説明
このファイルには、数学ライブラリ (第 (3M) 章で説明しています)
の全関数の宣言が入っています。
Itanium(R) ベース システムの場合、 -fpwidetypes オプションを使ってコンパイルするとき、このファイルは次の型も定義します。
| extended | | Itanium ベース システムの 80 ビットの拡張形式の倍精度型。 |
| quad | | IEEE 754 準拠の 128 ビット浮動小数点型。HP-UX では、 quad は long double の同義語です。 |
このファイルは、次の型を定義しています。
| float_t | | 少なくとも float と同じビット幅を持つ浮動小数点型。PA-RISC
の場合、 float_t は float です。Itanium ベース
システムの場合、 float_t は、 FLT_EVAL_METHOD が
0 であれば float であり、 FLT_EVAL_METHOD が 1 であれば double であり、 FLT_EVAL_METHOD が
-2 であれば extended です。 |
| double_t | | 少なくとも double と同じビット幅を持つ浮動小数点型。PA-RISC の場合、 double_t は double です。Itanium ベース
システムの場合、 double_t は、 FLT_EVAL_METHOD が
0 または 1 であれば double であり、 FLT_EVAL_METHOD が
-2 であれば extended です。 |
Itanium ベース システムの場合、 FLT_EVAL_METHOD の値は、コンパイラオプション -fpeval=float (デフォルト)、 -fpeval=double、 -fpeval=extended のどれを使用したかによって、0、1、または
-2 になります。
このファイルは次の定数を定義しています。Itanium ベース システムの場合、これらは静的データおよび集合型データの初期化に使用できます。
| NAN | | NaN (Not-a-Number) の値 (float 型) |
| INFINITY | | 正の無限値 (float 型) |
| HUGE_VAL | | 倍精度浮動小数点数 (IEEE 正の INFINITY) の最大値 (double 型) |
| HUGE_VALF | | float 型で表現できる最大値 (float 型、IEEE
正の無限大)。 |
| HUGE_VALL | | Itanium ベース システムのみ。 long double 型で表現できる最大値 (long
double 型、IEEE 正の無限大)。 |
| HUGE_VALW | | Itanium ベース システムのみ。 extended 型で表現できる最大値 (extended 型、IEEE
正の無限大)。 HUGE_VALW を使用するには、 -fpwidetypes オプションを使ってコンパイルします。 |
| HUGE_VALQ | | Itanium ベース システムのみ。 HUGE_VALL と等価。 HUGE_VALQ を使用するには、 -fpwidetypes オプションを使ってコンパイルします。 |
このファイルは、 ilogb() 関数の特別な場合の戻り値を示す、次の整数の定数を定義しています。
| FP_ILOGB0 | | 引き数が 0 の場合の ilogb() の戻り値です。 |
| FP_ILOGBNAN | | 引き数が NaN の場合の ilogb() の戻り値です。 |
Itanium ベース システムの場合、このファイルは、 <math.h> の関数でサポートされるエラー処理方法を識別する、次の整数の定数を定義しています。
| MATH_ERRNO | | ISO/IEC C99 errno の仕様をサポートすることを示します。 |
| MATH_ERREXCEPT | | ISO/IEC C99 例外フラグの仕様をサポートすることを示します。 |
| math_errhandling |
| | | +Olibmerrno コンパイラオプション
(デフォルトではありません) が使用されている場合は MATH_ERRNO 、それ以外の場合は MATH_ERREXCEPT として定義されます。 |
ユーザーの便宜を図って、以降の数学定数 (double 型) が定義されています。
| M_E | | 自然対数の底 |
| M_LOG2E | | 2 を底とする e の対数 |
| M_LOG10E | | 10 を底とする e の対数 |
| M_LN2 | | 2 の自然対数 |
| M_LN10 | | 10 の自然対数 |
| M_PI | | 円周の直径に対する比 (π 、その逆数および平方根の分数もいくつかあります: M_PI_2、M_PI_4、M_1_PI、M_2_PI、および M_2_SQRTPI) |
| M_SQRT2 | | 2 の正の平方根 |
| M_SQRT1_2 | | 1/2 の正の平方根 |
さまざまな機種に依存した定数の定義は、 <values.h> ヘッダファイルの説明を参照してください。
extended または quad のいずれかの型、 HUGE_VALW または HUGE_VALQ のいずれかのマクロを使用するには、 -fpwidetypes オプションを使ってコンパイルします。
参照
intro(3)、 complex(5)、 fenv(5)、 values(5)
標準準拠
<math.h>: SVID3、XPG4.2、ANSI
C、ISO/IEC C99