名称
intro ― コマンドユーティリティおよびアプリケーションプログラムの概要
説明
本セクションでは、ユーザーからアクセス可能なコマンドについて説明します。
これとは対照的にユーザープログラムからアクセス可能な システムコールについてはセクション
(2) で、 またライブラリルーチンについてはセクション (3) で説明しています。
コマンドの文法
特に明記されない限り、本セクションで説明するコマンドは、 以下の構文に従って、オプションおよびその他の引き数を受け付けます。
name [option(s)] [cmd_arg(s)]
各要素の定義は次のとおりです。
| name | | 実行可能ファイルの名前です。 |
| option | | コマンド行には、1 つまたは複数の option を指定することができます。 各オプションは、以下の形式のいずれかをとります。 | -no_arg_letter | | 引き数をとらないオプションを表す 1 個の文字です。 | | -no_arg_letters | | 1 文字のオプションを 2 個以上つなげた形式の、 1 個のコマンド行引き数です。 | | -arg_letter<>opt_arg | | | | 1 文字のオプションで、後ろに必須の引き数が付きます。
各要素の意味は次のとおりです。 | arg_letter | | 引き数が必要なオプションを表す 1 個の文字です。 | | opt_arg | | 先行の arg_letter が必要とする引き数 (文字列) です。 | | <> | | 空白スペースを表します。これは省略可能です。 |
|
|
| cmd_arg | | 先頭が - ではない パス名 (またはその他のコマンド引き数) か、 あるいは標準入力を表す単独の - です。 cmd_arg を 2 個以上指定する場合は、空白スペースで区切らなければなりません。 |
マニュアルエントリー
フォーマット
すべてのマニュアルエントリーは定められたトピックフォーマットに準拠しますが、すべてのトピックが各エントリーに含まれるわけではありません。
| 名称 | | エントリー名とその目的の概要 |
| 構文 | | 説明されたエントリーまたはプログラムエンティティの使用法を要約します。
いくつかの規則が適用されます。 Computer font 文字列はリテラルでマニュアルの通りにタイプします (2 項と 3 項のエントリー構文にあるパラメータを除いて)。 Italic 文字列は代替可能な引き数名とマニュアルの他の箇所にあるマニュアルエントリー名を表します。 引き数名がブラケット [] で囲まれていれば、その引き数がオプションであることを示します。 省略符号 (...) は以前の引き数を再度指定できることを示します。 最終規則はコマンド自身に依存します。ダッシュ (-)、プラス (+)、等号 (=) で始まる引き数は、ファイル名が来る位置にあっても、オプション引き数の 1 つとみなされます。そのため、
-、+、= のいずれかで始まるファイル名は使用しないようにしてください。 |
| 説明 | | 各エントリーの機能と動作を記述します。 |
| 多言語化対応 | | この項における情報は様々な言語のプログラミングに関するものです。通常のエントリーにはシングルまたマルチバイト文字、システム動作に関する言語関連環境の影響、その他の関連情報が示されます。 |
| ネットワーク機能 | | この項の情報は (NFS などの) ネットワーク機能を使っている場合のみ有効です。 |
| 戻り値 | | プログラム呼び出しの終了後に返される値の種類を説明します。 |
| 診断 | | 診断内容を示します。自明のメッセージはリストから除外してあります。 |
| エラー | | エラーの条件、それに対応するエラーメッセージまたは戻り値をリストします。 |
| 例 | | 一般的な使用例を適切な場合に応じて示します。 |
| 警告 | | 潜在的な問題点を指摘します。 |
| 制約 | | ユーザーまたは特定のハードウェアまたはハードウェアの組み合せに関する HP-UX 動作のバリエーションを示します。 |
| 著者 | | マニュアルエントリーによってドキュメントされたソフトウェアの作成元を示します。 |
| ファイル | | プログラムまたはコマンドに組み込まれたファイル名をリストします。 |
| 参照 | | 関連情報を示します。 |
| バグ | | 既知のバグと問題点を示します。その解決方法を示してある場合もあります。 |
| 標準準拠 | | この項では HP-UX コンポーネントが準拠する標準仕様をリストします。 |
戻り値
終了時、各コマンドは 2 バイトのステータスを戻します。 1 バイトは終了の原因を表すもので、システムが戻します。
あとの 1 バイトは (「正常」終了の場合) プログラムが戻します ( 詳細については、 wait(2) および exit(2) を参照してください)。 システムが戻すバイトは、0 が正常終了を表します。
プログラムが戻すバイトは慣例では、0 が処理の成功を表し、 0 以外の値がエラーすなわち処理の失敗を表します。
エラーの原因としては例えば、コマンド行のパラメーター誤り、 データ誤り、またはデータへのアクセス不可があります。
戻される値は通常、「終了コード」、「終了ステータス」、 「リターンコード」、または「戻り値」など、さまざまな名前で呼ばれ、
特別な規約がある場合のみ各項で説明されます。
警告
コマンドの中には、ヌル文字を含むファイルを処理すると、 予想外の結果を生じるものがあります。
これらのコマンドの多くは、テキスト入力行を文字列として扱うため、
入力行の中でヌル文字 (文字列のターミネーター) を検出すると 処理に混乱をきたします。
参照
getopt(1), exit(2), wait(2), getopt(3C), hier(5), introduction(9)
次の Web サイトに HP-UX のドキュメントが用意されています。
http://docs.hp.com (英語)、http://docs.hp.com/ja (日本語)