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HP-UX リファレンス: セクション 1M : システム管理コマンド (N~Z) > v

vgcreate(1M)

HP-UX 11i Version 2: September 2004
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テクニカル ドキュメント

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名称

vgcreate ― LVM ボリュームグループの作成

構文

/usr/sbin/vgcreate [-f] [-A autobackup] [-x extensibility] [-e max_pe] [-l max_lv] [-p max_pv]
     [-s pe_size] [-g pvg_name] vg_name pv_path ...

説明

vgcreate コマンドは、新しいボリュームグループを作成します。 vg_name は、ボリュームグループの文字による名称であり、このボリュームグループを参照 する場合には必ず使用する必要があります。 vg_name は、必ず group という名称のキャラクタ型スペシャルファイルが格納されている /dev の下のディレクトリエントリーへのパスです。 ディレクトリ vg_name には、 group エントリー以外に何も入っていてはいけいません。 vg_name ディレクトリおよび group ファイルは、ユーザーが作成しなければなりません lvm(7) を参照)。

vgcreate は、ボリュームグループをアクティブ状態にして終了します。

物理ボリュームをボリュームグループに割り当てる前に、 pvcreate コマンドを使用して、物理ボリュームを作成する必要があります pvcreate(1M) を参照)。

vgcreate が、最初に指定されている物理ボリュームをボリュームグループにインストールでき ない場合、そのボリュームグループは作成されません。指定した物理ボリュームのう ちの未処理のものの 1 つがボリュームグループにインストールできない場合は、どの ような理由であっても、エラーメッセージがプリントされます。ただし、インスタレー ションは物理ボリュームのリストの最後まで続行します。

オプションと引き数

vgcreate は、次のオプションと引き数を認識します。

pv_path  

新しいボリュームグループに割り当てられる物理ボリュームのブロックデバイス パス名。 PA-RISC システムでは、 pv_path には 全体ディスクレイアウトのパス名を、 Itanium(R) ベース システムでは、 pv_path には HP-UX パーティションを持つディスクセクションのパス名を指定します。 Itanium ベース システムのブート可能でない物理ボリュームの場合は、 pv_path には、全体ディスクレイアウトのパス名、または HP-UX パーティションを持つ ディスクセクションのパス名を指定できます。 物理ボリュームに対して物理ボリュームリンク pv-links を指定すると、 pv_path リストで同じ物理ボリュームを参照する異なるパスが示されます。 この場合、パスのリスト順序が重要です。 最初のパスは、物理ボリュームへの 一次リンク、 2 番目のパスは物理ボリュームへの 代替リンク になります。 一次リンク は、物理ボリュームへのアクセスに使用するデフォルトのパスです。 一次リンク が使用できない場合、LVM は自動的に 代替リンク に切り替えて、物理ボリュームにアクセスします。 現在、LVM は物理ボリュームへのパスを最大で 8 本までサポートしています (代替が 7 本、一次が 1 本)。

vg_name  

/dev ディレクトリのサブディレクトリのパス名。 vg_name には、 キャラクタ スペシャルファイル group の他には何も入っていてはいけません。 普通このディレクトリ名は、 /dev/vgNN の形をしています。ここで NN は、 00 から始まる順序数です。

-A autobackup 

このコマンドの起動に対して自動バックアップを設定します。 autobackup は、次の値の何れかを取ることができます。

y 

論理ボリュームに加えた設定の変更を自動的にバックアップします。 これはデフォルトです。

このコマンドが実行された後で、論理ボリュームの属するボリュームグループに対して vgcfgbackup コマンド vgcfgbackup(1M) を参照) が実行されます。

n 

ここでは、設定の変更をバックアップしません。

-e max_pe 

ボリュームグループ内のどの物理ボリュームからも割り当てることのできる物理範囲 の数の最大値を設定します。 max_pe のデフォルト値は、 1016 です。ただし、物理ボリュームのサイズが pe_size1016 倍を超えた場合は、 max_pe のデフォルト値は、物理ボリュームのサイズに合うように調整されます。物理範囲数の 最大値には、1〜65535 の範囲の数を設定してください。

-f 

代替ブロックがすでに割り当てられている物理ボリューム (すなわち、この物理ボリュー ムは pvcreate -f で初期化されていない) のボリュームグループを強制的に拡張します。 使用時には細心の注意を払って下さい。 もし異なる物理エクステントのボリュームグループに拡張されると、 代替ブロックがユーザーデータ エリア内に存在し、 データが破壊される恐れがあります。

-g pvg_name 

pvg_name に指定した名称で新しい物理ボリュームグループを作成します。 pv_path パラメータに指定した物理ボリュームのすべてが、新しく作成される物理ボリューム グループのメンバーになります。

物理ボリュームグループ情報は、 /etc/lvmpvg という ASCII ファイルに保存します。 vgcreate コマンドを使用する代わりに、このファイルを編集して物理ボリュームグループを作 成することができます。ただし、物理ボリュームグループを作成する前に、使用する 物理ボリュームがすでにボリュームグループにインストールされていることを確認し てください。

物理ボリュームグループ名は、ボリュームグループ内でユニークでなければなりま せん。ただし、別のボリュームグループで同じ物理ボリュームグループ名を使用す ることはできます (フォーマットについての詳細は、 lvmpvg(4) を参照)。

-l max_lv 

ボリュームグループに入れられる論理ボリュームの数の最大値を設定します。 max_lv のデフォルト値は、 255 です。 論理ボリュームの最大数は、1 から 255 までの値を取ることができます。

-p max_pv 

ボリュームグループに入れられる物理ボリュームの数の最大値を設定します。 max_pv のデフォルト値は、 16 です。 物理ボリュームの最大数は、1 から 255 までの値を取ることができます。

-s pe_size 

各物理範囲ないのメガバイト数を設定します。ここで、 pe_size はメガバイト (MB) 単位で表わされ、範囲は 1 から 256 です。 pe_size は、2 のべき乗 (1、2、4、8 等) でなければなりません。 pe_size のデフォルト値は、 4 (4 メガバイト) です。

-x extensibility 

pv_path で指定される物理ボリューム上に物理範囲を追加するための割り当て許可を設定します。 extensibility は、次の値の何れかを取ることができます。

y 

物理ボリューム上への追加物理範囲の割り当てを許可します。 これはデフォルトです。

n 

物理ボリューム上への追加物理範囲の割り当てを禁止します。 物理ボリューム上にある論理ボリュームは、ボリュームグループが vgchange -a y コマンドで活性化された後でもアクセスすることができます。

多言語化対応

環境変数

LANG は、どの言語によるメッセージを表示するかを指定します。

LANG を指定しない場合、またはヌルの場合は、 デフォルトで "C" となります lang(5) を参照)。

多言語対応変数に誤った設定が含まれていると、 すべての多言語対応変数は、デフォルトの "C" となります environ(5) を参照)。

範囲の大きさが 2M バイトに設定された 2 つの物理ボリュームが入った /dev/vg00 という名称のボリュームグループを、最初から作成します。

  • まず、 group というキャラクタスペシャル ファイルを持ったディレクトリ /dev/vg00 を作成します。

    mkdir /dev/vg00 
    mknod /dev/vg00/group c 64 0x030000 

  • group ファイルに対するマイナー番号は、システム上の全ボリュームグループ中でユニークでなければなりません。 そのフォーマットは 0xNN0000 の形で、 NN の範囲は 00 から ff までです。 NN の最大値は、カーネル調整可能パラメータ maxvgs で制御されます。

  • pvcreate(1M) を使ってディスクを初期化します。

    pvcreate /dev/rdsk/c1t0d0 
    pvcreate /dev/rdsk/c1t2d0 

  • ボリュームグループを作成します。

    vgcreate -s 2 /dev/vg00 /dev/dsk/c1t0d0 /dev/dsk/c1t2d0 

  • 範囲の大きさが 8MB に設定されており、3 つまでの論理ボリュームを含む ことができる /dev/vg01 という名称のボリュームグループを作成します。

    vgcreate -l 3 -s 8 /dev/vg01 /dev/dsk/c3t4d0 

  • /dev/vg00 という名称のボリュームグループ、および 2 つの物理ボリュームが入っている PVG0 という名称の物理ボリュームグループを作成します。

    vgcreate -g PVG0 /dev/vg00 /dev/dsk/c1t0d0 /dev/dsk/c2t0d0 

  • PV リンク 機能を使用して、 /dev/vg00 という名称の、2 種類のパスによって参照される物理ボリュームが入っているボリュームグループを作成します。 /dev/dsk/c3t0d0/dev/dsk/c4t0d0 は同じ物理ボリュームを参照しますが、異なるコントローラのハードウェアパスを介してアクセスします。 この例では、 /dev/dsk/c3t0d0 が物理ボリュームへの 一次リンク になります。 /dev/dsk/c4t0d0 は物理ボリュームへの 代替リンク になります。

    vgcreate /dev/vg00 /dev/dsk/c3t0d0 /dev/dsk/c4t0d0 

参照

idisk(1M)、 pvcreate(1M), vgchange(1M), vgdisplay(1M), vgextend(1M), vgreduce(1M), lvm(7)

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