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limits(5)

HP-UX 11i Version 2: September 2004
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テクニカル ドキュメント

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名称

limits ― インプリメンテーションに特有の定数

構文

#include <limits.h>

説明

次の記号は、 <limits.h> で定義されています。 これらは、このマニュアルの説明文中で使用されているものです。 HP-UX 値 欄は、すべての HP-UX システムで移植性のあるアプリケーションを 作成するために想定すべき値を示しています。

値の後の記号は、次に示す意味を持っています。

+  

いくつかの HP-UX システムでは、ここで示される値よりも実際の限界値が大きいことがあります。

-  

いくつかの HP-UX システムでは、ここで示される値よりも実際の限界値が小さいことがあります。

=  

実際の限界値は、ここで示される値と常に等しく、すべての HP-UX システムで同じです。

*  

この限界値の名前が定義されるのは、 コンパイル時に -D_XPG2 フラグを指定するか、ソースプログラムで <limits.h> がインクルードされる前に #define 指令のどちらか一方を用いることによって、 プリプロセッサマクロ _XPG2 が定義されているとき だけ です。

#  

この限界値の定義値は、コンパイル時定数でないことがあります。 常にこの定義値は、実行時に整数式として計算されます。

これらの限界値の中には、システム構成によって違うものがあります。 その値は、 sysconf(2) を使って動的にに知ることができます。 また、ファイルシステムや、特殊ファイルに対応するデバイスに よって違うものがあります。 その値は pathconf(2) を使って知ることができます。 さらに、時代遅れのものもあります。 他の限界値に対して冗長であったり、移植可能なアプリケーションを 作成するのに役立ちません。 これらは、他のシステムからのアプリケーションの移植や、『 X/Open Portability Guide, Issue 2 』に従うアプリケーションをサポートしたり、以前の HP-UX の旧製品との互換性を保つために提供されています。 新しいアプリケーションでは _XPG2 フラグを定義しないでください。

コンパイルの際に <limits.h> ファイルをインクルードして、 そのアプリケーションが、ある特定のシステムで動作できるかどうかを 調べるための適当な限界値を検査することができます。 さらに、そのシステムに適合するようにアプリケーションの挙動を変えて、 様々な範囲にわたる限界値の設定やシステムの移植性を向上することもできます。

定数説明HP-UX 値
ARG_MAX環境データを含む、 exec(2)への引き数の最大長 (バイト単位)5120 +*
CHAR_BITchar のビット数8 =
CHAR_MAXchar の最大整数値127 =
CHAR_MINchar の最小整数値-128 =
CHILD_MAXユーザー ID あたりの並行プロセス の最大個数25 +-*
CLK_TCK1 秒間あたりのクロックチック数50 +#
DBL_DIGdouble の精度の桁数15 +
DBL_MAXdouble の最大正数値1.7976931348623157e+308 +
DBL_MINdouble の最小正数値4.94065645841246544e-324 -
FCHR_MAXファイルの最大オフセット (バイト単位)INT_MAX +-*
FLT_DIGfloat の精度の桁数6 +
FLT_MAXfloat の最大正数値3.40282346638528860e+38 +
FLT_MINfloat の最小正数値1.40129846432481707e-45 -
INT_MAXint の最大 10 進値2147483647 +
INT_MINint の最小 10 進値-2147483648 -
LINE_MAX1 行あたりの最大文字数2048 =
LINK_MAX1 ファイルあたりの最大リンク数32767 +*
LOCK_MAXシステムロック テーブルの最大エントリー数32 +-*
LONG_BITlong のビット数32 +
LONG_MAXlong の最大 10 進値2147483647 +
LONG_MINlong の最小 10 進値-2147483648 -
MAX_CANONターミナル基準入力行に含まれる最大バイト数512 +*
MAX_CHARターミナル入力キューに含まれる最大バイト数MAX_INPUT =*
MAX_INPUTターミナル入力キューに含まれる最大バイト数512 +*
NAME_MAX1 つのパス名構成要素の最大バイト数14 +*
NL_ARGMAXNLS printf(3S) 関数および scanf(3S)関数の呼出しの際の最大「桁」数9 =
NL_MSGMAX1 つの NLS メッセージカタログに含まれる 最大メッセージ数32767 +
NL_SETMAX1 つの NLS メッセージカタログに含まれる 最大セット数255 +
NL_TEXTMAX1 つの NLS メッセージ文字列に含まれる 最大バイト数8192 +
NGROUPS_MAXプロセスあたりの最大補助グループ数20 +
OPEN_MAX1 つのプロセスがオープンできる最大ファイル数60 +*
PASS_MAX1 つのパスワードに含まれる最大文字数8 +
PATH_MAXnull ターミネータを除く、 1 つのパス名に含まれる最大文字数1023 +*
PID_MAX1 つのプロセス ID の最大値30000 +
PIPE_BUF1 つのパイプへの書込み単位の最大バイト数8192 +*
PIPE_MAX1 回の書込みで 1 つのパイプに書き込める最大バイト数INT_MAX +
PROC_MAXシステムの最大並行プロセス数84 +-*
SCHAR_MAXsigned char の最大整数値127 =
SCHAR_MINsigned char の最小整数値-128 =
SHRT_MAXshort の最大 10 進値32767 +
SHRT_MINshort の最小 10 進値-32768 -
STD_BLK物理的 I/O ブロックに含まれるバイト数512 +
SYSPID_MAXシステムプロセスの最大プロセス ID4 +-*
SYS_NMLNuname(2) が返す文字列の長さ8 +*
SYS_OPENシステムでオープンされるファイルの最大個数120 +-*
TMP_MAXtmpnam(3S) が生成するユニークな名前の 最大個数17576 +
UCHAR_MAXunsigned char の最大整数値255 =
UID_MAXユーザー ID やグループ ID として 使用できない値の最小値2147483647 +
UINT_MAXunsigned int の最大 10 進値4294967295 +
ULONG_MAXunsigned long の最大 10 進値4294967295 +
USHRT_MAXunsigned short の最大 10 進値65535 +
USI_MAXunsigned int の最大 10 進値UINT_MAX =*
WORD_BIT1 つの「ワード」 (int) 中のビット数32 +

UID_MAX の HP-UX 値は 2147483647 + で、これは、すべての HP-UX システムで、ユーザー ID やグループ ID として使用できない値の最小値が少なくとも 2147483647 であることを意味します。 システムのなかには、2147483647 を超えるユーザー ID やグループ ID をサポートできるものがあるかもしれませんが、その場合、 <limits.h> ファイルでは UID_MAX が、より大きい値に設定されます。 しかし、そのような大きな値を想定するアプリケーションは、 すべての HP-UX に移植できる保証はありません。

著者

limits は HP で開発されました。

参照

exec(2), fcntl(2), fork (2), getgroups(2), link(2), lockf(2), open(2), pathconf(2), sysconf(2), uname(2), write(2), printf(3S), scanf(3S), tmpnam(3S), passwd(4), values(5), termio(7)

標準準拠

<limits.h>: AES, SVID3, XPG2, XPG3, XPG4, FIPS 151-2, POSIX.1, POSIX.2, ANSI C

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