名称
intr_strobe_ics_pct ― プロセッサが割り込みコンテキストに滞在可能な時間比率の限度
値
設定可能な値
80 - 100
intr_strobe_ics_pct の値を 100 に設定すると、この機能はオフになります。
説明
intr_strobe_ics_pct は、プロセッサが割り込みコンテキストに滞在可能な時間比率の限度を指定します。
この調整パラメータが 100 より小さい値に設定されると、
I/O 割り込みがこの限度を超えてプロセッサ時間を消費することをカーネルが許可せず、
スレッドや他の優先度が低い割り込みが実行されます。 I/O 割り込みの負荷が高いシステムで、ハートビートタイマーなどのスレッドを
一定時間内に実行する必要がある場合には、この調整パラメータが重要になります。
通常のシステムでは、調整パラメータ intr_strobe_ics_pct の値は 100 に設定します。
intr_strobe_ics_pct が 100 より小さい値に設定されると、メッセージバッファに次のようなメッセージが記録されることがあります、
An interrupt context
threshold of #% was exceeded on processor # within
the last 5 minutes. The current value is #.
メッセージバッファは dmesg あるいは syslog で読み取ることができます。
このメッセージは、プロセッサでの滞在時間比率が指定された限度に達したため、調整措置が行われたことを意味します。
この調整パラメータの変更を行う対象ユーザー
HP のサポートエンジニアだけが、この調整パラメータの値を変更できます。
変更に関する制限事項
この調整パラメータの変更は、直ちに反映されます。
この調整パラメータの値を小さくする場合
I/O 割り込みの負荷が高いために、時間に厳密なプロセスがタイムアウトを起こす場合に、この調整パラメータの値を小さくします。
この調整パラメータの値を小さくした場合の影響
この調整パラメータの値を小さくすると、スレッドコンテキストにより多くの実行時間が与えられます。
ただし、システム全体の性能は低下することがあります。
同時に変更する必要がある他の調整パラメータ
この調整パラメータは、他の調整パラメータとは依存関係はありません。
警告
HP-UX の調整なカーネルパラメータはすべてリリースに固有です。
このパラメータは将来の HP-UX リリースで削除されるか、意味が変更される場合があります。
HP 社または他のベンダーのカーネルソフトウェアをインストールすると、
カーネル調整パラメータが変更されることがあり、その場合、 インストール後に、カーネル調整パラメータがデフォルト値でも推奨値でも
ない値に設定されていることがあります。 カーネル調整パラメータの値への影響については、
インストールするカーネルソフトウェアのドキュメントを参照してください。
工場インストールされたカーネルソフトウェアについては、 http://docs.hp.com/ja の 『『HP-UX
リリースノート』』 を参照してください。
著者
intr_strobe_ics_pct は HP で開発されました。