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HP-UX リファレンス: セクション 1 : ユーザーコマンド (N~Z) > t

touch(1)

HP-UX 11i Version 2: September 2004
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テクニカル ドキュメント

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名称

touch ― ファイルのアクセス、修正、および変更時刻またはそのいずれかのアップデート

構文

touch [-amc] [-r ref_file-t time] file_name ...

旧版:

touch time_str file_name ...

説明

touch は、各引き数のアクセス、修正、および最後の変更時刻をアップデートします。 ファイル名がなければ作成します。 時刻を指定しなければ ( date(1) を参照)、 現在の時刻が使用されます。

-r および -t オプションは互いに排他的です。

オプション

以下のオプションが利用できます。

-a  

file_name のアクセス時刻を time に、または time を指定しなければ 現在の時刻に変更します。 -m が指定されていなければ、 修正時刻は変更しません。

-m  

file_name の修正時刻を time に、または time を指定しなければ 現在の時刻に変更します。 -a が指定されていなければ、 アクセス時刻は変更しません。

-c  

ファイルが以前に存在しなかった場合、表示を行わずに touch がファイルを作成しないようにします。 この条件に関する診断メッセージは書き込みません。

-r ref_file 

現在の時刻ではなく ref_file の対応時刻を使用します。

-t time 

現在の時刻ではなく指定の time を使用します。 オプションの引き数は、以下の形式の 10 進数です。

[[CC]YY]MMDDhhmm[.SS]

ただし、2 桁はそれぞれ以下を表します。

CC  

年の最初の 2 桁

YY  

年の次の 2 桁

MM  

月 (01〜12)

DD  

日 (01〜31)

hh  

時 (00〜23)

mm  

分 (00〜59)

SS  

秒 (00〜61)

CCYY も与えなければ、現在の年が使用されます。 YY を指定して、 CC を指定しなければ、 CC は以下のようになります。(ローカルタイムの要因を考慮してください)

YY の値CC の値
69〜9919
00〜6820

生成される時間の値が Epoch (1970 年 1 月 1 日グリニッジ標準時 00:00:00) 以前である場合、 touch は、エラーステータスで即座に終了します。

SS の範囲は、閏秒 (うるうびょう) を入れるために、 00〜59 ではなくて 00〜61 になります。 SS が 60 または 61 であり、生成される時刻が TZ 環境変数によって影響を受けて 閏秒を参照しない場合は、 生成される時刻は SS が 59 である時刻の 1 秒後です。 SS に値を与えなければ、0 であるとされます。

「構文」の項の 2 番目に示した構文は、 -r オプション、 -t オプション、また -- オプションデリミタのいずれも指定せず、 最初のオペランドがすべて小数で構成されるときに認識されます。 このオペランドは、ファイル名ではなく time 引き数として解釈されます。 ただし、この場合、 time_str は以下の形式をとるものと仮定されます。

  • MMDDhhmm[YY]

これは下位互換性のためです。 上記の -t 形式を将来の移植のためにお勧めします。 -- オプションデリミタは、 file_name がすべて数字で構成されている可能性がある場合に、 最初の構文を使用していることを確認するために、最初の file_name の前で使用することができます。

以下のいずれかが真ならば、ファイルの owner によって起動されるときにのみ、 touch は正常終了します。

  • 時刻を指定している。

  • ファイルのアクセス時刻のみがアップデートされている。

  • ファイルの修正時刻のみがアップデートされている。

さらに、以下の両方が真ならば、 ファイル上に書き込みパーミッションがあるユーザーによって起動されると、 touch は正常終了します。

  • 時刻を指定していない。

  • ファイルのアクセス時刻と修正時刻の両方がアップデートされている。

多言語化対応

環境変数

TZ -t オプションによって時刻を指定すると、 TZ は指定時間帯の時刻の解釈に使用されます。

LC_MESSAGES は、メッセージの表示に使用する言語を指定します。

環境設定で LC_MESSAGES が指定されていない場合、または空白の文字列に設定されている場合は、 デフォルトとして LANG の値が使用されます。 LANG が指定されていない場合、または空白の文字列に設定されている場合は、 LANG の代わりにデフォルトとして "C" ( lang(5) 参照) が使用されます。

多言語化変数に無効な値が設定されていると、 touch は、多言語化変数が"C"に設定されている場合と同じように 動作します。 environ(5) を参照してください。

サポートされるコードセット

シングルバイト文字、およびマルチバイト文字のコードセットがサポートされています。

戻り値

すべての file_name 引き数が正常に変更された場合、 touch は 0 を戻します。

無効な時刻または Epoch 以前の時刻を -t オプションで指定した場合、 -r および -t オプションを両方とも指定した場合、または単一もしくは複数の file_name 引き数にアクセスできなかった場合には、 touch は 0 以外を戻して診断メッセージをプリントアウトします。

以下のコマンドが、"bastille"という名前のファイルがまだなければ作成して、 このファイルの修正時刻およびアクセス時刻を 1989 年 7 月 14 日の午前 0 時に設定します。

touch -t 8907140000 bastille 

以下のコマンドは、下位互換性がある構文を使って同じ操作を行います。

touch 0714000089 bastille 

以下のコマンドが、"0714000089"および"bastille"という名前の 2 つのファイルが なければ作成して、 このファイルの時刻を現在の時刻に設定します。

touch -- 0714000089 bastille 

長さ 0 のファイルを作成するには、以下のどちらかを使用してください。

  • touch file
    cat /dev/null >file
    cp /dev/null file

制約

NFS:

リモートサーバ上のスーパーユーザーが所有する ファイルにタッチしようすると、起動ユーザーが そのファイルの書き込みパーミッションを有する場合であっても 失敗します。

参照

date(1), utime(2)

標準準拠

touch: SVID2, SVID3, XPG2, XPG3, XPG4, POSIX.2

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