名称
mk_kernel ― システムファイルからのカーネル構成のロード
構文
/usr/sbin/mk_kernel [-o path_name] [-s system_file] [-v]
説明
mk_kernel は、システムファイル system(4) を参照) から構成情報を読み取り、
その変更をカーネル構成に適用します kconfig(5) を参照)。 mk_kernel の動作は kconfig -i の動作に似ていますが、以前のリリースとの互換性を確保するために、意味的な違いがあります。 mk_kernel は、要求された変更を有効にするために必要な場合に限り、新しいカーネル実行可能ファイルを構築します。 mk_kernel は、既存のカーネル実行可能ファイルが使用できる場合は、再利用します。
オプション
mk_kernel は、以下のオプションを認識します。
| -o path_name | | ターゲットカーネルのパスを指定します。 指定されたターゲットカーネルのパスが /stand/vmunix の場合、変更は、現在実行中のカーネル構成に適用されます。
変更は、可能であればすぐに有効になり、可能でなければ次回のブート時に有効になります。 指定されたターゲットカーネルのパスが /stand/config/vmunix の形式の場合、 config という名前で保存されたカーネル構成に変更が適用されます。
保存されたカーネル構成に対して次回のブートで使用するというマークがすでに付けられている場合を除いて、変更は、次回のブートで有効になりません。 ターゲットカーネル名がスラッシュを含まない 1 つの単語の場合、その名前は保存されたカーネル構成の名前として使用されます。
変更は、その保存されたカーネル構成に適用されます。 保存されたカーネル構成に対して次回のブートで使用するというマークがすでに付けられている場合を除いて、変更は、次回のブートで有効になりません。 ターゲットカーネルのパスが上で指定したものでない場合、 mk_kernel はエラーで終了します。
カーネル実行可能ファイルを他の場所に置くことは、サポートされていません。 -o オプションを指定していない場合、変更は hpux_test というカーネル構成に適用されます。
カーネル構成に対して次回のブートで使用するというマークがすでに付けられている場合を除いて、変更は、次回のブートで有効になりません。 |
| -s system_file | | HP-UX システム記述ファイルを指定します。 このオプションを指定しないと、システムファイル /stand/system が使われます。
詳細は、 system(4) を参照してください。 |
| -v | | 冗長モードです (効果はありません。旧製品との互換性のために残されています)。 |
戻り値
mk_kernel は、正常終了した場合に 0 を返し、エラーが発生した場合に 1 を返します。
診断
メッセージおよび警告は stdout へ出力されます。 kconfig(1M) および他のコマンドから出力されるメッセージは、 mk_kernel から起動されたときに表示されます。
エラーが発生すると、 mk_kernel はすぐに終了します。
警告の場合は、処理を続行します。
例
| mk_kernel
-o /stand/vmunix |
| | | デフォルトの HP-UX システム記述ファイル /stand/system を使います。
変更は、次回のブートで有効になるというマークが付けられている、現在実行中のカーネル構成に適用されます。 |
| mk_kernel -s /mnt/altsys/stand/system.new |
| | | システム記述ファイル /mnt/altsys/stand/system.new を使います。 |
| mk_kernel -s /stand/system -o fred |
| | | システム記述ファイル /stand/system を使います。
変更は、保存されたカーネル構成ファイル fred に適用されます。 |
警告
カーネル構成ディレクトリの内容は、手動で変更しないでください。
ファイル
| /stand/system | | デフォルトの HP-UX システム記述ファイル |
参照
system(4), kconfig(5), kconfig(1M)