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Serviceguard の管理 > 第8章 クラスタのトラブルシューティング

ディスクの交換

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障害が発生したディスクの交換手順は、ディスク構成の内容により異なります。ここではディスクアレイの場合とハイアベイラビリティエンクロージャの場合のそれぞれについて、交換手順を説明します。

詳細は、http://docs.hp.com/ja にある『 HP-UX システム管理者ガイド: 論理ボリュームの管理』の「故障したディスクの交換」の項を参照してください。

ディスクアレイの場合

RAID 1 モードまたは RAID 5 モードで構成されている HA ディスクアレイの場合は、アレイのマニュアルを参照して、障害が発生したディスクを交換してください。交換後の新しいディスク上では、失われたデータが自動的に再構築されるので、LVM または VxVM のアクティビティは不要です。このようなディスクプロセスはホットスワッピングと呼ばれます。

HA エンクロージャの場合

Mirrordisk/UX によるソフトウェアミラーリングを使用してミラー化したディスクが HA ディスクエンクロージャ内にある場合は、以下の手順に従って、ディスクのホットプラグを行います。

  1. 障害が発生したディスクの物理ボリューム名と、そのディスクが構成されているボリュームグループの名前を確かめます。以下の例では、/dev/vg_sg01 がボリュームグループ名、/dev/dsk/c2t3d0 が物理ボリューム名です。これらの名前は、実際に使用しているボリュームグループと物理ボリュームの名前に置き換えてお読みください。

    注記: この例では、従来の DSF 命名規則を使っていることを前提としています。柔軟なアドレッシングを使用している場合は、物理ボリュームの名前は /dev/disk/disk1 などとなります。「デバイスファイル名について (デバイス特殊ファイル)」を参照してください。

    HP-UX 11i v3 の柔軟なアドレッシング方式を使っているシステムでディスクを交換する必要がある場合は、io_redirect_dsf(1M) コマンドを使って既存の DSF を新しいデバイスに割り当て直すことで、ダウンタイムを短縮することができます。http://docs.hp.com/ja にある『 HP-UX システム管理者ガイド: 論理ボリュームの管理』の「故障したディスクの交換」の項を参照してください。

  2. 障害が発生した物理ボリュームにエクステントが定義されている論理ボリュームがある場合は、それらの名前を確かめます。

  3. ボリュームグループが現在アクティブ化されているノード上で、障害が発生した物理ボリューム上にエクステントがある論理ボリュームのそれぞれに対して以下のコマンドを実行します。

    lvreduce -m 0 /dev/vg_sg01/lvolname /dev/dsk/c2t3d0
  4. ここで、障害が発生したディスクを取り外して、新しいディスクを取り付けます。新しいディスクには、取り外したディスクと同じ HP-UX デバイス名を付けます。

  5. lvreduce コマンドを実行したノード上で以下のコマンドを実行して、新しく取り付けたディスク上にボリュームグループ構成データを復元します。

    vgcfgrestore -n /dev/vg_sg01 /dev/dsk/c2t3d0
  6. 新しく取り付けたディスクが論理ボリュームに含まれるように、以下のコマンドを実行します。

    lvextend -m 1 /dev/vg_sg01 /dev/dsk/c2t3d0
  7. 最後に、障害が発生した物理ボリュームにエクステントがある論理ボリュームのそれぞれに対して、 lvsync コマンドを実行します。これにより、新しいディスクのエクステントと他のミラーのエクステントが同期されます。

    lvsync /dev/vg_sg01/lvolname

ロックディスクの交換

デバイスファイル名 (DSF) を変更しないという前提で、使用できないロックディスクを、クラスタの稼働中に交換することができます。

注意: 作業を開始する前に、すべてのノードで syslog に、ロックディスクが壊れているか使用不可能であることを示すメッセージが記録されていることを確認してください。
重要: HP-UX 11i v3 の柔軟なアドレッシングスキーム (「デバイスファイル名について (デバイス特殊ファイル)」を参照) のもとでディスクを交換する必要がある場合は、操作によりデバイスの WWID が変更されるかどうかに従って、 io_redirect_dsf(1M) コマンドを使って、既存の DSF を新しいデバイスに再度割り当てなければならないことがあります。 http://docs.hp.com/ja -> [HP-UX 11i v3 Operating Environments] -> [システム管理] にある、『HP-UX システム管理者ガイド: 論理ボリュームの管理』の「故障したディスクの交換」の項を参照してください。また、http://docs.hp.com の [Network and Systems Management] -> [Storage Area Management] にあるホワイトペーパー『 The Next Generation Mass Storage Stack』 の io_redirect_dsf の項も参照してください。

何らかの理由で新しいデバイスで既存の DSF を使うことができない場合は、クラスタを停止して、クラスタ構成ファイル内の DFS 名を変更しなければなりません。「オフラインでのクラスタロックディスク構成のアップデート」を参照してください。

故障した LVM ロックディスクは、データディスクの交換と同じ方法で交換します。専用ロックディスク (ユーザーデータがまったく保管されていないロックディスク) を使用している場合は、次の例に示すとおり LVM コマンドを 1 つだけ実行します。

vgcfgrestore -n /dev/vg_lock /dev/dsk/c2t3d0

Serviceguard はロックディスクを 75 秒ごとにチェックします。vgcfgrestore コマンドを実行したら、アクティブなクラスタノードの syslog ファイルを見直します (長くても 75 秒以内)。この時点で、ロックディスクが正常に戻ったことを示すメッセージが出力されています。

注記: ロックディスクのボリュームグループをリストアするか再作成し、クラスタロックを再作成する必要がある場合 (たとえば、vgcfgbackup が利用できない場合)、cmdisklock コマンドを実行してロックを再作成することができます。詳細は、cmdisklock (1m) のマンページを参照してください。

ロック LUN の交換

デバイスファイル名 (DSF) を変更しないという前提で、使用できないロック LUN を、クラスタの稼働中に交換することができます。

注意: 作業を開始する前に、すべてのノードで syslog に、次のようなメッセージが記録されていることを確認してください。

WARNING: Cluster lock LUN /dev/dsk/c0t1d1 is corrupt: bad label. Until this situation is corrected, a single failure could cause all nodes in the cluster to crash.

重要: HP-UX 11i v3 の柔軟なアドレッシングスキーム (「デバイスファイル名について (デバイス特殊ファイル)」を参照) のもとで LUN を交換する必要がある場合は、操作により LUN の WWID が変更されるかどうかに従って、 io_redirect_dsf(1M) コマンドを使って、既存の DSF を新しいデバイスに再度割り当てなければならないことがあります。http://docs.hp.com の [Network and Systems Management] -> [Storage Area Management] にあるホワイトペーパー『 The Next Generation Mass Storage Stack』 の io_redirect_dsf の項を参照してください。

何らかの理由で新しいデバイスで既存の DSF を使うことができない場合は、クラスタを停止して、クラスタ構成ファイル内の DFS 名を変更しなければなりません。「オフラインでのクラスタロックディスク構成のアップデート」を参照してください。

すべてのノードでこのメッセージが記録されたら、次のようなコマンドを使って、新しいクラスタロック LUN を指定します。

cmdisklock reset /dev/dsk/c0t1d1

cmdisklock は、指定されたデバイスが、LVM、VxVM、ASM、またはファイルシステムで使われていないことをチェックし、これらのサブシステムのいずれかでデバイスに使用中とマークされていた場合、失敗します。cmdisklock -f により、このチェックが無効になります。

注意: cmdisklock -f を使う前に、デバイスが接続されているノード上のどのサブシステムからもデバイスが使われていないことを確認するのは、ユーザーの責任です。この注意を守らずに cmdisklock -f を使うと、データが失われる可能性があります。
注記: cmdisklock コマンドは、ロック LUN またはロックディスクを修復したり交換するときにのみ必要です。詳細は、cmdisklock (1m) のマンページを参照してください。

Serviceguard はロックディスクを 75 秒ごとにチェックします。vgcfgrestore コマンドを実行したら、アクティブなクラスタノードの syslog ファイルを見直します (長くても 75 秒以内)。この時点で、ロックディスクが正常に戻ったことを示すメッセージが出力されています。

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