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HP-UX リファレンス: セクション 1 : ユーザーコマンド (N~Z) > n

netstat(1)

HP-UX 11i Version 2: September 2004
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テクニカル ドキュメント

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名称

netstat ― ネットワークステータスの表示

構文

netstat [-an] [-f address-family] [system]

netstat [-an] [-f address-family] [system [core]] # PA-RISC システムのみ

netstat [-Mnrsv] [-f address-family] [-p protocol] [system]

netstat [-Mnrsv] [-f address-family] [-p protocol] [system [core]] # PA-RISC システムのみ

netstat [-ginw] [-I interface] [interval] [system]

netstat [-ginw] [-I interface] [interval] [system [core]] # PA-RISC システムのみ

説明

netstat は、ネットワークインタフェースおよびプロトコルに関する統計情報、並びに各種ネットワーク関係のデータ構造の内容を表示します。 出力フォーマットは、選択したオプションに従って変化します。 オプションの中には、他のオプションと組み合わせて使用すると無視されたり、無効になるものもあります。

netstat コマンドは上記の 3 形式のいずれかをとります。

  • コマンドの最初の形式は、アクティブソケットのリストをプロトコルごとに表示します。

  • 2 番目の形式は、選択したオプションに従って他のネットワークデータ構造の内容を表示します。

  • 3 番目の形式は、設定情報をネットワークインタフェースごとに表示します。また、設定したネットワークインタフェースでのネットワークトラフィックデータも表示します。オプションとして、秒単位の interval ごとにアップデートします。

オプションは以下のように解釈されます。

-a  

サーバープロセスが使用するパッシブソケットも含めてすべてのソケットの状態を示します。 オプションを指定せずに netstat を使用した場合、アクティブソケットだけを表示します。このオプションでは、X.25 プログラムアクセスソケットの状態は表示しません。 -g-i-I-M-p-r-s または interval オプションを指定すると、このオプションは無視されます。

-f address-family
  

指定した address-family だけについて統計情報またはアドレス制御ブロックを表示します。認識できるアドレスファミリーは、 AF_INETinetAF_INET6inet6、 および AF_UNIXunix です。 この AF_UNIX のオプションは、 -a および -s オプションに適用されます。 AF_INET または AF_INET6 を指定したオプションは、 -a-i-n、 および -s オプションに適用されます。

-g  

ネットワークインタフェース関するマルチキャスト情報を表示します。 このオプションで認識できるのは、 AF_INET アドレスファミリーだけです。 このオプションと -i オプションを組み合わせれば、両方の情報を表示できます。 -p オプションを指定すると、このオプションは無視されます。

-i  

network インタフェースの状態を表示します。 ifconfig コマンドを使用して IP アドレスか plumb オプションで設定されたインタフェースのみ表示します。 一次インタフェースおよび論理インタフェースが出力されます ifconfig(1M) を参照)。 Ipkts および Opkts フィールドのカウントは、IP パケットのみです。 -p オプションを指定すると、このオプションは無視されます。 デフォルトでは、 -f オプションが指定されていない場合は、 netstat は、IPv4 と IPv6 どちらのアドレスで構成されたインタフェースの状態も表示します。 ただし、いずれのインタフェースにも IPv6 アドレスが構成されていない場合は、 netstat は、IPv6 ループバックインタフェースの状態を表示しません。

-I interface 

指定したインタフェースだけに関する情報を表示します。 このオプションは、 -g および -i オプションに適用されます。

-M  

マルチキャストの経路指定テーブルを表示します。 -s-M オプションと共に使用すると、 netstat は代わりにマルチキャストの経路指定統計を表示します。 このオプションは、 -p オプションを指定すると無視されます。

-n  

ネットワークアドレスを番号で表示します。 netstat は通常アドレスを解釈してシンボリックに表示しようとします。 このオプションは、 -a-i -r および -v オプションに適用されます。

-p protocol 

指定したプロトコルの統計情報を表示します。 認識できるプロトコルは、 tcpudpipicmpigmpipv6、 および icmpv6 です。 -m オプションを指定すると、このオプションは無視されます。

-r  

経路決定テーブルを表示します。 -v-r オプションと共に使うと、 netstat はルートエントリー内のネットワークマスクも表示します。 -g-i-I-p または interval オプションを指定すると、このオプションは無視されます。 -s オプションを指定すると、このオプションは不正となります。

-s  

すべてのプロトコルの統計情報を表示します。 このオプションを -M オプションと共に使用すると、 netstat は代わりにマルチキャストの経路決定統計を表示します。 -g-i-I-p または interval オプションを指定すると、このオプションは無視されます。 -r オプションを指定すると、このオプションは不正となります。

-v  

追加ルーティング情報を表示します。 -v-r オプションと共に使用すると、 netstat はルートエントリー内のネットワークマスクも表示します。このオプションは、 -r オプションにのみ適用されます。

-w 

出力を横長の形式で表示します。このオプションでは、出力のすべてのフィールドが、最大の解像度を使用して 1 行で出力されます。このため、この出力はテキスト処理ツールによる作業に使用することができます。このオプションは -i オプションとともに指定した場合にのみ動作し、それ以外のオプションと組み合わせて使用しても無視されます。

system 引き数は、デフォルト値の /stand/vmunix を置き換えます。 PA-RISC システムでだけ、 core 引き数は、デフォルト値の /dev/kmem を置き換えます。

オプションを指定しない場合、 netstat はアクティブソケットだけのステータスを表示します。 アクティブソケットとパッシブソケットのステータス表示では、ローカルアドレスとリモートアドレス、送信と受信の待ち行列のサイズ (バイト数)、プロトコル、およびプロトコルの内部状態が示されます。

注記: 通常、送信と受信の待ち行列のサイズはゼロと表示されます。これらのフィールドは、下位互換の目的でのみ表示されるものです。

アドレスフォーマットの形式は次の 2 種類です。 host.port または network.port (ソケットアドレスのホスト部分がゼロの場合) です。 わかっていれば、IPv4 の場合は gethostbyname()getnetbyname() を使用してホストアドレスとネットワークアドレスを表示します gethostent(3N)getnetent(3N) を参照)。 IPv6 の場合は、 getnameinfo() を使用します getaddrinfo(3N) を参照)。 アドレスのシンボリック名が不明か、 アドレスはアドレスファミリーに従って数字で表示されます。IPv4 アドレスのインターネットの「ドットフォーマット」に関する詳細については、 inet(3N) を参照してください。 IPv6 アドレスのインターネットの「コロンフォーマット」に関する詳細については、 inet6(3N) を参照してください。 未指定または「ワイルドカード」アドレスおよびポートは アスタリスク (*) として表示されます。

インタフェース表示では、転送されたパケットのインバウンドとアウトバウンドに関する累積統計情報の表を与えます。また、インタフェースのネットワークアドレスおよび最大伝送ユニット (MTU) が表示されます。 interval 引き数を指定すると、 netstat はネットワークインタフェースに関する統計情報の実行カウントを表示します。 この表示は、自動設定時に見つかった最初のインタフェースのカラム、およびすべてのインタフェースの情報を要約したカラムで構成されます。特定のインタフェースの統計情報の実行カウントを表示するには、 -I オプションを使用してください。各情報画面の最初の行には、システムの最後の再ブート以降の要約があります。以降の出力行は、それより前の期間に蓄積された値を表示します。

経路決定テーブルの表示では、使用できるルートとそのステータスを示します。 各ルートは、宛先のホストまたはネットワーク、 ネットマスク およびパケットの転送に使用するゲートウェイで構成されます。 Flags フィールドは、ルートが上方向か (U) 、 ルートがゲートウェイに到るものであるか (G) 、 あるいは、ルートがホストルートかネットワークルートか ( H の有無)、

Netmask フィールドは、転送される IP パケットの宛先 IP アドレスに適用されるマスクを示します。結果はルートエントリー内の宛先アドレスと比較されます。これらが同一であれば、このルートはこの IP アドレスルーティングの候補の 1 つとなります。複数の候補ルートが存在する場合は、 最長の Netmask フィールド (最左ビット位置から始まる連続な 1) を持つルートが選ばれます ( routing(7) を参照)。

Gateway フィールドは、宛先に到達するための最短ゲートウェイを示します。宛先が直接接続されたネットワークの場合は、これが出力インタフェースのアドレスであることもあります。得ます。

Interface フィールドは、ルートにどのネットワークインタフェースを使用したかを示します。

Pmtu フィールドは、パス最大転送ユニット (PMTU) を表示します。 ルートが静的な PMTU 値 route(1M) を参照) で作成される場合、対応する PMTU 値がインタフェース MTU を永久に無効にします。そうでない場合は、 PMTU 値は、そのルートに使用したネットワークインタフェースの MTU と同じです。

Prefix フィールドは、IPv6 専用です。 このフォーマットは、IPv4 の CIDR 表記法に似ています。 このプレフィックスは、0 〜 128 の整数です。 この値は、アドレスのプレフィックスを構成する最も左側の連続ビットの数を指定します。 ホストルートのプレフィックスは 128 です。 デフォルトルートのプレフィックスは 0 です route(1M) を参照)。 このプレフィックスは、IPv6 パケットを転送するためにルートを選択する際にも使われます。

制約

X.25

-a オプションは、X.25 プログラムアクセス情報をリストしません。

著者

netstat はカリフォルニア大学バークレイ校、および HP で開発されました。

参照

ifconfig(1M)、 lanscan(1M)、 lanadmin(1M)、 route(1M)、 inet(3N)、 inet6(3N)、 gethostent(3N)、 getnetent(3N)、 getaddrinfo(3N)、 hosts(4)、 networks(4)、 protocols(4)、 services(4)、 routing(7)

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