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HP-UX リファレンス: セクション 5 : その他の機能 > ttimeslice(5)カーネル調整パラメータHP-UX 11i Version 2: September 2004 |
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名称timeslice ― 1 秒あたりの時計単位時間でのスケジューリング間隔 値説明調整パラメータ timeslice は、スケジューリングの時間間隔を定義します。これは、あるスレッドが、カーネルスケジューラによって同じ優先順位の他のスレッドを実行するためにコンテキストスイッチされるまでに、プロセッサ上で実行される時間です。プロセッサ上でスレッドが実行を開始するとき、調整パラメータ timeslice に設定されている単位時間数だけ実行されるようにセットアップされます。実行中のスレッドに対してクロック割り込みが発生するごとに、そのスレッドのタイムクォンタムバランスが減少し、バランスがゼロに達すると、スレッドはコンテキストスイッチされます。 timeslice の値は、オペレーティングシステムが実現するユーザープリエンプションの方法のうちの 1 つをコントロールします。値が大きい場合、実行中のスレッドのプリエンプションは減少します。ただし、スレッドのユーザープリエンプションには別の原因もあり、この場合、調整パラメータ timeslice ではコントロールできません。 timeslice の値を変更すると、システムスループットおよび応答時間に直接影響することがあります。値を非常に小さくすると、コンテキストスイッチが過剰に発生する可能性があり、値を非常に大きくすると、実行可能スレッドが実行されずに待たされ続ける可能性があります。 この調整パラメータの値を大きくする場合調整パラメータ timeslice は、スケジューリングポリシーおよび優先順位には関係なくシステムのすべてのスレッド (sched_fifo を除く) にグローバルに適用されるので、この調整パラメータの値を増やすと、すべてのスレッドの持ち時間が等しく増加します。 システムで、優先順位が高いスレッドによって、プリエンプションによるコンテキストスイッチが過剰に発生している場合、この値を増やすことで、優先順位が低いスレッドがスケジューリングされたときの実行時間を長くすることができます。 優先順位が低いスレッドが横取りされるのは、優先順位が高いスレッドが実行可能になったときであるためです。 この調整パラメータの値を大きくした場合の影響調整パラメータ timeslice の値を増やすと、スレッドが実行する順番を待たなければならない時間が長くなるため、いくつかのスレッドが実行されずに待たされ続けることがあります。このために、スループットに関するパフォーマンスの問題が発生する可能性があります。 この調整パラメータの値を小さくする場合調整パラメータ timeslice の値を減らす必要があるのは、コンテキストスイッチの発生が増加するという損失を受け入れてでも、応答時間におけるターンアラウンドをよりよくする必要がある場合です。 システムで、計算に集中したアプリケーションがあまり実行されていない場合は、スレッドの持ち時間が完全に利用されずに、かなり頻繁にスレッドのブロックおよびプリエンプションが発生するようになります。 警告HP-UX の調整なカーネルパラメータはすべてリリースに固有です。このパラメータは将来の HP-UX リリースで削除されるか、意味が変更される場合があります。 HP 社または他のベンダーのカーネルソフトウェアをインストールすると、 カーネル調整パラメータが変更されることがあり、その場合、 インストール後に、カーネル調整パラメータがデフォルト値でも推奨値でも ない値に設定されていることがあります。 カーネル調整パラメータの値への影響については、 インストールするカーネルソフトウェアのドキュメントを参照してください。 工場インストールされたカーネルソフトウェアについては、 http://docs.hp.com/ja の 『『HP-UX リリースノート』』 を参照してください。 |
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