名称
dump_compress_on ― カーネルパニックの発生時にメモリーページを圧縮してダンプするか非圧縮でダンプするかを選択
値
デフォルト
1 (クラッシュ時のシステム状態に基づいて、圧縮してダンプするかどうかをカーネルが決定します)
設定可能な値
整数値0および1
dump_compress_on の設定は次のように使用されます。
| 0 | | 非圧縮でダンプします。 |
| 1 | | 処理速度を上げるために圧縮してダンプします (可能な場合)。 |
推奨値
1 (カーネルがダンプモードを選択します)
カーネルが通常選択する値は 1 です。
説明
大規模なシステムの場合、システムに搭載されている物理メモリーの量によってはカーネルパニック発生時のシステムメモリーのダンプに非常に時間がかかることもあります。
圧縮ダンプの機能を使用することで、ダンプが小さく高速になり、ファイルシステムに保存する時間も短縮されます。
crashconf コマンドとその関連構成ファイル /etc/rc.config.d/crashconf は、ダンプに使用するモードを制御します。
このパラメータのデフォルト値は 1 です。この場合、システムは発生したクラッシュのタイプに基づいて、圧縮してダンプするかどうかを決定します。
システムクラッシュのタイプによっては、非圧縮のクラッシュダンプが必要な場合もあります。また、ダンプの実行時にシステムオペレータが非圧縮のクラッシュダンプを要求する場合も考えられます。どちらの場合も、 dump_compress_on で選択されているモードに関係なく、非圧縮のクラッシュダンプが実行されます。
この調整パラメータの変更を行う対象ユーザー
この調整パラメータの値を変更するのは当社のフィールドエンジニアだけです。
変更に関する制限事項
この調整パラメータの変更は直ちに有効になります。
この調整パラメータをオンにする場合
システムクラッシュの発生時に圧縮ダンプを実行する場合は、この調整パラメータをオンにします。
この調整パラメータをオフにした場合の影響
この調整パラメータをオフにすると、常に非圧縮のダンプが実行されます。大量のメモリーを搭載したマシンでは、通常、非圧縮のダンプには圧縮ダンプの 3 倍の時間がかかります。
この調整パラメータをオフにする場合
圧縮ダンプに問題がある場合は、この調整パラメータをオフにします。
この調整パラメータをオンにした場合の影響
システムは、クラッシュのタイプに基づいてダンプモードを決定します。
同時に変更する必要がある他の調整パラメータ
ありません。
警告
HP-UX のカーネル調整パラメータはすべて、リリースごとに異なります。このパラメータは、HP-UX
の今後のリリースにおいて、削除されたり機能が変更される可能性があります。
HP 社または他のベンダーのカーネルソフトウェアをインストールすると、
カーネル調整パラメータが変更されることがあり、その場合、 インストール後に、カーネル調整パラメータがデフォルト値でも推奨値でも
ない値に設定されていることがあります。 カーネル調整パラメータの値への影響については、
インストールするカーネルソフトウェアのドキュメントを参照してください。
工場インストールされたカーネルソフトウェアについては、 http://docs.hp.com/ja の 『『HP-UX
リリースノート』』 を参照してください。
著者
dump_compress_on は HP で開発されました。
参照
crashconf(1M)、 alwaysdump(5)、 dontdump(5)