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HP-UX リファレンス: セクション 1M : システム管理コマンド (N~Z) > sswapon(1M)HP-UX 11i Version 2: September 2004 |
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名称swapon ― ページングのためのデバイスまたはファイルシステムのイネーブル 構文説明swapon コマンドは、ページングを行うデバイス、またはファイルシステムを使用可能にします (注意:「スワップ」とは、仮想メモリーの旧式の実現仕様のことです。 HP-UX は実際には、スワッピングではなくページングの形式で仮想メモリーを実現しています。このコマンド、およびその他のコマンドでは、互換性を保証する目的で `swap' による名前が保持されます)。 ページング用の デバイス をイネーブルにすることにより、ページングの間に直接 (ファイルシステムを経ずに) デバイスにアクセスすることができます。 ページング用に ファイルシステム を使用可能にすると、ファイルシステムを介してデバイスに間接的にアクセスします。 これらには、それぞれ長所と欠点があります。 ページング用デバイス、またはファイルシステムを使用可能にするときは、 次の点に注意してください。 デバイス に直接ページを行うと、ファイルシステムを介した場合より一段と高速に処理されます。 ただし、ページングに割り当てられたデバイス上のスペースは、 これがページング用として実際には使用されていない場合でも、別の用途 に使用することはできません。 ファイルシステム でページングを行うと、低速ではある一方、デバイス上の空間をより効率的に利用するようになります。 この場合、ページングには使用されないスペースはファイルシステムが使用できます。ネットワークを介してリモートマシンにページングすると必ず、ファイルシステムページングが行われます。 システムは、ブートストラップ時に必要なディスクが 1 つで済むように、単一のデバイ スでページングを行うことにより、システムを開始します。 swapon への呼び出しは、 通常、システムの起動スクリプト /sbin/init.d/swap_start で行い、ページング動作が複数のディスクにわたって インタリーブされるように、すべてのページング領域を使用できるようにします。 通常は、 -a 引き数を指定すると、 swap とマークされた全デバイスと、 /etc/fstab ファイルで swapfs とマークされた全ファイルシステムをページングシステムが使用できるようになります。 /etc/fstab の最初のフィールド、 special_file_name または directory を使用して、システムは、どのブロック型デバイスまたはファイルシステムを使用す るのかを判断します fstab(4) 参照)。 swap エントリーごとに指定する special_file_name は、ブロック スペシャルファイルを指定しなければなりません。 swapfs エントリーごとに指定する directory は、使用可能にするファイルシステム内のディレクトリを指定しなければなりません。 swapon の 2 番目の形式は、個々のブロック型デバイスをページングに使用できるようにします。 device 名には、ブロック スペシャルファイルを指定しなければなりません。 複数のデバイスを指定する場合、指定したあらゆるオプションが全デバイスに適用されます。ファイルシステムが指定のブロック型デバイスに存在し、 -e オプションや -f オプョン を指定していない場合 swapon は、実行できず、警告メッセージが出されます。 これは、ファイルシステムが誤って 破壊されることを防ぐためです。 ファイルシステムの終わりとデバイスの終わりの間にあるスペースでページングを要求する場合は、 -e を使用します。 ファイルシステムを含むデバイスへ強制的にページングする場合 (ファイルシステムが破壊されます) は、 -f オプションを使用することができます。 このオプションを使用する際は、細心の注意が必要です。 前述の形式のどちらかを使用すると、システムダンプ情報を取り出すために savecrash コマンドが使用中であると swapon が判断した場合、 デバイスへのページングを可能にする処理が失敗し、警告メッセージが出されます savecrash(1M) 参照)。 -u オプションは、 savecrash によって使用されているデバイスへのページングを強制的に可能にする場合に使用できます。 ただし、これによってデバイス上に格納されるシステムダンプ情報がオーバーライトされる可能性があります。 swapon の最後の 2 つの形式は、ファイルシステムをページング用に使用可能にする異なった 2 つの方法です。 4 つ目の形式は、旧製品との互換性のためだけに提供されているので、3 つ目の形式を使用するようお勧めします。 directory 名は、ページングのために使用可能にされるファイルシステム上のデ ィレクトリを指定します。 /paging というディレクトリが、指定されたファイルシステムのルートに作成されます (ただし、ファイルシステムの名前は /paging で終わっていなければなりません)。 ページングファイルはすべて、このディレクトリで作成されることになります。 4 つ目の形式に対するオプションの引き数には、3 つ目の形式に対するオプションの引き数と同じ意味があります。 4 つ目の形式では、オプションの引き数を指定する場合は、必ずすべてのオプションを指定する必要があることに注意してください。 3 つ目の形式で複数のディレクトリを指定する場合は、使用するオプションはすべて全ディレクトリに適用されます。 ファイルシステムをページング用として使用可能にした後、 オプションの引き数は
以降の swapon コマンドに よって変更できます。 オプションswapon に指定できるオプションと引き数は、次のとおりです。
例最初の 2 つの例では、 /paging ディレクトリのあるファイルシステムへのページングを可能にします。 ページングシステムが使用できるファイルシステムのブロックの最大数は、 5000 個に設定され、 ファイルシステム専用に確保されるファイルシステムブロックの数は、 10000 個に設定されています。優先順位は 2 です。 ページングシステムによって最初に取り出されるファイルシステムブロックの数は、最初の例では、デフォルトとして 0 に設定され、2 番目の例でも 0 に設定されています。 8KB のブロックサイズのファイルシステム上では、これらの例は、約 40MB のファ イルシステム ページング領域を割り当てます。
この例では、2 つのブロック型デバイスへのページングを可能にし、両方のデバイス の優先順位を 0 に設定しています。 /usr/sbin/swapon -p 0 /dev/dsk/c10t0d0 /dev/dsk/c13t0d0 この例では、ページング用のファイルシステムの後にあるスペースを使用し、 優先順位のデフォルトを 1 にして、 ブロック型デバイスへのページングを可能にします。 /usr/sbin/swapon -e /dev/dsk/c4t0d0 この例では、ブロック型デバイスへのページングを可能にし、ファイルシステムが デバイスに存在していてもページングを強制的に行います。 /usr/sbin/swapon -f /dev/dsk/c12t0d0 警告VxVM 3.5 を使用しているシステムでは、システムクラッシュのダンプ用に構成する スワップボリュームは、usage-type を swap として作成されていなくてはいけません。 そうでない場合は、ダンプが破損することになります。 vxassist(1M) の -U オプションを使用して、usage-type を設定することができます。 ファイルシステムブロックがページングスペース用に割り当てられていると、 システムをリブートしない限り、ファイルシステムがアンマウントできなくなります。 システムが実行中の間に、ページング領域が利用できなくなった場合、たとえば リモートシステムへのページング中にネットワークが故障したりすると、 システムは即座に停止します。 -l オプション、 -m オプション、および -r オプションで使用されるファイルシステムのブロックサイズは、ファイル システムによって異なり、ファイルシステムの作成時にシステム管理者が定義 しれます。特定のファイルシステム用のブロックサイズを決定するために、 dumpfs コマンドを使用することができます dumpfs(1M) を参照)。 -l と -r オプションを使用すると、 -r オプションで指定する予約スペースが -l オプションより優先します。したがって、
次に挙げる関係があてはまります。
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