swlist GUI の使用 |
 |
swlist -i コマンドにより、対話形式でホストシステムにインストールされているソフトウェアをリスト表示することができる swlist GUI プログラムが起動されます。また GUI は、ソフトウェアについての情報も表示します。swlist -i -d コマンドにより、デポまたは物理的なメディアにある利用可能なソフトウェアについての情報を表示できます。
最上位表示のデフォルトはバンドルとプロダクトです。
リストの項目をオープンするには、その項目をダブルクリックします。
ファイルレベルで項目をダブルクリックすると、ファイル属性が表示されます。
リストの検索および移動には、次の機能を利用できます。
現在のリストを検索するには、[
File → Search...] を選択します。
項目に対するオプションを表示するポップアップメニューを表示するには、マウスの右ボタンでその項目をクリックします。次のポップアップオプションが利用できます。
[
Open Item] は、項目の内容を表示します。
[Close Level] は、現在の項目をクローズして、1 つ上のレベルのオブジェクトを表示します。
[Show Description of Software...] は、現在選択している項目の属性情報を表示します。
[View] メニューオプションを使用して、表示カラム、選択フィルター、ソート情報を変更できます。
[Columns] は [Columns Editor] を表示します。これにより、表示するソフトウェア情報のカラム (ソフトウェア名、リビジョン番号、情報、K バイト単位のサイズ、アーキテクチャ、カテゴリなど) と、その順番を選択できます。
[Filter...] によってダイアログボックスが表示され、そこでは各フィールドに対して論理演算子と関係演算子によって表示リストをフィルター処理できます。
[Sort...] により、表示情報について、ソートのフィールド、順序、基準を選択できます。
[Change Software View] により、最上位の表示とプロダクト表示の切り替えが可能です。
[Change Software Filter...] により、事前に定義済みのフィルターリストからの選択ができます (最上位ソフトウェアオブジェクトにのみ適用されます)。
画面上の項目のオープンとクローズ、およびログファイル情報の表示とソフトウェアの説明の表示に、[Actions] メニューオプションを使用できます。
[Open Item] は項目をオープンします (項目をダブルクリックするのと同じです)。
[Close Level] は現在のレベルをクローズします (..(go up) をダブルクリックするのと同じです)。
[Change Target] はダイアログボックスをオープンし、そこでパスを入力して (
swlist -i で) 代替ルートを、または (swlist -i -d で) 代替デポを選択することができます。
[Show Logfile] は、システムログファイルを表示します。
[Show Audit Log] は、監査ログに保存されているソフトウェアデポの監査情報を表示します (
swlist -i -d に対してのみ)。詳細については、「ソースデポの監査」を参照してください。
[Show Description of Software] は、現在選択している項目の属性情報を表示します。
コマンド行の使用 |
 |
構文
swlist [-d| -r]] [-i] [-R] [-v] [-a attribute] [-c catalog]
[-C session_file] [-f software_file] [-l level] [-s source]
[-S session_file] [-t target_file] [-x option=value]
[-X option_file] [software_selections] [@ target_selections]
オプションとオペランド
- -d
デポから使用可能なプロダクトをリストします。「デポの内容の表示 (swlist
-d)」を参照してください。
- -i
GUI を起動します (「swlist GUI の使用」を参照)。
- -r
代替ルート (/の代わり) にあるプロダクトをリストします。
- -R
-l bundle -l product -l subproduct -l fileset の簡易指定です。
- -a attribute
特定の属性を表示します。複数の属性を表示するには、複数の
-a オプションを指定します。ソフトウェアオブジェクトのすべての属性セットを表示するには、-v オプションを使用します。タグ属性は、常にプロダクト、サブプロダクト、ファイルセットについて表示されることに注意してください。パス
(ファイル名) 属性はファイルオブジェクトについて常に表示されます。このオプションは、
-c オプションを使用している場合には適用されません。
- -v
-a オプションを指定していない場合にオブジェクトのすべての属性をリストします (ベンダー定義の属性は含まれません)。出力には、次の形式で 1 行につき 1 つの属性がリストされます。
attribute_name attribute_value
- -c catalog
すべてのカタログ構造情報を
catalog で指定したディレクトリに書き込みます。配布用およびインストールされたソフトウェアカタログの情報をリストするために、この情報を使用することができます。ファイルレベルに至るまでのすべての属性および制御スクリプトが書き込まれます。このオプションを使用する場合は、
-a および-l オプションは適用されません。「対話型制御 (swask)」を参照してください。
- -C session_file
コマンドを実行して現在のオプションとオペランド値を別のセッションで再利用するために
session_file に保存します。「セッションファイル」を参照してください。
- -f software_file
コマンド行の代わり (または、加えて) に個別のファイルからソフトウェアセレクションのリストを読み取ります。「ソフトウェアファイル」を参照してください。
- -l level
指定されたレベル指示 (
depot、bundle、product、subproduct、fileset、file) に至るまでの全ソフトウェアオブジェクトをリストします (レベルに関する詳細については、「レベル別ソフトウェアのリスト」を参照してください)。1 つのコマンドにつき 1 つのレベルのみ指定できます。レベルの指定には、ソフトウェアの名前やサブプロダクトの名前などは使用できません。このオプションは、
-c オプションを使用する場合は適用されません。
表 3-2 -l オプション
オプション | アクション |
|---|
swlist -l root | ルートレベル (指定したターゲットホスト上のルート) を表示 |
swlist -l shroot | 共有ルートを表示 |
swlist -l prroot | プライベートルートを表示 |
swlist -l bundle | バンドルのみ表示 |
swlist -l product | プロダクトのみ表示 |
swlist -l subproduct | プロダクトおよびサブプロダクトを表示 |
swlist -l fileset | プロダクト、サブプロダクト、ファイルセットを表示 |
swlist -l file | プロダクト、サブプロダクト、ファイルセット、ファイル、番号 (ソフトウェアライセス関連で使用) を表示 |
swlist -l category | パッチの定義にカテゴリオブジェクトを含むパッチについて、利用可能なパッチの全カテゴリを表示 |
swlist -l patch | 適用された全パッチを表示 |
- -s source
リストされるソフトウェアソースを指定します。デフォルトのソースタイプは、ローカルホストのディレクトリまたはデポ (通常は
/var/spool/sw) です。構文は [host][:][/directory] です。
host は、そのホスト名、ドメイン名またはインターネットアドレスで指定することができます。directory は絶対パスで指定しなければなりません。
- -S session_file
以前のインストールセッションで
session_file に保存された値に基づいてコマンドを実行します。「セッションファイル」を参照してください。
- -t target_file
コマンド行の代わり (または、加えて) に別のファイルからターゲットセレクションのリストを読み取ります。
- -x option=value
option で指定されたオプションに value で指定された値を設定し、デフォルト値またはオプションファイル内の値を無効にします。「コマンドオプションの変更」を参照してください。
- -X option_file
option_file からセッションのオプションや処理情報を読み取ります。以下の「コマンドオプションの変更」を参照してください。
- software_selections
リストされるソフトウェアオブジェクト。「ソフトウェアセレクション」を参照してください。
- target_selections
コマンドのターゲット (swlist では、target_selections はソフトウェアセレクションをリストするもうひとつの方法です。)
コマンドオプションの変更
(-x オプションを使用する) コマンドを実行するときに追加のコマンド行オプションを指定するか、または定義済みの値をファイルから読み取って、このコマンドの動作を変更することができます。次の表に、swlist に適用されるデフォルトおよびオプションを示します。
表 3-3 swlist コマンドオプションとデフォルト値
admin_directory=/var/adm/sw agent_timeout_minutes=10000 distribution_target_directory= /var/spool/sw installed_software_catalog= products
| patch_one_liner=title
patch_state rpc_binding_info= ncacn_ip_tcp:[2121] ncadg_ip_udp:[2121] show_superseded_patches=false software_view=all_bundles
|
詳細情報
各デフォルトの詳細については、付録 A 「コマンドオプション」を参照してください。
ソフトウェアのリスト表示タスクとその例 |
 |
次のようにして、swlist 対話型インタフェースを実行します。
swlist -i @ host1
次のようにして、対話型の swlist でデポを表示します。
swlist -i -d @ /tmp/depot
次のように入力するだけで、ローカルホストのルート (/) にインストールされている、ソフトウェア (名) のリストを表示できます。
swlist
この入力で、画面上に次のようなリストが出力されます。
# Initializing...
# Contacting target "xxyyzz"...
#
# Target: xxyyzz:/
# Bundle(s):
B3782CA B.11.00 HP-UX Media Kit (Reference Only. See Description)
B3898AA B.11.00 HP C/ANSI C Developer's Bundle for HP-UX 11.00
HPUXEngRT B.11.00 English HP-UX Run-time Environment
# Product(s) not contained in a Bundle:
HMS 1.01
OBAM5_0 B.11.00 ObAM 5.0 |
オプションを指定せず、またソフトウェアも選択せずに swlist を使用すると、すべてのソフトウェアバンドル、およびバンドルに含まれていないすべてのプロダクトのリストが表示されます。-d オプションを追加すると、ローカルホストのデフォルトデポにあるソフトウェアに関する同様のリストが表示されます。
本項の例では、swlist の出力は標準出力に送られます。すべての例において、one_liner のデフォルトは"revision size title"、level のデフォルトは"product"です。
ローカルのテープデポ (/dev/rmt/0m) の内容をリストする場合
swlist -d @ /dev/rmt/0m
または
swlist -s /dev/rmt/0m
と入力すれば、次のような出力が得られます。
AUDIT 3.5 9834 Trusted Systems Auditing Utils
COMMANDS 1.7 4509 Core Command Set
C-LANG 2.5 5678 C Programming Language
NETWORKING 2.1 9072 Network Software
KERNEL 1.4 56908 Kernel Libraries and Headers
VUE 1.3 5489 Vue (Instant Ignition Release)
WINDOWS 2.06 10423 Windowing Products |
ローカルのテープデポ (/dev/rmt/0m) のすべてのメディア属性をリストする場合
swlist -v -l depot @ /dev/rmt/0m
または
swlist -vl depot -s dev/rmt/0m
と入力すれば、次のような出力が得られます。
type distribution
tag CORE OS
description HP-UX Core Operating System Software Disk
number B2358-13601
mod_date June 1998 |
ローカルホストにインストールされているプロダクト OS_Core の README ファイルをリストする場合
swlist -a readme OS_Core | more
と入力すれば、次のような出力が得られます。
readme:
****************
* Introduction *
****************
The Release Notes for HP-UX Release X.0 contain an overview of
the new/changed product features that are included in the
release. For detailed information about these features, refer
to the appropriate product manuals. This document does not
contain information about software changes made as a result of
a Service Request; that information may be found in the
Software Release Bulletin (SRB) for Release X.0.
********************
* Hardware Support *
********************
The HP 9000 Model XXX is no longer supported.
. . . |
host1 上の/swmedia にあるソフトウェアデポに保存されているプロダクトをリストする場合 (この例では、
swlist の one_liner は"title size architecture"です)
swlist -d @ host1:/swmedia
と入力すれば、次のような出力が得られます。
FRAME Frame Doc. Pkg 2319 HP-UX_9000_Series_AorB
FRAME Frame Doc. Pkg 2458 OSF1_9000_Series_1.0
ME30 3-D Mech. Eng 5698 HP-UX_9000_Series300_AorB
SOFTBENCH Dev Env 4578 HP-UX_9000_Series300
TEAMWORK Design/Analysis 3478 HP-UX_9000_Series 300/400 |
(メディア上に、2 種類のリビジョンの FRAME プロダクトがあることに注意してください。)
オプションファイルのリストのデフォルト値を変更して、リストの表示形式と内容を制御することができます。swlist を実行するたびにソフトウェアレベルや属性を繰り返し指定することなく、次のオプションを使用できます。
- level
このオプションは、リストするレベル (プロダクト、サブプロダクト、ファイルセットまたはファイル) をあらかじめ定義します。たとえば、このデフォルトを
level=fileset に設定すると、後で swlist コマンドした場合に、選択した各ホスト、デポまたはプロダクトのファイルセットに至るまでのすべて (ファイルセットを含む) をリストします。
- one_liner="attribute attribute attribute"
このオプションは、デフォルトのリストとして表示する属性 (リビジョン、サイズ、タイトルなど) を指定します。これらの属性は、タブまたはスペースで区切り、引用符 ("
") で囲みます。複数の属性を選択できますが、すべての属性が、すべての適用可能なソフトウェアレベル (プロダクト、サブプロダクト、ファイルセット) に存在するとは限りません。たとえば、ソフトウェア属性
title は、バンドル、プロダクト、サブプロダクトおよびファイルセットで使用できますが、属性
architecture はプロダクトのみで使用できます。
コマンドに -v または -a オプションを指定しない場合、swlist は、ファイルレベル以外のオブジェクトレベル (バンドル、プロダクト、サブプロダクト、ファイルセット) に対して、one_liner デフォルトに記述されている情報を表示します。
1 つの-a オプションにつき属性を 1 つだけ指定できます。ただし、tag 属性はデフォルトで常時含まれているので、-a revision を指定するとすべてのプロダクト名およびそのリビジョン番号がリストされます。
たとえば、CD-ROM (ディレクトリ/SD_CDROM にマウントされている) 上の各ソフトウェアバンドルにコードワードが必要かどうかをリストするには、次のコマンドを使用します。
swlist -d -a is_protected @ /SD_CDROM
大量の情報を持つ属性 (たとえば、README) は、個別のファイルとして物理的に保存されており、-a README が指定されると単独で表示されます。
SD-UX 属性の完全なリストについては、sd(4) のマンページを参照してください。
swlist のオプションおよびデフォルトにより、ユーザーの特定の要求に合うリストを作成できます。リストは、ローカルホストにインストールされているソフトウェアプロダクトのリストと同じくらい簡単なものでも、あるいはインストールされたファイル、ファイルセット、サブプロダクト、プロダクト、バンドルの複数カラムのリストと同じくらい複雑なものでも作成できます。
たとえば、コマンド行で one_liner オプションを変更するには、次のコマンドを入力します。
swlist -x one_liner="name revision size title"
ローカルホストにインストールされている全プロダクトのリストを次のように表示します。
RX 1.98 9845 RX X Terminal - all software
ALLBASE 8.00.1 6745 Database Products
C-LANG 2.5 5678 Programming Language
DIAGNOSTICS 2.00 56870 Hardware Diagnostic Programs
DTP68 2.00 26775 Desktop Publishing
LISP-LANG 8.00.1 90786 LISP Programming Language
WINDOWS 2.06 10423 Windowing Products |
このリストは、左の列から順に、プロダクトのタグ、リビジョン番号、サイズ (K バイト)、タイトルつまり正式名を表示しています。
 |
 |  |
 |
 | 注記: コマンド行で指定したソフトウェアレベルおよび属性はすべて、デフォルトオプションファイルの値に優先します。 |
 |
 |  |
 |
また、デフォルトファイルの中にある one_liner のデフォルト値を {revision size title} に変更することもできます。その場合、ホスト (host2) 上の C 言語プロダクトのリストは次のようになります。
swlist C-LANG @ host2
C-LANG.C-COMPILE 8.0 1346 C Compiler Components
C-LANG.C-LIBS 8.0 2356 Runtime Libraries
C-LANG.C-MAN 8.0 1976 Programming Reference |
ソフトウェアパッチおよびその状態をリストするために swlist を使用できます。
ソフトウェアコードワードおよびカスタマ ID の使用
swlist コマンドでは、コードワードで保護されているソフトウェアを表示しようとするとコードワードの入力が要求される場合があります。コマンド行または GUI から新しいコードワードを入力することもできます。この処理は、swinstall と同じです。詳細については、「ソフトウェアコードワードおよびカスタマ ID の使用」を参照してください。
-l level オプションを使用すると、指定したレベル (depot、bundle、product、subproduct、fileset または file) に至るまでのすべてのオブジェクトをリストすることができます。
起点としてのレベルを選択して、そのレベルまでの項目のみがリストされます。
表 3-4 -l オプション
オプション | アクション |
|---|
swlist -l root | ルートレベル (指定したターゲットホスト上のルート) を表示 |
swlist -l shroot | 共有ルートを表示 |
swlist -l prroot | プライベートルートを表示 |
swlist -l bundle | バンドルのみ表示 |
swlist -l product | プロダクトのみ表示 |
swlist -l subproduct | プロダクトおよびサブプロダクトを表示 |
swlist -l fileset | プロダクト、サブプロダクト、ファイルセットを表示 |
swlist -l file | プロダクト、サブプロダクト、ファイルセット、ファイル、番号 (ソフトウェアライセス関連で使用) を表示 |
swlist -l category | パッチの定義にカテゴリオブジェクトを含むパッチについて、利用可能なパッチの全カテゴリを表示 |
swlist -l patch | 適用された全パッチを表示 |
ソフトウェアリストの起点は、必ず-l および-a オプションのオペランド (あるいは level または one_liner オプション) から指定されます。プロダクト名に加え、希望するレベル、リストするソフトウェア属性を指定しなければなりません。
 |
 |  |
 |
 | 注記: 以降の項における例では、one_liner オプションの値を空白にしてあります。 |
 |
 |  |
 |
ソフトウェアセレクションのレベルを指定した場合、swlist はそのレベルのオブジェクトに加え、そのレベルより上の全オブジェクトをリストします。上のレベルには、# 符号で「注釈」が付いています。したがって、指定したレベル (プロダクト (products)、サブプロダクト (subproducts)、ファイルセット (filesets)、ファイル (files)) のみ注釈が付きません。これにより、swlist からの出力を他のコマンドへの入力として使用できます。例外は次のとおりです。
1) ファイルのみから構成されるリスト、ファイルレベルの出力は他のコマンドでは使用できません。
2) ソフトウェア属性 (-a と-v) を含むリスト
たとえば、ローカルホストにインストールされている、すべての products を表示したい場合のコマンドは、次のとおりです。
swlist -l product
この場合、次のようなリストが表示されます。
NETWORKING
SAM
OPENVIEW
PRODUCT A
SOFTWARE Z
PRODUCT B
.
.
. |
プロダクト名が注釈になっていないのは、そのレベルを表示するような要求がされていて、それより上のレベルはないためです。
サブプロダクト (subproduct) レベルの指定
次の例では、ローカルホスト上で、NETWORKING プロダクトがサブプロダクト ARPA および NFS を含み、それぞれのオブジェクトのサイズ (K バイト) を表示します。
swlist -l subproduct -a size NETWORKING
# NETWORKING 9072
NETWORKING.ARPA 4412
NETWORKING.NFS 4660 |
ファイルまたはファイルセットは、そのレベルをコマンド行で指定していないので、このリストに表示されていません。
ローカルホストにある NETWORKING プロダクトの名前およびリビジョン番号を表示したい場合のコマンドは、次のとおりです。
swlist -l subproduct -a revision NETWORKING
プロダクト名は、-a オプションを指定しなくても必ず表示されます。
次の例では、-l オプションを使用して、ローカルホストの NETWORKING プロダクトの全ファイルセット、およびそれぞれのタイトルを含むリストを表示します。
swlist -l fileset -a title NETWORKING
# NETWORKING Network Software
NETWORKING.ARPA-INC ARPA include files
NETWORKING.ARPA-RUN ARPA run-time commands
NETWORKING.ARPA-MAN ARPA manual pages
NETWORKING.LANLINK CORE ARPA software
NETWORKING.NFS-INC NFS include files
NETWORKING.NFS-RUN NFS run-time commands
NETWORKING.NFS-MAN NFS manual pages |
ここでも、注釈 (#) の付いている行は、サブプロダクト (NETWORKING.ARPA と NETWORKING.NFS) およびプロダクト (NETWORKING) レベルを表しています。他の行はファイルセットです。
次の例では、-l オプションを使用して、サブプロダクト NETWORKING.ARPA のすべてのファイルを含む総合リストを作成します。
swlist -l file NETWORKING.ARPA
# NETWORKING.ARPA
# NETWORKING.ARPA_INC
NETWORKING.ARPA_INC:/usr/include/arpa/ftp.h
NETWORKING.ARPA_INC:/usr/include/arpa/telnet.h
NETWORKING.ARPA_INC:/usr/include/arpa/tftp.h
NETWORKING.ARPA_INC:/usr/include/protocols/rwhod.h
.
.
.
# NETWORKING.ARPA_RUN
NETWORKING.ARPA_RUN:/etc/freeze
NETWORKING.ARPA_RUN:/etc/ftpd
NETWORKING.ARPA_RUN:/etc/gated
NETWORKING.ARPA_RUN:/etc/named
.
.
.
# NETWORKING.ARPA_MAN
NETWORKING.ARPA_MAN:/usr/man/man8/ftpd
NETWORKING.ARPA_MAN:/usr/man/man8/gated |
注釈 (#) の付いている行は、要求されたレベル (NETWORKING.ARPA) および指定されたファイルレベルより 1 つ上のレベルであるファイルセット (NETWORKING.ARPA_INC、NETWORKING.ARPA_RUN、NETWORKING.ARPA_MAN はすべてファイルセット) です。注釈印のない行はファイルです。
swlist で表示できるもう 1 つの種類のオブジェクトは、デポリストです。これにより、ホストにあるすべての登録されたデポをリストすることができます。これを行う場合、-l depot オプションを組み合わせて使用できます。
表 3-5 デポのリスト
swlist 構文 | 結果 |
|---|
swlist -l depot | ローカルホストにあるすべてのデポをリストする |
swlist -l depot @ hostA | hostA にあるすべてのデポをリストする |
swlist -l depot -v @ hostB | hostB にあるすべてのデポを冗長モードでリストする |
-v オプションを指定すると、冗長なリストが作成されます。冗長なリストは、プロダクト、サブプロダクト、ファイルセット、またはファイルのすべての属性を表示する場合に使用します。
冗長出力により、それぞれの属性がその名前 (キーワード) でリストされます。属性は 1 行に 1 つリストされます。この長いリストの表示から、特定のフィールドを見るために grep や sed で出力を後処理 (フィルター) できます。
特定のソフトウェアレベルの属性は、swlist コマンドで表示されたソフトウェアプロダクトの名前に基づいて表示されます。たとえば、swlist -v NETWORKING により、次のように表示されます。
tag NETWORKING
instance_id 7869
control_directory
size 9072
revision 2.1
title Network Software
mod_time
directory
vendor.information Hewlett-Packard Company
is_locatable true
architecture HP-UX_9000
machine_type 9000
os_name HP-UX
target.os_release B.11.00* |
-v オプションを-l オプションと一緒に使用する事例は次のとおりです。
バンドルのすべての属性を表示する場合、
swlist -v -l bundle を使用します。
プロダクトのすべての属性を表示する場合、
swlist -v -l product を使用します。
プロダクトおよびサブプロダクトのすべての属性を表示する場合、
swlist -v -l subproduct を使用します。
プロダクト、サブプロダクト、ファイルセットのすべての属性を表示する場合、
swlist -v -l fileset を使用します。
プロダクト、サブプロダクト、ファイルセット、ファイルのすべての属性を表示する場合、
swlist -v -l file を使用します。
次の表は、swlist で表示される属性の種類のサンプルリストです。これらの属性のすべてが、各ソフトウェアレベルあるいはオブジェクトごとに存在するわけではありません。このリストは、ベンダーが提供する情報により変更できます。すべての属性の正式なリストとしてこのリストを使用してはいけません。特定のレベルまたはオブジェクトの属性の完全なリストを表示する場合、システムで swlist -v -l level (前述参照) または swlist -v software_selections (次の例参照) を使用します。
表 3-6 サンプル属性
属性 | 説明 |
|---|
architecture | プロダクトがサポートしているターゲットシステム |
category | ソフトウェアのタイプ |
copyright | オブジェクトに関する著作権情報 |
mod_time | 配布メディアが作成された日付 |
description | オブジェクトに関する詳しい情報 |
instance_id | ソフトウェアプロダクトを一意に識別する |
title | オブジェクトの長い正式名 |
mode | ファイルのパーミッションモード |
mtime | ファイルを最後に更新した時刻 |
owner | ファイルの所有者 (文字列) |
path | ファイルのフルパス名 |
corequisite | 現ファイルセットが機能するために、configured 状態である必要があるファイルセット |
prerequisite | 現在のファイルセットを正しくインストールまたは構成するために必要とするファイルセット |
readme | 従来の readme のような情報、リリースノートなど |
revision | オブジェクトのリビジョン番号 |
size | サイズ (バイト)、すべてのファイルセットの内容のサイズ |
state | ファイルセットの現在の状態 |
次に冗長リストの例をいくつか示します。
ローカルホストで次のようにコマンドを入力すると、
swlist -v -l file NETWORKING.ARPA-RUN
以下のようにリストが表示されます。
#NETWORKING.ARPA
tag: ARPA-RUN
instance_id 1
revision 1.2
title ARPA run_time commands
size 556
state configured
corequisite NETWORKING.LANLINK
is_kernel true
file etc/freeze
path /etc/freeze
type f
mode 0755
owner bin
group bin
uid 2
gid 2
mtime 721589735
size 24
file etc/ftpd
path /etc/ftpd
type file
mode 0555
owner bin
group bin
uid 2
gid 2
mtime 721589793
size 9
... |
次のコマンドを入力すると、
swlist -v NETWORKING.ARPA-RUN
以下のようにリストが表示されます。
# NETWORKING.ARPA
fileset
tag ARPA-RUN
instance_id 1
revision 1.2
title ARPA run_time commands
size 556
state configured
corequisite NETWORKING.LANLINK
is_kernel true
mod_time 733507112 |