障害が発生したディスクの交換手順は、ディスク構成の内容により異なります。ここではディスクアレイの場合とハイアベイラビリティエンクロージャの場合のそれぞれについて、交換手順を説明します。
詳細は、http://docs.hp.com/ja にある『 HP-UX システム管理者ガイド: 論理ボリュームの管理』の「故障したディスクの交換」の項を参照してください。
ディスクアレイの場合 |
 |
RAID 1 モードまたは RAID 5 モードで構成されている HA ディスクアレイの場合は、アレイのマニュアルを参照して、障害が発生したディスクを交換してください。交換後の新しいディスク上では、失われたデータが自動的に再構築されるので、LVM または VxVM のアクティビティは不要です。このようなディスクプロセスはホットスワッピングと呼ばれます。
HA エンクロージャの場合 |
 |
Mirrordisk/UX によるソフトウェアミラーリングを使用してミラー化したディスクが HA ディスクエンクロージャ内にある場合は、以下の手順に従って、ディスクのホットプラグを行います。
障害が発生したディスクの物理ボリューム名と、そのディスクが構成されているボリュームグループの名前を確かめます。以下の例では、/dev/vg_sg01 がボリュームグループ名、/dev/dsk/c2t3d0 が物理ボリューム名です。これらの名前は、実際に使用しているボリュームグループと物理ボリュームの名前に置き換えてお読みください。
障害が発生した物理ボリュームにエクステントが定義されている論理ボリュームがある場合は、それらの名前を確かめます。
ボリュームグループが現在アクティブ化されているノード上で、障害が発生した物理ボリューム上にエクステントがある論理ボリュームのそれぞれに対して以下のコマンドを実行します。
lvreduce -m 0 /dev/vg_sg01/lvolname /dev/dsk/c2t3d0 |
ここで、障害が発生したディスクを取り外して、新しいディスクを取り付けます。新しいディスクには、取り外したディスクと同じ HP-UX デバイス名を付けます。
lvreduce コマンドを実行したノード上で以下のコマンドを実行して、新しく取り付けたディスク上にボリュームグループ構成データを復元します。
vgcfgrestore -n /dev/vg_sg01 /dev/dsk/c2t3d0 |
新しく取り付けたディスクが論理ボリュームに含まれるように、以下のコマンドを実行します。
lvextend -m 1 /dev/vg_sg01 /dev/dsk/c2t3d0 |
最後に、障害が発生した物理ボリュームにエクステントがある論理ボリュームのそれぞれに対して、 lvsync コマンドを実行します。これにより、新しいディスクのエクステントと他のミラーのエクステントが同期されます。
lvsync /dev/vg_sg01/lvolname |
インライン SCSI ターミネータによるハードウェアのオンライン保守作業 |
 |
共有 SCSI バス構成の種類によっては、当社のインラインターミネータ
(ILT) ケーブルを実行している場合に、SCSI ディスクコントローラのオンライン修理ができます。インラインターミネータケーブルは、大部分の SCSI-2
Fast-Wide 構成でサポートされています。
インラインターミネータケーブルは、SC10 ディスクエンクロージャで使う場合にのみ、Ultra2 SCSI ホストバスアダプタで使うことができます。これは、SC10 が比較的に遅い SCSI バス速度で動作するため、安全に ILT ケーブルを使うことができるからです。インラインターミネータケーブルは、Ultra160 や Ultra3 の SCSI 構成では使用できません。高速の SCSI バス速度で ILT ケーブルを使うと、エラーの表示なしでデータ破壊が発生する可能性があるからです。