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HP-UX リファレンス: セクション 4 : ファイルフォーマット > s

sccsfile(4)

HP-UX 11i Version 2: September 2004
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テクニカル ドキュメント

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名称

sccsfile ― SCCS ファイルのフォーマット

説明

SCCS ファイルは論理的に 6 つの部分に分けられる ASCII 形式の ファイルです。

checksum  

1 行目を除いたファイル中の文字の総数

delta table  

各デルタについての情報

user names  

デルタを追加できるユーザーのログイン名または数字のグループ ID 、あるいはその両方

flags  

内部キーワードの定義

comment  

ファイルについて任意に記述する情報

body  

制御行の混ざった実際のテキスト行

SCCS ファイルには、全体を通じて、 ASCII 形式の SOH (start of heading) 文字 (8 進数の 001) で始まる行があります。 今後、この文字を 制御文字 と呼び、 @ で表します。 以下の説明にある行のうち、制御文字で始まるように書かれていないものは、行頭に制御文字を入れられません。 SCCS ファイルのすべての行は、 BUFSIZ ( <stdio.h で定義) の文字数に制限されています。

DDDDD という形式のエントリーは、5 桁の数字列 (00000 と 99999 の間の数) を表します。

SCCS ファイルの各論理部分について、以降で詳しく説明します。

Checksum  

チェックサムは、 SCCS ファイルの 1 行目です。 その形式は、次のようになります。

@DDDDD

チェックサムの値は、1 行目の文字を除く全文字の合計です。 文字列 @h は、 0x01 と 0x68 の 2 バイトからなる マジックナンバー を与えます (別バージョンの UNIX ライクなオペレーティングシステムでも、通常この値を使います。しかし、その場合は違うバイト順による 1 つの数で、表示または記述されている場合があります)。

Delta table  

デルタテーブルは、以下のような形式のいくつかのエントリーで構成されます。

@s DDDDD/DDDDD/DDDDD
@d <type> <SID>  yr/mo/da hr:mi:se  <pgmr> DDDDD DDDDD
@i DDDDD ...
@x DDDDD ...
@g DDDDD ...
@m <MR number>
  .
  .
  .
@c <comments> ...
  .
  .
  .
@e

第 1 行 (@s) には、挿入された行数/削除された行数/未変更の行数が、それぞれ入っています。 第 2 行 (@d) には、デルタの種類 (現在のところ、正常ならば D で、 取り除かれていれば R)、 デルタの SID (SCCS ID)、デルタの作成日時、作成時の実際のユーザー ID に対応するログイン名、このデルタとその前のデルタのシリアル番号が、それぞれ入っています。

@i, @x, および @g の各行には、それぞれ、含まれているデルタのシリアル番号、除外されているデルタのシリアル番号、無視されているデルタのシリアル番号が、入っています。 これらの行は、必要に応じて指定します。

@m の行 (オプションです) には、それぞれデルタに対応する MR 番号が入っていて、 @c の行には、デルタに対応するコメントが入っています。

@e の行で、デルタテーブルのエントリーが終わります。

User names  

ファイルにデルタを追加できるユーザーのログイン名または数字のグループ ID 、あるいはその両方が、ニューラインで区切られたリストになっています。 これらのログイン名または数字のグループ ID、あるいはその両方を含む行は、 @u の行と @U の行で囲まれています。 リストが空の場合には、だれでもデルタを作ることができます。 ! で始まる行はどれも、特定のグループやユーザーがデルタを作るのを禁止します。

Flags  

内部で使われるキーワードです (その使用法についての詳細は、 admin(1) を参照)。 各フラグ行は、次のような形式をとります。

@f <flag>    <optional text>

次はようなフラグが定義されています。

@f t <type of program>
@f v <program name>
@f i <keyword string>
@f b
@f m <module name>
@f f <floor>
@f c <ceiling>
@f d <default-sid>
@f n
@f j
@f l <lock-releases>
@f q <user defined>
@f z <reserved for use in interfaces>

上記のフラグの機能は以下のとおりです。

t  

%Y% 識別キーワードの置換を指定します。

v  

コメントに加えて、 MR 番号の入力を求めるのを制御します。 オプションのテキストがある場合には、それで MR 番号妥当性チェックプログラムを指定します。

i  

"No id keywords"というメッセージが、警告/エラー表示されるのを制御します。 i フラグがない場合には、このメッセージは単なる警告ですが、 i フラグがあるときには、このメッセージは致命的なエラーとなります (このファイルに対して get が実行できなかったり、デルタが作られなかったりします)。

b  

b フラグがある場合には、 get コマンドで -b オプションを使い、デルタツリーに分岐を作成できます。

m  

%M% 識別キーワードの交換テキストの最初の選択を指定します。

f  

"floor"リリースを指定します。"floor"リリースとは、それより下にはデルタを追加できないリリースです。

c  

"ceiling"リリースを指定します。"ceiling"リリースとは、それより上にはデルタを追加できないリリースです。

d  

get コマンド上で指定のないときに使われる、デフォルトの SID を指定します。

n  

リリースでデルタが作られるとき、飛ばされるリリースがありますが (例えば、デルタ 2.7 の後にデルタ 5.1 が作られたとき、リリース 3 と 4 は飛ばされます)、 delta がこれに「null」デルタ ( 変更を適用するデルタ) を挿入するようにします。 n フラグがないと、飛ばされたリリースは完全に空になります。

j  

get を、同じ SID ならば 並行編集できるようにします。 制限条項については admin(1) を参照してください。

l  

編集できないように ロックする リリースの リスト を指定します ( -e オプションの付いた get(1))。

q  

%Q% 識別キーワードの置換を指示します。

z  

ある種の特殊なインタフェースプログラムで使われます。

Comment  

任意のテキストを @t の行と @T の行で囲みます。 コメントの項には、通常、そのファイルの目的の説明を入れます。

Body  

テキスト行と制御行で構成されます。 テキスト行の行頭は制御文字ではなく、制御行の行頭は制御文字です。 制御行には、次の 3 種類あります。

種類  

表記

insert  

@I DDDDD

delete  

@D DDDDD

end  

@E DDDDD

数字列は、その制御行の適用されるデルタに対応するシリアル番号です。

警告

SCCS ファイルの長さは自由ですが、テキストファイル自体の行数は、99999 行を超えられません。

参照

admin(1), delta(1), get(1), prs(1)

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