名称
msgmap ― System V IPC メッセージ空間リソースマップ内のエントリの数
値
設定可能な値
最小値: 3
最大値: msgtql+2 または msgseg+2 の小さい方の値
説明
msgmap 調整パラメータは、共有 IPC メッセージ空間内の空きスペースを追跡するメッセージ空間リソースマップのサイズ
(格納されるエントリの数) を指定します。 各リソースマップエントリはオフセットとスペースのペアになっており、連続した未使用のメッセージ空間「セグメント」のオフセットとサイズ
(バイト単位) を指します。
メッセージセグメントが解放されたとき (たとえば msgrcv() が実行された場合など) にマップが一杯であれば、
DANGER: mfree map overflow.
という警告メッセージが表示され、それらのセグメントは使用できない状態になります。
存在可能なメッセージの数は、 msgtql 調整パラメータによって決定されます。最も多い場合は、未使用のセグメント範囲
(連続するセグメント) は、存在するすべてのメッセージの間に 1 つずつ存在することになります。つまり、未使用のセグメント範囲は msgtql+1 個になります。アカウンティング情報用にもう 1 つマップエントリが必要なため、 msgmap 調整パラメータの推奨値は msgtql+2 になります。
System V メッセージ待ち行列についての詳細は、 mesg(5) マンページの 『概要』 の項を参照してください。
この調整パラメータの変更を行う対象ユーザー
すべてのユーザー。
変更に関する制限事項
この調整パラメータの変更は、次回リブート時に有効になります。
この調整パラメータの値を大きくする場合
空きスペースマップが一杯で、警告メッセージ
DANGER: mfree map overflow.
が表示された場合は、このパラメータの値を大きくします。 msgmap の値を大きくすることで、この問題を解決できます。
同時に変更する必要がある他の調整パラメータ
System V IPC メッセージ待ち行列の調整パラメータはすべて相互に関連しているため、個別の変数として扱うことは できません 。これらのパラメータのセットを 1 つのシステムとして評価し、アプリケーションの要件が確実に反映されるようにします。 メッセージの調整パラメータには、 msgmap、 msgmax、 msgmnb、 msgmni、 msgseg、 msgssz、
および msgtql が含まれます。特に、 msgtql 調整パラメータを変更した場合には、 msgmap 調整パラメータも必ず変更しなければなりません。
警告
HP-UX のカーネル調整パラメータはすべて、リリースごとに異なります。このパラメータは、HP-UX
の今後のリリースにおいて、削除されたり機能が変更される可能性があります。
HP 社または他のベンダーのカーネルソフトウェアをインストールすると、
カーネル調整パラメータが変更されることがあり、その場合、 インストール後に、カーネル調整パラメータがデフォルト値でも推奨値でも
ない値に設定されていることがあります。 カーネル調整パラメータの値への影響については、
インストールするカーネルソフトウェアのドキュメントを参照してください。
工場インストールされたカーネルソフトウェアについては、 http://docs.hp.com/ja の 『『HP-UX
リリースノート』』 を参照してください。
著者
msgmap は、AT&T で開発されました。
参照
msgrcv(2)、 mesg(5)、 msgmax(5)、 msgmnb(5)、 msgmni(5)、
msgseg(5)、 msgssz(5)、 msgtql(5)