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HP-UX リファレンス: セクション 5 : その他の機能 > a

aio_physmem_pct(5)

カーネル調整パラメータ
HP-UX 11i Version 2: September 2004
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テクニカル ドキュメント

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名称

aio_physmem_pct ― 要求/コールバック機構を使用する POSIX 非同期 I/O 動作のためにロックできる物理メモリーのパーセンテージ

フェールセーフ

10

デフォルト

10

設定可能な値

最小値は 5 、最大値は 50

正の整数値を指定します。

説明

このパラメータは、任意の時点で進行中のすべての POSIX 非同期 I/O 動作によってロックできる システムメモリーのサイズに制限を設定します。動作が完了しても、その動作に対する aio_return() コールによって動作が正常に終了するまでの間は、動作がアクティブキューに残ったままで、 メモリーは解放されないということを認識しておくことも重要です。

I/O に要求/コールバック機構を使用する非同期 I/O 動作では、使用中のメモリーをロックできなければなりません。 要求/コールバック機構は、関連デバイスドライバでサポートされている場合にのみ使用されます。 メモリーは、I/O 転送が進行している間だけロックされます。

aio_physmem_pct は、システム全体におけるロック可能な物理メモリーの制限を設定します。さらに、 プロセスごとのロック可能メモリーの制限を設定することもできます。その場合は、アプリケーションプログラム内で setrlimit() システムコールを使用します setrlimit(2) を参照)。

この調整パラメータの変更を行う対象ユーザー

ファイルシステムへの POSIX 非同期 I/O を多用するアプリケーションを実行するシステム管理者。

変更に関する制限事項

これは静的なパラメータなので、変更した値を有効にするためにはリブートを行う必要があります。

aio_physmem_pct によって設定された制限に基づくロック可能メモリーサイズは、 unlockable_mem によって設定されたシステム全体でのロック可能メモリーの合計サイズの制限を超えることはできません。

この調整パラメータの値を大きくする場合

大規模なサーバーでは、 aio_physmem_pct を大きい値(最大 50)に設定することをお勧めします。

同時に変更する必要がある他の調整パラメータ

非同期 I/O に限らず、何らかの理由によって任意の時点でロックできるメモリーの合計サイズは、システム全体の制限である lockable_mem で制御されます。 また、その他のシステムアクティビティ (plock() または mlock() インタフェースによる明示的なメモリーロックなど) が任意の時点のロック可能メモリーのサイズに影響する場合もあります。

lockable_mem というカーネルパラメータはありませんが、 unlockable_mem というパラメータがロック可能メモリーのサイズに影響します。 lockable_mem の値は、システムの起動後に使用可能なシステムメモリーの合計サイズから unlockable_mem の値を引くことによって求められます。起動中に、そのシステムのロック可能メモリーの合計サイズが、 使用可能メモリーと物理メモリーのサイズとともに、システムコンソールに表示されます。 これらの値は、システムの稼働中に /sbin/dmesg コマンドを使用して取得できます。

警告

HP-UX のカーネル調整パラメータはすべて、リリースごとに異なります。 このパラメータは、HP-UX の今後のリリースにおいて、削除されたり機能が変更される可能性があります。

HP 社または他のベンダーのカーネルソフトウェアをインストールすると、 カーネル調整パラメータが変更されることがあり、その場合、 インストール後に、カーネル調整パラメータがデフォルト値でも推奨値でも ない値に設定されていることがあります。 カーネル調整パラメータの値への影響については、 インストールするカーネルソフトウェアのドキュメントを参照してください。 工場インストールされたカーネルソフトウェアについては、 http://docs.hp.com/ja の 『『HP-UX リリースノート』』 を参照してください。

著者

aio_physmem_pct は、HP で開発されました。

参照

kctune(1M)、sam(1M)、gettune(2)、settune(2)、aio(5)、aio_return(2)、dmesg(1M)、mlock(2)、plock(2)、 getrlimit(2)、setrlimit(2)、unlockable_mem(5)

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