本文に進む 日本−日本語
日本HPホーム 製品とサービス お客様サポート/ ダウンロード ソリューション ご購入の方法
≫ お問い合わせ
詳細検索オプション
日本HPホーム
HP-UX リファレンス: セクション 4 : ファイルフォーマット > l

localedef(4)

HP-UX 11i Version 2: September 2004
≫ 

テクニカル ドキュメント

PDF版
フィードバック
ここから本文が始まります

 ≫ 目次

 ≫ 索引

名称

localedef ― ロケール定義ファイルの形式および方式

説明

ロケールを作成するための localedef コマンドへの入力として用意するロケール定義の構文と意味の説明です ( localedef(1) 参照)。

以下は localedef によって認識されるカテゴリ識別子、キーワード、連続した式の リストです。カテゴリ中のキーワードの順序は copy キーワード、及び LC_COLLATE に記述されたものを除いて、任意です。 規約では カテゴリ識別子はすべて大文字であり、 キーワードはすべて小文字であることに注意してください。

カテゴリ識別子とキーワード

次のキーワードはどのカテゴリーにも属しません。また、ロケール定義ファイルで最初に指定しなければなりません。

comment_char  

ロケール定義ファイル中のコメント行の先頭として解釈される 1 文字。 この文字が、コメント行の 1 カラム目になければなりません。 デフォルトの comment_char# です。 1 カラム目に comment_char のある行はすべて無視されます。

escape_char  

スクリプトの中のエスケープ文字として解釈される 1 文字。 デフォルトの escape_char\ です。 localedef 中のメタキャラクタ escape_char をエスケープして特別の意味を持たないようにし、また、 10 進数や 8 進数や 16 進数のフォーマットの 文字定数の中で使われます。行の最後の文字 (改行文字の前) が escape_char であれば、次の行への継続を表します。

次のキーワードはすべてのカテゴリで使用できます。

copy  

システムで使用可能な別の有効なロケールに指定する文字列。 これは、作成されたロケール中のカテゴリを、指定するロケールの同じカテゴリにコピーします。 copy キーワードはカテゴリ全体を定義するので、使う場合はカテゴリ中の唯一のキーワードであるようにしてください。

認識するカテゴリは次の 6 つです。

LC_CTYPE:
このカテゴリは、文字の分類、大文字/小文字変換などの文字属性を定義します。認識するのは、次のような定義済みの文字分類です。

upper  

大文字に分類される文字コード。 cntrldigitpunct、 または space の分類で指定した文字は、このカテゴリでは指定できません。

lower  

小文字に分類される文字コード。 upper カテゴリに対するものと同じ制限事項が、この分類にも適用されます。

digit  

数字に分類される文字コード。 数値の昇順に連続した 10 文字だけが指定できます。ここでは、代替数字は指定できません。

space  

空白に分類される文字コード。 upperloweralphadigitgraph、 または xdigit カテゴリに指定した文字を、この分類に含めることはできません。

punct  

句読点文字に分類される文字コード。 upperloweralphadigitcntrlxdigit、 または space カテゴリに含まれる文字は、指定できません。

cntrl  

コントロール文字に分類される文字コード。 upperloweralphadigitpunctgraphprint、 または xdigit に含まれる文字は、ここでは指定できません。

blank  

ブランク文字に分類される文字コード。 <space> および <tab> 文字は、自動的にここに含まれます。

xdigit  

16 進数の数字に分類される文字コード。 digit クラスに定義した文字だけが指定できます。これに続いて、6 文字からなるセットを 1 つまたは複数 (各セットは昇順) 指定します。

alpha  

英字に分類される文字コード。 cntrldigitpunct、 または space に分類される文字は、指定できません。 upperlower クラスに指定した文字は、自動的にこのクラスに含まれます。

print  

印字可能文字に分類される文字コード。 upperloweralphadigitxdigitpunct クラスに指定した文字、および <space> 文字は、自動的にこのクラスに含まれます。 cntrl カテゴリの文字は、指定できません。

graph  

印刷可能文字に分類される文字コード。ただし、 <space> 文字は除きます。 この点を除けば、この分類は print カテゴリと似ています。

次の 2 つは特殊な分類で、2 バイト 文字のうち有効なのは 1 バイト目か 2 バイト目かを示します。 これらは文字の分類ではなくバイトの分類であるため、 他の分類のように iswctype インタフェース (wctype(3C) を参照) では使用できません。

first  

2 バイト文字の 1 バイト目が有効。

second  

2 バイト文字の 2 バイト目が有効。

大文字/小文字変換の定義

toupper  

小文字を大文字に変換する文字

tolower  

大文字を小文字に変換する文字

その他の文字属性と分類

alt_punct  

アスキー文字列 ``b!"#$%&'()*+,-./:;<=>?@[\]^_`{\}~'' に変換される文字列のこと。ただし ``b''は空白のことです ( langinfo(5) 項目参照)。

charclass  

ロケール固有の文字クラス名 (1 つまたは複数) を、セミコロンで区切った strings として定義します。名前を指定した文字クラスはそれぞれ、後に LC_CTYPE 定義で定義できます。文字クラス名の先頭の文字は英字でなければならず、クラス名は定義済みの分類 (例えば、 spacelettercntrl) と同じであってはなりません。

direction  

文字列オペランドでテキストの方向 ( langinfo(5) 項目) を示します。文字列オペランドが "1" であれば、テキスト方向が右から左であることを示します。

context  

文字列オペランドで文字コンテクスト分析を示します。文字列が "1" であれば、アラビアコンテクスト分析が必要です。

LC_COLLATE:
LC_COLLATE カテゴリは、ロケール内の照合要素 (シングルキャラクタおよびマルチキャラクタの照合要素) 間の相対的な順序付けについて、照合順序を定義します。 次のキーワードはこのカテゴリに属し、カテゴリ識別子の LC_COLLATEEND LC_COLLATE の間に記述する必要があります。 最初の 2 つのキーワードはどの順番でも構いませんが、 order_start というキーワードより前に置く必要があります。 最初の 2 つのキーワードは何回使用しても構いません。

collating-element <symbol from string
  

string 中の文字からなるマルチキャラクタの照合 要素 symbol の定義。 String は 2 文字以内に限られます。

collating-symbol <symbol
  

symbol を 照合順序を定義する照合記号に変換します。ただし symbol とは、実際に使われる文字のことではありません。

order_start  

照合の並びの始まりを示すキーワード。 文字列の照合の方法は変更できます。

order_start  

というキーワードに続く行から order_end というキーワードのある行まで、1 行に 1 つずつ照合の要素が含まれます。

order_start キーワードの後ろにオペランドを記述して、マルチウェイトスキーマを使用した文字列比較の規則を定義するオプションもあります (オペランドを指定しなければ、単一の forward オペランドを使用します)。使用可能なオペランドは次のとおりです。

forward  

文字列の先頭から末尾に向かって比較操作を進めることを指定します。

backward  

文字列の末尾から先頭に向かって比較操作を進めることを指定します。

order_end  

照合する要素のリストの終了

LC_MONETARY:
LC_MONETARY カテゴリは、通貨に関する数字情報の書式化に使用する規則や記号を定義します。次のキーワードはこのカテゴリに属し、カテゴリ識別子の LC_MONETARYEND LC_MONETARY の間に記述する必要があります。

int_curr_symbol  

このオペランドは 4 文字から成る文字列で、国際通貨記号を示します。

currency_symbol  

このオペランドは、ローカル通貨記号として使用する文字列です。

mon_decimal_point
  

このオペランドは、10 進数デリミタ (基数キャラクタ) として使用する記号を含む文字列です。

mon_thousands_sep
  

このオペランドは、10 進数デリミタの左にある数字グループのセパレータとして使用する記号を含む文字列です。

mon_grouping  

このオペランドは、セミコロンで区切られた整数のリストです。 最初の整数は 10 進数デリミタの直前にあるグループの大きさを定義し、 続く整数はその前のグループを定義します。 最後の整数が -1 でない場合、前のグループがあればその大きさを以降の数字に対して繰り返し使用します。 最後の整数が -1 であれば、以降はグループ化しません。

positive_sign  

このオペランドは、金額の数値が負でないことを示す文字列です。

negative_sign  

このオペランドは、金額の数値が負であることを示す文字列です。

int_frac_digits  

このオペランドは整数であり、 int_curr_symbol による書式化された金額で使用する小数部の桁数を表します。

frac_digits  

このオペランドは整数であり、 currency_symbol による書式化された金額で使用する小数部の桁数を表します。

p_cs_precedes  

このオペランドは整数であり、これが 1 であれば、 currency_symbol または int_curr_symbol が金額の前にあることを示します。これが 0 であれば、記号が値の後ろにあることを示します。

p_sep_by_space  

このオペランドは整数であり、これが 1 であれば、 currency_symbol または int_curr_symbol と値との間が空白で区切られていることを示します。これが 0 であれば、それ以外です。

n_cs_precedes  

このオペランドは整数であり、これが 1 であれば、 currency_symbol または int_curr_symbol が負の金額の前にあることを示します。これが 0 であれば、記号が負の値の後ろにあることを示します。

n_sep_by_space  

このオペランドは整数であり、これが 1 であれば、 currency_symbol または int_curr_symbol と負の金額との間が空白で区切られていることを示します。これが 0 であれば、それ以外です。

p_sign_posn  

このオペランドは整数であり、負以外の金額に対する positive_sign の位置を示します。使用可能な値は次のとおりです。

0  

金額と currency_symbol または int_curr_symbol を小かっこで囲みます。

1  

符号の文字列が、金額と currency_symbol または int_curr_symbol の前にあります。

2  

符号の文字列が、金額と currency_symbol または int_curr_symbol の後ろにあります。

3  

符号の文字列が currency_symbol または int_curr_symbol の前にあります。

4  

符号の文字列が currency_symbol または int_curr_symbol の後ろにあります。

n_sign_posn  

このオペランドは整数であり、 p_sign_posn と同様ですが、これは負の金額に対するものです。

LC_NUMERIC:
LC_NUMERIC カテゴリは、通貨以外の数字情報の書式化に使用する規則や記号を定義します。 次のキーワードはこのカテゴリに属し、カテゴリ識別子の LC_NUMERICEND LC_NUMERIC の間に記述する必要があります。

decimal_point  

このオペランドは文字列であり、 書式化された通貨以外の数値で 10 進数デリミタ (基数キャラクタ) として使用する記号を含みます。 このキーワードは、省略不可能であり、空の文字列に設定することはできません。

thousands_sep  

このオペランドは文字列であり、 10 進数デリミタの左にある数字のグループのセパレータとして使用する記号を含みます。

grouping  

このオペランドは、セミコロンで区切られた整数のリストです。 最初の整数は 10 進数デリミタの直前にあるグループの大きさを定義し、続く整数はその前のグループを定義します。 最後の整数が -1 でない場合、前のグループがあればその大きさを以降の数字に対して繰り返し使用します。 最後の整数が -1 であれば、以降はグループ化しません。

alt_digit  

ASCII 形式の文字列 ``0123456789b+-.,eE''に対応する文字列。ただし、``b''は空白を意味します ( langinfo(5) の項目参照)。 alt_digit というキーワードは localedef POSIX 標準に対する HP の拡張機能で、 POSIX 標準で定義された alt_digits とは意味が異なっています。

LC_TIME:
LC_TIME カテゴリは、ロケール固有の書式化された日付文字列の生成に関する規則を定義します。 次の必須キーワードはこのカテゴリに属し、カテゴリ識別子の LC_TIMEEND LC_TIME の間に記述する必要があります。

abday  

セミコロンによって区切られた 7 つの文字列。日曜日から始まる曜日の略称を表します。

day  

セミコンロンによって区切られた 7 つの文字列。日曜日から始まる曜日の完全な名称を表します。

abmon  

セミコロンによって区切られた 12 の文字列。1 月から始まる月の略称を表します。

mon  

セミコロンによって区切られた 12 の文字列。1 月から始まる月の完全な名称を表します。

d_t_fmt  

このオペランドは、適切な日時表記法を定義する文字列です。

d_fmt  

このオペランドは、適切な日付表記法を定義する文字列です。

t_fmt  

このオペランドは、適切な時間表記法を定義する文字列です。

am_pm  

このオペランドは、セミコロンによって区切られた 2 つの文字列で、 AMPM を意味します。

t_fmt_ampm  

このオペランドは、適切な時間表記法を定義する文字列です。 am_pm を付けて 12 時間形式で表します。

era  

このオペランドは、セミコンロンで区切られた文字列リストです。各文字列は、ロケールの元号 (または皇帝の時代) の名称および年を定義します。それぞれの文字列が、次の書式に従っていなければなりません。

direction:offset:start_date:end_date:name:format

ここで

direction  

+ または - の文字。 + の文字は、開始日付から終了日付までに年が増えていくような時間軸を示します。 - の文字は、開始日付から終了日付までに年が減っていくような時間軸を示します。

offset  

[SHRT_MIN,SHRT_MAX] の範囲内の数字で、元号の最初の年を示します。

start_date  

yyyy/mm/dd 形式の日付で、 yyyy, mm, および dd はそれぞれ、元号の始まりの年月日を表します。 A.D. 0 年以前の年は、負の数値で表します。 例えば、 B.C. 100 年 3 月 5 日に始まった元号は 3-100/3/5 と表します。 [SHRT_MIN+1,SHRT_MAX-1] の範囲にある年がサポートされています。

end_date  

元号の終了日付で、上記の start_date と同じ形式、または -*+* という 2 つの特殊な値の 1 つです。 -* は、元号の終了日付が開始年月日より前にあることを、 +* は、それが終了年月日より後にあることを示します。 終了日付は、年代順にみて元号の始まりの日付より前でも後でもかまいません。 例えば、西暦の A.D. と B.C. は次のように表します。

+:0:0000/01/01:+*:A.D.:%o %N 
+:1:-0001/12/31:-*:B.C.:%o %N 

name  

元号の名称を表す文字列で、 date および strftime()%N 指令と置換されます ( date(1) および strftime(3C) を参照)。

format  

date(1) および strftime(3C)%E 指令の書式化用文字列。 この文字列は通常、 %o および %N 指令の関数です。 format を指定しなければ、 LC_TIME カテゴリのキーワード era_d_fmt (下記を参照) で指定した文字列をデフォルトとして使用します。

era_d_fmt  

このオペランドは、元号表記での日付の形式を定義する文字列です。

era_t_fmt  

このオペランドは、元号表記での時間の形式を定義する文字列です。

era_d_t_fmt  

このオペランドは、元号表記での日時の形式を定義する文字列です。

alt_digits  

このオペランドは、セミコロンで区切られた文字列リストです。最初の文字列はゼロに対応する代替記号、次の文字列は 1 に対応する代替記号、というふうに続きます。 HP-UX 固有の alt_digit キーワードが同一ロケールに指定されている場合、最初の 10 個の記号はこれら 2 つのキーワードで一致していなければなりません。

上記以外に、次のような HP-UX 固有のキーワードが認識できます (これらは後方互換性を確保するために用意されているものであり、それ以外の使用はお勧めできません)。 year_unit, mon_unit, day_unit, rour_unit, min_unit, sec_unit.

LC_MESSAGES:
LC_MESSAGES カテゴリは、肯定応答と否定応答の形式および値を定義します。 次のキーワードはこのカテゴリに属し、カテゴリ識別子の LC_MESSAGESEND LC_MESSAGES の間に記述する必要があります。

yesexpr  

この文字列オペランドは、 yes/no の問いかけに yes と答えるような拡張正規表現です。

noexpr  

この文字列オペランドは、 yes/no の問いかけに no と答えるような拡張正規表現です。

yesstr  

この文字列オペランドは、yes/no の問いかけに肯定の応答をするときに使用します。 このキーワードは旧式であるため、代わりに yesexpr を使用してください。

nostr  

この文字列オペランドは、yes/no の問いかけに否定の応答をするときに使用します。 このキーワードは旧式であるため、代わりに noexpr を使用してください。

キーワードオペランド

キーワードオペランドには文字コード定数、and symbols, 文字列、メタキャラクタが含まれています。 正当な式は character lists, string lists, integer lists, shift, collating element entries, regular expression, character constants string です。

character lists  

character list オペランドは、1 つの文字コード定数、セミコロンで区切ったシンボル名、または省略記号をはさんで 2 つの定数またはシンボル名によって示される文字コードの範囲です。 省略記号の前にある定数は、省略記号の次は定数よりも小さなコード値をとる必要があります。 範囲で示した場合は、その範囲にある連続した文字コードのセットをとることを意味します。 リストが 2 行以上にわたる場合は、次の行に続くことを示すエスケープ文字を行末に置く必要があります。 なお、同時に使われる文字マップファイルで定義されていないシンボル名を使うのは誤りです ( charmap(4) 参照)。

string lists  

string list オペランドは、セミコロンによって区切られた文字列を含みます。 2 行以上になる場合、行が継続することを示すエスケープ文字を行末に置く必要があります。

string  

string オペランドは、0 個以上の文字の連なりを二重引用符 (") で囲んだものです。 文字列内では、二重引用符文字の前にエスケープ文字を付けなければなりません。 次のようなエスケープシーケンスも使用できます。

\n 

改行

\t 

水平タブ

\b 

バックスペース

\r 

キャリッジリターン

\f 

フォームフィード

\\ 

バックスラッシュ

\' 

一重引用符

\ddd 

ビットパターン
エスケープの \ddd は、エスケープ文字の後ろに、必要な文字の値を指定する 1〜3 桁の 8 進数を付けたものです (これ以外に使用可能な ビットパターン指定については、次の character constants を参照してください)。また、エスケープ文字 (\) とその直後の改行は無視されます。

イラスト用にバックスラッシュ (\) を使用していましたが、 escape_char キーワードで別のエスケープ文字と置換できます。

character constants
  

定数は、オペランド内の文字コードを表します。 形式は次のとおりです。

10 進数定数 

エスケープ文字に続いて 'd' と 3 桁以内の 10 進数を指定したもの。

8 進数定数 

エスケープ文字に続いて 3 桁以内の 8 進数を指定したもの。

16 進数定数 

エスケープ文字に続いて 'x' と 2 桁の 16 進数を指定したもの。

文字定数 

単一の文字 (例えば A) で、マシンのキャラクタセットにこの文字を表す数値が示されています。

シンボル名 

< で囲まれた文字列が、シンボル名です。 localedef 入力ファイルは、ユーザーが定義した charmap ファイルまたはシステムが提供する charmap ファイルを使用して、全体をシンボル名で作成するようお勧めします。 これによって、コード化方式の異なるキャラクタセット間で localedef 入力ファイルを移植できます ( charmap(4) を参照)。

 

シンボル名は、 collating-element および collating-symbol キーワードを使用して、ロケール定義ファイル内で定義できます。 これらは文字定数ではありません。 このように内部で定義したシンボル名と charmap ファイルで定義したものが同じであれば、エラーとなります。

integer lists  

Integer list オペランド はセミコロンによって区切られたひとつないし複数の 10 進数を含みます。

shift  

Shift オペランドは、 toupper , tolower というキーワードに続くオペランドで、 開きかっこと閉じかっこで囲まれた、 コンマで区切られた 2 つの文字コード定数を含みます。 それぞれの文字対はセミコロンで次の文字対を区切ります。 tolower では、最初の文字は大文字を表し、次の文字は対応する小文字を表します。 toupper では、最初の文字は小文字を表し、次の文字は対応する大文字を表します。

collating element entry
  

order_start キーワードに続いて、照合する要素の見出しを、 1 行に 1 つずつ、照合する要素の順序に従って記述します。 照合する要素の見出しは次の形式をとります。

collation_element [ weight [; weight ]]

collation_element は文字、文字または照合する要素を意味する大かっこで囲まれた照合記号、特殊記号 UNDEFINED 、省略を表わす (...) のいずれかになります。

文字は文字自体しか意味しませんが、 照合する記号は、文字マップファイルによって解釈される文字にとってのシンボル名や、 collating-element キーワードによって定義されている複数文字の照合する要素や、 collating-symbol keyword によって定義される照合記号にもなります。

UNDEFINED という特殊記号は、照合する要素の見出しとしては 明示的には定義されていない文字すべての、照合する位置を決定します。 例えば、文字の中のあるグループに照合シーケンスの書き落しがあったときに、 定義した文字すべてについて照合を行うと、照合記号は order_start キーワード の前に定義されることになるでしょう。

collating-symbol <HIGH>

照合する要素の見出しの中に、次の見出しがあることになります。

UNDEFINED <HIGH>

2 度目も同じように処理されることに注意してください。 つまり、2 度目はすべての文字は文字コードを用いて照合されます。

省略記号を用いた場合、行の前にある文字の文字コードよりも大きく、 後にある文字の文字コードよりも小さい文字コードを持つ文字のリストとして解釈されます。 文字コードは処理形に依存しているので、省略記号を用いると移植性はなくなります。 使われた場合警告が出ますが、 -c オプションが指定されていない場合、出力はされません。

weight オペランドは照合する要素が最初のパスやそれに続くパスで、どのように照合されるかという情報を与えます。 Weight は 2 文字からなる文字列、 特殊記号 IGNOREUNDEFINED 以外の collating_element で定義されているあらゆる形式の照合する要素のいずれかをとります。 weights が記述されていない場合、文字はリストの中の位置によって厳密に照合されます。 weight が 1 つしか書かれていない場合、2 度目のパスではリスト中の対応した位置によって文字をソートします。

同等のクラスは照合する要素の見出しの列で定義されており、最初の weight の位置と同じ文字または記号を持ちます。 例えば、多くのロケールでは文字'A'の変化形は最初のパスですべて照合されます。 これは照合する要素のエントリーでは次のように表されます。

'A'    'A';'A' # first element of equivalence class
'a'    'A';'a'  # next element of class

2 文字を 1 文字に照合する要素は order_start キーワードの前に定義されている collating-elements によって特定されます。 例えば、2 文字を 1 文字に照合する要素であるスペイン語の CHorder_start キーワードの直前で次のように定義されています。

collating element <CH> from "CH"

これは、照合する要素の見出しの中では <CH> として扱われるでしょう。

1 文字を 2 文字に照合する要素は weight の位置の中の 1 つに 2 文字の文字列を書くことで定義します。 例えば、文字 'X' を "AE" の 2 文字と照合させたい場合は、照合する要素のエントリーは次のようになります。

'X' "AE";'X' 

don't care 文字は特別の記号 IGNORE で定義できます。 例えば、最初の照合パスでダッシュ文字 '-' を無視したいとします。このときの照合する要素のエントリーは次のようになります。

'-'    IGNORE;'-' 

collating-symbol キーワードによって定義された記号は、 与えられた文字がシーケンス中のある位置よりも高いか低いかの照合を示すのに使われます。 例えば、最初のパスで文字コードの値が '0' の文字コードの値よりも小さな文字すべてを他の文字よりも低い優先度で照合し、 2 番目のパスで対応する順番で照合する場合、記号は order_start キーワードの前に定義してください。

collating-symbol <LOW>

照合する要素の最初の 2 つの見出しは次のようになります。

...    <LOW>;... 
'0'    '0';'0' 

これは範囲を示す省略記号の使い方も表しています。 最初の省略は、'0'よりも小さな値の文字コードセットに含まれるすべての文字として解釈され、 2 番目の省略は対応する順序の最初の照合で定義された範囲のすべての文字を意味します。

regular expression
  

regular expression オペランドは、 regexp(5) で説明されている拡張正規表現の指定に従います。

メタキャラクタ

メタキャラクタとは、オペランド中で localedef にとって特別の意味を持つ文字です。 これらの文字の特別の意味をなくすには、 その文字をすべて一重引用符で囲むか、 直前にエスケープ文字を置く必要があります。 localedef のメタキャラクタには次のものがあります。

<  

シンボル名の始まり

>  

シンボル名の終り

(  

touppertolower キーワードの次は文字変換対の始まりを表わす

)  

文字変換対の終りを表わす

,  

文字変換対の文字の分離

"  

文字列のクォート

;  

リストオペランド中での要素の分離

エスケープ文字  

他のメタキャラクタやエスケープ文字自身から特別の意味を持たないようにする。 バックスラッシュ (\) がデフォルトとして設定されていますが、 escape_char キーワードによって再設定することができます。

コメント

コメントとは、コメント文字で始まる行のことです。 コメント文字にはシャープ (#) がデフォルトとして設定されていますが、 comment_char キーワードによって再設定できます。 コメントと空白行は無視されます。

セパレータ

セパレータ文字には空白とタブが含まれます。 セパレータの数はいくつでも使用でき、 localedef スクリプトに含まれるキーワードやメタキャラクタや定数や文字列を分離できます。 ただし、 < の間にあるすべての文字はシンボル名の一部とみなされるので、 空白であっても、除外します。

ロケール記述ファイルの例については、 /usr/lib/nls/loc/src のファイルを参照してください。 これらのファイルは、HP-UX と共にお届けする各種のロケールを作成するために使用したものです。

印刷用画面へ
プライバシー 本サイト利用時の合意事項
© 1983-2004 Hewlett-Packard Development Company, L.P.