名称
acctsuspend、acctresume ― 空きディスクスペースがしきい値に達した場合のアカウンティングの一時停止と再開
値
デフォルト
acctsuspend: 2
acctresume: 4
設定可能な値
acctresume: -100 〜 101
acctsuspend: -100 〜 acctresume-1
推奨値
acctsuspend: 2 〜 6
acctresume: 4 〜 10 (ただし、acctsuspend
より大きい値)
説明
調整パラメータ acctsuspend および acctresume は、ディスクスペースの制約に基づいて、アカウンティングを停止および再開するタイミングを制御します。
アカウンティングに使用しているファイルシステムの空きディスクスペースが一時停止のしきい値 (acctsuspend パーセント、スーパーユーザーのみが使用できるディスクスペースのパーセンテージに対する相対的な値)
に達すると、空きディスクスペースが再開のしきい値 (acctresume パーセント、スーパーユーザーのみが使用できるディスクスペースのパーセンテージに対する相対的な値)
に達するまでアカウンティングが一時停止します。
注記: acctsuspend および acctresume の値はスーパーユーザーのみが使用できるディスクスペースのパーセンテージに対して相対的に指定するため、これらのパラメータに負の値を指定することもできます。
たとえば、スーパーユーザーがファイルシステムの作成時にそのファイルシステム上の
10 パーセントのディスクスペースを予約している場合、 acctsuspend
が -5 で acctresume が 0 であれば、一時停止のしきい値は総ディスクスペースの 5 パーセント、再開のしきい値は総ディスクスペースの
10 パーセントになります。
この調整パラメータの変更を行う対象ユーザー
アカウンティングを使用しているすべてのユーザー。
変更に関する制限事項
この調整パラメータの変更は、次回リブート時に有効になります。
この調整パラメータの値を大きくする場合
アカウンティングを使用しているファイルシステム上の空きスペースのパーセンテージを高くする必要がある場合に、これらの変数の値を大きくすることを検討してください。
この調整パラメータの値を大きくした場合の影響
これらの値が高いほど、収集されるアカウンティングデータの量が少なくなります。両値の幅が大きいほど、多くのアカウンティングデータが失われる可能性があります。
この調整パラメータの値を小さくする場合
アカウンティングデータ用のディスクスペースを増やす必要があり、ファイルシステムからファイルを移動しても必要なスペースを確保できない場合に、 acctsuspend の値を小さくします。
この調整パラメータの値を小さくした場合の影響
ファイルシステムの空きが少なくなると、ファイルシステムのパフォーマンス
(アカウンティングレコードの書き込みパフォーマンス) が低下します。それに伴って、アカウンティングプロセス全体のパフォーマンスも低下します。
同時に変更する必要がある他の調整パラメータ
これらの調整パラメータのどちらかを変更する場合は、両パラメータについて検討してください。
警告
HP-UX のカーネル調整パラメータはすべて、リリースごとに異なります。このパラメータは、HP-UX
の今後のリリースにおいて、削除されたり機能が変更される可能性があります。
HP 社または他のベンダーのカーネルソフトウェアをインストールすると、
カーネル調整パラメータが変更されることがあり、その場合、 インストール後に、カーネル調整パラメータがデフォルト値でも推奨値でも
ない値に設定されていることがあります。 カーネル調整パラメータの値への影響については、
インストールするカーネルソフトウェアのドキュメントを参照してください。
工場インストールされたカーネルソフトウェアについては、 http://docs.hp.com/ja の 『『HP-UX
リリースノート』』 を参照してください。
著者
acctsuspend および acctresume は、HP
で開発されました。