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HP-UX リファレンス: セクション 1 : ユーザーコマンド (A~M) > l

locale(1)

HP-UX 11i Version 2: September 2004
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テクニカル ドキュメント

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名称

locale ― ロケール固有の (NLS) 情報の取得

構文

locale-a [ 32 | 64 ] | -A | -m ]

locale-ck ] name ...

locale-pa32 ] [ -pa64 ]

説明

locale コマンドは現在のロケールまたは利用可能なロケールに関する情報を表示します。

引き数なしで起動すると、 locale はロケールに関連した各環境変数の名前と実際のまたは暗黙の値を、 次に示す順序で 1 行に 1 つずつ表示します。

LANG 
LC_CTYPE 
LC_COLLATE 
LC_MONETARY 
LC_NUMERIC 
LC_TIME 
LC_MESSAGES 
LC_ALL 

実際の値は、ユーザーの環境で変数に実際に入っている値です。 暗黙の値は、別の変数の値から得られる値です。 暗黙の値は二重引用符で囲んで表示されます。実際の値には引用符がありません。

暗黙の値は、変数 LC_ALL が存在しヌルでない値を持つ場合、それが LC_ALL の実際の値となり、他の変数はすべてこの値を暗黙の値として受け取るという 方法で決定されます。 LC_ALL が設定されていない場合には、設定されているすべての LC_* 変数が、実際の値としてその変数値で示されます。値を持たない変数は、 暗黙の値として LANG 環境変数の値で示されます。 値がなければ LC_ALLLC_ALL=\n として表示されます。

locale コマンドには複数の引き数を指定することができ、引き数にはロケール カテゴリ名、ロケールキーワード、または特殊ワード charmap があります (ロケールキーワードおよび charmap については、 localedef(1M) を参照してください)。引き数がキーワードの場合、現在の環境でその キーワードに対応する値と、選択されたオプションに応じてその他の情報が 表示されます。引き数がカテゴリ名 (つまり LC_*) ならば、そのカテゴリで定義されているすべてのキーワードの値が 表示されます。引き数が特殊ワード charmap ならば、現在のロケールの定義で使用された charmap ファイル (ある場合) が 表示されます。

プリント不能文字は、16 進数値として形式

\xhh

でプリントされます。ただし、別のエスケープ文字がそのロケールで定義されて いれば、"\"の代わりにその文字が表示されます。

オプション

以下のオプションを指定することができます。

-a  

使用可能なロケールをすべてリストします。 これらは、 LANG またはシステム上の任意の LC_* 変数に割り当て可能な意味のある値で、システムにインストールされている ロケールによって異なります。 PA-RISC システムのデフォルトでは、 /usr/lib/nls/loc/locales の中のロケールがリストされます。 Itanium(R) ベース システムではデフォルトで、 /usr/lib/nls/loc/hpux32/locales の中のロケールがリストされます。 このオプションには、32 (ILP32、32 ビット int、long、ポインター、32 ビットオフセットの場合) または 64 (LP64、64 ビット long、ポインター、64 ビットオフセットの場合) を引き数として指定します。

-a     

PA-RISC システムおよび Itanium ベース システムで 32 ビットのロケールを表示します。

-a 32  

PA-RISC システムおよび Itanium ベース システムで 32 ビットのロケールを表示します。

-a 64  

64 ビットシステムで 64 ビットのロケールのみを表示します。 32 ビットシステムで実行すると、エラーメッセージが返されます。

-A  

システム上で利用可能な Itanium ベース システム 32 ビットロケール、Itanium ベース システム 64 ビットロケール、PA-RISC 32 ビットロケール、および PA-RISC 64 ビットロケールをリストします。

-m  

システム上で使用可能な charmap ファイルのリストが表示されます。 charmap ファイルの定義と使用法については、 localedef(1M) を参照してください。

-c  

明示的にまたはその中に含まれているキーワードを指定することによって 選択された、ロケールカテゴリの名称を表示します。このオプションは、 -k オプションとともに使用できます。

-k  

明示的にまたはそれを含むカテゴリを引き数として指定することによって選択 された、キーワードの名称を表示します。 キーワード名と値は次のように表示されます。

<keyword>=<value>

-k オプションを指定しないと、値だけが表示されます。このオプションは、 -c オプションとともに使用できます。

-pa32 

32 ビット PA-RISC ロケールを表示します。 (このオプションは、Itanium ベース システムでだけ利用可能です。)

-pa64 

64 ビット PA-RISC ロケールを表示します。 (このオプションは、Itanium ベース システムでだけ利用可能です。)

name 

ロケールのカテゴリ名、ロケールのキーワード、特殊ワード charmap のいずれかを指定します。

多言語化対応

環境変数

LANG は、設定されていないまたはヌルの国際化変数に対して、 デフォルトの値を用意します。 LANG が設定されていないかヌルの場合には、"C"のデフォルト値 lang(5) を参照) が使用されます。 国際化変数のいずれかに無効な設定値が入っていると、 locale はすべての国際化変数が"C"に設定されているものとして動作します。 environ(5) を参照してください。

LC_ALL は、空でない文字列値に設定されていると、他のすべての国際化変数 の値をオーバーライドします。

LC_CTYPE は、テキストのシングルバイト/マルチバイト文字の解釈、プリント可能な 文字の分類、また正規表現内の文字クラス式と一致する文字を決定します。

LC_MESSAGES は、標準エラーに書き込まれる診断メッセージと標準出力に 書き込まれる情報メッセージのフォーマットおよび内容の設定に使用する、 ロケールを決定します。

NLSPATH は、 LC_MESSAGES を処理するメッセージカタログの位置を決定します。

サポートされるコードセット

シングル/マルチバイトの文字コードセットがサポートされています。

戻り値

locale コマンドは以下の値のいずれかで終了します。

 0  

要求された情報はすべて見つかり、表示されました。

>0  

情報を探し出す際、またはそれを表示する際、エラーが発生しました。

ロケール環境変数が次のように設定されている場合、

LANG=fr_FR.iso88591 
LC_COLLATE=C 

コマンド

locale

からは次の出力が得られます。

LANG=fr_FR.iso88591 
LC_CTYPE="fr_FR.iso88591" 
LC_COLLATE=C 
LC_MONETARY="fr_FR.iso88591" 
LC_NUMERIC="fr_FR.iso88591" 
LC_TIME="fr_FR.iso88591" 
LC_MESSAGES="fr_FR.iso88591" 
LC_ALL= 

コマンド

LC_ALL=POSIX locale -ck decimal_point 

は次の出力を生成します。

LC_NUMERIC decimal_point="." 

LANGPOSIX に設定され、その他のロケール変数が設定されていなければ、コマンド

locale LC_NUMERIC 

は次の出力を生成します。

"." 
"" 
 
"" 

これは、キーワード decimal_point, thousands_sep, grouping, alt_digit に対応します。

参照

localedef(1M), localeconv(3C), nl_langinfo(3C), setlocale(3C), charmap(4), localedef(4), environ(5), lang(5)

標準準拠

locale: XPG4, POSIX.2

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