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HP-UX リファレンス: セクション 1 : ユーザーコマンド (N~Z) > vvi(1)HP-UX 11i Version 2: September 2004 |
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名称vi, view, vedit ― スクリーン指向の (ビジュアル) テキストエディター 構文vi [-] [-l] [-r] [-R] [-t tag] [-v] [-V] [-w size] [-x] [-C] [+ command] [file ...] 説明vi (ビジュアルエディター) プログラムは、基礎となる ex 行エディター ex(1) 参照) に基づくディスプレイ指向のテキストエディターです。 両エディターを切り換えたり、 vi の中から ex のコマンドを実行したりすることが可能です。 行エディターのコマンドおよびオプションについては、 ex(1) で説明します。 ここでは、ビジュアルモード コマンドだけを説明します。 view プログラムは、 readonly エディターオプションが設定される点を除き vi と同じです (ex(1) 参照)。 vedit プログラムは、初心者や不慣れなユーザー使いやすいようになっています。 report エディターオプションが 1 に設定され、 nomagic, novice, および showmode エディターオプションも設定されています。 vi では、 ターミナルスクリーンが、編集中のファイルのメモリー上のコピーに対するウィンドウとなります。 ファイルのコピーに加えた変更は、スクリーンディスプレイに反映して表示されます。 スクリーン上のカーソルの位置は、ファイルコピー内の位置を示します。 環境変数 TERM によって、 terminfo データベースで定義したターミナルタイプを指定しなければなりません (terminfo(4) 参照)。 指定しなければ、メッセージが表示され、行エディターが呼び出されます。 ex と同様に、エディターの初期化スクリプトは環境変数 EXINIT 、あるいは現在のディレクトリまたはホームディレクトリにある .exrc ファイルに置くことができます。 オプションと引き数vi は、次のコマンド行オプションや引き数を認識します。
(XPG4 のみ) -t tag と -c command (または旧式の +command) オプションを両方とも指定すると、 -t tag を最初に処理します。つまり、タグを含むファイルが -t で選択され、次にコマンドが実行されます。 vi を起動すると、 コマンドモード に入ります。 入力モード に入るには、テキストの挿入または変更に使用するコマンドを入力します。 入力モードを終了するには、 ESC (エスケープ) を使用します。ただし、エディターオプション doubleescape を設定した場合は、 ESC 文字を 2 回連続して入力する必要があります (ex(1) 参照)。 コマンドモードでは、 ESC を使用して、完結していないコマンドを取り消すことができます。 入力モード以外で、途中まで入力したコマンドがない場合に ESC を使用すると、ターミナルのベルが鳴ります。 警告: ESC によって、"bottom line" コマンド (下記を参照) が 完了します 。 画面の最後の行 (1 番下の行) には、検索コマンド (/ および ?) 、 ex コマンド (:)、 およびシステムコマンド (!) に対する入力内容がエコー表示されます。この部分は、 エラーの報告やその他メッセージの出力にも使用されます。 テキストの入力中、またはステータス行でのコマンドの入力中に SIGINT シグナルを受け取ると、入力が終了して (またはコマンドが取り消されて)、 エディターはコマンドモードに戻ります。また、コマンドモードで SIGINT を受け取るとベルが鳴ります。ベルは一般に エラー (認識できないキー操作など) の通知に使用されます。 ~ だけの行は、その直前の行がファイルの最終行であることを示します (~ の行はファイルの終わりを過ぎていることを示します)。 ローカルインテリジェンス機能が限定されているターミナルでは、スクリーン上に @ でマークされた行が表示される場合があります。 これは、スクリーン上のスペースがファイルの行に対応していないことを示します (^R と入力して、これらの空白を取り除いて再表示させれば、 この行を削除することができます)。 システムがクラッシュした場合、または vi が内部エラーや予想外のシグナルによって異常終了した場合、 vi は、まだ書き込まれていない変更があれば バッファーを保存しようとします。 保存された変更を読み出すには、 -r コマンド行オプションを使用します。 vi テキストエディターは、 SIGWINCH シグナルをサポートしており、ウィンドウの大きさの変更時にはスクリーンを再表示します。 コマンドのまとめほとんどのコマンドでは、その前に引き数として数字を指定することができます。 この引き数は、サイズや位置の指定 (表示コマンドや移動コマンドの場合)、 あるいは反復回数の指定 (テキスト変更コマンドの場合) に使用します。 ここでは、簡単のため、このオプションの引き数の効果を説明するときには、 count という表記でこの引き数を示すことにします。 c, d, y, <, >, !, および = の各操作記号の後には、移動コマンドを指定して コマンドの適用範囲を指示することができます。 すなわち、適用範囲となるのは、現在のカーソル位置から、 移動コマンドで指示したカーソルの位置の直前までの領域です。 コマンドが行単位で作用する場合には、 この領域の中に一部または全部が含まれる行がすべて対象となります。 これ以外の場合は、指定した範囲だけが操作の対象になります。 以下の説明では制御文字を ^X という形式で表記します (これは Ctrl-X です)。また、空白とは、スペース, タブ, および代替スペースの 各文字のことであるとします。 代替スペースとは、 LANG 環境変数で指定された言語について langinfo(5) で記述した ALT_PUNCT 項目の最初の文字のことです (environ(5) 参照)。 特に説明がない限り、コマンドはコマンドモードで使用するものとします。 すなわち、入力モードでは効果はありません。
キーボード上の編集キーエディターは、初期設定の際に、ターミナル上のキーボードの一部の編集キーを 対応するビジュアルモード コマンドに自動的にマッピングします。 この マッピングは、 terminfo(4) データベースの中で現在のターミナル (TERM 環境変数で指定されたターミナル) で有効と定義されているキーのうち、 下の表で示されているキーに限って実行されます。 マッピングは、コマンドモードと入力モードの両方について設定されます (ex(1) の map コマンド参照)。単に入力モードのオンとオフを切り換えるだけの insertchar キーを除き、入力モード マッピングの操作を実行すると、 いったん入力モードを終了して、同じ機能をコマンドモード マッピングの操作で 実行した後、再び入力モードに戻ります。 一部のターミナルでは、ビジュアルモード コマンドとしてキーボード編集キーから 入力する文字シーケンスと、ユーザーが (一連の) コマンドを実行するために 入力した文字シーケンスが一致してしまう可能性があります。 この問題は、入力モード用のマッピングでよく起こります。 そのため、これらのターミナルでは、入力モード マッピングは デフォルトで使用不能になっています。 しかし、ユーザー必要に応じてエディターオプション keyboardedit と keyboardedit! を設定することにより、コマンドモードと入力モード両方のキーボード編集キー マッピングの使用可能/不能を切り換えることができます (ex(1) 参照)。この問題は、 timeout, timeoutlen および doubleescape の各エディターオプションによっても解決できます。
多言語化対応サポートされる国際コードと環境変数は次のとおりです。 環境変数UNIX95 は、このコマンドに対して XPG4 の動作を使用するように指定します。 COLUMNS は、システムが選択した画面の横サイズを上書きします。 LINES は、システムが選択した画面の縦サイズを上書きします。 画面の行数やビジュアルモードでの画面の縦サイズとして使用します。 SHELL は、 !、 shell、 read、 やその他のコマンドを !string のコマンド形式で解釈させるための変数です。 shell コマンドの場合、プログラムは -c と string の 2 つの引き数を指定して実行します。 この変数がヌルか設定されていない場合は、 sh ユーティリティを使用します。 TERM は、端末タイプの名前を解釈させるための変数です。 この変数を設定していないか、ヌル文字が設定されている場合は、 デフォルトの端末タイプが使用されます。 PATH には、エディターコマンドで実行するシェルコマンド shell、 read、 や write のためのコマンド検索パスを決定します。 EXINIT は、最初のファイルを読み込む前にエディター上で実行される ex コマンドのリストを決定します。 そのリストは、縦棒 (|) で複数のコマンドを区切ったものです。 HOME は、エディターの起動ファイル .exrc を置くディレクトリのパス名を決定します。 LC_ALL 変数は、 LANG か LC_ で始まる環境変数で指定されたロケールカテゴリを上書きするロケールを決定します。 LC_MESSAGES は、標準エラーに書き込まれる診断メッセージと標準出力に書き込まれる情報メッセージの形式と内容に影響するロケールを決定します。 LC_COLLATE は、正規表現の評価と tags ファイルの処理に使用する照合順序を決定します。 LC_CTYPE は、テキストの解釈 (シングルバイトまたはマルチバイト文字)、 大文字と小文字の区別、 大文字と小文字の間の変換、 および正規表現の中の文字クラス表現に一致する文字を決定します。 LANG は、メッセージの表示に使用する言語を決定します。 LANGOPTS は、右から左に表記する言語のテキストを入出力ファイルに保存する方式を 決定するオプションを指定します。 environ(5) を参照してください。 環境内で LC_COLLATE または LC_CTYPE が指定されていない場合、または空の文字列に設定されている場合は、 未指定または空の変数に対するデフォルトとして、 LANG の値が使用されます。また、 LANG が指定されていない場合、または空の文字列に設定されている場合は、 LANG の代わりに "C" (lang(5) 参照) がデフォルトとして使用されます。 インターナショナル変数に無効な値が設定されている場合、エディターは、 インターナショナル変数がすべて "C" に設定されているものとして動作します。 environ(5) を参照してください。 警告ex(1) の「警告」を参照してください。 プログラムの制限vi では、編集するファイルについて次の制限があります。 行の最大長4096 文字です。これは、オーバーヘッドの 2-3 バイトを含みます。 したがって、行の長さが 4092 文字までであれば問題は生じません。
その他の制限
暗号化されていないファイルの編集に -C オプションを使用しないでください。 -C オプションは、すでに暗号化されているファイルにのみ使用されようになっています。 -C オプションが、暗号化されていないファイルに使用されると、編集セッションでの書き込みによりファイルが壊れる可能性があります。 |
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