

c 

現在のユーザー別名の変更。 新しい値を尋ねるプロンプトでは、古い別名フィールドの値がデフォルトとして使用されます。 別名を変更することはできません。 別名が複数別名レコードの 1 つであれば、その別名はそのレコードから削除され、独立したレコードとして保存されるようになります。 古い別名には、 N というマークが付きます。 別名の変更は、次の別名の再調整以降有効になります。

d 

現在のユーザー別名を削除用にマーク。 実際の削除は、 qr、 または i コマンドを使って別名メニューを終了するか、または $ コマンドを使って別名データベースを再調整する時点で行われます。 (この方法でシステム別名を削除することはできません。)

Ctrl-D 

指定した検索パターンを持つユーザー別名を削除します。

e 

editor 文字列変数で定義されるエディタを使って、ユーザーの aliases.text ファイルを編集します。 編集を終了する時点で、別名が再調整されます ($ コマンドを参照)。

f 

完全に展開された別名の表示。 現在選択されている別名が完全に展開され、表示されます。

iI 

別名メニューの q および Q コマンドを参照してください。

j 

下へ移動。 現在の別名ポインタを次の別名に移動します。

J 

下へ移動。 現在の別名ポインタを削除を取り消された次の別名に移動します。

k 

上へ移動。 現在の別名ポインタを前の別名に移動します。

K 

上へ移動。 現在の別名ポインタを削除を取り消された前の別名に移動します。

l (エル) 

特定のタイプの別名または特定の文字列値を含む別名だけを表示するよう限定します。 Enter criteria: というプロンプトが表示されます。 次のどれかを入力して、メッセージを限定するための基準を設定、追加、またはクリアします。

all 

すべての基準をクリアし、通常の表示に戻します。

alias string 

string を含む別名だけに限定します。

name string 

string を含むフルネーム (姓および名) だけに限定します。

group 

グループ別名だけに限定します (システムおよびユーザー別名を含んでいても可)。

person 

個人用別名だけに限定します (システムおよびユーザー別名を含んでいても可)。

system 

システム別名だけに限定します (グループおよび個人用別名を含んでいても可)。

user 

ユーザー別名だけに限定します (グループおよび個人用別名を含んでいても可)。

l コマンドを繰り返して、限定基準を追加していくことができます。

Ctrl-L 

スクリーンの再描画。

m 

現在の別名またはタグ付けされた別名のセットに、メールを送信します。 対応する展開済みアドレスが To: ヘッダエントリーに書き込まれ、メッセージメニューの m (メール) コマンドと同様に処理されます。 タグはクリアされます。

n 

ユーザー別名の作成。 elm はユニークな別名の入力を要求するプロンプト、次いでアドレスの入力を要求するプロンプトを出します。 ここで提供した情報は、ユーザー個人の alias_text ファイル ($HOME/.elm/aliases.text) に追加され、その後データベースに追加されます。

q 

中止。 メッセージメニューに戻ります。 別名が削除用にマークされている場合、削除するかどうかを尋ねるプロンプトが表示されます。 別名インデックスポインタは変更されません。 別名テキストファイルが変更された場合は、データベースが再調整されます。

Q 

中止。 メッセージメニューに戻ります。 別名が削除用にマークされている場合、そのマークは変更されず、別名は削除されません。 別名インデンクスポインタは変更されません。 別名テキストファイルが変更された場合は、データベースが再調整されます。

rR 

別名メニューの q および Q コマンドを参照してください。

t 

現在の別名を後で操作するためタグ付けし、別名ポインタを削除を取り消された次のメッセージに移動します。 操作としては、 cm、 または n を実行できます。

または、タグ付けされた別名からタグを削除します。 Ctrl-T コマンドも参照してください。

T 

タグ。 現在の別名を後で操作するためタグ付けし、別名ポインタは変更しません。 操作としては、 cm、 または n を実行できます。

または、タグ付けされた別名からタグを削除します。 Ctrl-T コマンドも参照してください。

Ctrl-T 

指定するパターンを含むすべての別名を、後で操作できるようタグ付けします。 操作としては、 cm、 または n を実行できます。 または、タグ付きけされたすべての別名からタグを削除します。

現在タグの付いた別名が 1 つでもあれば、タグを削除するかどうかを尋ねるプロンプトが表示されます。 y と応えると古いタグが削除されます。 n と応えるとタグが残されます。 いずれの場合にも、別名、または各別名のユーザー名フィールドでパターンマッチすべき文字列を尋ねるプロンプトが表示されます。 この基準を満たすすべての別名がタグ付けされます。 ヌル文字列 (改行だけ) を入力すると、別名のタグ付けは終了となります。

u 

削除取り消し。 現在の別名から削除マークを除去します。 dCtrl-D、 および Ctrl-U も参照してください。

Ctrl-U 

削除取り消し。 From: および Subject: ヘッダエントリーに指定されたパターンを含むすべてのメッセージから、削除マークがあればそれを除去します。 dCtrl-D、 および u も参照してください。

v 

表示。 現在の別名の address-list を表示します。

x 

削除を処理せずに、別名メニューを終了します。 削除用にマークされた別名については、そのマークが除去され、別名の追加が行われていても newalias は実行されません。

別名インデックス

現在のデータベース内の一連の別名は、別名メニューでは 1 行に 1 つずつ、インデックス付きで表示されます。 データベース値の定義は、 newalias(1) で行います。

  • ssnum fullname[,\c comment] type [(S)\c ] alias

意味は、次のとおりです。

ss  

2 文字のステータスフィールド。 1 文字目は次のどれかです。

D 

削除。 この別名は削除のためマークされています。

N 

新規。 この別名は新規の別名か、または別名テキストファイルで変更されているけれどもまだ現在のデータベースに取り込まれていない別名です。 再調整が必要です。

 

空白。 この別名は現在のデータベースに存在します。

2 文字目は次のどれかです。

+ 

タグ。 この別名はタグ付きです。

 

空白。 この別名にはタグはありません。

num 

別名のインデックス番号。

fullname 

別名の展開済みアドレスで使用される、フルネーム。 形式は、次のとおりです。

firstname lastname

firstname 

別名データベースに登録されている姓。

lastname 

別名データベースに登録されている名。

comment 

別名データベースに登録されているコメント。

type 

別名のタイプ。 1 つのアドレスを持つ別名の場合は Person、 複数のアドレスを持つ別名の場合は Group です。

(S) 

これが表示される場合、このエントリーは elm システム別名データベースからのものです。これが表示されない場合、このエントリーは個人用別名データベースからのものです。

alias 

別名。 このレコードに複数の別名がある場合、1 つの名前ごとに 1 つのインデックスエントリーがあります。

添付ファイル設定メニュー

添付ファイル設定メニューは、添付ファイル送信メニューの a (追加) または m (変更) コマンドを使って呼び出します。 このメニューでは、添付ファイルのデフォルトおよび現在の設定が表示されます。 このメニューを a コマンドで呼び出した場合、ファイル名を尋ねるプロンプトが自動的に表示されます。 コマンドは、次のとおりです。

d 

説明。 この値は、 Content-Description: ボディパート ヘッダエントリーに書き込まれます。 デフォルトはファイル名です。

e 

Content-Transfer-Encoding。 各種のメール トランスポート エージェントを通じてファイルを送受信できるようにするための、ファイルのコード化方式です。 次の値を選択できます。

7bit 

エンコーディングされない、通常の US-ASCII テキスト。

8bit 

エンコーディングされない、上位ビットがセットされた 8 ビット文字。

quoted-printable 

上位ビット文字が =hh (ここで hh はその文字の 16 進表記) に変換された、制御文字付きのテキスト。 行末の = は、ソース行が 2 行に分割されたことを表します。

base64 

ビットが 6 ビットのグループにエンコーディングされ、 US-ASCII 文字 A\(miZa\(miz0\(mi9+、 および / の数値順にレンダリングされる、任意のファイルタイプ。 最後の行は、4 文字の倍数になるよう = 文字でパディングされる場合があります。

binary 

エンコーディングされない 2 進データ。

選択した値は、 Content-Transfer-Encoding: ボディパート ヘッダエントリーに書き込まれます。 デフォルトは 7bit です。

f 

ファイル名。 添付するファイルの名前。 elm はこのファイルを調べ、それに応じて Content-Transfer-Encoding、Content-Disposition、および Content-Type の値を設定します。

p 

Content-Disposition。 この値は、 Content-Disposition: ボディパート ヘッダエントリーに書き込まれます。 デフォルトは attachment; filename=filename です。

t 

Content-Type。 ファイルのタイプおよびサポーティングパラメータ。形式は、次のとおりです。

type/subtype [parameter]...

type は、RFC 1521 に規定されるとおり、 applicationaudioimagemessagetext、 または video のいずれかとすることができます。 multipart も有効なタイプですが、ユーザーがこれを直接指定することはできず、 elm は必要に応じてこのタイプを提供し、このタイプのファイルを含むメッセージを処理します。 指定した値は、 Content-Type: ボディパート ヘッダエントリーに書き込まれます。 デフォルトは、次の形式ですです。

text/plain; charset=US-ASCII

よく使われるエントリーを以下に説明します。 詳細は、 『METAMAIL の設定』 の項を参照してください。

text/subtype [; charset=charset]
  

埋め込まれたテキスト文字を使ってフォーマットされる、比較的読みやすいテキストであり、サブタイプは richtext または html です。 デフォルトの subtype は、(どんな方法でもアンフォーマットできる) plain です。 デフォルトの charsetUS-ASCII です。

application/octet-stream
  

プログラムバイナリ、制御文字または上位ビットがセットされた文字を含むファイルなどの、汎用的なタイプです。

application/postscript
  

PostScript 対応のプリンタまたはビューアで表示できるファイルです。

message/rfc822 

「用語」の項で説明されているメッセージ形式のファイルです。

image/jpeg, image/gif
  

表示用プログラムを必要とするピクチャ形式です。

audio/basic 

再生用プログラムを必要とするオーディオ形式です。

video/mpeg 

再生用プログラムを必要とするオーディオ / ビデオ形式です。

添付ファイル送信メニュー

添付ファイル送信メニューは、送信メニューの a コマンドを使って呼び出します。 このメニューでは、メッセージとともに送信される添付ファイルが、「添付ファイルインデックス」の項で説明した形式の 1 行に 1 つずつのリストで表示されます。

コマンドは、次のとおりです。

a 

添付ファイルの追加。 添付ファイル設定メニューを呼び出し、ファイル名を尋ねるプロンプトを表示します。

d 

添付ファイルの削除。

e 

添付ファイルの編集。 添付ファイルが編集可能な場合、それに関連付けられたエディタを呼び出します。

j 

現在の添付ファイルポインタを次の添付ファイルに移動します。

k 

現在の添付ファイルポインタを前の添付ファイルに移動します。

Ctrl-L 

スクリーンの再描画。

m 

添付ファイルの属性の変更。 添付ファイル設定メニューを呼び出します。

p 

添付ファイルの表示。 メッセージメニューの p (プリント) コマンドを参照してください。

q 

中止。 送信メニューに戻ります。

s 

添付ファイルの保存。 メッセージメニューの C (コピー) コマンドを参照してください。

<