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HP-UX リファレンス: セクション 1M : システム管理コマンド (A~M) > c

cron(1M)

HP-UX 11i Version 2: September 2004
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テクニカル ドキュメント

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名称

cron ― 日時指定ジョブの実行デーモン

構文

/usr/sbin/cron

説明

crontab ファイルに置かれた命令に従って、 定期的に実行するコマンドを指定することができます。 crontab ファイルは、 crontab コマンドによってサブミットできます crontab(1) 参照)。 一度だけ実行するコマンドは、 at または batch コマンドによって指定することができます。

cron は終了させることはできないので、一度だけ実行するようにしてください。 この場合、スタートアップスクリプト /sbin/init.d/cron を使用して、 初期化プロセスから cron を実行するのが最もよい方法です init(1M) 参照)。

cron では、プロセスの初期化中と、 ファイルが追加、削除、または修正されたことが atbatch、 または crontab によって通知された時点で crontab ファイルと、 at/batch コマンドファイルに対するスケジュールが設定されます。

cron があるジョブを実行すると、 ジョブのユーザー ID とグループ ID が ジョブをサブミットしたユーザーに設定されます。

春期と秋期の時間の切り換え

夏時間が採用されている間は (夏時間を採用している時間帯および国では)、 cron によるコマンドの定期的な実行時刻は通常とは異なります。

以下の説明において、 二重時刻 とは、夏時間の採用にともない 1 日 (通常は秋のある 1 日) に 2 度発生する時刻のことを指します。また、 欠損時間 とは、夏時間の採用にともない 1 日 (通常は春のある 1 日) に一度も発生しない時刻のことを指します。 DST-shift とは、標準時間に対するオフセット値のことを指し、これにより時刻が夏時間に合わせれらます。この値は、通常は 1 時間ですが、最高 23 時間から 59 分まで任意の組み合わせが可能です tztab(4) を参照)。

あるコマンドが二重時刻に実行されるように指定されている場合、このコマンドは 最初の 二重時刻にだけ実行されます。

あるコマンドが欠損時間に実行されるように指定されている場合、このコマンドは DST-shift に指定しただけの時間が経た後に実行されます。この調整によって、このコマンドに対して、別に設定された実行時刻と重なる場合は、そのコマンドを同時刻に 2 度実行するのではなく、一度だけ実行します。

crontab エントリーの時間のフィールドに * が指定されていて、1 時間ごとに実行するように設定されているコマンドは、 実行時刻は調整されません。

多言語化対応

環境変数

LANG は、どの言語によるメッセージを表示するかを指定します。

もし LANG が指定されない場合、または空文字列が指定されている場合は、 デフォルトの "C" が使用されます lang(5) を参照)。多言語化対応変数に誤った設定が含まれていると、 すべての多言語化対応変数が "C" に設定されているものとみなされます environ(5) 参照)。

診断

cron では、すべての動作の履歴が /var/adm/cron/log に記録されます。

以下の例では、時間帯を MST7MDT と仮定しています。 この時間帯では DST の移行が 2:00 a.m. 1 秒前に行われ、 DST が 1 時間シフトするものとします。

次に示す crontab エントリーを見てください。

#   分      時       日      月      曜日    コマンド 
# ---------------------------------------------------------- 
    0       01        *       *       *       Job_1 
    0       02        *       *       *       Job_2 
    0       03        *       *       *       Job_3 
    0       04        *       *       *       Job_4 
    0       *         *       *       *       Job_hourly 
    0       2,3,4     *       *       *       Multiple_1 
    0       2,4       *       *       *       Multiple_2 

DST を採用中の午前 01:00 から午前 04:00 の間の実行結果は次のとおりです。

ジョブ秋の実行時間春の実行時間
Job_101:00 MDT01:00 MST
Job_202:00 MDT03:00 MDT
Job_303:00 MST03:00 MDT
Job_404:00 MST04:00 MDT
Job_hourly01:00 MDT01:00 MST
02:00 MDT 
02:00 MST 
03:00 MST03:00 MDT
04:00 MST04:00 MDT
Multiple_102:00 MDT 
03:00 MST03:00 MDT
04:00 MST04:00 MDT
Multiple_202:00 MDT03:00 MDT
04:00 MST04:00 MDT

警告

春には夏時間の採用にともなう欠損時間が発生する日がありますが、その日の欠損時間内に複数回実行するように設定されているコマンドは、一度しか実行されません。例えば、 MST7MDT 時間帯内で午前 2:00 と午前 2:30 に実行するように設定されているコマンドは、午前 3:00 にだけ実行します。午前 2:30 に設定されているコマンドは、午前 3:30 に実行されるのではなく、一度も実行されません。

制約

HP プロセスリソースマネージャ

オプションの HP プロセスリソースマネージャ (PRM) がインストール、および設定されている場合、 予定された初期化プロセスリソースグループ でにあるジョブが開始します。 ユーザーの初期グループは、 ジョブの開始時に決定されます (ジョブのスケジュール時ではありません)。 ユーザーの初期グループが定義されていない場合は、 ユーザーのデフォルトグループ (PRMID=1) のジョブが実行されます。 HP PRM の設定方法については prmconfig(1)、 またユーザーの初期プロセスリソースグループの決定方法については prmconf(4) をそれぞれ参照してください。

著者

cron は、AT&T および HP で開発されました。

ファイル

/var/adm/cron 

メイン cron ディレクトリ

/var/spool/cron/atjobs
  

at、 および batch ジョブファイルを含むディレクトリ

/var/spool/cron/crontabs
  

crontab ファイルを含むディレクトリ

/var/adm/cron/log
  

アカウンティング情報

参照

at(1), crontab(1), sh(1), init(1M), queuedefs(4), tztab(4)

HP プロセスリソースマネージャ: 『『HP Process Resource Manager User's Guide』』 の prmconfig(1), prmconf(4)

標準準拠

cron: SVID2, SVID3

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