名称
fixman ― man(1) の表示高速化のためのマニュアルページの加工
構文
/usr/sbin/fixman [-A alt-path]
説明
fixman コマンドは、 cat* ディレクトリ内のマニュアルページを加工して、タブの前のスペースを可能な限り省き、文字とバックスペースのペア
(通常、プリンター出力用のオーバーストライクまたはアンダースコアを生成するために存在します)
を取り除くシェルスクリプトです。不必要な文字のシーケンスを除去することにより、 man(1) が高速化され、ディスクスペース所要量が減少します。 fixman コマンドを実行する前に、 catman を使用して、整形されていない nroff(1)互換 のソースファイルから、整形された cat 可能な
マニュアルエントリーを作成してください。(catman(1M) を参照)
デフォルトでは、 fixman は以下の親ディレクトリをここに記述されている順に検索して、 cat* サブディレクトリを見つけます。
MANPATH 環境変数が指定されている場合には、デフォルトの代わりに MANPATH で指定されているディレクトリパスを検索します。 MANPATH 環境変数についての説明は、 environ(5) を参照してください。
fixman コマンドは、重複する空白行を削除しません。したがって、すべてのファイルの長さは
1 ページ (66 行) の整数倍のままなので、 lp に直接渡せます
(lp(1) を参照)。(通常、 man(1) は more -s を使用してこの除去処理を実行します。)
確実に処理を成功させるために、 fixman の実行は、適切な特権を持つユーザーが行ってください。システムの処理速度、負荷、メモリサイズなどにより、処理完了までに多少時間がかかります。この処理の結果、ファイルの所有権およびパーミッションが変わる場合があります。
オプション
| -A alt-path | | 指定された代替ルートに基づいてアクションを実行します。このオプションを指定すると、デフォルトのパスや MANPATH で定義されているパスを含むすべてのディレクトリパスの前に alt-path が連接されます。 |
多言語化対応
環境変数
MANPATH が設定されている場合には、それは、 cat 可能な
マニュアルエントリーを求めて検索するディレクトリを定義します。
警告
fixman 実行時の MANPATH の値が、 catman 実行時またはマニュアルページ
ファイルのインストール時の値と同じでない場合には、一部のファイルが検索できないために処理されない場合があります
(catman(1M) を参照)。
例
サーバから fixman を実行して、マニュアルページを /export/shared_roots/OS_700 という代替ルートのディスクレスワークステーションで加工するには、次のように入力します。
fixman -A /export/shared_roots/OS_700
これにより、以下の位置にある cat* ディレクトリ内のマニュアルページが加工されます。
/export/shared_roots/OS_700/usr/share/man/
/export/shared_roots/OS_700/usr/contrib/man/
/export/shared_roots/OS_700/usr/local/man/
ファイル
| /usr/share/man/cat*[.Z] |
| | | [ 圧縮された ] nroff(1)フォーマットの
バージョンのマニュアルエントリーが格納されているディレクトリ |
| /usr/local/man/cat*[.Z] |
| | | |
| /usr/contrib/man/cat*[.Z] |
| | | |
参照
catman(1M), chmod(1), expand(1), lp(1), man(1), mv(1), sed(1),
environ(5)