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HP-UX リファレンス: セクション 1 : ユーザーコマンド (A~M) > e

eucset(1)

HP-UX 11i Version 2: September 2004
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テクニカル ドキュメント

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名称

eucset ― ldterm のコード幅の設定と取得

構文

eucset [-p]

eucset [[-c HP15-codeset] または [-c UTF8] または [-c GB18030] または [cswidth]]

説明

eucset コマンドは、現在の入力端末で処理される拡張 UNIX コード (EUC) 文字、UCS Transformation Format (UTF8) 文字、および GB18030 文字の符号化幅とディスプレイ幅の設定または取得 (レポート) を行います。EUC とは、シングルバイトまたはマルチバイトで構成されるコードセットの符号化方式です。 これによって、アプリケーションおよびターミナルハードウェアは、 7 ビットの US ASCII コードおよび最大 3 種類のシングルバイトまたは マルチバイトのコードセットを同時に使用することが可能になります。

オプションなしで eucset コマンドを使用すると、まず 4 つの HP15 コードセットのどれかを設定しようとします。これに失敗すると、デフォルトコードセットとして 7 ビット US ASCII が使用されます。 その他の EUC コードセットを 指定するためには、シングルバイトかマルチバイトかにかかわらず、 このコマンドを使用しなければなりません。 cswidth 引き数の値に関する注意事項について、 「警告」の項を参照してください。

GB18030 または UTF8 の設定の場合には、 -c オプションを指定してください。

オプション

eucset コマンドは、以下のオプションと引き数を認識します。

-p  

端末に対する EUC 文字幅の現在の設定を表示します。

-c  

コード幅として、4 つの HP15 コードセットの 1 つ、 UTF8 コードセット、または GB18030 を設定します。 サポートされている HP15 コードセットは、 SJISCCDCGB、および BIG5 です。

EUC コードセットのクラス

EUC では、コードセットを 4 つのクラスに分類しています。 各コードセットには 2 つの特徴があります。それは、 コードセット中の文字の符号化に必要なバイト数と、 コードセット中の文字を表示するためのディスプレイカラム数です。 あるコードセット中の文字はすべて、同じ特徴を備えています。

  • コードセット 0 は、7 ビット、シングルバイトの全 ASCII 文字から 構成されています。これらの各文字の最上位ビットは 0(ゼロ) です。 コードセット 0 中の文字は、符号化に 1 バイト必要で、ディスプレイ カラムを 1 個占有します。コードセット 0(ゼロ) のこれらの値は 変更できません。7 ビット US ASCII コードは一次 EUC コードセットで、 ユーザーは直接指定しなくても利用することができます。

  • コードセット 1 は補足的 EUC コードセットです。 コードセット 1 の各文字には初期バイトがあり、その最上位ビットは 1 です。コードセット 1 中の文字は、符号化に 2 バイト以上必要な可能性があり、 ディスプレイカラムも 2 個以上必要なことがあります。 コードセット 1 の特徴を設定するには、 eucset コマンドを使用しなければなりません。

  • コードセット 2 および 3 は補足的 EUC コードセットです。 これらのコードセット中の各文字には、それぞれ初期バイト SS2 と SS3 があります。これらの文字は、符号化に 2 バイト以上必要な可能性があり、 ディスプレイカラムも 2 個以上必要なことがあります。 コードセット 2 および 3 の特徴を設定するには、 eucset コマンドを使用しなければなりません。

eucset コマンド行の cswidth 引き数は、コードセット 1 から 3 の文字幅を指定する文字列です。 このコマンドを使ってユーザーが コードセット 0 の設定を変更することはできません。 この文字列のフォーマットは次のとおりです。

X1[:Y1],X2[:Y2],X3[:Y3]

X1 は、コードセットクラス 1 の文字の符号化に必要なバイト数です。 Y1 は、このクラスの文字を表示するのに必要なディスプレイカラム数です。 X2 は、コードセット 2 の文字の符号化に必要な、 SS2 バイトを除いたバイト数です。 Y2 は、コードセット 2 の文字のディスプレイカラム数です。 X3 は、コードセット 3 の文字の符号化に必要な、 SS3 バイトを除いたバイト数です。 Y3 は、これらの文字に必要なディスプレイカラム数です。 カラム幅の値が符号化バイト数に等しい場合、カラム幅は省略可能です。 ある EUC コードセットの符号化の値が 0 (ゼロ) に設定されている場合は、そのコードセットが存在しない ことを示します。 cswidth 引き数の値に関する注意事項について、 「警告」の項を参照してください。

cswidth 引き数が指定されない場合、 eucset コマンドは CSWIDTH 環境変数の値を使用します。この変数が存在しない場合は、 代りに以下のデフォルト文字列が使用されます。

1:1,0:0,0:0

このデフォルト文字列は、この環境では、EUC コードセット 1 の フォーマットの文字から成るシングルバイト EUC コードセットが 使用されることを示しています。 コードセット 1 のフォーマットのマルチバイト EUC コードセット、 コードセット 2 または 3 のフォーマットのシングルバイト またはマルチバイト EUC コードセット、 またはその両方を使用する場合は、デフォルト設定は使用できません。

多言語化対応

環境変数

LANG  

未設定またはヌルのインターナショナル変数に対する デフォルトを提供します。 LANG が未指定または空の文字列に設定されている場合は、 LANG の代りにデフォルトとして C ( lang(5) を参照) が使用されます。 インターナショナル変数のいずれかの設定が不適当な場合には、 eucset は、すべてのインターナショナル変数が C に設定されているものとして動作します。 environ(5) を参照してください。

LC_ALL  

空でない文字列値に設定されている場合は、 他のすべてのインターナショナル変数の値が無効になり、 この値が適用されます。

LC_MESSAGES  

標準エラーに書き込まれる診断メッセージおよび標準出力に書き込まれる 情報メッセージの、フォーマットと内容を制御するために使用すべき ロケールを決定します。

NLSPATH  

LC_MESSAGES の処理用のメッセージカタログの位置を決定します。

自分の環境の EUC コードセット 1 から 3 の符号化幅とディスプレイ幅を 表示するには、次のコマンドを入力します。

eucset -p 

以前に eucset を使用して ja_JP.eucJP を設定していたと仮定すると、上のコマンド実行により、次の出力が生成されます。

cswidth 2:2,1:1,2:2 

コードセット 1 および 2 の EUC 文字の符号化幅およびディスプレイ幅の 現在の設定を変更し、それぞれ 2 バイトにするには、次のコマンドの いずれかを入力します。

eucset 2:2,2:2,0:0

eucset 2,2,0

ロケール ja_JP.eucJP にある EUC 文字の符号化幅とディスプレイ幅を設定するには、 次のコマンドを入力します。

eucset 2:2,1:1,2:2

zh_TW.eucTW については、次のコマンドを入力します。

eucset 2:2,3:2

ko_KR.eucKR については、次のコマンドを入力します。

eucset 2:2

UTF8 文字のコード幅に設定するには、次のように入力します。

eucset -c UTF8 

GB18030 文字のコード幅に設定するには、次のように入力します。

eucset -c GB18030 

警告

cswidth 引き数のバイト幅の値には、SS2 または SS3 バイトは含まれません。

このコマンドは標準化されておらず、他のベンダーのシステムでは 使用できないことがあります。また、将来のリリースで 変更または廃止される可能性があります。

著者

eucset は OSF および HP が開発しました。

参照

dtterm(1), ldterm(1).

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